鉗子に革命! 手術お助け医療ロボットハンド制御システム

鉗子に革命!挟持する臓器の損傷が少なく、小物も確実につかめます。
A235 鉗子
発明者:北九州市立大学 山本郁夫、産業医科大学 山口幸二、他2名
<特徴>対象物の形状や状態に応じて、挟持部が変形可能で、臓器等の対象物を
均一で柔らかな力で確実に固定できます。
*鉗子とは、外科手術などにおいて臓器や組織を挟持するための器具です。
○従来型の鉗子は、手で操作して、対象物を押し潰すように掴むため、対象物が必要以上に
圧迫され、患者だけでなく外科医の肉体的、精神的負担が大きいという課題がありました。
○対象物の寸法や形状、用途に応じて鉗子を湾曲させたり先端部の形状を変更したりするこ
ともできますが、多種多様な鉗子を用意しなければならない等、汎用性に欠けていました。
従来の鉗子での把持の様子。
対象物を押し潰すように
掴んでいます
従来鉗子
40.0
本発明
(試作品)
従来鉗子の圧力
35.0
鉗子の間隙
測定圧力 [N]
30.0
鉗子の
間隙
8.0
7.0
6.0
圧力
約 60%
低減
25.0
20.0
5.0
4.0
15.0
3.0
10.0
2.0
本発明鉗子の圧力
5.0
0.0
鉗子の間隙 [mm]
発明の背景
1.0
0.0
0
5
10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70
根元からの距離 [mm]
図 荷重と間隙の測定
(写真下)本発明鉗子の挟持の様子。鉗子間隙が変化し、対象物を均一かつ少ない力で掴んでいます。
+
手術お助け医療ロボットハンド制御システム
患者だけでなく医師の負担も大幅に軽減できます。
A236 鉗子制御装置、鉗子制御方法と鉗子部材及び把持力可変鉗子
発明者:北九州市立大学 山本郁夫、産業医科大学 山口幸二、他 6 名
<特徴>・手術時の患者の生体データ(血圧・脈拍・体温・溶存酸素等)の変動
に応じて、鉗子の挟持圧力(鉗子部材の開度)を最適に自動調整できます。
・各種鉗子との組み合わせが可能な制御システムです。
・上記の鉗子との組み合わせによって、その性能をより発揮できます。
本発明
(試作品)
各種センシング技術との組み合わせ、産業医科大学との連携によって開発されました。
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