科目番号 平成26年度 年間指導計画 ⑤理科3 A科:動物科学科 B科:植物科学科 C科:食品科学科 D科:人間科学科 E科:環境科学科 教 科 理科 教科書 科 目 東京書籍「新編生物基礎」 生物基礎 単位数 副教材 2~3 学年・学科 2学年・全学科 東京書籍「ニューアチーブ生物基礎」 学 習 目 標 ○中学校で学習した内容を基礎として、日常生活や社会との関連を図りながら生物や生物現象への関心を高め、観察、実験などを 通して、生物学的に探求する能力と態度を育てると共に、生物学の基本的な概念、原理、法則を理解し、化学的な見方や考え方を 養います。また、単元によっては生命現象のもつ倫理的な面の話をし、生命という存在に対する考え方を養成し、自身の生命を貴ぶ 意識の涵養をはかります。 学 習 方 法 ○全ての生物に共通する「細胞」と、その中の構造とはたらきについて座学、実験、観察を行い理解を深めていきます。 ○遺伝子の化学構造とその役割を学習します。遺伝子の子への配分について、染色体の挙動と関連付けながら学習します。 ○体内環境とその維持について、複雑に相互作用しあう体内を模式しながら学習します。 ○生態系を支える植物やその地域別の特徴をふまえたうえで、生態系の物質循環について学習します。 評価の観点 学 習 評 価 科目の評価の観点の趣旨 a 関心・意欲・態度 日常生活や社会との関連を図りながら生物や生物現象について関心をもち、意欲的に探究しようとすると ともに、生物の共通性と多様性を意識するなど、科学的な見方や考え方を身につけている。 b 思考・判断・表現 生物や生物現象の中に問題を見いだし、探求する過程を通して、事象を科学的に考察し、導き出した考え を適切に表現している。 c 観察・実験の技能 生物や生物現象に関する観察、実験などを行い、基本操作を習得するとともに、それらの過程や結果を的 確に記録、整理し、自然の事物・現象を科学的に探究する技能を身につけている。 d 知識・理解 生物や生物現象について、基本的な概念や原理・法則を理解し、知識を身につけている。 e ※定期考査については、上記の観点それぞれについて学習内容に応じて適切に配分しています。 学期 前 期 中 間 評価の観点 学習内容 単元の評価規準 (小単元) a b c d e ・生物基礎の学習方法・評価方 ○ a:日常生活と関連付け、身近にあ 法について説明をします。 る生物や、生物現象について興味 をもって学習活動に参加できる。 第1編 生物の特徴 ・生物の定義について学習をし ○ ○ ○ ○ b:生物体内で起こる代謝現象、文 第1章 生物の共通性 ます。全ての生物に共通する特 章(化学反応式を含む)や作図によ 長を踏まえながらも、生物にお り表現できる。また、実験観察にお いては多様性を持つことを学習 いて細胞のスケッチを課し、基礎的 します。 なスケッチルールを守ったうえで観 察物の外観を表現できる。 c:中学校で学んだ顕微鏡使用方法 を復習したうえで、しぼりやフィル ○ 第2章 生命活動と ・生命活動を支える、物質とエネ ○ ○ ターなどを用いて状況に応じた使用 エネルギー ルギーの関連性や生命活動に ができる。 必要なATPという物質について d:細胞に含まれる構造物の名称と 学習します。また、呼吸や光合 はたらきを知識としておさえ、それら 成に代表される代謝について基 の構造で起こる様々な化学的な変 礎的な内容を学習します。 化(代謝)について理解している。 単 元 名 (題材) ○オリエンテーション 第2編 遺伝子とそのは たらき 第1章 生物と遺伝子 ・遺伝子の本体であるDNAにつ ○ ○ いて学習します。 前 期 末 ○ 第2章 遺伝子の均等 ・細胞分裂に焦点をあて、親か ○ ○ ○ ○ 配分 ら子へ遺伝子がどのように配分 されていくのかを学習します。ま た、その際にDNAがどのように 複製されていくのかも学習しま す。 第3章 タンパク質の 設計図 ・アミノ酸から作られるタンパク ○ ○ ○ ○ 質の基本構造を学習したうえ で、DNAの役割について学習し ます a:DNA学習に関わる作業や、観察 において、主体的に行動し、理解を 深めようとする態度で授業に参加で きる。 b:細胞分裂や遺伝現象において起 こる染色体の変化やタンパク質の 構造について文章や図を用いて説 明することが出来る。 c:観察実験や作業において、実験 を成功させるために適切な思考・試 行を行い、観察・作業ごとに適切な 結果を出すことが出来る。 d:細胞分裂における染色体の挙動 と遺伝子の関係を理解している。遺 伝子の基本的な構造及び遺伝子か らタンパク質が作られる過程を理解 している。 岩手県立盛岡農業高等学校 評価方法 ・行動観察 ・授業課題 ・授業ノート ・授業プリント ・小テスト ・定期考査 ・行動観察 ・授業課題 ・授業ノート ・授業プリント ・小テスト ・定期考査 第3編 生物の体内環境 の維持 第1章 体内環境の維 ・体内環境についての基礎的な ○ ○ ○ ○ 持 知識を学習します。主に血液、 肝臓、腎臓などが体内環境の維 持にどのように貢献しているの かを学習します。 後 期 中 間 第2章 体内環境を保 ・自律神経及びホルモンによっ ○ ○ つしくみ て体内環境がどのように保たれ ているのかを学習します。体内 環境の具体的な例として血糖値 に焦点をあてて学習します。 ○ 第3章 体内環境を守 ・免疫機構に焦点を当て、感染 ○ ○ るしくみ 症を例に、細胞性免疫、体液性 免疫を中心に学習します。ま た、免疫が原因で起こる病気に ついても学習します。 ○ a:生物の体内環境の維持に関する 事象について、経験をもとに、授業・ 観察実験に主体的に参加すること ができる。 b:生物の体内環境の維持がどのよ うに行われているか日常生活をもと に科学的に理論づけて判断し、文 章や図を用いて説明することができ る。 c:生物の体内環境の維持について 観察実験や作業において、実験を 成功させるために適切な思考・試行 を行い、観察・作業ごとに適切な結 果を出すことができる。 d:体内の臓器(内分泌腺)の基本 的な配置、働きを理解し、複雑に相 互作用しているホルモンによって体 内のはたらきがどのように調節され ているかを整合性をもって理解でき ている。 ・行動観察 ・授業課題 ・授業ノート ・授業プリント ・小テスト ・期末試験 第4編 生物の多様性と 生態系 第1章 植生の多様性 ・多様な生物が生活するなか ○ ○ ○ ○ で、植物の果たしている役割を 中心に、自然環境の成り立ちを 学習します。 後 期 末 第2章 気候とバイ オーム ・身のまわりには様々な環境が ○ ○ あり、それを地球規模でみた場 合、環境の違いによって植物を 中心にした生物の分布がどのよ うな変化をするのか学習しま す。 ○ 第3章 生態系とその 保全 ・生物と生物を取り巻く環境との ○ ○ 関係を考慮に入れながら、エネ ルギーの流れや物質の循環、 自然界のバランスについて学習 します。 ○ a:身近にある植物とその特徴をもと に、関心をもち、意欲的に探究しよ うとするとともに、植生と気候の関連 性を意識するなど、科学的な見方 や考え方を身につけている。 b:植生と気候(日照・雨量)の関連 性を科学的に考察し、導き出した考 えを適切に表現している。 c:植物の生態に関する観察を行 い、基本操作を習得するとともに、 それらの過程や結果を的確に記 録、整理し、自然の事物・現象を科 学的に探究する技能を身につけて いる。 d:植生、気候、バイオーム、生態系 に関連する基本的な概念や原理・ 法則を理解し、知識を身につけてい る。 岩手県立盛岡農業高等学校 ・行動観察 ・授業課題 ・授業ノート ・授業プリント ・小テスト ・期末試験
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