測 量 設 計 業 務 仕 様 書 業 務 名 末建24-2辺地対策事業 石之脇

測 量 設 計 業 務 仕 様 書
業 務 名
場
末建24-2辺地対策事業
所
曽 於 市
業務内容
第
末
石之脇・平沢津線
吉 町
測量設計業務委託
石之脇 地 内
測
量
250
m
設
計
250
m
用地調査
250
m
1条(適用範囲)
1.この仕様は,
曽於市
の行う測量設計作業に適用する。
2.設計図書及び特別仕様書に記載された事項は,この仕様書に優先するものとする。
第
2条(作業実施)
測量作業は,鹿児島県の定める測量作業規定及び運用基準(以下規定という)により実施す
るものとする。
第
3条(用語の定義)
この仕様書において用いる用語の定義は次のとおりとする。
1.指示とは,監督職員が請負者(以下,乙という)に作業上必要な実施事項を示すことを言う。
2.承認とは,乙が申し出た事項について,監督職員が同意することを言う。
3.協議とは,監督職員と乙が対等な立場で合意することを言う。
第
4条(疑
義)
乙は,作業の実施に当たり,仕様書及び設計図等に疑義を生じた場合,指示を受けなければ
ならない。
第
5条(提出書類)
乙は発注者(以下,甲という)が示す様式により関係書類を提出しなければならない
第
6条(官公庁,その他への手続き等)
1.作業実施のため必要な官公庁,その他に対する手続等は甲と打合せの上,乙において迅速に
処理しなければならない。
2.乙は,作業実施のため官公庁,その他に対して交渉を要するとき又は交渉を受けたときは,
遅滞なくその旨を監督職員に申し出なければならない。
第
7条(測量主任技術者)
主任技術者は,測量法第49条の規定により登録された測量士でなければならない。
第
8条(打合せ簿)
甲及び乙は,作業の実施中に,指示又は打ち合わせた重要な事項については,その内容等を
打合せ簿に記録し,相互に確認するものとする。
第
9条(作業確認)
作業の進捗状況を随時報告するほか,必要な作業段階の区切り目及び監督員の指示した箇所
については,監督員の承認を得なければ,次の作業を進めてはならない。
第10条(支給材料及び貸与品等)
乙は支給材料及び貸与品等についてその受払状況を記録した帳簿を備付け常にその残高等を
明らかにしておかなければならない。なお,作業完了時には支給材料等の使用調書又は精算
書を速やかに監督職員に提出すること。
第11条(工程についての事前協議)
特に時期を定められた作業については,事前に監督職員と協議し,所定の時期までに完了す
るように,連絡を密にしなければならない
第12条(法令の厳守)
乙は,作業の実施に当たっては,関係法令,規則等作業に必要な法令を厳守し,作業の円滑
な進捗を図らなければならない。
第13条(土地の立入り)
1.乙は,作業実施に当たり市,町,土地改良区,又は私有の土地に立ち入る場合は関係人に連
絡をとらなければならない。
2.乙は,作業の実施にあたり宅地又はかきね,さく等で囲まれた土地に立ち入る必要がある場
合には,監督職員の指示に従い,あらかじめ占有者に通知しなければならない。
ただし,占有者に対してあらかじめ通知することが困難であるときは,測量作業の実施必要
な限度内で占有者に迷惑を及ぼさないよう十分注意して立ち入るものとし,この場合監督職
員に報告し,監督職員の指示を受けるものとする。
第14条(土地の使用等)
乙は,植物,かきね,さく等の伐除又は土地若しくは工作物を一時使用する必要がある場合
には,その所有者の承諾を得て行うものとする。
第15条(安全管理)
乙は,測量作業中交通の妨害とするような行為,その他公衆に迷惑を及ぼす行為のないよう
交通及び保安等に十分な注意を払わなければならない。
第16条(事故防止)
1.乙は災害防止等のため必要があると認めたときは,臨機の処置を講じなければならない。
2.乙は,測量作業中に作業の実施に影響を及ぼす事故,人身の損傷事故,又は第三者に対して
損害を与えた事故が発生したときは,遅滞なく事故発生の原因,経過及び事故による被害の
内容等を監督職員に報告しなければならない。
第17条(成果等の点検)
乙は,測量作業の成果及び測量作業の記録の社内検査においては,次のことを実施するもの
とする。
1)観測,計算簿等の点検した箇所には,赤色の検付を付し,手簿の第1頁に点検者の氏名及び
点検年月日を記入しておく。
2)地図及び写真の点検は,透明紙で覆い,その上に点検した指摘事項と位置がわかるように記
載しておく。
3)精度管理表は,測量作業の成果と同時に提出する。
第18条(検査)
乙は,既済部検査及び完了検査を受ける場合には,あらかじめ成果品及び関係資料等を備え
ておくものとし,主任技術者立会いの上,検査を受けなければならない。
第19条(成果品)
1.成果品は,規定及び仕様書に示すものを提出するものとする。
2.成果品は,すべて甲の所有とし,甲の承認を受けないで他に公表,貸与又は使用してはなら
ない。
3.用紙,様式等については監督職員の承認を得なければならない。
ア,野帳,測量原図,各種原稿,打合せ簿
1部
イ,設計書(構造物調書,土積計算書,材料計算書,用地買収調書等,説明に必要な書類を
含むすべてを製本)
1部
ウ,設計図(土木基準図面規格により作製し,下記図面の順で製本又は図面袋に指定の
折規格で納入)
製
本(縮小A4版観音開き)
1部
図面袋納入
1部
1)路線位置図
2)計画平面図
3)縦断,横断図
4)各種構造物設計図
5)用地買収平面図
第20条(工
期)
工期は
(
60
日間
)
とする。
第21条(契約変更)
作業量に変更が生じた場合,甲乙協議の上,契約変更の対象とする。
なお,作業量については,仕様書に示す他は監督職員の指示によるものとする。
第22条(測量手法)
1.踏査選点
測量全域の調査を十分検討し,監督職員打合せの上路線の位置を決定するものとする。
2.中心線測量
1)測点間隔を20mとし必要に応じ曲線位置及び地形変化点には,プラス杭を設けること。
2)既設道路等で杭の打てない場合,金属標を打ちかつ控え杭を1本以上設置すること。
3)側距は水平距離とし,鋼巻尺(スチ-ル)の使用を原則とする。
4)測量精度の距離測定は,平地で1/2000,山地1/1000とする。
5)中心線測量の終わった時点で,現場検査を行うので連絡をすること。
6)現場検査完了後,起点,終点,IPにコンクリートかプラスチック製の杭を設置するこ
と。
7)宅地,重要構造物等の場所は,プラス杭を2本以上必ず設けること。
8)曲線区間において,BP-SP,SP-EP間が15mを越えた場合プラス杭を設ける
こと。
3.縦断測量
1)この測量に使用する基準点の成果は監督員の指示によりすべて受注者の責任において処
理すること。(但し閉合差は10√sの精度とする。)
2)測量器具は,3級レベル以上にて往復測量すること。
閉合差は平地で20√s山地30√sの精度とする。
3)縦断測量は,BMを基準とし測点杭,曲線杭,プラス杭について地盤高を測るものとし,
起点,終点,IPでは杭上もはかること。
4.横断測量
1)ポール・レベル横断とし測量巾は中心線より左右20m以上とし,中心線に対して直角
の方向とする。
(但し前後地形と差異がある場合,この限りでない。)
2)宅地,構造物等を有する場合,正確にその位置を記入すること。
5.平面測量
1)工事用地に係ると予想される一筆全部を測量し,地目等の名称を記入すること。設計上
必要な既存構造物の構造,道水路の断面勾配及び構造物等については,地区内外を問わ
ず調査しなければならない。また,電柱の位置番号,水道地下ケーブル,暗渠等の施設
名,取り付け道路,河川等の路線名,その他の施設の施設的な物の一切の調査を行うこ
と。
2)測量巾は中心線より左右30m以上とし,縮尺はS=1/500で実施測量するものとする。
なお,地積図を利用する場合は監督員と協議すること。
3)平面図には現況地目,中心線,測点番号,曲線緒元,BM杭の基準高,電柱,取付道路,
家屋,その他主要構造物等の位置,数量を明確にし電柱等には番号,所有者等を調査記
入する。なお,現況線については墨入れを原則とし,山地については等高線を2m間隔
に薄く記入して,計画線は鉛筆書とする。
4)既設水路(土水路含む),取付道路に流水方向を入れ,横断図とチェックすること。
6.使用材料
1)測点杭は4.5×4.5×45cmの杉角材又は、金属鋲を使用すること。
(頭部には赤ペンキをぬり,数字等は黒色で表示すること。)
7.使用機材
1)ト ラ ン シ ッ ト
20秒読み
2)レ
ベ
ル
3級
3)テ
ー
プ
スチールテープ
8.その他
1)用水路,暗渠等基準高の重要な構造物は水路底,水面高等は関係区間のみとせずその前
後十分調査測量すること。
2)重要構造物設置箇所は,基礎部等の縦横断を測量し構造図に明記する。特に取付部等は
注意すること。
第23条(設計手法)
1.設計作業の定義
本設計は実施設計であり工事実施のため詳細設計を実施するものである。
2.設計の内容と条件
設計条件及び設計内容の要求範囲については設計作業内訳表並びに下記に定めるほかは監督
員の指示によるものとする。
3.示方書,参考文献等
設計作業に適用または準用する示方書及び参考文献等は特別に定めるもののほか,次による
ものとする。
1)労働安全衛生法
2)道路構造令
3)河川管理施設等構造令
4)建築基準法
6)土木工事施工管理基準
(鹿児島県土木部)
7)コンクリート標準示方書,同解説
(土木学会)
8)プレストレストコンクリート標準示方書,
(土木学会)
10)アスファルト舗装要綱
(日本道路協会)
11)セメントコンクリート舗装要綱
(日本道路協会)
12)防護柵設置舗装要綱
(日本道路協会)
4.標準設計
各種構造物の設計において,特に支障がない限り各種標準設計を適用することとする。
5.細部設計
構造物の細部設計の方針等について監督員と協議の上決定するものとし,その決定理由を報
告書に明示するものとする。
1)設計説明書
設計の基本方針,設計条件等設計全体にわたり詳細に説明する。
2)設計計算書
各種計算の手順,手法,公式の引用及び内容等その計算過程並びに結果について系統
的に説明する。
3)数量計算書
別に示す「数量計算表示標準表」による。
4)その他
乙が設計作業上考案したアイディア又は手法等について記載する。
6.設計作業の留意点
1)設計に当たっては,造成される施設が必要な機能,安全で所定の耐久性を有するとと
もに維持管理,施工性及び経済性を考慮しなければならない。
2)電算を使用する場合,計算手法及びアウトプット等については事前に監督員に説明す
ること。
3)示方書,参考文献は最新版を用いるものとする。