和泉丘陵地区 EC-15 街区宅地品質管理台帳作成その他業務 特 記 第1章 仕 様 書 総則 第1条 適用 本特記仕様書は「和泉丘陵地区 EC-15 街区外宅地品質管理台帳作成その他業務」 (以下「本業務」という。)に適用する。 本業務を実施するにあたっては、本特記仕様書によるほか、土木設計業務等共通 仕様書及び調査職員の指示による。 第2条 業務範囲 業務範囲は、別紙位置図に示す範囲とする。 第3条 履行期間 履行期間は、契約の翌日より平成 25 年 10 月 31 日までとする。 第4条 管理技術者 管理技術者は、技術士(業務に該当する部門)又はこれと同等の能力と経験を有す る技術者、あるいはシビルコンサルティングマネージャー(以下「RCCM」という。) の資格保有者(業務に該当する部門)とする。 第5条 照査技術者及び照査の実施 請負者は、本業務請負契約書第12条の規定に基づき、本業務の照査技術者を定 め都市機構に通知するものとする。 照査技術者は、技術士(業務に該当する部門)又はこれと同等の能力と経験を有す る技術者、あるいはRCCMの資格保有者(業務に該当する部門)とする。 照査の結果については、別に定める「土木工事設計照査要領(案)」に基づき実施 し、照査報告書をとりまとめ、提出するものとする。 第6条 1 打合せ 設計業務等を適正かつ円滑に実施するため、管理技術者と調査職員は常に密接な 連絡をとり、業務の方針及び条件等の疑義を正すものとし、その内容についてはそ の都度請負者が打合せ記録簿に記録し、相互に確認しなければならない。 2 設計業務等着手時及び設計図書で定める業務の区切りにおいて、管理技術者と調 査職員は打合せを行うものとし、その結果について請負者が書面(打合せ記録簿)に 記録し相互に確認しなければならない。 3 管理技術者は、仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、速やかに 調査職員と協議するものとする。 第7条 1 業務計画書 請負者は契約締結後15日以内に業務計画書を作成し、調査職員に提出しなけれ ばならない。 2 業務計画書には、契約図書に基づき下記事項を記載するものとする。 ・業務概要 ・実施方針 ・業務工程 ・業務組織計画 1 ・打合せ計画 ・成果品の内容、部数 ・使用する主な図書及び基準 ・連絡体制(緊急時含む) ・その他(特記事項) なお、請負者は設計図書において照査技術者による照査が定められている場合は、 照査計画について記載するものとする。 第8条 提出書類 請負者は、下記に定める書類を機構に提出すること。 (1)契約締結後10日以内(各2部) ①着手届 ②管理技術者等通知書 ④業務工程表 ⑤請負金額内訳書 ③業務経歴書 (2)設計完了時(各3部) ①完了届 第9条 ②引渡書 ③完了払請求書 ④納品書 現地踏査 請負者は、設計業務等の実施にあたり、現地踏査を行い、設計業務等に必要な現 地の状況を把握するものとし、現地の状況を示す写真と共にその結果を「現地踏査 報告書」としてとりまとめることとする。 第 10 条 1 再委託 契約書第8条第1項に規定する「主たる部分」とは、次の各号に揚げるものをい い、請負者は、これを再委託することはできない。 ・設計業務等における総合的企画、業務遂行管理、手法の決定及び技術的判断 ・解析業務における手法の決定及び技術的判断 ・設計の中核となる図面等の作成 ・打合せ等 2 請負者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、計算処理、トレース、資料整理、模 型製作などの簡易な業務の再委託にあたっては、発注者の承諾を必要としない。 3 請負者は、第1項及び第2項に規定する業務以外の再委託にあたっては、発注者 の承諾を得なければならない。 4 請負者は、設計業務等を再委託に付する場合は、書面により協力者との契約関係 を明確にしておくと共に、協力者に対し設計業務等の実施について適切な指導、管 理のもとに設計業務等を実施しなければならない。なお、協力者は、機構の建設コ ンサルタント業務等指名競争参加資格者である場合は、指名停止期間中であっては ならない。 第2章 第1条 業務内容 業務の目的 本業務は、和泉丘陵地区の EC-15 街区外を供用開始するにあたり、各宅地の現況及び品質 事項を記録した宅地品質管理台帳の作成、道路引継ぎ台帳及び工事の設計変更等の作成を実 施することを目的とする。 第2条 使用する技術基準等 2 本業務で使用する技術基準等は次のとおりとし、最新の出版年度のものを使用す ること。 1 関係法令等 ・宅地造成法 2 ・道路構造令 ・道路法 ・下水道法 ・都市計画法 ・その他 技術基準等 ・都市機構 和泉開発事務所 和泉丘陵地区実施設計基準 (平成 21 年 5 月) ・都市機構 土木工事標準構造図集 (平成 19 年度版) ・都市機構 土木工事数量算出要領(案) (平成 20 年 9 月) ・都市機構 基盤整備工事共通仕様書 (平成 20 年度版) ・都市機構 宅地土工指針 (平成 20 年 4 月) ・宅地防災研究会 宅地防災マニュアルの解説 ・宅地防災研究会 宅地防災技術研修会テキスト ・日本道路協会 道路土工指針 ・日本道路協会 道路構造令の解説と運用 ・日本道路協会 アスファルト舗装要綱 ・日本建築士連合会 宅地造成等規制法とその解説 ・日本下水道協会 下水道施設計画・設計指針と解説 ・和泉市宅地開発条例 (平成 24 年度改訂版) ・宅地品質管理台帳作成要領 (平成 24 年 7 月) ・その他 第3条 貸与する技術資料等 本業務の実施に際し都市機構が保管するもので、業務に必要な図書等は期限を定め貸与す る。なお、貸与期限内においても調査職員から請求された場合、業務上必要でなくなった場 合は、速やかに事務所に返却する。 第4条 業務概要 和泉丘陵地区 ●EC-15 街区 (1)宅地品質管理台帳作成 N=98 宅地 (2)道路引継台帳の作成 L=0.8km (3)工事変更設計(修正率20%) N=100 枚 (納期:別途指示) (現地踏査、変更図面作成、変更数量計算書作成、照査含む) ※変更設計枚数については、変更する場合がある。 その場合は、設計変更の対象とする。 第5条 業務内容 和泉丘陵地区 (1) 宅地品質管理台帳の作成【EC-15:98 宅地】 当機構より貸与する宅地品質管理台帳作成要領(平成 24 年 7 月)に定める所定の様式に従 うほか、既存の台帳を参考にし、平成 23 年度の台帳を作成する。 3 宅地の内訳及び台帳に記載する項目は下記のとおりとする。 宅 地 数 完成宅地街区:98 宅地 対応する街区等 E3-3 工区:EC-15 街区、 (擁壁無し 55 宅地) 対象宅地面積:2ha (擁壁無し 43 宅地) 作成図書名並びに掲載する項目 ① 位置図 ○ ② 関連工事一覧表 ○ ③ 宅地募集一覧 ○ ④ 切盛平面図 ◎ ⑤ 土質調査位置・断面図 ◎ ⑥ 土質調査試験結果 ※機構が実施した SWS 試験結果(切土部1点以上、 ◎ 盛土部2点以上)を整理 ⑦ 宅地平面図 ◎ ⑧ 現況写真(3カット以上/宅地) ◎ ⑨ 地盤改良平面・断面図 ◎ ⑩ 地下埋設物等位置・断面図(地下埋設の暗渠等) ◎ ⑪ 標準構造図集 ◎ (法面、擁壁、その他構造物等) ⑫ 供給処理施設標準図集(平面・断面図) ・ 雨水施設 ◎ ・ 汚水施設 ◎ ・ 上水道施設 ◎ ・ ガス施設 ◎ ・ 電気施設(電柱等を含む) ◎ ⑬ 宅造検査済証写し ◎ ⑭ 造成計画図(全体切盛平面図) ○ ⑮ 地下埋設物等位置図(全体防災、改良等) ・ 地下埋設物平面図 ○ ・ 露岩範囲平面図 ―― ・ 原現況地盤改良平面図 ―― ・ 宅地地盤改良平面図 ⑯ ○ 機構の土質調査方法と自主管理基準 ※既存台帳資料等の写し可 ⑰ 画地確定図 ○ ○ 4 ⑱ 建築基準法工作物許可証の写し ⑲ 募集パンスレット等資料 ―― ○ ※機構が作成した資料を添付 ⑳ ※ チェックリスト 等 ○ ○印、◎印の図書を作成する。 なお、◎印については、宅地毎に作成するものとするが、対処物が無い場合は作成不要。 また、△印については、既存の台帳を現在の宅地品質管理台帳作成要領(平成 24 年 7 月)に定める所定の様式に修正すること。 上記、宅地品質管理台帳の作成に伴い募集に関する図面も合わせて作成するものとする。 尚、上記事項は台帳作成に含むものとする。 (2)道路引継台帳の作成(L=0.8km) 和泉市に引継ぐ路線について、機構より貸与する資料(完成出来型図、街区確定図、過年度 作成図書等)を収集整理し、現地調査(必要に応じて補足測量を実施)結果を踏まえて、調書、 図面等の引継ぎ図書を作成する。 ① 道路引継調書の作成 貸与資料及び現地確認結果をもとに路線別の延長、面積等を必要区分(車道面積、歩道面積、 舗装面積等)毎に拾い出し、集計、整理することにより各調書を指定様式に合わせて作成する。 【作成調書内容】(標準) A4調書 調書項目 位置図 内容 引継対象路線について、道路と歩行者専用道路の区分で、A 4図面に位置を表示し、路線名称を表示。 図郭割図 図郭割図に引継対象路線を表示。(S=10000) 引継図書一覧表 道路施設名称毎に、道路平面図、道路施設図、道路区域図、 道路丈量図、照明灯平面図及び植栽平面図の各枚数を記 載。調書及び照明灯台帳の有無を記載 道路現況(総括)台帳 区画道路の延長、面積を整理集計(引継対象路線別及び総 括) 道路現況(独立専用自歩道)台帳 歩行者専用道路の延長、面積を整理集計(引継対象路線別 及び総括) 道路現況(部分自歩道)台帳 複断面道路の歩道延長、歩道面積を整理集計。 道路現況調書 構造、幅員、規格、安全施設の区分毎の延長、面積を整理集 計(引継対象路線別及び総括) 道路台帳調書 路線の延長内訳等を整理集計(引継対象路線別) 実延長調書 道路台帳平面図の図面番号及び区間番号別に延長、面積を 整理集計(引継対象路線別) 5 道路照明灯台帳 道路照明灯一覧表(引継対象路線の総括、道路照明灯及び 防犯灯) 照明施設の灯具、現況写真等の情報整理(各照明施設別) (道路照明灯がある対象路線のみ) ② 道路引継図面の作成 機構より貸与する工事出来型図データ等を活用し、各種必要図面を指定様式に合わせて作成す る。また、現地確認結果を必要に応じて図面内容に反映させる。 【作成図面内容】(標準) A1図面(S=1:500) 図面項目 内容 道路現況平面図(現況平面図編集 和泉市より借用する原図に引継を行う路線の現況情報を 製図) トレースする。 道路台帳平面図(道路台帳図編集 和泉市より借用する原図に引継を行う路線の現況情報、 製図) 路線情報等の必要情報をトレースする。 道路平面図 機構より貸与する工事出来型図データを編集し、路線毎 に平面図を作成 道路施設図 道路平面図に下水マンホール、電力柱、消火栓等の路 上施設数量を追加記載 道路区域図 道路平面図に路線の道路区域を明示し、標準断面を追 加記載 道路丈量図 機構より貸与する街区確定図データを編集し、路線毎に 丈量図(座標求積表の記載含む)を作成 照明灯平面図 道路平面図に照明灯、電線、ハンドホール等の照明施設情 報、照明灯構造図を追加記載 植栽平面図 道路平面図に道路植栽を樹種別に明示し、支柱、植樹 桝等の詳細図を追加記載 (3)工事変更設計(修正率 20%、N=100 枚) ⅰ)工事変更図面作成 ・現在工事発注済みである「和泉丘陵地区 EC-15 街区外宅地整備その他工事」につい て工事変更図面を作成すること。(土量計算含む) 第3章 第1条 その他 業務カルテの作成 請負者は、業務請負代金額100万円以上の業務について、測量調査設計業務実 績情報サービス(TECRIS)に基づき、「業務カルテ」を作成し調査職員の確認 を受けた後に、(財)日本建設情報総合センタ-にフロッピ-ディスクにより、又は 公衆回線を通じてオンラインで提出するとともに、(財)日本建設情報総合センタ- 6 発行の「業務カルテ受領書」の写しを調査職員に提出しなければならない。提出の 期限は、以下のとおりとする。なお、業務カルテの作成にあたっては、別に定める 「テクリス登録要領」を参考とする。 ①受注時登録デ-タの提出期限は、契約締結後10日以内とする。 ②完了時登録デ-タの提出期限は、業務完了後10日以内とする。 ③なお、履行中に受注時登録デ-タの内容に変更があった場合は、変更があった日 から 10 日以内に変更デ-タを提出しなければならない。 第2条 1 守秘義務 請負者は、契約書第6条第1項の規定により、業務の実施過程で知り得た秘密を第 三者に漏らしてはならない。 2 請負者は、成果品の発表に際しての守秘義務については、第27条第1項の承諾を 受けた場合はこの限りではない。 第3条 業務の完了及び誤りの訂正 本業務の完了は、成果品を提出し、検査の合格した時点とする。なお、検査の合 格後であっても誤りが発見された場合には、請負者の負担で速やかにこれを訂正す る。 第4条 1 低価格による受注に関する調査 落札価格が予定価格の10分の7を乗じて得た額を下回ったときは、落札価格、業 務履行体制及び業務履行状況に関する調査を実施する。 2 3 調査においては、以下の調査資料の提出を求める。 ① 当該価格で入札した理由(様式-2) ② 入札金額の積算内訳(様式-3) ③ 業務実施体制(様式-4) ④ 手持ち業務の実施状況(様式-5-1~5-3) ⑤ 配置技術者名簿(様式-6) ⑥ 過去に実施した同種又は類似の業務名称及び発注者(様式-7-1~7-3) 調査資料は、機構が通知を行った日の翌日から起算して7日以内(土日祝日を含む) に提出すること。なお、提出期限後の資料の差し替え及び再提出は出来ないので注意 すること。 4 資料の内容に関しては、入札の責任者(代表者、又はその権限代行者)及び管理技術 者等から事情聴取を行う。なお、事情聴取の日時及び場所は対象となるものに追って 連絡する。 5 調査において、入札者が履行可能な理由として説明した事項は、確認事項として打 ち合せ記録簿で提出することとし、業務履行状況の調査時にその内容を確認する。 6 調査対象者が当該調査において虚偽の資料提出若しくは説明を行ったことが明らか となった場合、又は業務履行状況の調査の結果と入札時の調査の内容とが著しく乖離 した場合(合理的な理由が確認できる場合を除く)は、業務成績評定点に厳格に反映す るものとする。 また、調査資料の提出がなかった場合についても、業務成績評定点に厳格に反映す るものとする。 7 第5条 業務成績評定 業務等成績評定については、別添1に基づき評価する。また、請負者には、完成 検査後当該業務における業務成績評定結果を通知する。 第6条 成果品 1.提出する成果品は、下記のとおりとする。 和泉丘陵地区 1)宅地品質管理台帳作成 ・宅地品質管理台帳 A4版に集約、ファイリングしたもの 各4部 2)道路引継図書作成 ・道路引継関連図書 作成した調書、図面(A1版折図)をファイリングしたもの 各 3部 ・道路現況平面図、道路台帳平面図 原図1部 3)整地工事変更設計 ・実施設計図面及び数量計算書 各3部 4)その他 ・現地踏査報告書 各3部 ・打合せ記録簿 各1部 ・電子データ 各3部 なお、成果品の納入部数、規格、仕様等について、関連する自治体との協議により変更さ れる場合は、その旨を調査職員より指示するので、速やかに対応するものとする。 2.本業務でパソコンを使用する場合の OS は Windows とし、ワープロソフトは Word、表 計算ソフトは Excel、CADデータを使用する場合は、次に示す要領に従うものとする。 また、作成した電子データは、調査職員の指示に従い電子媒体(CD-R)にコピーし提 出すること。 ・ 土木設計業務等の電子納品要領(案)(都市整備版) ・ CADによる土木工事図面作成要領(案)(都市整備版) 3.報告書等については、環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)に従い、 再生紙を使用するものとする。 4.図面作成等に使用するファイル形式については、別に定める土木工事図面作成要領(案) による。 5.成果品については、図面箱(黒・金文字入)に入れ納品すること。又、成果品の原図及び 原稿は、図面ファイルに入れ納品すること。 6.本業務は電子納品対象業務としており、別に定める「電子納品運用マニュアル(案)」を 基に、調査職員と協議を行い成果品の作成を行うものとする。尚、図面箱3箱納品とする が、和泉市にそれぞれの成果品を2部納品する。 第7条 不当要求等を受けた場合の報告 契約の履行に当たって、暴力団員等から不当要求・不当介入を受けた場合は、必 ず警察への届出又は相談を行い、機構に対してもその事実内容を報告すること。な 8 お、下請業者が同様の要求等を受けた場合についても、必ず警察への届出又は相談 を行うよう指導し、機構に対してもその事実内容を報告すること。 以 9 上 位 置 図 EC-15街 区 宅地 品 質管 理台 帳 作成 N= 98 宅地 道路 引 継図 書作 成 L= 0.8 km N= 100 枚 整 地変 更設 計 EC-15街区 10
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