投資先ファンドに関するデータ マーケットコメント EMFの投資目的

アイガー・ファンドシリーズ - EMF (エマージング・マネー・ファンド)
南アフリカ・ランド建て ケイマン籍オープンエンド型外国投資信託
※EMFとはエマージング・マネー・ファンドのことを指します。
2012年10月 月次レポート
EMFの投資目的
EMFの投資目的は短期の元本確保及び流動性を達成することです。本投資目的を追求するため、アイガー・ファンドシリーズ - EMF(エマージング・マ
ネー・ファンド)(以下「本ファンド」と いう。)の資産は、直接またはスタンダード・バンク・インスティテューショナル・マネー・マーケット・ファンド(Standard Bank
Institutional Money Market Fund)(以下「投資 先ファンド」という。)への投資を通じて間接的に公社債、コマーシャル・ペーパーおよび譲渡性預金等に投資
されます。
【資産状況(2012/10/31 現在)】 【基礎データ(2012/10/31現在)】
基準価格の推移
ZAR
11.0000
現預金
ZAR 15,607,324.43
投資資産
ZAR 432,058,841.72
純資産総額
ZAR 449,574,848.60
今月の平均NAV
10.5000
ZAR 10.6875
今月の平均利回り
2.53%
10.0000
9.5000
9.0000
(計算期間:10/1-10/31)
※2012年10月末時点の投資先ファンドのデータを参照しています。
投資先ファンドに関するデータ
【投資資産期間別組入れ状況】
3-6ヶ月
10%
6-12ヶ月
34%
定期預金
1%
8.5000
【投資先ファンド 保有組入れ銘柄上位】
コール
19%
ABSA
Nedbank
Investec
Standard Bank
Citi Bank
19.56%
20.16%
18.12%
11.57%
5.36%
0-3ヶ月
36%
マーケットコメント
先月のマーケットコメントでも指摘しましたが、南アフリカでは約6%という高水準のインフレ率が頑固に続いており、むしろ直近の原油価格の上昇でインフレ
10月は金融市場に影響を与える材料はほとんどありませんでした。次回南アフリカ準備銀行(中銀)で開かれる金融政策会議は11月21~
上昇圧力がさらに高まる可能性も考えられる状況です。南アフリカ準備銀行(中銀)のインフレ率目標レンジは3~6%ですが、2012年上期中にこの上限を超
22日に予定されていますが、金利に変動はないと思われます。インフレ率はここ数ヵ月で中銀の目標レンジ上限に接近しつつありますが、
える可能性も想定されます。しかし、最大の貿易相手である欧州経済の低迷を主要因として南アフリカのGDP成長率が減速するリスクが見込まれるため、
欧州景気の低迷が南アフリカの景気の重しとなり、その結果中銀は利上げに消極的になると予想されます。
中銀が利上げに踏み切る可能性は低いと思われます。しかしながら金利が低下する余地がほとんどないことも明らかです。このため、金利はおそらく2013
投資家が念頭に置くべきことは、来年1月にCPIバスケットの加重が修正され、その中で価格変動の大きい食品とエネルギーの加重が高ま
年下期までは横ばいすると予想されます。その時点になれば世界景気が小幅に回復すると予想されるため、それに伴い南アフリカの景気も回復することで
る見通しであるという点です。そのためインフレ率はこれまでより変動が大きくなると考えられますが、現状の景気局面における中銀の優
利上げの必要性が考えられます。
先事項は経済成長を後押しすることであるため、インフレ率が一時的に目標レンジ上限に達したとしても中銀は許容すると考えられます。
こうした予想を踏まえ、ランド相場は引き続き現行水準周辺での推移が続くと予想されます。インフレ率に上方バイアスが見込まれることはランド高を裏付
予想外の事態が発生しない限り、ランドは引き続き最近の取引レンジで推移するとみられます。
ける要因とも考えられますが、南アフリカの景気に減速懸念があるため現行水準からの上振れリスクは限定的である可能性が高いとみられます。
この資料は、各種データに基づき参考資料として作成されておりますが、このデータ・資料の確実性・完全性を全面的に保証するものではありません。また、
当資料はあくまでも投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、法令に基づく開示資料ではありません。投資や運用に関する最終的な決定
は、お客様自身の資産状況及び投資環境を十分考慮した上で、判断くださいますようお願い申し上げます。この資料は本ファンドの運営状況等により、管理
会社の裁量で発行を停止することがあります。