薬害エイズ事件 の 検察審査会「不起訴不当」議決に関 する質問主意書

問
七
号
提 出 者
薬 害 エ イ ズ 事 件の 検 察 審 査 会 「 不 起 訴 不 当 」 議 決 に 関す る 質 問 主 意 書
第
平 成 八 年 十二 月十 七 日 提 出
質
7
枝
野
一
幸
男
薬害エイズ事件の 検察審査会「不起訴不当」議決に関する質問主意書
多 くの 悲 惨な 被 害 者を 出し た 薬 害エ イ ズ 事 件 は 、現 在 の 行 政を め ぐる 不 信 の 原 点で あ り 、 い まな お 国民は
事 件 の 真 相 究 明 に 大 き な 関 心 を よ せ て いる 。 安 部 英 、 松 村 明 仁 両 名 の 逮 捕 、 起 訴 な ど 検 察 当 局 の 努 力には 敬
意を表す るもので ある。し かし、こ の複合的な事件の 真相はいまだ完全に明らかとは言えず、被害 者の心情
から も 、 再 発 防止 の 観点 から も 重大 な問 題で ある。こ うした中で 、小林功典元薬務局長、小西甚右衛門日本
臓 器 社 長 両 名の 不 起訴 処 分 に 関して はき わ めて 遺憾 に 感じて い たとこ ろ で あ る が 、こ の た び 東 京 第 一検察審
査 会 が こ の 件 に つ いて 、
「不起訴不当」との議決をし たこ とは 、まさに市民の一般の感覚に合致し たもので あ
る と 考 え る 。 検 察 当 局 に お いて は 、 こ の 決 定 を ぜ ひ と も 重 く 受 け 止 め る べ き と 考 え る 。
一
決定を尊重す べきと考えるが、どうか。
政 府 は 、 こ の 検 察 審 査 会 の 決 定 を ど の よ う に 受 け 止 めて い る か 。
よ って 、 以 下 の 通 り 質 問 す る 。
二
右質問す る。
三