p2264 1/1 ページ 2008年2月6日 針に感謝し、裁縫の上達を願う 大和ドレスメーカー女学院で1日早く「針供養」 大和ドレスメーカー女学院(大和市大和東1-2-1、片山綾子学院長)で6日、 針供養が行われ、学院生たちが使い古した針や折れた針を供養し、裁縫が上 達することを願った。同学院の針供養は前身の洋裁学校時代から行われてい るもので、今年で60回目を迎えた。 針供養は針仕事を休み、折れたり、曲がったり、さびたりした針を柔らかい豆 腐やこんにゃくに刺して供養し、裁縫の上達を願う日本の昔ながらの伝統行 事。一般的に2月8日に行われているが、同学院の行事の関係から2日早めて 行われた。 同学院の針供養では、毎年、工夫を凝らした針床を使っている。今年も同学院に併設している大和クッキング スクールの片山政明校長がデザインし、前日に約10時間かけて作り上げた。横65㌢、縦55㌢、高さ5.5㌢の 大きさで、透明なアクリルケースの中に2.5㌢角に切った豆腐とコンニャクを市松模様に並べてゼラチンで固 め、その上にダイコンを刻んでかたどった「針供養」の文字と竜神切りにしたダイコンとニンジンを使って作った竜 が置かれている。豆腐とコンニャクはそれぞれ50丁使ったという。 午前11時30分から同学院で洋裁、和裁を学ぶ約50人の学院生が順番に針を針床に刺した。学院生たちは 「裁縫がもっとうまくなりますように」「素敵な服が縫えますように」などそれぞれ願いを込めながら、使い古した針 を刺して供養した。 同学院で学ぶ織田雅子さん(厚木市・23歳)は「洋裁が上達するようにお願いしながら針を刺しました」と話して いた。 この針床は、2月9日の午前まで大和駅前ドレメビルのユザワヤ大和店5階にある同学院の受付前に置かれ、 一般の人も自由に針を供養することができる。大和市内外から毎年約1,000本の針が持ち寄られるという。 片山綾子学院長(82歳)は「日本の伝統行事の針供養を若い人に語り継いでいきたいと思います。皆さんもこ ちらで針供養をしてください」と話している。 http://www.city.yamato.lg.jp/kouhou/HTML/p2264.html 2008/03/10
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