スケコマシのジョー(女子高生レズSM露出調教) - タテ書き小説ネット

スケコマシのジョー(女子高生レズSM露出調教)
七度柚希
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︻小説タイトル︼
スケコマシのジョー︵女子高生レズSM露出調教︶
︻Nコード︼
N5265BA
︻作者名︼
七度柚希
︻あらすじ︼
この小説は官能小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナ
リオを元に書き下ろした長編官能小説です。他サイト投稿済み。
あらすじ。
俺はスケコマシのジョー。男嫌いのレズだ、家出娘をナンパして
風俗に売り飛ばすのが仕事だ。
家出してくる女子高生なんて大体が性悪だ。うっかり情けをかけ
たりすれば飛んでもないしっぺ返しが帰ってくる。
1
上野で拾った家出娘の有紀も金に成るどころか飛んでもない目に
遭わされてもうこりごりだ。
2
あらすじ、登場人物
あらすじ
俺はスケコマシのジョー。男嫌いのレズだ、家出娘をナンパして
風俗に売り飛ばすのが仕事だ。
家出してくる女子高生なんて大体が性悪だ。うっかり情けをかけ
たりすれば飛んでもないしっぺ返しが帰ってくる。
上野で拾った家出娘の有紀も金に成るどころか飛んでもない目に
遭わされてもうこりごりだ。
登場人物
スケコマシのジョー
レズなのにスケコマシが稼業。安アパートに一人暮らしで、大好
物は楽衆軒のレバニラ炒め。
有紀
家出娘のくせに我が儘だ。文句ばかり言いやがって風俗なんかと
ても勤まらない。家に帰らせたが、懲りずにまた家出してきやがっ
た。
有紀の母親
学校の理事長なんかしてる癖して、変態男相手の不倫遊びに狂っ
て止められない。娘が家出するのも当たり前の話し。
秀美
淫乱女子高生の振りしやがって。デリヘルに売り飛ばしたら店の
金持ち逃げしやがった。本当はテレビ局の記者だったのはもうびっ
くり。
3
芳恵
不細工な女が家出したってデリヘルなんか勤まるわけがない。そ
れでもデリヘルで働きたいてんだから救いようがない。
ヨシちゃん
ナンパした女を売り飛ばすデリヘル店をいつも紹介してもらって
る。他にもいろいろ怪しい仕事をしてるらしいが俺には関係ない。
レズ殺しの鉄
レズ女に女の悦びを教えて男狂いにするのが趣味という飛んでも
ない男だ。一度女の悦びを体験したらもうレズには戻れない。本職
はSMの調教師だ。
健ちゃん
風俗の常連客だとばかり思ってたが、やけに態度が優しくてどっ
か怪しい。やっぱりテレビ局の記者だったとは。
4
上野で拾った家出少女︵前書き︶
上野駅の地下道で家出娘の有紀をナンパした。飯を食わしてやる
と大喜びだ。
アパートに連れ帰ってたっぷり可愛がってやった。
いろいろ事情を聞いてやると有紀もすっかり俺になついた。
5
上野で拾った家出少女
朝方夢を見た。
男達に取り囲まれて殺されそうになった夢だ。
毎晩のように繰り返し同じ夢を見る。
夢の中でこれは夢だと気が付いてまたそのまま寝込むとまた同じ
夢みた。
いやな夢を見ると起きるのが嫌になる。
昼過ぎに起きるといつもの楽衆軒に電話して出前のレバニラ炒め
定食を頼んだ。
腹は減ってるが食欲はない。
だがなんとか食べないと、あとでまた腹が減るだけだ。
夕方になって今日はどこに行こうかと見当を付ける。
今はもう3月でちょうど春休みだ。
家出が増える時期なので、今日は上野にいってみることにした。
しばらくぶりに行ってみる上野の駅前は随分と前とは変わってる
上野駅のうす汚い地下道を歩いていると、通路に座り込んでいる
女の子がいた。
一目見て家出娘だと判る。
地方の中学の制服らしいが、その割にはスカートが短い。
これはちょうど良さそうだとすぐぴんと来た。
だがすぐに声を掛けるのも怪しまれるだけだ。
俺はすこし離れて様子を見た。
しばらくして女の子は立ち上がって上野公園の方に歩き始めた。
上野は初めてらしくて何度も看板を確かめてから、上野公園に上
がる階段を上がり始めた。
急な階段の下から見上げるとピンク色のパンティーが丸見えだ。
東京の女の子ならたいていスカートの下に体操着のショートパン
ツを穿いてるが、パンティー丸見えってことはよっぼどど田舎の女
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の子に違いない。
女の子はそのままゆっくりとした足取りで国立西洋美術館の前で
立ち止まった。
俺はちょうどいいと思って﹁よかったら、一緒にレンブラント展
を見ませんか、いや僕は画家でね﹂と話し掛けた。
取りあえず受付で入場券を二枚買って、あとは知ったかぶりで絵
の解説を始めた。
適当に話しを並べた後﹁所で名前聞いてなかったね﹂とさりげな
く話しを向けた。
女の子は名前を有紀といって言葉に訛りがあってやっぱり東京の
女の子では無かった。
﹁僕は、印象派よりは古典派の方が好きでね﹂と出任せに話し続け
た。
﹁やはり女性は古典派のほうが生き生きと描けているから、印象派
は見栄えがいいだけでね﹂とまた適当に話し掛けると有紀はなるほ
どという顔で頷いていた。
最初のつかみはこれでいい﹁僕は画家をしていてね。いや君みた
いな素敵な女性の絵を描くのが大好きでね、是非モデルになってほ
しいな﹂とまた適当に話しを並べた。
有紀は曖昧な態度で頷いただけだけど、これで俺のアパートに連
れ込む口実はできた。
ちょうど見たことのある有名なレンブラントの絵の前に来た。
俺は何気ないそぶりで﹁いや、この赤はレンブラントのうまさだ
ね、この赤はとても僕には描けない﹂といかにも画家みたいな口調
で解説してみせた。
﹁随分前だが僕がニューヨークに行ったときは世界が変わったよ。
まるで違うんだ﹂とまた出任せを言った。
もちろん俺がニューヨークなど行ったこともないし、もともと英
語など話せない。
﹁ジョージパーキンの作品はやっぱりニューヨークでしか見れない
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からね﹂と適当に名前をでっち上げた。
有紀は黙ったまま時々頷きながら俺の話を聞いていた。
俺は絵を見るそぶりをして、有紀の襟元に鼻先を近づけた。
体の匂いでどんな女かはだいたいの見当は付く。
有紀の身体は中学生の匂いでまだ男は知らない爽やかで甘い香り。
たぶん東京に出てきたのは今朝で、男にはまだ声を掛けられてい
ないはず。
これなら上手く騙せそうだし良い金になりそうだと俺はほくそ笑
んだ。
美術館を出た後はひとまず飯を食わせることにした。
上野駅にもどって裏通りの中華料理屋で定食を頼んだ。
普通の東京の女子高生なら不味くて食えないような中華定食だが
有紀は腹がすいてるらしくて文句も言わずに食べてる。
﹁こんな美味しいのはじめて﹂と有紀が真顔で言うので驚いた。
食事あとで俺は元気が出るからと言ってドリンク剤を鞄から出し
た。
最初の一本は俺が飲み、もう一本を有紀に渡した。
もちろん中には女が淫乱になる薬が入ってるってわけだ。
有紀は何も知らずにドリンク剤を飲んだ。
しばらく有紀の様子を眺めていたが、目がだんだん重たくなって
薬が効いてきたみたいだ。
いつもだったら近場のラブホテルに連れ込む所だが、ラブホテル
代がないのでアパートまで連れて帰ることにした。
上野駅から地下鉄に乗ると有紀はなんだか居心地悪そうにしてる。
田舎の中学生なので地下鉄に乗ったことがないらしい。
それほど混んでるわけでもないが、駅でドアが開くたびに乗客が
身体を押し分けて乗り込んでくるのが気に入らないらしい。
急に有紀の顔色が変わった。
有紀のすぐ後ろから痴漢がスカートの下に手を入れてきたのが見
えた。
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俺はすばやく身体を入れ替えて痴漢と有紀の間に身体を入れた。
今度は痴漢が俺の尻を撫で回してくるので、痴漢のつま先をふん
づけてやった。
俺は痴漢から有紀を守る振りをして、有紀の身体をドアの隅に押
しつけた。
電車が揺れてる度に俺は身体を有紀の胸に押しつけた。
有紀はいやがる顔もせずに、目が細くなって泣きそうな顔。
さっきのドリンク剤が効いてるらしくて、口元が半開きになって
る。
地下鉄が駅に着くと、俺は有紀の手を取って階段を上がった。
駅を出てからは俺は逃げられないように有紀の手をしっかり握っ
て歩き続けた。
しばらく裏通りを歩いてから俺のアパートの前まで来た。
階段を上がってドアを入ると有紀は部屋に上がってすぐ座り込ん
でしまった。
よっぽど疲れてるらしい。
ひとまず俺はインスタントコーヒーを用意すると有紀に勧めた。
もちろんこっそりと、女を淫乱にする薬を今度も入れておいた。
しばらく休ませた後、俺は有紀の横に座って耳元で囁きながら手
を取った。
手のひらを撫でながら口説き文句を並べていくと有紀の目つきが
変わってきた。
まぶたが半分閉じてきて、眉毛がつりあがったような顔は女が感
じてきた顔。
あとはゆっくりと脇腹や脇の下を責めながら耳の裏を嘗めてやっ
た。
有紀の身体から力が抜けて俺に倒れ込むように身体を寄せてきた。
俺は有紀の身体を後ろに倒して寝かすとゆっくりと胸を揉み始め
た。
すしづつ息が荒くなってくる。
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たっぷりと時間をかけて体中を撫で回してやると有紀はもう我慢
できないらしくて大きな声を出し始めた。
女のこの声は何度聞いても楽しい物。これがあるからレズのタチ
はやめられない。
あとはゆっくりと服を脱がしながら、感じるところを責め上げる
だけ。
服の上から触っていた場所に今度は直に指先で触れられると、感
度は10倍くらいに跳ね上がる。
その場所を今度は舌先で丹念に可愛がってやると声がでかすぎて
かなわないので、ほどほどにしないと大変だ。
最初は服を脱がされるたびに恥ずかしそうにしていた有紀の奴と
うとう丸裸になると今度は嬉しくて堪らないのか身体をくねらせて
震えだした。
まだバージンだが、とりあえずやってしまわないと後々都合が悪
い。
俺はズボンを降ろして愛用のペニバンを有紀の花園に押しつけた。
女の体というのは都合良くできているもので、男にやりまくられ
るとそれが当たり前の体になる。
どんな女でも同じ事。
最初は痛がって泣き出しやがったが、奥までぶち込んでやるとす
ぐにもっと欲しがりやがる。
こうなれば後は、やるだけやるしかない。
繰り返しぶち込んでは、わざと間隔を置いて焦らしてはまた責め
あげる。
一度経験したらもうこの快感からは逃げられないのが女の性とい
う物。
有紀も朝までには頭が空っぽになって体はただのメス豚になった。
翌日は有紀を昼頃まで寝かせておいて、その間にコンビニにおに
ぎりを買いに行った。
さすがに一晩中女をやり続けるというのは、これが商売とはいえ
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かなり疲れる。
アパートに戻って来ると、有紀はまだ布団の中で眠そうにしてい
る。
いつまでも寝かせておくわけにはいかないので、布団を引っぱが
すと有紀は仕方なく起きあがった。
インスタントコーヒーを飲ませて、取りあえず家の事情を聞くこ
とにした。
家出をする中学生というのは皆それぞれ事情があるもの。
それ親身に聞いてやれば、家出をしていい人に出会ったと思いこ
む。
そうすればあとは何でも言うことを聞くという寸法だ。
だが最初から簡単に口を開く女はなかなかいない。
だが本当は話しを聞いて欲しくてたまらない。
上手く聞き出してくれるのを待っているのだ。
﹁今夜何が食べたい、好きな所に連れてってやるぜ、この辺は上手
い店がいっぱいあるからな、なんでも言ってみろ﹂とまず最初はそ
れとなく切り出した。
﹁ホントに何でもいいの﹂と有紀がすこし戸惑いながら重い口を開
いた。
最初は誰でもそうだが初対面の相手には何を話していいのか分か
らないものだ。食べ物の話しなら無難に話しが切り出せる。
﹁どうだ、焼き肉が食いたいか、それとも寿司がいいか﹂とちょっ
と軽い口調で言ってみた。
有紀は少し顔をほころばせて﹁焼き肉がいい﹂と言いだした。
ひとまずコンビニから買ってきたお握りを出して、目の前でラッ
プを外して海苔を巻いてた。
有紀はラップでくるんだおにぎりを見たことがないらしくて、俺
がラップを外して海苔を巻くのを面白そうな顔でみていた。
どうもコンビニのおにぎりは食べたことがないみたいだ。
まあ田舎の中学生ならそれが普通なんだろう。
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おにぎりを渡すと有紀はお腹が空いているらしくてすぐに食べ始
めた。
﹁所で故郷はどこなんだ、東京じゃないだろう﹂
﹁東京の中学生だったら、コンビニのおにぎり食べた事無いなんて
ことは無いからな﹂と言ってみると﹁あたし、栃木からでてきたの。
昨日電車に乗って。お金無いから普通電車に乗って﹂と話し始めた。
家出するような中学生というのは話しを聞いて欲しくてたまらな
いものだ。
だから一度話しが始まればもう止まらない。
だが家出の原因となるとすぐには口を開かない。
しばらく学校や友達の話をして時間を潰す打ちに、次第に有紀の
顔が明るくなり表情も自然と微笑むようになった。
家出女の身の上話はいつも長くなる。
一度に話しを全部聞いてる訳には行かない。
俺はまた有紀の体を布団の上に押し倒した。
有紀はすぐに俺の体に手足を巻き付けるようにして抱きついてき
た。
夕方まで感じっぱなしにしてやったあと、近所の焼き肉屋に連れ
て行った。
有紀は焼き肉をうまそうにたらふく食った後もう眠いと言い出し
た。
家出したあと気分がだんだんと落ち着いてきたらしい。
俺はアパートに有紀を連れ帰ると一晩ゆっくり寝かしてやった。
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強制輪姦︵前書き︶
ヨシちゃんに頼んでいつもの手口で有紀を騙して輪姦させた。
有紀は根性が座ったせいかデリヘルで働くのを承諾した。
デリヘルの面接を受けさせたが、生フェラが下手で断られちまっ
た。
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強制輪姦
翌日昼過ぎに俺は有紀を原宿に連れていくことにした。
地方から出てきたばかりの中学生にとっては原宿は夢みたいな場
所。
山の手線の電車を降りてホームに立つと、周りに原宿に買い物に
来た女の子で一杯だ。
竹下通りを二人で歩くと有紀は見る物がなんでも珍しいらしくて
店のショーウィンドーを見たり、通り過ぎる女の子の服を見たりと
顔色がすっかり明るくなった。
竹下通りを通り抜けて大通りに出るとあらかじめ話しを付けてお
いたヨシちゃんがいつもの場所で待っていたので俺は目で合図をし
た。
ヨシちゃんが﹁すみません、タレント事務所の者なんですけど﹂
と有紀に話し掛けてきた。
有紀はちょっとびっくりした顔をしたが、渡された名刺を見て顔
がほころんだ。
﹁ちょっと話しきいてもらえませんか、是非スカウトさせて頂きた
くて﹂とヨシちゃんが話しを向けた。
芸能プロダクションの名刺を見たら女の子だったら誰だって喜ぶ。
田舎からでて来て行く場所もない女の子だったらなおさらだ。
﹁最初はグラビアアイドルなんかどうでしょうかね、きっと人気出
ますよ﹂とヨシちゃんがいつもの出任せを並べた。
いきなりグラビアアイドルなんて言葉を聞いて、有紀は目の玉が
飛び出しそうに驚いてる。
﹁いますぐ、オーディションをしますから一緒に来て下さいね﹂と
ヨシちゃんがいつもの台詞で有紀を誘った。
これで断る女の子はまず居ない。
俺はわざと知らん顔で有紀を置いたまま、人混みに紛れて姿を消
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した。
有紀はちらりと俺を見たがすぐにヨシちゃんに案内されて大通り
に面した喫茶店に入っていった。
もちろんタレント事務所なんてのは嘘っぱちだ。
最初に契約書にサインさせるけど、契約書にはビデオを撮られて
も構いませんと同意書も書いてある。
いちいち契約書を詳しく読む女などいないから、一度契約書にサ
インさせてしまえばあとはやり放題だ。
あとはオーディションと称して女をラブホテルに連れ込んで裏ビ
デオを撮るのが目的だ。
もちろん裏ビデオといっても普通のじゃない。
シロート女を本当に輪姦しちゃう過激なやつだ。
一度輪姦されると女というのは根性が座って何をされても平気に
なる。
風俗で女を働かせるには、一度は輪姦されて酷い目に遭わせる必
要があるってこと。
逆らったり逃げだそうとしたらどんな目に遭うのかたっぷり身体
に叩き込んで思い知らせるってわけだ。
それに取りあえず裏ビデオを撮っておけばあとあと役に立つこと
もある。
裏ビデオをネタに脅してデリヘルで働かせるってのも都合が良い
し、それとも親から金を巻き上げるか。
まあどっちにしろ金にはなる。
ひとまず有紀をヨシちゃんに預けて、一人で飯をくったあと俺は
アパートに戻った。
夕方になってヨシちゃんが俺のケータイにかけてきた。
今ちょうど有紀を輪姦してる最中だと報告してきやがった。
有紀の悲鳴が聞こえてきて、俺は耳を塞ぎたくなった。
輪姦されるときの女の声は男が聞けば喜ぶだろうが女が聞いたっ
て楽しい物じゃない。
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それを知っていてヨシちゃんはわざと俺に有紀が輪姦されてる様
子を携帯で聞かせてるんだ。
ヨシちゃんから金をもらうんだから、俺もそれくらいの事は我慢
しなきゃいけない。
﹁良い調子で声だしてるじゃないか﹂と俺が言うと﹁金は来週にで
も渡すから﹂とやっと金の話しを切り出してきた。
結構いい金になったので取りあえず一安心だ。
夜遅くになって俺の部屋のドアを叩く音がした。
注意深くドアスコープを覗いて確かめると、有紀が帰ってきたら
しい。
ドアを少しだけ開けて有紀の他に男がいないか周りを確かめてみ
た。
有紀のすすり泣く声だけが聞こえて他には誰もいない。
帰ってきたのは有紀一人だと判って俺はドアのチェーンを外して
ドアを開けた。
部屋に入るといきなり有紀は俺に抱きついてきた。
すぐに肩を震わせて大きな声で泣き出すと、涙が溢れて床にこぼ
れ落ちた。
よっぽど酷い目に合わされたにちがいない。
とりあえず輪姦された後はたっぷり優しく可愛がってやると言う
のがスケコマシの基本だ。
有紀を布団に寝かして落ち着かせた後、身体を撫で回してやると
だんだんと有紀が身体をくねらせてきた。
輪姦された後に優しく可愛がってもらうと女の身体はそれが忘れ
られなくなる。
それが付け目というもの。
有紀のスカートを脱がして花園に顔を近づけると、ねっとりした
白い液体が花園から溢れてるのが見えた。
有紀のやつ中出し輪姦されたらしい。
中出しはしないって約束だったがもう後の祭りだ。
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ヨシちゃんに高く売ったつもりだが、高く売れたのはそれが理由
だったんだ。
有紀が身体をよじって腰をくねらせると、花園の奥からわき上が
ってくるように白い液体が漏れ出てくる。
男の香りが鼻を突くと、俺の身体は急に震えだした。
男達に囲まれて生フェラ輪姦されたときの記憶が急に俺の頭の中
いっぱいに広がるともう駄目だ。
後ろからア×ルにぶち込まれながら、口の中に繰り返し何度も出
されたときの体験がいっきによみがえってきた。
口の中に広がるあの香りを思い出すと、もう体中の震えが止まら
なくなって目の前が真っ暗になった。
﹁フラッシュバック﹂と言うんだと以前神経科の医者から聞いたこ
とがある。
一度体験したトラウマがちょっとしたきっかけで思い出してしま
うんだ。
俺はもうとても我慢できずに、有紀の花園に顔を近づけて舌を押
し入れた。
舌先にあの味が触れるともう頭の中が爆発したように熱くなって
もうだめだ。
必死で有紀の花園に舌をいれて男の白液を吸い出すと、俺の周り
を男達が取り囲んでる幻覚が襲ってきた。
﹁おい、七輪にしてやれ﹂とドスのきいた低い男の声が俺の耳に響
いてきた。
前と後ろから男達が円を描くように回りながら、口々に汚い言葉
で俺を罵り続ける。
﹁この、ドヘンタイ女、レズの癖に生フェラ狂いだぜ﹂と耳に響く
声は永久に忘れられない。
男が俺の後ろからア×ルにぶち込んでくる幻覚が蘇ってきた。
前と後ろから男が思いきり腰を使ってぶち込んでくると胃袋の真
ん中あたりで先端同士がぶつかり合うような感触だ。
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思い切り奥まで貫き通されるのがこんなに快感なんて何度味わっ
ても忘れられない。
﹁焼き鳥は七輪が一番旨いんだぜ﹂と男の声が耳に響いた。
ア×ルで後ろから入れながら、口の奥まで入れるのが焼き鳥で、
それを大勢で回りながらやるのが七輪だとか。
旨く名前を付ける物だと関心してる余裕などない。
体中が震えて寒気がして凍えそうになると、急に今度は身体が燃
えるように熱くなる。
苦しくて喘ぐ声が叫び声になると、繰り返し息を吐き出して目眩
がしてくる。
もう自分が何をしてるのか何処にいるのかも判らなくなって俺は
ひたすら有紀の花園を舌で探り続けた。
朝になって気が付いたとき俺は布団の中で凍えたように震えなが
ら目を覚ました。
有紀はもう先に起きてコーヒーを入れて俺が起きるのを待ってた。
しばらく有紀と一緒にアパートでの仲むつまじい毎日が続いた。
一緒に買い物にいったり、テレビを見ながらくすぐり合ったりし
てると一日がすぐ過ぎてしまう。
有紀もだんだん気が利くようになって、自分から料理を作るとい
いだしたり、掃除洗濯も一人前にこなすようになった。
だがいつまでも有紀を遊ばせている訳にもいかない。
﹁おい、お前いつまでも只飯くってんじゃねえ、良いからだしてる
んだからその体で金を稼げ﹂と朝起きた時わざと怖い顔で脅してみ
た。
有紀は俺が急に怖い顔をしたのでなにが何だか判らない顔でしば
らく俺の顔を見つめていた。
もういちど俺が﹁おまえ、ここに居たいなら金稼ぐんだよ、わか
ってるだろう﹂とでかい声で怒鳴りつけてやった。
ようやく有紀も自分の立場が少しは判ってきたらしい。
有紀は困った顔で﹁何でもします、ご免なさい、お金稼ぐからこ
18
こに居させて﹂と言って泣き出した。
素直な態度はなかなか可愛いがここで甘い顔はしてられない。
デリヘルで働けと言ったらすぐに二つ返事で﹁ジョーチンの為な
ら、なんでもします﹂と答えた。
デリヘルがなんなのかは良くは知らないようだが、女がすぐに金
を稼げるのとどんな商売かは有紀もだいたいは判っているらしい。
さっそく俺は渋谷まで有紀を連れ出すことにした。
地下鉄の中では、有紀が逃げ出さないようにしっかり手を握って、
ずっと有紀の尻をなで続けた。
有紀は不安で顔が強ばっていたが、尻を撫でられているので取り
あえずは大人しくしてる。
急に有紀の手が震えだしたと思うと、痴漢らしい手が有紀の身体
をまさぐるのが見えた。
痴漢に触られるのはこれが初めてらしくて有紀の身体は小刻みに
震えて止まらない。
これならうまいことデリヘルに売り込めそうだと思って、俺はわ
ざと有紀のスカートを捲りあげた。
すぐに痴漢の手が有紀のスカートの下からに入ってきた。
地下鉄を降りたときは、有紀の目は虚ろに宙に浮いていてこれは
都合がいいと俺は思った。
渋谷のセンター街を登って小道に入ると、裏通りのビルにあるデ
リヘル店に入った。
店長はいなかったが店長代理とかいう男がでてきて有紀に面接す
ると言い出した。
デリヘルで面接と言えばもちろん生フェラをやらせるって寸法だ。
初対面の男にもためらわずに上手に生フェラできなきゃデリヘル
女は勤まらない。
さっそく店長代理がズボンの前を開けて有紀の前に立った。
有紀はさっき痴漢にあったばかりで半分口元が開いただらしない
顔でまだ目が虚ろだ。
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店長がパンツを降ろすともう半分大きくなったものが有紀の目の
前に現れた。
まだ若い割には使い込んだようなドス黒い色は女から見たらとて
もたまらない逸物だ。
有紀は茫然とした顔で店長代理の前に立ってるだけで、すぐには
何をしていいのか気が付かないらしい。
﹁生フェラするんだ、わかってるだろう﹂と店長代理に言われて有
紀は顔を店長代理の腰に近づけたが一向に始めようとしない。
﹁おい、しゃぶるんだ、しゃぶりかたぐらい知ってるだろう﹂と店
長代理に怒鳴られてやっと有紀が店長代理を口を近づけた。
だが口の中にいれたはいいものの、それから先はどうしていいの
か判らないらしくて一向に先に進まない。
俺はやっとこれはまずい事をしたのに気が付いた。
東京の女子高生だったら生フェラくらいはたいていやった事があ
るし、友達同士でテクニックを教え合って結構耳年増だ。
その場でやれと言われたら、玉を口に含んで転がしたり、先端を
舌先で軽く嘗めてくすぐったりと一通りはできるもの。
口に唾をためてくちゃくちゃと音を立てたり、時折男の顔を見上
げたりするというテクニックもアダルトビデオなんか見てて大抵は
知ってる。
有紀は本当にド田舎育ちらしくて、東京の女子高生だったら普通
に出来ることをなにも知ないらしい。
生フェラができないようでは、デリヘル女なんて勤まるわけがな
い。
結局面接は不合格ということで追い返された。
20
出会い系喫茶︵前書き︶
有紀を出会い系喫茶のサクラに売り飛ばしたが、有紀は逃げて戻
ってきた。席に座って待ってるのが嫌だと抜かしやがる。
有紀をSMマニアの変態男に紹介してやると、有紀は故郷に帰る
と言い出した。
俺は有紀の母親を騙して金を巻き上げることにした。
21
出会い系喫茶
デリヘル店を出てから俺はどうしようかと困ってしまった。
なんとか今日中に金を作らないと、たまったクレジットのキャッ
シングが払えない。
他のデリヘル店に有紀を連れて行っても、生フェラができなきゃ
追い返されるだけだ。
かといって有紀に生フェラを仕込むなんてのはレズの俺にはでき
ない相談だ。
さてどうしようかと思ったがちょうどいい店を思い出した。
最近できたばかりの﹁出会い系喫茶﹂だ。
やってることはデリヘルと同じで、女の子を部屋に用意しておい
て男に選ばせるというだけだが﹁シロート﹂の女子高生が自由に部
屋に出入りできるという趣向だ。
もちろん﹁シロート﹂の女子高生がそんな店に男を捜しに来る訳
もなくて、男と付き合うのはサクラのデリヘル女なんだがそんなこ
とはどうだっていい話し。
さっそく俺は﹁出会い系喫茶﹂の裏口から事務所に入った。
有紀を店長に紹介すると、生フェラの面接もなくてすぐに店に出
て欲しいと言われて俺はほっとした。
デリヘル店程の金にはならなかったが、取りあえずそこそこの金
にはなった。
俺が隣の部屋で待ってるからと適当に言いくるめると、有紀は大
人しく女の子用の部屋に入った。
俺もどんな店か様子を見ようと思って男用の部屋に入ってみた。
俺はしばらく有紀の様子を見ていたが、有紀は漫画を見てるだけ
でのんきな物。
シロートの女子高生が自由に出入りがしやすいようにサクラで居
るだけなので、すぐには男と付き合わなくてもいいらしい。
22
部屋は半分の壁が全部マジックミラーになっていて、隣の部屋に
男が居るかどうかは女の部屋からは判らない。
マジックミラーの前には女の子の部屋にはカウンターがあって丸
椅子が一列に並んでる。
よく考えた物で女の子の部屋は男の部屋より床が一段高く作って
ある。
椅子に女子高生が座れば、マジックミラーの反対側からはパンツ
が丸見えという寸法だ。
適当に足を組み直したりしてるだけで、男が喜ぶなんてのは見て
いてあほらしいが良い商売だ。
この店は女の子は無料だけど男がお茶を飲むだけでも結構な金を
払わないといけない。
旨いこと思いついた物だと感心して見ていたが、まだ昼の時間ら
しくて店に来るのは高校生くらいの男ばかりだ。
これじゃあ飲み物代くらいしか儲けにはならないがデリヘルに比
べたら楽な商売には違いない。
しばらく店の様子を見ていると、高校生らしい男の子が有紀の前
に来てはスカートの中を覗いて興奮してはしゃいでる。
スカートの中を覗き見するくらいで大喜びするなんてのはさすが
にまだ子供だ。
そのうち他の女子高生も店に来ては、出たり入ったりをするよう
になった。
近所で宣伝のビラを配ってるので、それを見て来るシロートの女
子高生も居るみたいだ。
急に女の喘ぎ声が聞こえてきて、男の子達が一斉に奥の席の女の
子の前に移動した。
何があったのかと思ってると、さっき入ってきた女子高生が股を
開いて自分で指で触ってる。
これも見せ物のショーらしいと思ってると、どうやら女子高生は
備え付けのノートパソコンを使ってビデオチャットしてるらしい。
23
お互いにビデオで顔を見ながらビデオチャットしてるがそれだけ
じゃない。
ビデオチャットをしながら、テレホンセックスと同じ事をしてる
んだ。
それを店のマジックミラーごしに見られるなんてのはなるほど旨
い商売だ。
これもやっぱりやらせのサクラだとばかり思ってたが、どうもそ
うでもないらしい。
何も知らないで店に入ってきたシロートの女子高生を店の男が旨
く誘ってるらしい。
女子高生はビデオチャットの相手の男と待ち合わせの約束をした
らしくて身支度を直して出て行った。
俺は帰るのにちょうどいいと思って、女子高生が店を出た後をこ
っそりつけてみた。
すこし先のラブホテルの前で女子高生を待ってたのは、さっきの
﹁出会い系喫茶﹂の店長だった。
やっぱりと思ったがこうやって﹁シロート﹂の女子高生を旨く商
売に引きずり込んでるらしい。
旨く商売してるつもりらしいが、店の維持費とやらせのサクラに
払う人件費を考えるととても儲かるとは思えない。
だが店が潰れようがどうなろうと俺には関係の無いことだ。
こんな所に長居は無用と、俺はそのままの足でアパートに帰った。
どうにかクレジットのキャッシングの返済もできて、俺は一安心
して楽衆軒に電話して出前のレバニラ炒め定食を頼んだ。
しばらくしてドアをノックする音がするので、てっきり出前が来
たのだと思ったがなんと有紀のやつが帰って来た。
あの出会い系喫茶の店は出入り自由だから有紀が店から出ても何
も言われなかったらしい。
普通だったらシロートの女を商売に使うときはしばらく監禁して
常連の客に遊ばせて、男が欲しくて商売が止められないドヘンタイ
24
女に仕込むもんだ。
あの店はなかなか商売が旨いと思ったが、実際に経営してるのは
ドシロートらしい。
何で逃げ出してきたのか有紀を問いつめると﹁座ってるのがやだ﹂
といいやがる。
座って漫画を読んでれば良いだけの楽な仕事なのに﹁じっと座っ
てるのが退屈でいや﹂とはなんて言い草だ。
デリヘル女だって客がいないときはずっと待ってるだけの仕事。
待ってるのがいやなんて言いだしたら、どんな商売だって勤まる
わけはない。
俺は腹が立って有紀の横っ面をはり倒したくなった。
だが商売物に傷をつける訳にはいかない。
こうなったら親から金を巻き上げるしかない。
そう言えば有紀の母親は私立学校の理事長だとか言ってた。
金を巻き上げるには都合が良い。
俺はさっそくヨシちゃんに電話して手はずを整えた。
SMクラブに紹介すればうまく行くはず。
もともとSMというのはお互いに合意の上で脅したり虐めたりす
る芝居をするのが本来のプレーだ。
あくまでも芝居で本当に痛い思いをさせる訳ではない。
だが芝居ではなく本当に女が嫌がったり、痛がったりするのを見
るのが好きなドヘンタイ男もいる。
有紀の相手には中学生相手に過激な調教プレーをやるのが大好き
なマニアの男を用意した。
夕方になって有紀に電話がありヨシちゃんからだとすぐ判った。
電話口で有紀が﹁300万ですか﹂と言う声が聞こえて俺は大体
の話の見当は付いた。
有紀は電話ですこし話しをしたあと﹁ちょっと行ってくる﹂と言
って出かけていった。
電話の様子では有紀を輪姦したときに撮影した裏ビデオを親に見
25
せるからと言ってヨシちゃんが有紀を脅したらしい。
300万とは高くふっかけたもんだが、そのくらいの金額を言わ
なければ脅しにはならない。
﹁金が払えなければ、働いて返せ﹂という事にして客を紹介したら
しいが、風俗で女を働かせる時はいつも使う手口だ。
翌朝になって戻ってきた有紀は顔色が冷たく凍り付いて何も言わ
なかった。
体のあちこちに紫色のアザが見えて、何があったのかすぐ判った。
まる一晩SMプレーの相手をさせられたら普通の女だったら相当
応える。
俺が抱きしめて優しく体を撫で回しても、体は冷え切ったまま反
応はなかった。
客を取るってことがどんなことか身にしみて判ったらしい。
もうこれで東京で暮らそうなんて気は無くなったに違いない。
これなら上手く行くと俺はさっそく﹁おい、親が心配してるんじ
ゃないか。故郷に帰った方が良いんじゃないか﹂とそれとなく言っ
てみた。
有紀はすぐには返事をしなかったが﹁そうしたいけど、帰れない﹂
とやっと思いで口を開いた。
﹁300万を稼がないと、裏ビデオが親にばれるからだめなの﹂と
有紀に泣きつかれて、これで旨くいったと俺はほくそ笑んだ。
俺は有紀に母親に電話させて風俗で働かせられているから、帰る
には金がいると有紀に言わせた。
有紀が電話を代わってくれと母親に言われたとらしくて受話器を
俺に渡した。
うっかり母親に有紀が裏ビデオを撮られたなんて言える訳がない。
俺がヨシちゃんに頼んで裏ビデオを撮らせた事がばれたらそれこ
そやぶ蛇だ。
何でもいいからともかくもっともらしい作り話をして金を出させ
るようにし向けるしかない。
26
﹁いや、お宅のお嬢さん、悪い連中に捕まりましてね﹂
﹁借金をさせられて、それを返すために体で働かされてるってわけ
ですよ﹂とひとまず言ってってみた。
すると﹁いったい娘がなんで借金なんかしたんですか、いったい
どうしてですか﹂と聞き返された。
確かに田舎から出てきたばかりの小娘が簡単に借金なんか作る訳
がない。
﹁ホストクラブですよホストクラブ﹂
﹁一晩で300万ですよ、ドンペリって洋酒知ってるでしょう﹂と
口から出任せに言ってみた。
どうも田舎の女教師でもドンペリは知ってるらしくてそれで女は
黙り込んでしまった。
﹁それで300万払えば娘は帰してもらえるんですか﹂と言うので
﹁利息が付いて500万ですよ全額払ってもらいましょうか﹂とま
た畳込むようにして言った。
有紀の母親はよっぽど世間知らずの馬鹿女らしくて話しはすぐに
まとまった。
翌日に500万もって新幹線で上野まで出て来るからそこで金を
渡して娘を返す約束だった。
有紀もだいたいの話しは側で聞いていて分かったらしくて、この
まま脅されて風俗で働くよりは家に帰った方が良いと納得した様子
だった。
﹁あとは、俺が話しを全部つけてやるから、500万あれば、裏ビ
デオをもみ消すぐらいなんでもないぜ﹂と言って安心させてやると
有紀は俺に抱きついてきた。
俺は最後の一晩たっぷり有紀可愛がってやるつもりで、優しくく
すぐるように有紀の背中を撫で回した。
だが有紀は俺の手を押しのけると﹁私このまま帰りたくないの﹂
と言いだした。
せっかく500万にもなる話しをここで壊されてはたまらない。
27
なんとか有紀を言いくるめて故郷の栃木に返すしかない。
﹁今夜はたっぷり可愛がってやるから、それにこれからだっていつ
でも東京にでてくればいつでも会えるんだぜ﹂
﹁なんなら、俺が栃木まで行ってやってもいいんだぜ﹂と有紀を説
得した。
だけど有紀のやつは飛んでも無いことを言いだした。
﹁私このまま帰りたくないからね、ママも私と同じ目に遭わせてよ。
男に体を売るってどうゆうことか、ママにも体で知ってもらうのよ﹂
という言い分だ。
これはなにか事情があるに違いないとさっしのいい俺はすぐ気が
付いた。
自分の母親を酷い目に遭わせたいと言い出すのはよっぽどの事に
違いない。
子供のころからよほど母親にきつく躾られたのかと思って﹁子供
の頃、お尻でも叩かれたのか﹂とひとまず聞きいて見た。
﹁叩かれるのはしょっちゅうだったけど、私はそんなんで言ってる
んじゃないの﹂
﹁ママ浮気してるのよ、相手は中学の時の同級生らしくて先生して
るんだって﹂
﹁それで時々相手の男が栃木まで帰郷したとき、車でラブホテルま
で行ってるの、私知ってるんだから﹂
﹁それに、付き合っている男なんか、他にもいっぱいいるの私知っ
てるんだから。ともかく何でもいいからママをもう不倫なんて出来
ない体にしてやってよね﹂と有紀に言われてなるほど有紀のやつが
母親を恨む気持ちも分かってきた。
これはなんとかしてやろうとは思ったが俺はすぐには思案が浮か
ばなかった。
だが、男と女の事にかけては俺は自分でも感心するくらいアイデ
アが出る。
﹁おい、夜這いプレーなんてのはどうだ﹂と俺は有紀に言ってみた。
28
﹁夜這いプレーってどうゆうこと﹂と有紀に聞き返されて﹁まずお
前がラブホテルで縛られている所に母親を案内するんだ﹂
﹁そして、これから客がこっそり来てレイプすることになってると
説明する﹂
﹁身代わりに誰か置いておかないと、それこそ今度は娘は殺されて
しまうと脅せばいい﹂
﹁身代わりになるのはお前の母親だ﹂
﹁縛り付けておいて目隠ししておいて置き去りにして、しばらくし
てから俺が一発ぶち込んでやるって寸法だ﹂
﹁ついでにビデオも撮っておけばいい﹂と自分でも感心するくらい
すらすらと筋書きが浮かんできた。
有紀も俺のアイデアが気に入ったらしくて、明日が楽しみだと言
って俺に抱きついてきた。
29
夜這いプレー︵前書き︶
有紀の母親を上野駅まで呼び出すと、駅前のラブホテルに案内し
た。
母親は有紀が縛られて猿轡されてる夜這いプレーの様子を見てび
っくり仰天してる。
身代わりになれと騙して母親をセーラー服姿で縛付け、有紀に鞭
で叩かせると有紀は大喜び。
30
夜這いプレー
これでやっと有紀の面倒を見なくて済むと思うと俺はほっとした。
有紀と二人で夜を過ごすのもこれが最後の見納めだ。
翌日の昼過ぎまで有紀をたっぷり可愛がってやったあと、俺は有
紀と上野まで出かけた。
有紀は俺に声をかけられた地下道を歩くと、なんだか思い入れの
あるような気分らしくて顔をしかめて足早に通り過ぎた。
駅前のビルのすぐ裏手にあるラブホテルに入ると、有紀がSM風
の部屋を選んだ。
部屋には大きな産婦人科の出産椅子が置いてあるので、有紀は面
白そうな顔をして見ていた。
俺はちょうどいいと思って有紀をその産婦人科の出産椅子に縛り
付けることにした。
部屋には自動販売機もありバイブやコンドームの他にSM用の責
め具もいろいろ置いてある。
猿轡も何種類かあったので白いボールで出来たギャグと黒い皮の
目隠しを買った。
俺は有紀に目隠しをして白いボールのギャグを口に銜えさせた。
セーラー服を着て出産椅子に縛られた女というのはまるでSM風
の裏本そっくりの構図だ。
椅子は回転のハンドルを回すと、角度が好きな位置に変えられる。
ちょうど花園が一番よく見える位置で止めると俺はデジカメで写
真を何枚も撮った。
すぐに何に使うかは思いつかなかったが、この手の写真は撮って
おけばいろいろと使い道がある物だ。
ひとまず用意ができたので、後は有紀の母親が来るのを待つだけ
だ。
新幹線の着く時刻までは少し時間がある。
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上野の駅の改札口近くまで行くと、新幹線が着いた頃を見計らっ
て母親に携帯をかけた。
母親はちょうど新幹線を降りて、改札口に歩いている途中だった。
改札口で待っていると、教えられた通りのピンクのスーツの女が
出てきた。
靴もバックもしゃれた高級なブランド品で化粧もかなり濃い。
女子中学生の親にしては随分と派手な服装だ。
まあこの親なら娘に嫌われるというのもありそうな話しだ。
さっそく俺は母親をさっきのラブホテルの部屋に案内することに
した。
部屋のドアを開けるとすぐに足を広げて花園が丸出しになった有
紀の体が目に入った。
母親はさすがにびっくりして腰が抜けたように動けなくなった。
俺は母親のお尻を後ろから押して有紀の前まで連れてきた。
セーラー服で大きく足を開いた娘の姿を見てどうしていいのか分
からない顔でしばらく立ち尽くしていたが、やがて気分が落ち着い
たのか有紀の足を縛っている金具を解き始めた。
金具を全部外して有紀を立たせると、有紀は床にしゃがみ込んで
しまった。
もちろん芝居だと分かっていたが、なかなか上手いもんだと感心
して見ていた。
最後に目隠しを外すと有紀は母親の顔を見るなり急に泣き出して
しまった。
どうも全部が全部芝居という訳ではなかったみたいだ。
母親が持ってきた鞄から500万をだして﹁あとはこれで何とか
してくださいお願いしますね﹂と言って俺に渡した。
有紀はその金を見てこれで上手くやったという顔を見せたがすぐ
にまた泣き顔を作った。
大きな鞄の中には娘の着替えに持ってきたセーラー服が入ってい
るのが見えた。
32
俺はこれは使えるととっさに思った。
もちろんこのまま有紀を返す訳には行かない。
﹁客が来るまでこうやって縛られて待つのが夜這いプレーでね。も
うすぐ客が来るんだ﹂
﹁今度の客は上得意の暴力団の組長でね。もし、部屋にきて有紀が
逃げ出したとわかったら大変なことになるんだぜ﹂とあらかじめ有
紀と口裏を合わせておいた話しを始めた。
﹁誰か代わりの身代わりを置いておかないと大変なことになるんで
すぜ奥さん﹂と俺はわざと大げさな口調で言った。
有紀も心得た物で﹁ほんとに大変なことになっちゃうの、誰か代
わりの女の子をここに縛り付けておかないと飛んでもでもないこと
になっちゃうのよ﹂と調子を合わせた。
﹁だけど代わりの女の子なんてどうすればいいんですか、すぐには
見つからないし﹂と母親が困った顔で言いだした。
ここが決め所だと俺は﹁そうだ、奥さんがぴったしですぜ、背格
好も同じくらいだし。他にもう方法はないから、いますぐここに寝
てくれませんかね、いやそれしかない﹂とまた大げさに言ってやっ
た。
有紀も﹁ママ、それしかないのよ。でないと大変なことになるの﹂
と母親を言いくるめた。
だいたい母親が夜這いプレー身代わりになるなんて馬鹿な話しは
あるわけないのだが、慌てて気が動転してるせいもあって、母親は
すっかりその気になって出産椅子に背を向けて体を載せようとした。
俺は﹁おい、セーラー服に着替えるんだ、そうしないとばれちま
うだろ﹂と母親を怒鳴りつけた。
母親は確かにそれもそうだと思ったらしく服を脱いで、鞄の中か
らセーラー服をだして着替え始めた。
まだ若いとはいえもう30代の女がセーラー服なんかを着ると、
裏本のモデルの女みたいで見ていて気分が悪くなるが、本人は得意
そうな顔をしてやがる。
33
ともかく縛り付けた後、目隠しをして口にさっきのギャグを噛ま
せた。
﹁これから組長が来るからな、何をされても逆らわずに大人しくし
ているんだぜ分かってるな﹂
﹁組長はいつ来るか分からない、いつくるのか分からないのが夜這
いプレーなんだ﹂
﹁組長は大変なドヘンタイだから何をされるか分からないぜ﹂と言
って俺は母親を脅かしてやった。
さっきから小刻みに震えていた母親の体が、急にがたがた震えて
椅子の金具が音たてて鳴った。
有紀はそれを見て満足そうに半分舌をだして笑うと先に部屋を出
て行った。
ひとまずラブホテルのロビーでしばらく時間を潰した後、俺は有
紀と一緒に母親の縛られている部屋の前まで行った。
静かにドアを開けて中を確かめた後、今度はわざと大きな音を立
ててドアを閉めた。
ドアの音を聞いただけで、母親の体がびくりと震え上がるのが見
えた。
有紀はそれがよほど面白かったらしくて、笑い出すのを堪えて体
をくねらせた。
俺は一歩一歩足音を立てて母親の前まで来ると、部屋に置いてあ
るプレー用の鞭を有紀に渡した。
黒い皮で出来た鞭は先が幾重にも別れていて、汗と血が混じり合
ったような匂いがした。
有紀はまず最初に鞭の先母親の鼻先に押し当てると、その匂いが
分かるように何度も鼻先に擦りつけた。
母親は嫌な顔をして顔をそらせたが、その度に有紀は鞭の先を母
親の鼻先に押しつけ直した。
俺がビデオカメラの用意が出来たのを目で合図して知らせると、
有紀はいきなり母親のお腹めがけて鞭をぴしゃりと叩きつけた。
34
母親が口にしたギャグの奥から悲鳴を上げると、有紀はちょっと
とまどった様子で今度はさっきより軽く叩いてみた。
だがあまり反応が無いのを見て今度はさっきよりも強く叩きつけ
た。
母親がまた体を震わせて喉の奥から叫び声を上げるのを聞いて有
紀は満足した様子で次から次へと母親の手や足を鞭で叩きつけた。
体中が鞭の跡で紅いあざができるのを有紀は面白そうな顔で楽し
んでいるようだった。
目が半分つり上がった有紀の顔を横から見ていると、つくづく女
というのは恐ろしいものだと俺は思った。
有紀が思う存分母親を鞭で叩きのめしたあと、俺は有紀にバイブ
を渡した。
一つは黒人並の巨大なバイブ、もう一つはア×ル用のバイブだ。
二本のバイブを手にして有紀は顔色が変わった。
有紀が相手をしたあのSM調教プレーマニアの客もバイブが大好
きだ。
きっと有紀の奴も特大バイブとア×ルバイブの二本差しをされた
に違いない。
自分がされたのと同じ事を母親にしてやるつもりだと俺はピンと
来た。
有紀はまずア×ルバイブゆっくりと押し回しながら深く差し込ん
だ。
ア×ルバイブは慣れてないと簡単には入らないが、有紀はよっぼ
ど上手にア×ルを責められたらしくて、ローションを先に付けて廻
しながら少しずつねじ込むやり方を何処で覚えたのかうまくやって
のけた。
もちろんすぐに特大バイブをいれたりはしない。
ア×ルバイブは団子の串刺しみたいな形をしていて、それ出し入
れするのがたまらなく快感だ。
だが入れてすぐ気持ちよく成るわけではない。
35
何度も繰り返して少しづつ微妙なテクニックで責めていくのが手
順だ。
もちろんすぐにはバイブレーションのスイッチを入れずに責める
のが上手な使い方だ。
バイブレーションなしでも十分快感が高まったところで、スイッ
チを一瞬だけ入れる。
最初はすぐにスイッチを切り、また出し入れを繰り返して頃合い
をみてスイッチをいれる。
そうするとスイッチを入れたり切ったりを繰り返す度に快感が強
くなり、最後にはもうア×ルでないと感じない体になっちまう。
有紀の手つきを見て俺は有紀が母親をア×ル狂いに調教しようと
しているのが見て取れた。
母親が母親なら娘も娘だ。
本当に女の恨みというのは親子でも底無しだ。
一通りア×ルが慣れて来たところで、次は特大バイブだ。
これもすぐには奧まで入れたりはしない。
花園に先端を軽く触れさせて押し回しながら、少しつづ快感を高
めていく。
すっかり奧まではいったら、今度は二本のバイブのスイッチを交
互に入れながら動かしていく。
有紀の手つきはすっかりプロの調教師なみだ。
もうこれで完璧にア×ル狂いに体が仕上がった頃、有紀は俺の顔
を見て指を突き出して合図してきた。
今度は俺にやらせるつもりらしい。
俺は有紀にビデオカメラを渡すと、スキー用の顔が隠れる帽子を
頭から被った。
有紀はまた指で合図してきた。
俺は有紀の指示通りに自慢のペニバンを母親のア×ルにぶち込ん
でやった。
36
テレクラ狂い︵前書き︶
母親と一緒に故郷に戻ったはずの有紀が、また家出して俺のアパ
ートに訪ねてきた。
夜這いプレーがしたいというので、ヨシちゃんに頼んで夜這いプ
レー専門の風俗店を紹介してやった。
有紀を追いかけて今度は有紀の母親が訪ねてきた。俺は母親を騙
して出会い系喫茶に案内した。
37
テレクラ狂い
一月ほどたって、俺は夜中遅くにアパート近くまで歩いて帰って
きた。
遠くから俺の部屋の前に人影が見えた。
俺は嫌な予感がした。
俺に恨みを持つ女は山ほど居る。
いきなり包丁かなんかで斬りつけられてこられては面倒だ。
俺はひとまず近くのコンビニで漫画を立ち読みして時間を潰した。
一時間程たってまたアパートまで行ってみるとまだ俺の部屋の前
に人影がある。
だが待ち伏せしてるなら、気が付かれないように隠れて待ち伏せ
するはずだ。
わざわざドアの前に突っ立っているというのは、ただ俺が帰って
来るのを待っているだけなんだろう。
だがそれでも面倒なことになるのはいやだ。
俺は注意深く階段の降り口から俺の部屋の前に立っている人影を
確かめた。
スカート穿いているから女だ。
それもセーラー服だ。
となれば相手は中学生か高校生。
それなら待ち伏せされてもたいしたことにはならないはずだ。
俺はわざと何も知らないふりで、女の近くまで歩いた。
女が気が付いてこっちを振り返って嬉しそうに微笑んだ。
一月前に家に帰した有紀だ。
俺はなんだかいやな予感がしたがひとまず嬉しそうに微笑んで返
した。
たぶんまた家出をしてきたんだろう。
だが二度目の家出ということは、もう前みたいにすぐ帰る気はな
38
いに違いない。
だとすれば今度はうまく丸めこんで働かせてやればいい。
俺はとっさに頭の中で作戦を練った。
てことは、いきなりやっちまうのが一番だ。
俺はドアを開けて有紀を中に入れるといきなり玄関で有紀を抱き
しめた。
すぐに舌を入れて、歯茎の内側を嘗め回すと有紀も舌を絡めてき
た。
手早く背中から脇の下を撫で上げると、すぐに部屋に引きずり込
んで床に押し倒した。
有紀は最初から期待していたらしく、すぐに体を捩らせてきた。
こうなれば手っ取り早く入れてしまったほうがいい。
すぐにパンティーを脱がすと、有紀は腰を前に突き出して催促し
てきた。
だが腰の位置がどうも変だ。
普通に入れるには高く上げすぎている。
有紀のやつ誰かにア×ル狂いの女にされたんだとピンと来た。
俺は望みどおりに、たっぷりとア×ルで責めてやった。
翌朝になってコンビニの弁当を食べながら俺は有紀に様子を聞い
てみた。
母親は浮気相手とは別れたが、今はテレクラ狂いになったとか。
毎週土曜日は夕方にどこかに出かけて帰りが遅いという。
いつも駅前のテレクラで男あさりをしているのだという。
なんでも有紀の彼氏の先輩がテレクラで有紀の母親の相手をして
分かったんだとか。
だが有紀に彼氏がいるなら、家出なんてする理由は無いはずだ。
俺はしつこく彼氏の事を問いただした。
有紀の彼氏は高校三年生で、去年までサッカー部の部長をしてい
たカッコイイ男の子だとか。
有紀が上手く誘ってカラオケに連れ出して、酔った振りをして逆
39
ナンパしたんだとか。
もっとも彼氏の方は自分が上手く口説いたと思いこんでるらしい。
だけどあまりにセックスのテクニックが下手で、そのうえア×ル
ではやってもらえないから家出してきたんだとか。
中途半端に身体をいじられるのはもうとても我慢できないとかぬ
かしやがる。
どうりで昨夜の燃え上がり方は普通じゃないはずだ。
よっぽど欲求不満がたまってたんだろう。
だがそれくらいで家出なんかするはずはない。
俺が問いつめると有紀はあっさり白状した。
母親の携帯を使って母親がテレクラで付き合った男に電話して、
有紀はその男と待ち合わせてラブホテルに行ったらしい。
そしたら相手はドヘンタイのドスケベ男で、とんでもない目に遭
わされたんだとか。
有紀の奴この前家出したときに変態男にSMプレーをされて懲り
たと思ったが、もっと凄いプレーをやらされたらしい。
話しをしながら途中で涙ぐんでしゃべれなくてとうとう有紀の奴
泣き出しやがった。
よくよく有紀のをよく聞いてみると、一度会っただけじゃなくて
何度も呼び出されてア×ル調教までされたみたいだ。
ア×ル調教なんてのは、どんな女でも最初はいやがるものだ。
よっぽど男の調教の腕がよかったに違いない。
いやだと思えば思うほど身体が興奮して感じまくって、しまいに
は男の言いなりにどんなことでもやらされるのが快感になったらし
い。
俺もア×ル調教の現場を見学させてもらったことがあるが、上手
な調教師だとア×ルだけ責めてそれ以外にはセックスは一切しない。
ア×ル調教のプレーが済んだ直後は女は興奮して我慢ができなく
て、自分からオナニーを始めて止められなくなっちまうんだ。
それも裏ビデオなんかでよく見るような足をおっぴろげて腰を振
40
るオナニーを一晩中やり続けるそうだ。
そうなったらもう男が欲しくてたまらない身体になって、テレク
ラにでも電話して毎晩違う男に抱いて貰わないと我慢できなくなる。
初対面の見知らぬ男に抱かれるというのは、普通のセックスより
刺激が10倍どころか100倍も強くて一度はまったらもう止めら
れない。
母親がそんな男と付き合ってると思うともう母親の顔は見るのも
やだし、有紀も刺激が欲しくて普通の高校生の彼氏なんかじゃとて
も満足できなくなったらしい。
家出して風俗で働くのが一番だし、それしかないと有紀は思い詰
めて家出してきたに違いな。
それならそれで話しがてっとり早い。
﹁働く気はあるんだろうな、毎日只飯食えるなんて思ってないだろ
う﹂とそれとなく話しを向けてみた。
もう家に帰るつもりはないらしくて、大人しく﹁ちゃんと働くか
ら﹂という返事。
だが待ってるのが退屈だからやだなんてまた言い出されてもかな
わない。
どんな店が良いのか一応は聞いてみた。
すると夜這いプレーの店で働きたいから家出して来たんだと言い
だした。
確かにこの前は有紀が夜這いプレーの店で働いてると母親を騙し
たが、どうもそれを本気にしてるらしい。
しょうがないからヨシちゃんに電話して、夜這いプレーやってる
店で働きたいって中学生がいるんだかどと有紀の目の前で電話した。
ヨシちゃんはそれならさっそく良い店を紹介してやると言ってく
れた。
だけどちょっと危ない店で、夜這いだけじゃ済まないかもしれな
いぜと脅かされた。
普通じゃないプレーの方が有紀には良さそうだとヨシちゃんも思
41
ったらしい。
有紀に﹁夜這いだけじゃ、済まないみたいだけど﹂と確かめてみ
るとそれでもいいからとの返事。
ちょうどいいドヘンタイの客を紹介するとヨシちゃんに言われて
有紀は喜んで笑みを浮かべてる。
変態男と付き合うのが嬉しいなんて、有紀もずいぶんと前とは変
わった物だ。
付き合う男が悪いと底なしの地獄に落とされるというのは女の性
だ。
俺だって底なしの地獄に女を何人も落としてきたので人の事など
言えない。
取りあえず話しがまとまったので俺は一安心して朝まで有紀を可
愛がってやった。
翌日になって昼前にヨシちゃんから有紀に電話がありこれから客
と会わせると言ってきた。
俺はちょっと心配な気がしてこないだ買ったばかりのGPS付の
携帯を有紀に渡した。
有紀は最初の客だというのでさすがに不安そうな顔つきだったが、
俺は﹁さっさと金稼いで来るんだ、途中で逃げ出したりするんじゃ
ないぞ﹂と怒鳴りつけた。
すると有紀は急に顔が引きつって泣き出しそうになった。
これはちょっと言い過ぎたかと思って今度は﹁なんか、あったら
その携帯で俺を呼べばすぐ助けにいってやるから﹂と今度は俺が優
しい口調で言うと有紀も納得した顔。
有紀はまだ何か言い足り無さそうな顔だったが渋々出かけていっ
た。
俺はこれで有紀が金を稼いでくれると一安心して久しぶりにパチ
スロに行った。
夜中近くにアパートに戻って、夜食のピザを食べてるときドアを
叩く音がした。
42
もしかして有紀が戻ってきたのかもしれないと思って、ドアスコ
ープで覗いてみると派手な服装の女が立ってる。
夜遅くのこんな時間に普通のシロート女が訪ねて来るわけはない。
訪ねて来るとすればデリヘル女が部屋を間違えたとしか考えよう
がない。
ドアを半分開けて﹁部屋が違いますよ﹂と言おうとして女の顔を
確かめると俺はどきっとした。
有紀の母親だ。
娘がまた家出をしたので俺の所に探しに来たらしい。
取りあえずドアを開けて部屋に入れると﹁有紀が何処にいるか知
ってるでしょう﹂とさっそく有紀の母親に問いつめられた。
有紀が家出したら行く場所は俺の所しかないとは母親にもちゃん
と判ってるらしい。
﹁心当たりがあったら教えて下さい﹂と母親が今度は泣きそうな顔。
﹁たぶん、有紀だったらきっとあそこに居るぜ、あそこしかないか
らな﹂と俺は適当に言ってそれとなく母親の反応を確かめた。
﹁教えて下さい、お礼は差し上げます﹂と母親は鞄からブランド物
の財布をだして札を数え始めた。
せっかくのチャンスに金だけ貰うって手はない。
﹁金で済む話しじゃないんだぜ、奥さん。身体で払ってもらおうか﹂
とわざと脅すような口調で言ってみた。
身体で払うと言えば何の事かは誰でも知ってる。
母親はちょっと困った顔をしたが﹁わかりました﹂と言うとすぐ
に俺の目の前でスカートを脱ぎ始めた。
パンティーストッキングも脱ぐとその下の派手なパンティーは紫
色のレース模様のスケスケだ。
男が喜びそうなパンティーを履いてるってことはよっぽどの男好
きって事。
有紀の言ってたことは嘘じゃ無さそうだ。
俺は有紀に聞いていた事を思い出した。
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この女テレクラ狂いなはず。
本当にテレクラ狂いなら、面白いことになりそうだ。
俺はテレクラに電話して、受話器を母親に渡した。
母親はすぐに有紀が電話にでると思ったらしくて﹁もしもし有紀
ちゃん、いま何処なの﹂と言い出したがすぐに言葉が止まった。
相手の男に何か言われて急に有紀の母親の身体が凍り付いたよう
に震え上がった。
俺が電話したのがテレクラだと気が付いたらしい。
しばらく男と話しが続いたが、男になにか言われたらしくて俺の
顔を見上げた。
テレクラに電話すれば、男と話しをすることは決まってる。
﹁俺の目の前で、いつもやってる事をやるんだ。でなきゃ、有紀の
居場所は教えないぜ﹂と俺が言ってやると有紀の母親も俺が何をさ
せたいのかは判ったらしい。
この馬鹿女すぐに足を開いて、大きな声で喘ぎ始めた。
俺は母親の身体を後ろから抱きかかえながら胸を揉んでやった。
狂ったように身体を捩る母親の喘ぎ声が、俺の耳元でうるさいく
らいに響いた。
電話を続けながら母親が床に四つんばいの姿勢になった。
後ろからたっぷり可愛がってやると、母親の身体は震えが止まら
なくなった。
俺が途中で電話を切ると、母親は腰を抜かしたように座り込んだ
まま動けなくなった。
俺は有紀の母親を渋谷の出会い系喫茶に連れて行くことにした。
タクシーを呼んで母親を奥の席に押し込めると、まだ身体の震え
が止まらないらしい。
タクシーが動き出すと俺は身体を押しつけながら母親の腿の内側
に手をあてがって小刻みに震わせた。
顔がみるみる赤くなってくるのが判って、俺はわざとじらしなが
ら今度は首筋をそっと舌先で嘗めてやった。
44
身体ごと震え上がるようにぴくっと反応してくるので面白くなっ
た。
なんどか舌先をかするように首筋を這わせるたびに、有紀の母親
は小さく呟くように喘ぎ声をあげた。
運転席で運ちゃんがゴホンと空咳をするのが聞こえた。
﹁お客さん止めて下さい﹂と言いたいらしいが、深夜の時間だった
ら男と女がタクシーのなかでいちゃつくなんてのは見慣れてるはず。
俺は知らん顔して指先を有紀の母親の腿にあてがってくすぐりな
がらなで続けた。
しばらく有紀の母親の身体を楽しんでるうちにタクシーは渋谷駅
近くの裏通りに着いた。
タクシーを降りるとちょうど目の前にはラブホテルが並んでる。
タクシーの運ちゃんが気をきかしてラブホテルの前で降ろしてく
れたらしい。
有紀の母親はこれからラブホテルに連れ込まれると思ったのか、
身体を堅くしてるが逃げる様子もない。
俺が有紀の母親の腰に手を廻して引き寄せると、母親の方も気分
がその気らしくて自分から身体を俺の身体によせて来た。
このままいい雰囲気でラブホテルに連れ込みたい所だが、そんな
事をしてる訳にもいかない。
すこし先のビルまで歩いていくと﹁イメクラ﹂の看板をもって立
っているサンドイッチマンとぶつかりそうになった。
有紀の母親は不思議そうな顔で﹁イメクラ﹂ってなんですかと俺
に聞いてきた。
栃木の田舎じゃ、﹁テレクラ﹂はあっても﹁イメクラ﹂は無いら
しい。
﹁人妻がセーラー服着て男の相手するんだ﹂と俺が説明すると納得
した顔でテレビで見たことがあると言って頷いた。
﹁映画館で待ち合わせをして、痴漢プレーとかするんでしょう﹂と
有紀の母親が言うので俺はびっくりした。
45
何にも知らないと思ってたが結構いろいろ知ってる。
﹁刺激が欲しい人妻が、痴漢に遭いたくてセーラー服着て映画館に
来るそうですね﹂とか知ったようなことを言いやがる。
どうやらテレビの深夜番組かなんかで見ただけらしい。
俺は調子を合わせて﹁そうなんだ、この辺りの深夜映画館は、セ
ーラー服着た人妻でいつも満員なんだ﹂と言ってやると、さすがに
嘘だと判ったのか黙ってしまった。
46
人妻痴漢地獄︵前書き︶
有紀の母親は出会い系喫茶で必死になって有紀を探したが居るわ
けがない。
いつのまにか男に囲まれて痴漢プレーに醜態をさらす有紀の母親。
ナンパされて近くの公園のトイレに連れ込まれたらしい。トイレ
の中で廻されてるが俺には関係ない。
47
人妻痴漢地獄
角を曲がると細い路地のビルに出会系喫茶の看板が見えた。
見た目は喫茶店だが周りにはどう見てもいかがわしい店の看板ば
かり。
誰がみたって風俗店だとすぐわかる場所だ。
俺が店に入ろうとすると﹁この店どうゆう店なんですか﹂と有紀
の母親が俺の腕を抱えて引き留めながら言った。
さすがに変な店だと困ると思ったらしい。
﹁女の子が無料で利用できる喫茶店でね、深夜は泊まるところがな
い女子高生なんかがよく来るんだ﹂と説明すると一応は判ったよう
な顔で頷いた。
だが無料の喫茶店なんて商売に成るわけはないのは誰だって判る。
﹁それで、どうやって店が儲けてるんですか﹂とすぐに有紀の母親
が問いつめてきた。
﹁男は結構高い料金を払うんだ﹂と俺が説明すると﹁カップルで来
る店なんですか﹂とまた聞かれた。
カップルで来る店だったら、女の子だけ無料にしたって意味はな
い。
﹁男でも、女でも、誰でも自由に入れる店なんですよ、奥さん﹂と
俺が言うとそれでどんな店かはだいたい見当が付いたらしくてそれ
以上は何も言わなくなった。
さっそく男性用の部屋に入ろうとしたが受付で店員に断られた。
女性は男性用の部屋には入れないと言われて有紀の母親は不満顔。
﹁見学させて下さい﹂と言うと有紀の母親はバックから財布をだし
て札束を店員に渡した。
店員は何も言わずに金を受け取った。
知らない振りをしてるから黙って通れと言うことらしい。
狭い通路を通って男性用の部屋に入ると有紀の母親と入ってみる
48
と細長い部屋は男で一杯。
マジックミラーを通して見える女性用の部屋にも女の子が大勢い
る。
セーラー服を着た女の子ばかりカウンターの席に並んでるが、も
う真夜中近い時間に普通の女子高生など居るわけはない。
だいたいがデリヘル女だと一目で分かる濃い化粧の顔だ。
ずらっと並んで座った女の前には、スカートの中を覗き見する男
が群がってる。
有紀の母親は驚いた顔で部屋の様子を見ていたが、壁がマジック
ミラーになっていて女の子の部屋からはこちらが見えないのに気が
付いた様子だ。
すぐにマジックミラーの向こうに並んだ女の子の顔を一人一人確
かめて、有紀が居るか探し始めた。
何度も細い部屋を行ったり来たりして、娘の有紀を探し回ったが
結局見つからないでため息をついてる。
急に男の喋る声がすぐ近くから聞こえてきた。
すぐ横のテーブルの上にはパソコンが置いてあって、男がマイク
で誰かと話してるらしい。
男が女を選んでビデオチャットをしてナンパして店の外に連れ出
すんだと教えてやると、なる程と言った顔で有紀の母親は頷いた。
急に目の前の女子高生が顔を歪めて叫び声でもあげてるような表
情で頭を振り出した。
足を左右に大きく広げるとセーラー服のスカートの下の真っ赤な
パンティーが見丸見えだ。
女子高生が自分で指を使ってるのが見えて、有紀の母親はびっく
りしてる。
ビデオチャットの相手の男とチャットセックスを始めたらしい。
チャットセックスというのはテレホンセックスと同じだが、ビデ
オ画面が見える分刺激が強い。
相手の女は女子高生らしいセーラー服を着てるが、化粧が濃くて
49
ヤラセのバイトをしてる女だと一目で分かる。
手にはバイブまで持ってるからチャットセックスにもやり慣れて
る感じだ。
裏ビデオなんかで使うような紫色のパール入りのバイブは見た目
も迫力がある。
男にビデオチャットで指示されて女がバイブの電源が入れると、
プーンという低い音が男の部屋にも聞こえてきた。
バイブの先をパンティーの上から花園にあてがって軽く触れさせ
ると女の子の身体が仰け反って肩が震えた。
有紀の母親がマジックミラーの目の前で驚いた顔で女子高生を見
つめたまま動けなくなった。
マジックミラーごしに女子校生の様子をさっきから見ていた男の
子達も呻くような歓声をあげて自分の股間に手を当ててる。
女が椅子から降りると、セーラー服のスカートの下に手を入れて
しゃがみ込んだ。
ビデオチャットで男に指示されてパンティーを脱いだらしい。
レース模様でヒラヒラの真っ赤なパンティーがテーブルの上に載
せられるのが見えた。
女はセーラー服のスカートをたくし上げて、尻まで丸見えになる
格好でストールに座り直した
部屋にいた男の子達がいっせいに女子高生の前に集まってスカー
トの下を覗き込んでる。
女子高生もマジックミラーで見られてることは知ってるらしくて、
よく見えるようにわざと腰を前に突き出して足を開いた。
有紀の母親は心配そうな顔をして俺の腕にしがみついてきた。
娘の有紀がここで同じ事をしてるんじゃないかと心配してるらし
い。
栃木の田舎じゃあ、こんな風俗の店なんかある分けないので有紀
の母親がびっくりするのももっともな話だ。
男の子の一人が携帯を取りだして、女の子のスカートの中を隠し
50
撮りしようと前に突き出した。
他の男の子がじゃまだと言って携帯を持った手をどかそうとする
と、今度は別の男の子がしゃがみ込んだ姿勢で携帯をマジックミラ
ーの前に突き出した。
こうなるともう誰も止められない。
男の子達がお互いに身体を押しのけながら、携帯で写真を撮り始
めると今度は女子高生が指を使って左右に花園を広げてみせた。
﹁すっげえ、丸見えだぜ﹂と男の子の声が聞こえると、興奮しきっ
た顔で自分のズボンの前を押さえてる。
とても我慢できないのか自分でズボンの上を押さえてこすりつけ
てる動作は見ていて笑いたくなる。
女子高生が足を広げてバイブを奥まで一杯に押し込むのを見て男
の子達は興奮しきって身体を揺すってとても我慢仕切れない感じだ。
急に有紀の母親が手にしたバックから携帯を取りだした。
有紀の母親まで目の前の女子高生の写真を撮るつもりなのかと思
ったが電話がかかってきただけらしい。
一言二言話した後に携帯をしまおうとしたとき急に有紀の母親の
周りを男の子達が取り囲んだ。
電話の声で男の部屋に女がいるのがばれたらしい。
もうすっかり興奮しきった若い男が目の前に女が居て我慢できる
わけない。
すぐに男の子達の手が有紀の母親の身体を撫で回し始めた。
まるで電車の中で痴漢に取り囲まれた女みたいな仕草で有紀の母
親は顔をしかめて身体を捩った。
有紀の母親はもう一度携帯を耳元に当てて何やら話しの続きを始
めた。
痴漢に触られながら携帯で話しをするなんてのは、まったくやる
ことがド変態女だ。
男の子の手がスカートを捲りあげると、パンティーの上から感じ
るところを指で押さえてつけて震わせてきた。
51
有紀の母親が喉を詰まらせて息を吐き出すと、うめき声とも喘ぎ
声ともつかない怪しげな声が聞こえてきた。
周りを取り囲んだ男の子達もすっかり調子に乗って、有紀の母親
の身体を好きなように撫でつづけてやがる。
しばらく有紀の母親の様子を見ていたが、電話で話してる会話が
なんだか変だ。
今何をされてるのか電話で詳しく説明してるみたいなしゃべり方
だ。
男の子達に囲まれて痴漢にあってる話しを電話で報告するなんて
のは普通の女のすることじゃない。
有紀の母親は電話を続けながらもう一方の手をパンティーの中に
差し入れた。
指を使いながら何度も息を吐き出すと、周りを取り囲んだ男の子
も母親のパンティーの中に差し入れてきた。
電話でまた何か言われたらしくて有紀の母親は﹁気持ちいいの、
本当に気持ちよくてし死んじゃいそう﹂と周りの男の子達にも聞こ
えるように大きな声で叫んだ。
男の子の手が後から有紀の母親のパンティーを膝まで押し下げる
と、股の間に指を突っ込んできた。
有紀の母親は膝が震えてしゃがみ込みそうに成ると今度はすすり
泣きのような声を上げ始めた。
有紀が言ってた母親の悪口はやっぱり全部本当の話だったらしい。
しばらくして携帯をしまうと有紀の母親は半分震えた声で﹁これ
から用事があるのでこれで失礼いたしますね﹂とぬかしやがった。
娘の有紀の居場所を探しているってのに、これから用事がありま
すなんて話しがあるわけ無い。
電話の様子では相手の男と待ち合わせの約束をしたらしいがどう
も変だ。
相手の男はさっき俺の部屋でテレホンセックスをしたテレクラの
男らしい。
52
有紀の母親が周りを取り囲んだ男の子達を押しのけてなんとか店
を出ようとしたがとても駄目だ。
周りを取り囲んだ男の子達は興奮しきってとても収まる様子はな
い。
強引に男の子の身体を押しのけようとしたとき、有紀の母親は後
から手を掴まれた。
手をひっぱられて転びそうに成ったところを他の男の子の手が有
紀の母親の腰を両手で掴んだ。
男の子が自分の腰を後ろから有紀の母親の尻に押しつけようとし
てきた。
ズボンの前には大きく上を向いた物が薄暗い部屋の中で一瞬だけ
霞んで見えた。
すると他の男がすぐ横から手を伸ばしながら男を突き飛ばそうと
した。
別の男が有紀の母親の手を引っ張って抱き寄せようとすると﹁こ
の野郎﹂と大きな声がして目の前で喧嘩が始まった。
有紀の母親が床にしゃがみ込むと、頭上で男の子達が押し合いな
がら怒鳴り声を上げてる。
俺は上手く母親の手を取って引き寄せながら床を這って受付まで
逃げ出した。
店の外にでると有紀の母親は服装を直してからもう一度ぺこりと
頭を下げて﹁これで失礼します﹂とぬかしやがる。
有紀の母親は俺から逃げ出すように急ぎ足で裏通りを抜けて大通
りに小走りで駆け出していった。
変だと思って有紀の母親の後をこっそり付けてみると、駅前近く
のロッテリア前で男に声をかけられてる。
出会い系喫茶で電話して待ち合わせの約束をした相手の男らしい。
男はやけに馴れ馴れしい態度で、有紀の母親の尻を撫で回してる。
やっぱり俺の部屋でテレホンセックスをしたテレクラの男に間違
いなさそうだ。
53
だとするとこれからすぐラブホテルに直行というわけだ。
ホテルに入る所をデジカメで写真にでも撮っておけばあとで何か
と役に立つと俺はとっさに思った。
ロッテリアでお茶を飲んでる所もついでに撮して置けば何かと都
合が良い。
顔がはっきり映ってる写真を撮っておけば誤魔化しようがないは
ず。
通りの反対側から二人が座ってる席にカメラを向けてズームで拡
大してみた。
並んで座ってる男の手が有紀の母親のスカートの下で腿をさする
ように撫でてるのが見えた。
これはちょうど良いと男の顔が上手く映るように場所を変えて何
枚も写真を撮った。
二人とも通りの反対側から写真を撮られてると気が付かないらし
くて、べたべたとお互いに相手の身体に手を伸ばしていちゃついて
やがる。
ロッテリアを出て二人が歩いていく後をこっそりと追いかけてい
くと行った先は近所にある公園だ。
二人でベンチに座るとさっそく男が有紀の母親の唇を奪いながら
足を広げさせた。
紫色のレース模様のパンティーが明るい街灯の光で丸見えになっ
てる。
これは都合がいいと俺は遠くからデジカメで何枚も写真を撮った。
しばらくして男がベンチの裏手にあるトイレに有紀の母親を連れ
込んだ。
トイレの中ですることと言えば、ドスケベ女なら大概たかがしれ
てる。
もうこれ以上は写真を撮れそうもないので俺が諦めて帰ろうとす
ると、公園の裏手から男が数人入ってきた。
公園なんてのはカップルで来るところで、男が大勢でくるなんて
54
のは大抵冷やかしだ。
うっかり冷やかしの相手にでもなったら大変だと俺は木陰に隠れ
た。
男達が通り過ぎるのをやり過ごしていると不意に俺の尻に何かが
触れてきた。
軽く手の平を押しつけながら指先をくすぐるように動かす感触は
痴漢だ。
公園にはカップルがエッチな事をするのを覗き見する連中が大勢
隠れているが、痴漢のチャンスも狙ってる連中だ。
これは不味いと思ったがすぐ目の前に男達が通り過ぎるのでうっ
かり声を出せない。
痴漢に遭うなんて高校生の時以来だが、あまり気分の良い物じゃ
ない。
しばらくじっとしていると、俺が抵抗しないと思ったらしくて俺
のズボンの前を指がまさぐってきた。
俺は不味いことになったと気持ちが動揺して足が震えた。
いつものペニバンを股間に付けてるのがばれたらやっかいだ。
痴漢の対象が女じゃないなんて事になればどんな目に遭わされる
か分かったものじゃない。
俺が腰を捻って逃げようとしたが腕を捻り上げられて身動きがで
きない。
痴漢の指が俺のペニバンに触れると不意に痴漢が大きく息をつい
た。
不味いことになったと俺が体を捩ろうとすると痴漢は俺のペニバ
ンを掴んでゆっくりと指先でなで始めた。
なんてこった。
男だと思われてるらしい。
女だって事がばれるのも不味いが、男だと思われちまうのもそれ
はそれでやっかいだ。
俺は何とか痴漢の手を押しのけようとしたが、腕を強くねじり上
55
げられてとてもだめだ。
すぐ奥のトイレから有紀の母親を連れ込んだテレクラの男が出て
くると、ちょうど男達が入れ替わりにトイレに入っていく。
俺はテレクラ男に気づかれないように必死で息を押し殺した。
痴漢の手が今度は俺のお尻を撫で回しながら掴んで揉み始めた。
俺はレズだがそれでもお尻を揉んだりされると身体が勝手に感じ
てきちまう。
痴漢の足を踏んづけてしまおうと思ったが、痴漢の男も慣れた物
で足を大きく開いて立ってるのでとてもできない。
痴漢の両手が俺の腰を掴んで後に引き寄せようとしてきた。
さすがにこれは不味いことになると俺は必死で目の前の木に両手
でしがみつこうとした。
だが痴漢が俺の手首を強くねじり上げてくると痛くてもうとても
逆らえない。
こうなったらなんとか上手いこと誤魔化すしかない。
俺は身体を起こして背中を痴漢に押しつけると﹁トイレに連れて
って﹂とかすれるような低い声でささやいた。
痴漢はまた俺のお尻を何度も撫で回してきた。
俺の反応を確かめてるんだと気が付いて俺は大げさに身体を震わ
せて何度も頭を仰け反らせた。
痴漢は調子にのった手つきで俺の尻を撫で続けてきた。
痴漢の手の動きに合わせて俺は必死で痴漢が喜びそうな喘ぎ声を
喉の奥からしぼりだした。
これでもう痴漢も俺が本気で感じてるんだと信じ込んだらしい。
痴漢の手がようやく俺の手首を緩めてくれたので俺はやっと息が
楽になった。
俺がもう逆らわないと思ったのか、痴漢は俺のズボンのベルトを
外そうとしてきた。
さすがにペニバンがばれるのは不味いので、俺はわざとお尻を突
き出して前屈みの姿勢をとった。
56
痴漢の手がゆっくりと俺のお尻を撫で回してくると俺は急に目眩
がして身体が熱くなってきた。
急に初めて男と付き合ったときの情景が目の前に浮かんできた。
フラッシュバックだ。
初体験があんなに悲惨な出来事じゃなかったら俺だって普通に男
に可愛がられて幸せな女に成っていたはず。
初体験の相手の同級生の男の子が今の痴漢くらいに上手だったら
俺の人生は全然違っていたはず何だ。
もう一度初体験をやり直せるなら、いまこの痴漢相手に体験した
いと思うと体中が痺れて動けなくなった。
不意に痴漢の舌先が×ナルをズボンの上から嘗め始めると、俺は
もう堪らずに本気で声がでてきちまった。
レズお俺が痴漢なんかに可愛がられて感じたりしたら様にならな
い。
逃げ出すしかないと思ったが身体が痺れてとても足が動かない。
痴漢は俺の身体をすぐ目の前の立木に押しつけて立たせた。
何をされるのかと思って身構えると痴漢の舌先が俺の耳の裏に触
れながら息を吹きかけてきた。
﹁もっと気持ちよくさせてやるぜ﹂と痴漢が低い声で俺の耳元で囁
いた。
こうなるといくら俺がレズでも痴漢の男にはとても敵わない。
もうどうなってもいいと思ったとき痴漢が俺の身体を押し出すよ
うにして木陰から公園の街灯の下に連れ出した。
俺は痴漢の手を取って少し先のトイレに案内するとトイレの入り
口で中の様子を伺った。
狭いトイレの蛍光灯のきらめく明かりの下に異様な光景が目に入
った。
有紀の母親がさっきの男達に囲まれて下半身を脱がされてる。
一目見ただけでは何が起きてるのかさっぱり判らないが怪しげな
雰囲気だ。
57
痴漢の男もさすがにこんな場所に入るのは不味いと思ったのかす
ぐに俺の手を離すと裏の木陰に逃げ込んだ。
さっきのテレクラ男ときたらまったくとんでもない遊びをやって
るらしい。
俺も男達に気づかれる前にすばやく身を隠してトイレの裏に回り
込んだ。
トイレの中からは男達の怒鳴り声や有紀の母親の泣き叫ぶ声が聞
こえてくる。
なにが起きてるのかはっきりとは判らないが普通の遊びじゃない
らしい。
うっかり関わるとこっちが大変なので俺はすぐに公園から逃げ出
した。
58
淫乱女子高生︵前書き︶
たまたま通りがかったロッテリアで淫乱女子校生の秀美をナンパ
した。
エッチな会話で探りを入れてみると、出会い系喫茶で相当遊んで
るらしい。
これは上手いこと金になりそうだと俺はほくそ笑んだ。
59
淫乱女子高生
道を戻ってさっきロッテリアの前を通りかかると、ちょうどさっ
き有紀の母親が座ってた席にセーラー服を着た小柄な女が座ってる。
随分と化粧が派手でスカートも短くてとても普通の女子高生には
見えない。
足が開いて真っ赤なパンティーが見えてるので変だと思って隣に
座ってる男の顔を確かめるとさっきと同じあのテレクラ男だ。
このテレクラ男今度はこの女子高生と遊ぶつもりらしい。
もしかして面白いことに成るかもしれない。
俺はロッテリアに入ってコーヒーを頼むと、男から少し離れた向
かい側の席に座った。
手元でケータイを操作してる振りをして隠し撮りをするにはちょ
うど良い場所だ。
急に女子高生が笑いながら頭を振って仰け反った。
男がどこか触ったらしいが、普通の女子高生が身体を触られて笑
ったりはしないものだ。
この女はどう見ても女子高生の格好をしたデリヘル女に決まって
る。
男がなにか別の注文を取りにカウンターに向かって歩き出した。
俺は慌て手にした携帯を隠して、顔を横に向けてやり過ごした。
男は飲み物をもって戻る途中で、カウンターの上にトレーを置い
た。
ポケットから小さな紫色の錠剤を出す、飲み物に混ぜてかき混ぜ
てる。
変だと思ったが女を淫乱にする薬でも飲ますつもりらしい。
有紀の母親にもさっき飲み物に同じ薬を混ぜて飲ませたに違いな
い。
薬が効いてくれば女の身体は雌豚みたいなもの、もう男に何をさ
60
れても逆らえなくなるって寸法だ。
どんな女でもこんな手を使われたんじゃあ、ひとたまりもない。
テレクラで遊んでる男なんて危ない連中ばかりだが、やっぱりこ
の男も裏では何をしてるのか分かったものじゃない。
こんな男にうっかり関わるとろくな目には遭わないと思って俺は
席を立とうと腰を浮かした。
テレクラ男の後から別の女子高生がトレーを持って店の中を見回
してながら歩いてきた。
背が高くてすらっとしていて顔立ちもそこそこだし胸もでかい。
どこか近くの有名私立校の制服らしくて随分とお洒落なセーラー
服だ。
女子高生は急に俺の前に立ち止まるといきなり﹁待たせてごめん
なさいね﹂と俺に声を掛けてきた。
俺は何のことか分からずに女子高生の顔を確かめてみたが知らな
い顔だ。
もしかして以前付き合った事があるかもしれないと思い出そうと
してみたが、思い出せない。
女子高生は馴れ馴れしい態度で俺の隣に勝手に座るともう一度﹁
ごめんなさいね、遅くなって﹂と甘えた声で話しかけてきた。
ちらっと見た感じではこの女、雰囲気は普通の女子高生で化粧も
そんなに派手じゃない。
どうやら俺の事を待ち合わせをした別の男と間違えてるらしいと
なんとなく気が付いた。
相手を間違えるってことは、まだ顔も見たことのない男と待ち合
わせしたってこと。
たぶんテレクラかなんかで男と会う約束をしたデリヘル女かなん
かだろう。
だが手に鞄を持ってる所をみると、本当に学校帰りの女子高生か
もしれない。
着てるセーラー服をよく見ると近所の有名な私立の名門女子高の
61
制服だ。
スカートは短くしてるが一応学校の校章も付けてる。
そうなるとさっきの出会い系喫茶に居た女に違いないと俺は見当
を付けた。
あの店は大抵はアルバイトのデリヘル女しかいないが、勘違いし
て普通の女子高生も出入りしてる話しだ。
男の子とビデオチャットした後に待ち合わせるにはこのロッテリ
アはちょうど良い場所だ。
﹁さっきはパンティー丸見えだったぜ﹂と俺はわざとスケベそうな
口調で言ってみた。
﹁やだ、見てたんですか﹂とすぐに笑いながら返事をする所を見る
とやっぱり図星らしい。
﹁お前いつもあそこで、パンティー見せてるだろう﹂とわざと試し
に言ってみた。
﹁お前なんて言い方しないでね、私秀美です田中秀美、秀美って呼
んでね﹂とまた女が返事をした。
どうせ名前なんか嘘に決まってるが﹁秀美ちゃん今日は随分とお
しゃれして可愛いね﹂と取りあえず適当に話しを向けた。
﹁ええ、私いつもと同じですよ、いつも可愛いいですよ﹂とまた調
子のいい返事。
これはよっぽど男と遊び慣れてるか、まったくのドシロートかど
っちかだ。
﹁あの店には、いつも遊びに来てるんだろう、これで何回目くらい﹂
と俺はそれとなく話しを向けてみた。
﹁そんなにしょっちゅうは来てないですよ今日で三回目くらいです﹂
と秀美が答えたけど適当にはぐらかしてるだけみたいな答え方だ。
﹁男に誘われたら、いつも何処に遊びに行くんだ﹂と俺はまた探り
を入れた。
﹁カラオケとかですね、他に何かありますか﹂と秀美のやつ逆に俺
に聞き返してきた。
62
この女、どうも話しの仕方が変だ。
のらりくらくりと答えながら、逆に俺の様子を探ってるみたいな
しゃべり方だ。
﹁いきなりラブホテルに誘われたりとかもするだろう﹂と俺がちょ
っときつい口調で問いつめると﹁まあ、そうですね﹂と秀美のやつ
今度は曖昧な返事だ。
﹁いつもどこのラブホテルに行ってるんだ﹂と俺は秀美がどう答え
るか試しに聞いてみた。
﹁誘ってくれるなら、どこでもいいですよ私﹂と秀美がわざと遊ん
で女みたいな口調で答えたが、上手く言い逃れをしてるようにしか
聞こえない。
どうもこの秀美という女、本当に遊んでるだけの女子高生なのか
それとれ何か目的があって俺に声をかけてきたのか怪しげな感じで
はっきりしない。
﹁お前真面目な顔してて、クンニリングスしてもらうのが大好きだ
ろう。それに好きな体位は立ちバックだ。付き合った男は10人は
越えてる。今までで一番良かったのは腹の出た中年のドスケベ親父
だろう﹂と立て続けに思いついたことを言ってみた。
何でもいいから出鱈目を並べて、秀美のやつがどんな顔をするか
確かめて見たかっただけだ。
秀美のやつ急に顔をしかめて﹁誰に聞いたんですか﹂と急に声が
小さくなった。
どうやら俺の言ったことがみんなずばり的中したらしい。
遊んでる女なら大抵はそんなもんだから、当たるのは当たり前だ。
﹁今夜も、遊んで欲しいんだな、楽しみたいんだろう、その身体で﹂
と言ってやると秀美のやつ素直に頷いた。
﹁大好きな物をたっぷり奥までぶち込まれたいんだろう﹂とまた俺
がきつい口調で言うともう秀美のやつ感じて来やがったらしくて唇
を震わせながら小さい声で﹁はい、そうです﹂と答えた。
あの出会い系喫茶で男とビデオチャットしてるなら、他の女みた
63
いにバイブを持ってるはずだ。
ビデオチャットしながらバイブを使ってるのを見せるくらいの事
をしないと、男が寄りつくわけがない。
﹁さっき使ってたバイブ出してみろ﹂と俺はわざと冷たい口調でぶ
っきらぼうに言った。
秀美のやつもう逆らえないと思ったのか、鞄からティッシュに包
んだバイブをだしてテーブルの上に載せた。
手に取ってみると小さなピンクローターには細いコードの先にリ
モコンのケースが付いてる。
小さな繭の玉くらいの大きさのこのピンクローターはアダルトシ
ョップならどこでも売ってるやつだ。
触ってみると指先に絡みつくぬっとりした液体は間違いなく女の
愛液だ。
ついさっき出会い系喫茶でビデオチャットした時に使ってたのに
間違いない。
だからこんなに愛液でべとべとって訳だ。
プロのデリヘル女だったら、もっと太めのおっきなバイブを持っ
てるはず。
男が見て喜ぶのは極太のバイブだとよく知ってるから見た目の派
手なパールが入りなんてのを大抵使うもんだ。
ピンクローターなんて使ってるのは、マジでこれでオナニーする
のが止められない女だ。
この秀美って女は本当にシロートの女子高生で、男に遊んでもら
いたくて出会い系喫茶になんかに出入りしてる馬鹿女らしい。
﹁いつもこれ使ってるのか﹂と俺が問いつめると秀美のやつ小さく
頷いて答えた。
﹁一度使ったら止められないだろう、これは気持ちいいからな、毎
日使ってるんだろう﹂お俺がまた問いただすと、今度は小さな声で
﹁はい﹂と秀美が答えた。
﹁どこが気持ちいいのか言ってみろ﹂と俺がまた厳しく問いつめる
64
と秀美は蚊の鳴くような声﹁オ×××です﹂で答えた。
かすかに肩が震えて息が喉につまりそうになってるのを俺は見逃
さなかった。
目も半分宙に浮いたような顔つきになって、この女感じてきやが
ったんだとすぐ分かった。
エッチなことを言われただけで、もう濡れ濡れになるなんて相当
のドスケベ女だ。
﹁おい、いますぐこのピンクローター入れてくるんだ﹂と俺はわざ
と脅すような口調で言った。
﹁どこにですか﹂と秀美が聞き返すので﹁決まってるだろう、オ×
××の奥だ﹂と言ってやった。
秀美は口元をすぼめて困った顔をして、そのまま凍り付いたよう
に身体が動かなくなった。
俺はもう一度﹁いますぐこのピンクローターをオ×××に入れろ
って言ってるんだ、聞こえねえのか﹂とさっきより大きな声で言っ
てやった。
こんな話しが周りの客に聞かれたら困ると思ったのか秀美は﹁止
めて下さい﹂と小さく呟いて下を向いた。
俺がピンクローターを秀美の手に押しつけて渡すと秀美は﹁トイ
レに行って来ていいですか﹂と俺にやっと聞こえるようなかすれた
声で言った。
﹁ああ、行ってこい﹂と俺が返事をすると秀美はピンクローターを
受け取ってハンカチで隠した。
席を立つとき秀美は足が震えてるらしくて危ない足取りでトイレ
に歩き出した。
俺は秀美がトイレに入って姿が見えなくなると秀美の鞄を開けて
確かめてみた。
インチキなナンチャッテ女子高生ならもってる鞄は新品だし鞄の
中は空なはず。
秀美の持っている鞄は何年も使って生地がよれよれになってる鞄
65
でどう見ても普通の女子高生の持ち物だ。
中身を確かめてみると英語や数学の教科書がノートと一緒にはい
ってる。
青い表紙の生徒手帳を手にとってみると、学生証もちゃんと中に
入ってる。
開いて確かめてみると名前は確かに田中秀美で学年も高校三年だ。
秀美のやつ確かに本物の私立の名門女子高の女子高生だ。
これはとんでもない掘り出し物を見つけたと俺はほくそ笑んだ。
真面目な顔してちょっと遊びたい女子高生なんてのはデリヘルに
売り飛ばすにはちょうど良い。
男狂いの身体にしてやれば、自分から商売したいと言い出すくら
いに仕込むのは簡単だ。
ついでに携帯も調べてみたが、まだ買ったばかりらしくメモリー
には何も入ってない。
財布の中も確かめると小さな紫色の四角い錠剤が入ってるのを見
つけた。
普通の薬にハートのマークなんかが刻印してある訳がない。
アメリカの製薬会社が開発したあの女性用バイアグラだとすぐに
ピンときた。
俺も女を淫乱にする薬は使ってるが漢方薬をいろいろ混ぜた薬で
そんなに誰にでもすぐ効く薬じゃない。
この女性用バイアグラは製薬会社が開発しただけあって効き目が
凄いと評判の薬だ。
さっきのテレクラ男が使っていたのもこれと同じ薬らしい。
日本でも手にはいるが値段が高くてとても女子高生が買える値段
ではない。
きっと男と遊んだときにもらったに違いない。
こんな薬を女子高生に渡すなんてとんでもない男もいたもんだ。
だが今はちょうど都合がいい。
俺は錠剤を一つ指先で砕いて秀美のバニラシェークに入れてかき
66
混ぜた。
67
強制露出調教︵前書き︶
ピンクローター入れさせて虐めながら、エッチな会話を向けると
秀美は今までの体験をすらすらと白状しやがった。
ゲームセンターの中央の螺旋階段をパンティーを脱がせて歩かせ
ると、秀美はよっぽど感じたらしいくて目が虚ろだ。
あちこち連れ回した後、俺はラブホテルの前を通りかかったタク
シーに秀美を乗せた。
68
強制露出調教
トイレから秀美が出てくるのが見えて俺は慌てて秀美の鞄を元の
場所に置いた。
秀美のやつバイブを入れただけで感じてきやがったのか足が震え
て歩けないらしい。
足を一歩前に踏み出す度に眉をぎゅっと歪ませて息を吐き出して
やがる。
左右に並んだ椅子にぶつかりそうななりながら、おぼつかない足
取りでやっとのことで秀美は席に戻ってきた。
﹁おい、本当にちゃんと入れてきたんだろうな、スイッチ入れてみ
ろよ﹂と俺が言うと秀美が手にしたリモコンスイッチを軽く押した。
椅子に座った秀美の身体が一瞬震えて、飛び跳ねた足がテーブル
の支柱にぶつかって音を立てた。
すぐにスイッチから指を離すと秀美は目をきつく閉じて顔を歪め
て肩で大きく息をした。
この女馬鹿正直に言われた通りにピンクローターを入れてきやが
った。
俺は秀美の手からバイブのリモコンスイッチを取り上げると操作
法を確かめた。
入りと切りしかない押しボタンは間違いようがない。
﹁これから俺の聞いたことに素直に答えるんだ、嘘を言ったらこの
スイッチを入れるからな﹂と俺が脅かすと秀美は怯えた目つきで頷
いた。
子猫みたいな目をしやがって、本当は感じてやがるのにと思うと
俺はちょっと腹が立った。
俺は秀美にさっき薬を混ぜたバニラシェークを勧めると、秀美は
嫌な顔もせずに少しだけ口にした。
俺はわざと秀美に見えるようにバイブのリモコンのスイッチの上
69
に指を載せながら﹁最初に一人でやる遊びはいつ覚えたんだ﹂と聞
いてみた。
秀美のやつ眉を歪めて口を堅く閉じてすぐには答えようとはしな
い。
一人でやる遊びと言われたら年頃の女子高生だったら何の事かは
知らないはずはない。
﹁いつも一人でやってることがあるだろう﹂と俺が厳しい口調で問
いつめても黙ったままだ。
俺がリモコンのスイッチを入れる振りをして指先を軽く押しつけ
るように動かすと秀美は慌てて﹁小学校の時です﹂と答えた。
﹁何年生の時だ﹂と俺がしつこく問いただすと秀美はすぐに﹁三年
生の時です﹂と答えた。
﹁気持ちよかったんだな﹂と俺が念を押すと秀美は黙って頷いた。
﹁誰に教わったんだ﹂と聞いてみると﹁触ってみたら気持ちよかっ
たから﹂と言うので自然に覚えたみたいだ。
俺もまだ小学生だったころは訳も分からずに自分で触ってみて気
持ちが良くて止められなかったのを思い出した。
俺だってレズに成る前には、普通の女の子らしい事をしてたこと
もある。
男と付き合うのがどうもしっくり来ないと思うようになったのは、
随分と大きくなってからだ。
小学生の頃だったらちょっと触っただけで気持ちいいだけだが、
年と共にだんだんと大胆な事をするように成るもんだ。
男の子に入れてもらうと気持ちいいなんて話しを女友達から聞い
て俺も何か入れてみたくなったりしたこともある。
﹁指は何本いれてるんだ﹂と意地悪く聞いてみると初体験が済むま
では入れたことがなかったらしい。
これならまだ色々聞き出せそうだと思って﹁初体験はいつだ﹂と
また俺はエッチな質問を続けた。
﹁中学一年の時です﹂と秀美のやつが答えたので俺はちょっとびっ
70
くりした。
初体験が中学一年というのはちょっと早すぎるが、嘘を言ってる
ようにも見えない。
﹁相手は誰だ﹂と聞いてみると﹁塾の先生です﹂と答えやがった。
なるほど初体験の相手が塾の先生というのは結構よく聞く話しで、
それほど珍しい事でもない。
教え子に手を出すというのは先生なら結構よくある話し。
﹁今彼氏はいるのか﹂と聞いてみると﹁決まった人はいません﹂と
いう答えだ。
彼氏はいないけど付き合ってる男は何人かいるらしい。
付き合った男の事を詳しく聞こうと思ったが、どうせ誘われて一
晩遊んだだけの相手。
いちいち一人づつ覚えてるはずなんかない。
秀美のやつを男狂いにした相手を聞き出そうと思って﹁今までで
一番よかったのはいつだ﹂と聞いてみた。
﹁昨日です﹂と秀美が答えたので、俺はなるほどとそうゆう事かと
思った。
昨日よっぽどいい思いをしたから、今日も遊ぶのがやめられない
って訳だ。
女が淫乱になって男と遊ぶのが止められなくなるのは大概がそん
なきっかけだ。
﹁何処で知り合った相手なんだ﹂と聞くと﹁さっきあの店です﹂と
いう答え。
やっぱり秀美のやつあの出会い系喫茶で遊ぶのが止められないら
しい。
﹁立ちバックは昨日が初めてか﹂と鎌を掛けて聞いてみると秀美の
顔が泣き出しそうに歪んだ。
やっぱり昨日遊んだ相手に立ちバックを初めてやられたらしい。
立ちバックなんてのは普通に遊んでる男なんかじゃあ滅多にやる
やつはいない。
71
腰の使い方が難しくてよっぽどテクニックがないと上手くはでき
ないもの。
だいたいがドスケベの中年男が、女の身体を男狂いにするのが目
的でやるプレーだ。
﹁男の年は幾つぐらいなんだ﹂と俺が聞いてみると﹁年上です﹂と
答えやがる。
﹁どのくらい年上かきいてるんだ﹂とすこし脅してやると﹁一回り
くらい上です﹂という答え。
やっぱり昨日の相手は中年のドスケベのド変態男だったらしい。
自分ではちょっと遊んでるつもりの女子高生なんかが、立ちバッ
クで責められたらもう堪ったもんじゃない。
下付の女は普通の正常位のセックスじゃあまり感じないが、中年
男になんかに上手く立ちバックなんかやられたらもう大変だ。
見た目は不格好な背の低い男の方が、立ちバックで女を責めるに
は腰の位置がちょうど良いからなおさらだ。
男の腰の使い方が次第で、入る角度が変わるので女の感じ方がま
るで違う。
膝が震えてしゃがみ込みそうに成るところを下から奥まで突き上
げられたらもうたまらない。
そのまま天国まで行きっぱなしにされちまうって寸法だ。
昨日は立ちバックのほかにも変態プレーを山ほど仕込まれたに違
いない。
中年男が女子高生をオモチャにして遊ぶ時にする事と言ったらだ
いたい見当が付く。
きっと財布に入っていた紫色の錠剤もその時に飲まされたに違い
ない。
薬をやってセックスなんかやったりすると、まるで別の身体みた
いに感じまくるはず。
﹁昨日は身体の震えが止まらなかったんじゃないか﹂と俺が聞いて
みるとやっぱりそうだったらしい。
72
薬を使って普通のセックスじゃもう感じない淫乱な身体に仕込ま
れたって訳だ。
それで今日も男と遊ぶのが止められないって訳だとやっと秀美の
胸の内が俺にも読めてきた。
一度男に遊ばれたら女の身体というのはもっともっと遊ばれたく
て我慢できないのが当たり前。
墜ちれば墜ちるほどもっと墜ちたくなるというのが女の性という
物。
この秀美って女はデリヘルに売り飛ばすにはまったくちょうどい
い女子高生だ。
しばらく話しをしてる間に、秀美もバニラシェークをだいたい飲
み終わった。
薬はまだ効いてきてはいない様子だが、エッチな会話のせいで秀
美のやつ感じてきてるのが顔付きで分かった。
目が宙に浮いて眉が少しつり上がって歪んでるのは女が感じてる
証拠だ。
そろそろラブホテルに連れ込もうと思って﹁じゃあ、そろそろ行
こうか﹂と声を掛けてみた。
秀美は待ちきれない様子で﹁ハイ﹂と答えて立ち上がったので俺
も席を立った。
ロッテリアの出入り口前で俺は﹁何処に行きたいんだ﹂と秀美に
聞いてみた。
﹁お任せします﹂と秀美が答えたので俺が﹁ラブホテルでいいんだ
な﹂と念を押すと秀美は頷いた。
俺はラブホテルの方に半分歩きかけたが目の前にゲームセンター
があるのが目に入って急に気が変わった。
どうせ遊ぶなら面白い方が良い。
俺はバイブのリモコンを秀美の手から横取りすると、秀美の背中
を押しながらゲームセンターに入った。
うるさい音とけばけばしいネオンの色が建物一杯を包み込んでる。
73
中央の階段は鉄骨だけの造りで、下から見上げると階段を上がる
女のスカートの中が丸見えだ。
俺は秀美の背中を押しながら、ゆっくりと秀美に階段を上らせた。
階段の二階まで登って踊り場にまで来たとき俺は﹁下から丸見え
だぜ﹂と秀美の耳元で囁いた。
秀美のやつ足が震えてるらしくて顔も強ばって今にも泣き出しそ
うだ。
俺はリモコンのスイッチを何度も軽く押して秀美の様子を見た。
秀美のやつ身体の震えが止まらないらしくて、まるでしゃっくり
でもするように何度も息を飲み込んでる。
そのままゆっくりと一番上の階まで秀美を歩かせると、自動販売
機の横の前にまで連れてきた。
秀美はようやく気持ちが安心したのか今度は身体から力が抜けて、
そのまましゃがみ込みそうになってる。
俺は秀美の腿をそっと撫で上げて確かめてみた。
本当に感じてるなら腿の内側に愛液が溢れて流れてるはず。
腿の内側を一回りなぞって確かめたが、溢れてるはずの愛液の感
触がない。
この女感じてる振りしてやがっただけだと俺はピンときた。
﹁おいお前、俺をだましただろう。バイブをちゃんと中に入れてな
いだろう﹂と俺は秀美の髪を掴んで耳元で厳しい口調で怒鳴った。
秀美は何も言わずにだまったままで、顔色も変えずにしらをきる
つもりらしい。
﹁パンティー脱いでみろ、ちゃんと奥までいれてるか見せてみろ﹂
と俺が言うと今度は﹁いやです、だめこんな所で﹂と俺に逆らって
言い返してきた。
俺は秀美のスカートを捲りあげて、パンティーを膝の下まで一気
にずりさげた。
やっぱり秀美のやつバイブをパンティーの中に入れてただけで、
ちゃんと奥までは入れてなかった。
74
俺は指先でピンクローターをつかむと、花園の奥まで指で一気に
押し込んだ。
秀美は身体を震わせると小さい声で﹁あ、﹂と言っただけで素直
にされるままになってる。
試しに軽くスイッチを入れてみると秀美のやつびっくりしたよう
に顔が歪んで身体を震わせた。
今にも泣き出しそうな顔をしてるが、どうせ心の中じゃを半分笑
ってるに違いない。
このまま秀美を甘やかして置くわけにはいかない。
俺は秀美のパンティーを足首まで降ろすと、足を片方づつ上げさ
せてパンティを奪い取った。
﹁おい、スカート短くしろ、腰で丸めて短くするんだ﹂と俺が厳し
い口調で秀美に命じると秀美は怯えた顔。
﹁やらないなら、このスイッチいれるからな﹂と俺がリモコンのス
イッチを入れる振りをした。
秀美は慌ててスカートを腰で丸めて短くしたが、短くしすぎでお
尻が丸見えになってる。
このままの格好でさっき登ってきた階段を下まで歩いて降りたら
いい見せ物になる。
俺は秀美のお尻を手で押して階段の手前まで歩かせた。
すぐ目の下にはゲームセンターの客の姿が大勢見えてる。
もう夜遅いのに遊びに来た女子高生が男の子に声をかけられてキ
ャーキャーと言ってる声も響いてくる。
﹁さっさと降りろよ、またスイッチいれてやろうか﹂と俺が秀美の
口元で囁くと秀美はもう目が宙に浮いて上気した顔になってる。
さっきの飲ませて薬が効いてきたらしくて秀美の顔は赤くなって
湯気が出そうだ。
俺が秀美の手を取ってゆっくりと歩き出すと、秀美も諦めたのか
階段に足を一歩踏み出した。
一歩階段を降りるたびに秀美の足が震えるのが俺の手にも伝わっ
75
てきた。
階段の中程で俺は秀美の腿の間に手をいれて下からそっと撫で上
げた。
さっき飲ませた薬のせいで愛液がたっぷり腿を濡らしてる。
俺はわざときつい口調で﹁さっきだましやがったからお仕置きだ﹂
と言ってバイブのスイッチを入れた。
秀美のやつ顔を歪めて悲鳴を上げそうになって、膝が震え出すと
身体全体が小刻みな痙攣を繰り返してやがる。
しばらく秀美の様子を楽しんだ後俺は、スイッチを切って秀美を
階段の下まで歩かせた。
一歩く度に膝の震えが止まらない秀美の様子を見て俺はおかしく
て笑いがこみ上げて止まらなくなった。
すぐ側ではさっきから様子を見ていたらしい女子高生が、怯えた
目つきで秀美のスカートからはみ出した尻を見てる。
秀美と似たようなセーラー服を着てるのでよく見たら、襟の色が
違うだけで同じ学校の生徒らしい。
そりゃあ先輩が階段の上からパンティーも履かずに尻丸出しで降
りてくるのを見れば同じ学校の生徒だったらびっくりするのも当た
り前だ。
これは面倒な事に成る前にさっさと秀美をラブホテルに連れ込む
に限る。
とりあえずやることをやっちまえばあとは何とでも言い逃れがで
きるってもんだ。
ゲームセンターから出て二人で歩き出すと、さっき秀美の尻を見
ていた女子高生が後からついてくる。
このあと秀美がどうなるのか気になってるのか、こっそり後をつ
けるつもりらしい。
俺はすぐ横の路地に入って女子高生が付いてくるのか様子を見た。
暗い路地の奥はラブホテル街に通じていて紫やピンクのネオンも
見えてる。
76
女子高生はさすがに暗い道に入るのは怖いと思ったのか遠くで様
子を見てるだけだ。
俺は秀美を路地の横の壁に押しつけると、秀美の胸に手をあてが
ってゆっくりと揉んでやった。
秀美のやつもう身体から力が抜けて何をされても夢でも見てるよ
うな顔だ。
もう一度ゲームセンターの方向を確かめると、さっきまで覗き見
していた女子高生はもう居ない。
どこに行ったのだろうと辺りを確かめたが急に電柱の陰で﹁ああ、
﹂と喘ぐ女の声が聞こえた。
暗がりの電柱の陰をよくよく見ると、さっきから俺と秀美の後を
付けてきた女子高生が男達に取り囲まれてる。
両手を引っ張られて電柱にしがみつくような格好をさせられて、
後ろからはスカートを捲りあげられてやがる。
痴漢か何かに捕まりやがったらしい。
どうにも逃げられないらしくて胸を強く揉まれて顔を歪めてやが
る。
こんな所を一人で歩いてたら痴漢に捕まるのも当たり前の話しだ。
女子高生の顔がふとこっちを向いて俺と視線があった。
うっかりこんな女と関わるとろくな事はない。
痴漢の男達は女子高生のスカートの下に手を差し入れてパンティ
ーを脱がしにかかった。
﹁止めてよ、誰かタスケテー﹂と女子高生が大声で叫ぶともう一度
俺の方に顔を向けた。
必死で助けを求める顔はを見てうっかり情け心でも持つとあとで
やっかいなことになる。
だいたい秀美と同じ学校の女子高生なんて助けたら、こんどは俺
が秀美にしたことが学校に告げ口されちまう。
そんなことになったら余計やっかいだ。
俺は黙って女子高生から顔を背けた。
77
﹁大人しくしろ、大人しくしないとぶっ殺すぞ﹂と男のドスのきい
た低い声が聞こえた。
女子高生は観念したのか、泣きじゃくるだけでもう男達に逆らお
うとはうない。
男の一人が女子高生の身体を後から両手で抱き上げると、他の男
が女子高生の両足を左右に開かせた。
女子高生の目の前に腹の突き出した背の低い男がしゃがみ込むと、
鼻先を女子高生の花園におしつけてやがる。
舌先でぴちゃぴちゃと嘗め回す音が聞こえてきた。
女子高生のが泣きじゃくる声が聞こえてきたが、すぐに喘ぐよう
なうめき声に変わった。
よっぽど男のテクニックが上手いらしくて、女子高生はヒイヒイ
とかすれた息をしながら身体を震わせてる。
頃合いを見計らって男が立ち上がると今度は指先を上手く使って
女子高生を責め始めた。
指を奥まで入れられるともう女子高生は逆らう気力も失せたのか
すっかり大人しくなった。
少しづつ男が指先の動かし方を変えると、すぐにまた女子高生の
喘ぎ声が聞こえてきた。
急に女子高生の声が大きくなったので何がされてるのか気になっ
て横目で見るとクリトリスとGスポットを同時に責める﹁潮吹き﹂
の真っ最中だ。
指を三本入れてバイブレータ見たいに震わせてスポットを責めら
れては、シロートの女だったらもうとても堪らない。
あっという間に女子高生の喉の奥からあふれ出す叫び声が止まら
なくなった。
﹁入れて欲しいんだろう、入れて下さいってお願いしろ﹂と男の声
がまた聞こえてきた。
入れて下さいと女子高生が返事をするまで﹁潮吹き﹂で責め続け
るつもりらしい。
78
まあ俺もいつも同じ事をしてるので、人の事は言えないが手口が
やり慣れてる。
随分と遊び上手な男達だが、遊ぶだけが目的ではないはず。
このあと近場のラブホテルにでも連れ込んだ後、裏ビデオでも撮
ってその後は女子高生をデリヘル店にでも売り飛ばすのが目当てな
はずだ。
俺もその方が秀美の事を学校に告げ口されるよりずっとましだ。
それにいつまでもこんな所にいるとろくな事はない。
俺は秀美をひっぱって路地の先に歩き出した。
少し先のラブホテルの前まで秀美を連れてきたが、ラブホテルの
入り口の前に別のカップルが居る。
男は背広を着た普通のサラリーマン風だが女の服装は少し派手目
だ。
金が少ないとか女が言い張るので、やっぱりデリヘル女らしい。
男がラブホテルに入る前にデリヘル女ともめて言い争いって訳だ。
女がでかい声で怒鳴ると、男も負けずに怒鳴り返してる。
目の前でこんな喧嘩を見せられては興ざめだ。
すぐ後ろで﹁やめて下さい﹂と今にも泣き出しそうな女の声が聞
こえてきた。
さっき痴漢に囲まれていた女子高生が、今度はラブホテルに連れ
込まれそうになってる。
薄暗い裏通りは歩く人もまばらで、みな知らん顔をして通り過ぎ
るだけだ。
ちょうど目の前にタクシーが通りがかってドアが開くと客を降ろ
した。
痴漢に囲まれた女子高生が必死な顔でタクシーの方に走り寄ろう
としてるが身体を押さえつけられて逃げ出せない。
なんとか手を振り解いてタクシーに駆け寄ろうとしたが躓いて転
んでしまった。
タクシーのドアが閉まり掛けたとき俺は素早くドアを押さえてそ
79
のまま秀美を連れてタクシーに乗った。
ドアが閉った時にはさっきの女子高生がドアの側まで駆け寄って
きたけど俺の知った事じゃない。
﹁運転手さん早く出して下さい﹂とタクシーの運転手に声をかける
とタクシーはすぐに動きだした。
80
レズ淫乱調教︵前書き︶
アパートに秀美を連れ帰ってたっぷり可愛がってやったがどうも
変だ。女子校生にしては淫乱すぎる。
秀美に誘いを掛けてみると風俗で働きたいとすぐに言い出したが
話しが上手すぎる。
デリヘル店に面接に行く途中で痴漢プレーをやらせてみたら感じ
まくってやがる。
81
レズ淫乱調教
タクシーがラブホテル街のある路地裏を抜けて大通りにでると、
俺はさっそく秀美の腿の間に手を差し入れた。
最初は膝頭を軽くくすぐると秀美の奴、膝がすぐに震えだしやが
った
俺はしばらく秀美の腿の内側を指先で軽くなぞり続けた。
すぐに秀美の足が引きって震えてきたので、俺は指先を腿の上で
進ませて花園の手前まで来ると指を逆方向に戻した。
わざとすぐには一番感じる所を責めないのは、女を責める時の鉄
則だ。
秀美のやつ身体をくねらせて、肩で息をして来たのでそろそろ頃
合いだ。
俺は手のひらを秀美の腿にあてがうと、左右いっぱいに開かせた。
初めはいやがって腿を閉じようとしたが、一旦開いてしまえばも
う逆らえるわけがない。
俺が腿の内側を左の膝から右の膝まで左右交互にくすぐるように
指を動かすともう感じっぱなしになってやがる。
秀美のやつ自分から思い切り足を左右に開きやがってみっともな
い格好で腰を震わせてやがる。
一番感じるところを軽く指先でなでると、もうぐちょぐちょで洪
水が溢れてる。
指を中まで少しだけ差し入れてみると﹁うぁ﹂と喉の奥から喘ぎ
声が漏れてた。
喉が詰まったようになって息を吐き出すと運転手も気になるのか
ちらちらとバックミラーごしにこっちをみてる。
﹁お客さん大丈夫ですか﹂と運転手が声を掛けてきたがもちろん心
配していってる訳じゃない。
秀美のやつ運転手に気づかれたと思うとまた急に身体が熱くなっ
82
たらしくて、顔が真っ赤になってる。
タクシーがアパートの前に着くと秀美のやつ腰が抜けたように動
けない。
俺は秀美の身体を抱えて車から降ろして、階段を上らせると部屋
のドアの前まで連れてきた。
ドアを開けて秀美を中に入れるとすぐに両手でドアに向かって立
たせて郵便受けをつかませた。
秀美の腰を両手で引きつけて前屈みの姿勢を取らせると、そのま
ますぐに立ちバックでせめてやった。
秀美のやつもうとても堪らない様子で、身体ごと震えが止まらな
い。
膝から崩れ落ちてしゃがみ込みそうになるのを腰を下から突き上
げて立たせてやると秀美のやつ腰を振りながら泣きじゃくってる。
取りあえずたっぷり虐めてやった後は、すぐに秀美を部屋の中に
引っ張り込んだ。
まずは四つんばいにさせて後ろからバックでたっぷり責めてやる。
そのあとは仰向けにして両膝が肩に着くくらいの位置に引っ張り
上げて腰の下には枕を押し込んだ。
上から叩き込むように腰を使うともう秀美のやつ訳の分からない
事を口走ってやがる。
疲れて動けなくなるまでたっぷり秀美を可愛がってやると俺もさ
すがにしんどくなってきた。
秀美の上に身体を重ねたまま少し身体を休めようと思ったらいつ
の間にか俺も疲れて寝てしまった。
翌朝のまだ明け方近くに半分目が覚めてみるとなんだか部屋の様
子が変だ。
耳元でごそごそと微かに物音がする。
薄明かりの中で音のする方に目をやると秀美が四つんばいの姿勢
で枕元で何か探してる。
何か無くしたのかと思ってぼんやりした目で見ていると、秀美の
83
奴俺のケータイをいじってる。
これは変だと思ってしばらく様子を見てると、携帯の次には俺の
財布を手にとって中を調べてる。
金を盗もうとしてるのかと思ったが、そうでもないらしい。
これは普通に遊んでる淫乱な女子高生にしてはやることが変だ。
俺はそっと手を伸ばして後ろから秀美のパンティーをひっぱって
膝まで降ろした。
秀美のやつ驚いて四つんばいのまま這って逃げようとしたが、そ
うはさせない。
俺はすぐに秀美の腰をしっかりつかんで引きつけるとそのままい
きなりバックで責め立てた。
繰り返し腰の角度を変えて押し込んでやるとすぐに秀美が頭を仰
け反って喘ぎだした。
腰の動きに強弱をつけて責め続けるとすぐに秀美も感じてきて腰
を使い始めた。
昨日は気が付かなかったがこの秀美って女は女子高生にしては腰
の使い方が上手すぎる。
俺はわざと自分で腰を動かすのを止めて秀美の様子を見た。
秀美は四つんばいの姿勢て身体を前後に揺すりながら腰を廻すよ
うに回転させてる。
普通に女がよがる時の動きとは違うまるでプロのデリヘル女並の
腰使い方だ。
俺がなにもしなくても勝手に自分で腰を前後に動かしながら喘ぎ
続ける秀美を見てるとやっぱりどうも変だ。
おれはちょっと秀美を試してみようと思った。
取りあえず俺が思いきり腰を使って秀美を何度も行かせると、秀
美はそのまま仰向けに布団に倒れ込んだ。
俺はそのまましばらく秀美の様子を見てみた。
秀美は腰が震えたまま、足が引きつって足の指が一本一本開いて
変な格好で動いてる。
84
両手で布団を握りしめて胸を揺するように体をくねらせて、腰も
捻りながら上下に動き続けてる。
確かに女の喜びを感じたすぐ後の体の動きだが、こんなに上手く
できるのはプロの女くらいなもの。
普通の女子高生がいくら良かったからって終わった後にこんなに
体の動かし方をするわけない。
俺は気になってしばらく秀美の様子を確かめてみた。
秀美の奴、目頭がつり上がってしばらく涙を浮かべていたが、次
第に息が落ち着いてきた。
見てると秀美の奴しばらく息使いが静かになったあとに、急にま
た体が引きつると激しく震えだし、また落ち着いてくるのを何度も
繰り返してる。
それでもまだ足りないのか、秀美の奴今度は自分で指を使い始め
た。
終わった後にまだこんな事が続くのは、どう見ても普通の女じゃ
ない。
どうも正体の分からない怪しい女だ。
このままアパートに置いておいたらろくな事にはなりそうにない。
さっさとデリヘルに売り飛ばした方が良さそうだ。
﹁おい、秀美、お前まだやり足りないんだろう﹂と俺は秀美の身体
を撫でながら耳元でささやいた。
﹁男が欲しくてたまらないんだろう、それだったらいい仕事紹介し
てやるぜ。毎晩男に可愛がって貰えるんだぜ、それも一晩何人もだ。
こんないい仕事ないだろう、お前にはぴったりだ﹂と言いながら身
体をくすぐって一番感じるところを軽く撫でるように責めた。
﹁男が欲しい女にはこんないい仕事ないんだぜ﹂と何度も繰り返し
耳元に叩き込むように繰り返すと秀美のやつ﹁どんな仕事なんです
か﹂と喘ぎながら聞いてきた。
﹁デリヘルって知ってるだろう﹂と俺がそれとなく話しを向けると
﹁はい﹂と秀美がまたかすれた声で返事をした。
85
﹁デリヘルには、なかなか簡単には勤めさせて貰えないんだぜ。普
通の女子高生が行ったって断られるだけなんだ。だけど俺が特別に
紹介すれば働かせて貰えるんだ﹂と言ってやると秀美も納得した顔。
﹁俺が紹介してやるから、面接を受けてみろ﹂と俺が勧めると秀美
は大人しく﹁そうします﹂と答えた。
いつものデリヘル店の事務所にこれから行くと電話をしてから俺
は秀美を連れ出した。
もう昼近くだが地下鉄の駅は結構混んでる。
秀美が地下鉄に乗ろうとして財布からスイカを取り出して改札を
通った。
俺は秀美のやることを見ていてなんだか変な気がした。
普通の女子高生だったら定期券をスイカ代わりに使うはず。
わざわざ定期券の別にスイカのカードを持ってるはず無い。
俺は秀美を試して見ようと思って、良い事を思いついた。
普通の女子高生なら、毎朝通学の途中で痴漢に遭うくらい当たり
前だ。
だが普通の痴漢はせいぜいちょっとお尻を触るくらい。
もっと凄いプロの痴漢になんか遭ったら秀美がどんな反応をする
か見てみるのも面白い。
俺は改札のすぐ奥のトイレに入る振りをして携帯の痴漢掲示板に
﹁これから痴漢して下さい﹂と駅名を書き込んだ。
痴漢の掲示板はインターネットの人気掲示板で、携帯からも読み
書きが出来る。
痴漢マニアが痴漢の情報を交換したりするのに使ったり、痴漢志
願の女が自分で書き込みをしたりする場所だ。
毎日大勢の痴漢マニアが掲示板を見て、痴漢志願の女が書き込む
のを監視してる。
痴漢して下さいなんて書き込みは、痴漢が見逃す訳がない。
制服姿の秀美の写真も一緒に投稿したからこれなら絶対間違いな
い。
86
階段を降りて地下鉄をしばらく待っていると、数人の男が秀美の
すぐ後ろに並ぶのが見えた。
さっき俺が書き込んだ痴漢掲示板の書き込みを見て集まってきた
男達らしい。
すこし離れた男が携帯を取りだして、俺が投稿した秀美の写真と
見比べて何度も確かめてる。
地下鉄の電車が入ってくると、昼近くの時間なのに車両の中は結
構混んでる。
秀美が電車に乗るとすぐに後ろから痴漢の男達が乗り込んで秀美
を取り囲んだ。
俺はわざとすこし離れたドアの近くで秀美の様子を伺った。
しばらくは何事も起きなかったが、やがて秀美が俺を探して顔を
こちらに向けた。
眉が歪んで半分つり上がった顔は、やっぱり痴漢に遭ってる顔だ。
俺がわざと横を向いて知らん顔をすると俺の携帯に﹁今痴漢にあ
ってるんです﹂と秀美からメールが来た。
痴漢の奴らやっぱり秀美を取り囲んでやりたい放題を始めたらし
い。
﹁本当に痴漢なのか、本当なら携帯で写真を撮って送って見せろ﹂
と書いて秀美の様子を確かめた。
秀美のやつ本当に携帯をスカートの下に差し入れて痴漢の写真を
とって送って来やがった。
俺はその写真をそっくりそのまま痴漢掲示板にアップロードして
﹁指を奥まで入れて、お願い﹂と書いてやった。
足が震えてるのかスカートがぶれて写真に写ってる。
次の駅でまた数人の痴漢が乗り込んできたらしくて秀美は痴漢に
囲まれてもう動けない。
﹁お願い助けて﹂と秀美からまたメールが来た。
また写真を撮って送るように命じると、秀美のやつ痴漢にあって
る写真をもう一度メールで送ってきた。
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今度は指が花園の奥までしっかりと付け根まで入ってる写真だ。
腿に愛液がしたたって流れてるのまでしっかり写ってる。
この女痴漢にあって気持ちがいいって事はやっぱりドヘンタイの
ドスケベ女に違いない。
だがすぐにデリヘルで働きたいなんて言い出すのもやっぱり変だ。
降りる駅が近づいてきて、俺はまた痴漢掲示板に﹁もう降ります、
また明日お願いします﹂と書き込んでみた。
すると秀美を取り囲んでいた痴漢は、誰かが合図したらしくて急
に秀美のそばから離れた。
地下鉄の電車が止まって秀美がホームに降りると俺はもう一度秀
美の様子を確かめた。
まだ足が震えていて眉が歪んで顔をしかめてるが嫌な目にあった
という顔じゃない。
この女痴漢にあって感じやがったと思うと俺はおかしくて笑いそ
うになった。
地下鉄の駅を出て駅前の大通りを歩きながら俺は秀美に話しかけ
た。
﹁デリヘル女ってのはな、待ってるだけじゃ、客の指名は取れない
んだ。自分で客を誘うのが上手く出来ないとデリヘル女はとても勤
まらない。お前、客を誘うなんて言われてもできないだろう﹂とそ
れとなく話しを向けた。
﹁客を誘うってどうすればいいんですか、教えて貰えれば私でもで
きるんですか﹂と秀美のやつやけに素直な態度だ。
﹁今すぐやってみろ、それが出来ないようじゃとてもデリヘルにな
んか紹介できないからな﹂と俺が言うと秀美も﹁そうですね﹂と言
って頷いた。
ちょうど大通りの横にマクドナルドが見えたのでこれは都合が良
いと一人で店に入らせた。
カウンターの席に座れと秀美に指示して、俺は少し離れた大通り
の反対側の小道に隠れた。
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俺は秀美がちょうど大通りに面したカウンターの席に座ったのを
確かめるとメールを送って﹁足を広げて座れ﹂と指示した。
秀美が少し膝の間を離して座ると、通りの外からは腿の上まで短
いスカートの中が見えた。
俺は秀美に﹁もっと思い切り左右に広げるんだ。外を歩いてる男
に見せて客を誘うんだ﹂とまたメールで指示した。
秀美のやつまたさっきより大きく足を広げたがまだ足りない。
﹁もっと広げろ、ちゃんと出来なけりゃデリヘルに紹介してやらな
いぞ﹂とまたメールを送ると秀美のやつ今度は股をまたもっと大き
く左右に開いた。
﹁ケータイで写真を撮って送れ﹂と秀美に指示すると、折り返しパ
ンティーが丸見えの写真を送ってきた。
俺はさっきの痴漢掲示板に﹁待ってますから声をかけてください﹂
また書き込みをして一緒に写真も載せた。
すぐに他の男から﹁何をして欲しい﹂と書き込みがあったので﹁
いますぐトイレで生フェラさせてください﹂と返事を書いた。
しばらく様子を見ていると、秀美のちょうど目の前に中年の男が
立ち止まった。
窓のガラス越しに秀美が足を広げているのを見て携帯の画像と何
度も見比べをしてる。
掲示板に書き込みした女に間違いないと何度も確かめた後に男は
店の中に入った。
男が秀美の横に座ると、秀美になにか話しかけてるのが見えた。
しばらく話しが続いた後に秀美が手にしたバニラシェークの紙コ
ップを置くと、指をスカートの下に入れた。
横に座った男も手を伸ばしてきて、秀美の腿の内側を撫で回して
る。
男の指の動きがしだいに大胆にスカートの奥まで届いてきたらし
い。
秀美が身体を捩るようにして頭を何度も仰け反らせてる。
89
感じるところを責められてるのが遠くから見ていてもはっきりわ
かる。
急に男が立ち上がると、秀美の手をとって奥のトイレに連れて行
った。
さっき俺が﹁トイレで生フェラさせて下さい﹂と痴漢掲示板に書
き込んだから、それを見た男は本気にして秀美をトイレに連れ込ん
だらしい。
これは面白いことになったと俺は、二人がトイレから戻ってくる
のを待った。
秀美が本当に淫乱な女子高生か、それとも淫乱な振りをしてるだ
けなのかこれではっきりするはずだ。
普通の女子高生なら男に声を掛けられてすぐにトイレで生フェラ
なんかとてもできないはず。
しばらく待っても二人がトイレから出てこないので、俺は気にな
ってさっきの痴漢掲示板を確かめてみた。
動画が投稿してあって、再生してみると秀美がトイレで生フェラ
してる画像だ。
秀美をトイレに連れ込んだ男が携帯で撮影して痴漢掲示板に投稿
したらしい。
俺はちょっと驚いたが、痴漢掲示板ではよくある事だ。
秀美のやつ最後には口の中に出されて、飲み込んでるのまではっ
きり映ってる。
やっと二人がトイレから出てくると、男は秀美を店に残したまま
去っていった。
秀美が少し送れて店を出てくるのが見えた。
俺は周りの様子を確かめてから、秀美に近づくと秀美も俺に気が
付いて歩み寄ってきた。
口が半分開いて目が宙に浮いてる顔は、たった今生フェラしたば
かりのフェラ顔そのままだ。
秀美は手にした札束を俺に差し出した。
90
なるほど男からちゃんと金を受け取ったらしい。
トイレで生フェラしただけにしては結構な金額だ。
俺はこれで秀美をデリヘルに売り飛しても商売がやって行けそう
だとひと安心した。
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デリヘル面接︵前書き︶
デリヘル店で店長に面接を受けた秀美だが女子校生にしては生フ
ェラが上手すぎると疑われた。
SMの調教師が秀美を鞭で打ちながら尋問したが、秀美はよっぽ
どの淫乱女らしい。
あれこれ聞かれた後にやっと秀美がデリヘル店に売れて俺はいい
金になったと一安心だ。
92
デリヘル面接
しばらく歩いて俺は裏通りにあるデリヘル店の事務所に秀美を連
れて行った。
狭いエレベーターを登っていくと秀美の奴不安そうな顔。
初めてデリヘル店の面接を受けるなら落ち着いた気分ではいられ
ないのは当たり前だ。
ドアを開けて事務所に入ると、奥から店長が出てきた。
俺は秀美を店長の前に押し出すと﹁いい女見つけたぜ﹂と軽い口
調で話しかけた。
店長は一目秀美を見ると足の下から頭のてっぺんまで視線動かし
た。
たったいまトイレで生フェラしてきたばかりの秀美の顔はどう見
てもドスケベ女そのままだ。
何度か頷いた後、店長は俺の顔を見て軽く頷いて合図した。
取りあえず見た目は合格ということなので後は面接だ。
面接といっても生フェラのテクニックを確かめるだけ。
デリヘル女ってのは生フェラが上手でないと勤まるわけはない。
さっそく店長がズボンを膝まで降ろした。
派手な色のトランクスを見て、秀美はすこし戸惑った顔。
店長が秀美に﹁じゃあ、口でやってもらうおか﹂と話しかけてき
た。
秀美もすぐに何をすればいいのか分かったらしくて店長の前に膝
をついてしゃがみ込んだ。
店長がトランクスを下げると、すぐに黒い茂みに隠れた物が目に
入った。
まだ小さい店長の物は俺から見ても可愛らしいくらいだ。
秀美は手のひらを店長の物の下に軽くあてて、持ち上げながら揺
すり始めた。
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俺はびっくりして秀美の手の動きに見とれていた。
俺はレズだから男に生フェラなんかしたこともないし、生フェラ
のテクニックなんか全然分からないんだがこの秀美は普通じゃない。
生フェラの得意な女は、普通ならすぐに舌を絡ませるもんだ。
最初に玉から責める女なんて普通の素人女とは思えない。
男に生フェラのテクニックを仕込まれでもしなきゃ、こんなやり
方を知ってるはずはない。
秀美が店長の玉を軽く握って転がすように動かすと、すぐに店長
の物は大きくなった。
次に秀美の手が根元を握って上下に揺するとすぐに店長の物は堅
く反り返ってきた。
よく見ていると秀美のやつ揺する手つきを毎回変えて捻ったり、
震わせたりと随分と芸が細かい。
秀美の手の動きに合わせて店長の腰が時折ひきつって震えはじめ
た。
早く口の中に入れて欲しくてたまらないのが見ていても店長の顔
色で分かる。
秀美が今度は舌を使って根元から上へと嘗め上げてきた。
時折顔を上げて店長の顔色を確かめてるが目の動きがどうも怪し
い。
ちらっと盗み見でもするように視線を頭の上に動かして一瞬だけ
真剣な目つきになってる。
男の反応を確かめながら、わざと感じてきた所で途中で止めて男
を焦らすつもりらしい。
繰り返し嘗め上げるたびに、舌の動かし方を変えて舌先を震わせ
たり渦をまくように動かしたりしてる。
こんな舌の使い方をされたらいくらデリヘル店の店長でもたまっ
たものじゃない。
店長は秀美の舌技に我慢しきれなくて腰を前後に揺すり始めた。
もう焦らすのは止めにしたのか、秀美が店長の先端をやっと口に
94
含んだ。
軽く歯を立てて噛みながら舌先を震わせると、ぴちゃぴちゃと舌
が音を立てた。
やっぱりこの秀美は普通の素人女じゃない。
生フェラしながら舌で音を出すなんてのはAV女優でもなきゃ上
手にできるはずはない。
店長も秀美のフェラテクニックには驚いたらしく真っ赤な顔で腰
が震えて止まらない。
本当に感じてきてもうとても我慢できないくらいに店長の物はビ
ンビンになって今すぐ爆発しそうになってやがる。
﹁もういいからやめろ、止めてくれ﹂と店長がお願いするような口
調で秀美に言ったが秀美のやつ調子に乗ってすぐには止めようとし
ない。
店長が慌てた顔で秀美の顔を押しのけて、後ろに下がるとズボン
をはき直した。
店長は情けないくらいに顔が真っ赤になって、しばらく腰が震え
たまま動けなかった。
秀美は床に尻をついてしゃがんだまま、口を半分あけて涎をたら
してる。
まだしゃぶりたいらしくて店長の顔を恨めしそうに見上げてる。
眉が上につり上がった顔は、アダルトビデオで女優が生フェラし
たあとの顔そっくりだ。
少したって落ち着いてたころテーブルの内線電話を取ると店長は
誰かに﹁いますぐ撮影はじめられるか﹂と誰かに聞いてる。
これから裏ビデオを撮るつもりらしい。
すぐに話しがまとまったらしくて店長が電話を切った。
店長が秀美を立ち上がらせたが秀美は足がもつれて動けない。
そのまま秀美の腕をひっぱって歩かせると店長が奥の部屋のドア
を開けた。
ドアの向こうに待ちかまえていた男がすぐに秀美を部屋の中に連
95
れ込んだ。
店長が戻ってくると俺に﹁いいもの見せてやる﹂と言って机の横
のモニターテレビを着けた。
テレビには秀美が大きな焦げ茶色のソファーに座ってる姿を正面
からテレビカメラで撮影した画像が映ってる。
秀美は不安そうに部屋のあちこちに視線を向けていたがやがて男
の声で﹁じゃあ始めます﹂と言うのが聞こえた。
この裏ビデオはデリヘル面接現場という事らしくて﹁どうしてデ
リヘルで働きたいのか話してくれるかな﹂と男が秀美に声を掛けた。
﹁私毎晩男が欲しくて我慢できない身体なんです、デリヘルで働く
しかないんです﹂と今朝方俺が言ったのと同じ言葉を秀美が答えた。
﹁今彼氏いるのかな﹂と男が聞くと﹁付き合ってる人はいません﹂
と秀美が答えた。
﹁そう、じゃあ、最近エッチしてないんだね﹂と男に言われて﹁は
い﹂と秀美が答えたので俺はおかしくて笑いそうになった。
この女昨晩も今朝もやられっぱなしなのに、平気な顔して嘘をつ
いてやがる。
まあどうせ裏ビデオなんだから本当の事を言うはずもない。
そのまま会話が続くと、今度はバイブを渡されて一人で遊ぶシー
ンになった。
モニターテレビに映ったバイブは、撮影用の見栄えのいいやつで
先端が紫色になってパールが入ってるかなり大型だ。
男に指示をされて秀美のやつバイブを使い始めたが、どう見ても
様子が変だ。
いやがるそぶりも見せずに素直に言う通りにしてるのは普通の素
人女らくしない。
それにバイブの使い方も見ていて随分と慣れた手つきで上手過ぎ
る。
普通の女子高生だったらいやがってとても出来ないはずなのに、
平気な顔でバイブを奥まで入れてる。
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すっかり気持ちが良くなってバイブを出し入れする手つきは堂に
入った物。
喘ぎながら足を開いてカメラに向かって腰を突き出す仕草は上手
すぎる。
バイブを握りしめて何度も頭を仰け反らせて体を震わせるとよう
やくバイブのシーンの撮影は終わった様子だ。
今度は男優との絡みのシーンらしくて秀美の左右に男が座った。
左右から手が伸びて、秀美の胸や足を撫で回すと秀美も感じてき
たらしい。
体をくねらせて喘ぎ声を上げると、自分から足を広げてソファー
の上に踵を載せた。
男優が立ち上がると秀美の広げた足の前から腰を寄せる後ろ姿が
テレビに映った。
そのまま奥まで入ったらしくて、男優が秀美の膝を抱え上げるよ
うな姿勢で腰を捻りながら前後に揺すり始めた。
秀美の大きな声がスピーカーから聞こえてくると、店長も満足し
た顔付きで俺を見た。
俺はこれなら結構な金になると思うとようやく気分がほっとした。
秀美が何度も絶叫を繰り返すと、もう一人の男優が体を入れ替え
てまた秀美を責め始めた。
今度の男優は腰の動かし方が激しくて、秀美はソファーから転げ
墜ちそうなくらいに体を捩ってる。
三人目の男が体を入れ替えると、秀美は体ごと震え続けて涙が止
まらなくなった。
さすがに裏ビデオの男優だけあってよっぽど腰の使い方がうまい
らしい。
秀美の顔が引きつって目が白目になっちまって見ていても気持ち
悪いくらいだ。
何度も行かされた後に涙が枯れるくらいに秀美が泣き続けると次
第に声が静かになった。
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小刻みに体を震わせながら目を閉じて肩で息をしている秀美の肢
体は色気があって結構可愛く見える。
不意にモニターの画面が真っ黒に消えてようやくこれで撮影が全
部済んだらしい。
ドアが開いて奥の部屋からビデオを撮影していた男が出てくると
店長と何か話してる。
俺はすぐにでも金をもらって帰りたくて、店長と男の話が済むの
を待った。
店長はどこかに電話すると、俺の方をちらっとみただけで何も言
わない。
俺はすぐにでも金が欲しくて﹁いくら貰えるんだ﹂と店長に手の
ひらを差し出した。
すると店長は﹁うん、ちょっと待ってくれないか﹂と素っ気ない
口調。
﹁何か不満でもあるのか、デリヘルにはちょうどいい女だろう﹂と
俺が言うと店長は﹁まあ、確かにそうなんだが、女子高生にしては
どうも男に慣れすぎてる﹂と変な言い掛かりを着けた。
﹁どうゆう事なんだ﹂と俺が聞き返すと﹁いや、あそこのしまりが
良いんだが、締まりが良すぎるってね、相手をした男優が言うんだ﹂
と店長が説明を始めた。
﹁素人の女子高生で、あんなに締まりが良いはずがないから、どっ
かあの女には裏があるんじゃないかってね﹂と店長に言われて俺も
そう言えばそんな気がするとなるほどと思った。
店長だってデリヘル女の扱いには慣れてるはず、俺が変だと思っ
た女を見逃すはずもない。
店長と話しを続けている時に急に裏手のドアがあいて男が入って
きた。
俺はその男の姿をみてびっくりした。
黒い皮のズボンにぴっちりした皮のシャツ、それに顔には骸骨の
マークの入ったマスクをしてる。
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手にした黒い皮の鞄は随分と大きくて重そうな古びた造りだ。
男は店長に軽く会釈すると、鞄を開けて中から鞭と縄を取りだし
た。
どうやらこの男はSMの調教師ってやつらしい。
秀美がこれからこの調教師に調教されると分かって俺はこれは大
変なことになりそうだと思った。
デリヘル女の面接で調教師が出てくるなんてのはこれが初めてだ。
さすがに秀美が調教されるなんて事になったら相当大変な目に遭
わされる。
店長も俺の顔色が変わったのを見て﹁いや、ちょっと念のために
やってみるだけだ、あとあと面倒なことになるとやだからな﹂と声
を掛けてきた。
調教師は秀美がいる部屋に入るとテレビのモニターにまた秀美の
姿が映った。
秀美のすぐ目の前に調教師が歩み寄るのがテレビのモニターで見
えた。
調教師はさっそく鞭の音をびゅんびゅんと響かせて秀美の顔色を
伺った。
さすがに秀美は怯えた顔で調教師の顔を見上げてる。
﹁おい、なんでデリヘルなんかで働きたいんだ、ちゃんと答えろ﹂
と秀美を問いつめると秀美は﹁男に毎晩可愛がってもらいたいんで
す、デリヘルが一番だって言われたんです﹂と必死で答えてる。
調教師は秀美の答えにはまだなにか裏があっ、隠し事をしてると
思ったらしい。
﹁嘘を付くんじゃねえ、ちゃんと答えるんだ、答えないとどんな目
に遭うか分かってるのか﹂と言う調教師は今度は本当に秀美を鞭で
叩きつけた。
﹁本当です、毎晩男が欲しいんです﹂と秀美が震えた声で答えたが、
調教師は容赦しない。
﹁嘘だろう、本当の理由を言うんだ﹂と秀美を鞭を叩きつけて責め
99
立てた。
秀美は頑固に同じ答えを繰り返すと、調教師は苛立った声で怒鳴
りつけては繰り返し秀美を鞭で打ち付けた。
秀美の甲高い悲鳴がスピーカーから聞こえてくると、その声は次
第に泣き声になり声がかすれてくると今度は小さなうめき声しか聞
こえなくなった。
この男はプロの調教師らしくて、声がでなくなるまで鞭を使うの
が調教の手順らしい。
秀美が鞭で打たれても動かなくなると、調教師は秀美を縛り上げ
て天井の梁からつるし上げた。
縄の具合を何度も確かめると今度は調教師は太いガラスの注射器
を取りだしてきて、宙に浮いた秀美の後から押し込んだ。
秀美は顔を歪めて苦しそうにしていたが、その顔は眉や頬の形が
変に曲がっていて快感を感じてるんだと俺にも分かった。
﹁おい来てみろ﹂と店長が俺を呼んだ。
秀美の吊された部屋に入ってみると、調教師が俺を秀美のすぐ前
まで案内した。
部屋の中にはむっとする煙のような香りが充満してる。
アロマランプから香ってくる香油の匂いらしい。
﹁見てみろ、この女調教済みだぜ﹂と調教師が指さした秀美のア×
ルはぽっかりと大きく開いてるのが一目で判る。
﹁おおかた、男が欲しくてたまらない身体に調教されて、そのあと
は男に捨てられたんだろう﹂
﹁だからデリヘルで働きたくてもう我慢できないんだぜ﹂と調教師
に言われてなるほどと俺は思った。
さすがにプロの調教師だけの事はあって目の付け方が違う。
調教済みの女はすぐに分かるってのはたいしたもんだ。
秀美がこんなに淫乱な理由もこれで納得できる話しだ。
出会い系喫茶で知り合った変態男にでもア×ル調教されたに違い
ない。
100
俺が店長の顔を伺うと店長も納得した顔だ。
さっそく店長が金庫から金を出して俺に渡してくれた。
数えて確かめてみるといつもよりかなり多い。
俺は良い金になったとすっかり良い気分で事務所を出た。
101
レズ殺しの鉄︵前書き︶
デリヘル店に秀美を売り飛ばした帰り道、気分が悪くなって目眩
がした。
気が付いたらラブホテルのベッドの上。レズ殺しの鉄に捕まって
女の悦びを身体に叩き込まれちまった。
俺はレズで男は大嫌いだが、レズ殺しの鉄になら何度抱かれても
いいくらいに気持ちがよかった。
102
レズ殺しの鉄
しばらく裏通りをあるいている内に、なんだか頭がぼうっとして
きた。
急に眠気がしてきて、酒を飲み過ぎて酔いが回ったような気分だ。
さっきの秀美が調教されていた部屋のアロマランプから変な匂い
がしていたのを俺は思い出した。
あの匂いは乱交パーティーなんかでよく使う媚薬の匂いだ。
女にだけに効く媚薬だったはずだが俺がその媚薬をうっかり吸っ
ちまったらしい。
部屋には他に男もいたけど、調教師も店長も平気な顔をしていた。
俺はレズで身体は女だから俺にもあの媚薬が効くのはありそうな
話しだ。
一歩足を動かすたびに目眩がして、身体がよろけそうになってき
た。
これは不味い。
さっき店長からもらった金を財布に入れたままで倒れて寝込んだ
りしたら大変なことになる。
俺はなんとか歩き続けようとしたが、次第に気が遠くなって来て
とても立っていられない。
目眩がして倒れ込むと、誰かが側に駆け寄って﹁だいじょうぶか、
しっかりしろ﹂と声をかけてきたが俺はそのまま気を失った。
目が覚めて気が付くと天井の蛍光灯が目に入った。
いつもの俺の部屋じゃない。
天井の壁紙も見たことのない模様だ。
俺はベッドの上に寝かされているのに気が付いたが側に男がいる。
見たことのない顔で偶然通りかかって俺を助けてくれただけらし
い。
普通に背広をきたごく普通の中年男だが、背が低い割には随分と
103
太めの身体だ。
男が座ってる椅子に俺の服が畳んで置いてあるのが見えた。
部屋の様子ではここはラブホテル、しかも俺は裸の上に毛布を掛
けられてベッドに寝かされている。
気分が悪くて助けただけなら、俺を裸になんかする理由がない。
ラブホテルの部屋に男と一緒だったらこのまま済むわけがない。
とりあえず﹁どうもありがとうございました﹂と男に言ってみた
が﹁なにがありがとうございますなんだ﹂とぶっきらぼうな口調で
逆に言い返えされた。
﹁助けて頂いてありがとうございます﹂と俺が下手に出て礼を言う
と﹁助けたわけじゃないからな﹂と男が言うのでこれはまずいこと
になったと寒気がした。
﹁聞きたいことがあるから、答えてもらおうか﹂と男が低い声で脅
すような口調だ。
知ってる事を答えるだけですむなら、それで一安心だがそれだけ
で済みそうにない。
﹁あの、女とどこで知り合ったんだ﹂と男がまず最初に聞いた。
﹁あの、女ってどの女ですか﹂と俺は恐る恐る聞き返した。
﹁さっきマクドナルドで生フェラしていた女だ﹂と男に聞かれて俺
は秀美の事を聞かれてるらしいと気が付いた。
この男さっきマクドナルドで秀美が生フェラした相手かと思った
が、見た感じ体つきが違う。
秀美の何が聞きたいのか、秀美のことを何処まで知っていて聞い
ているのか訳が分からない。
マクドナルドで生フェラしてたのを知ってるってことは痴漢掲示
板を見たからかもしれない。
もしかして地下鉄で秀美に痴漢をしてたのもこの男かもしれない
と思ったがはっきりとは思い出せない。
適当に誤魔化してやろうと思って﹁地下鉄で痴漢にあってたのを
見つけたんです﹂と答えてみた。
104
﹁嘘いうんじゃねえ、その前から知ってたんだろう、いつから知り
合いなんだ﹂と男に追求されて俺は困ってしまった。
俺だって偶然に秀美に話しかけられたのでナンパしただけで、秀
美の事は何も知らない。
男が俺から何を効き出したいのかさっぱり分からない。
うっかり嘘をついたら、何をされるか分からない。
﹁出会い系喫茶で声かけたら、ついてきたんです本当です﹂と仕方
なく俺は答えて男の顔色をうかがった。
﹁名前は何て言うんだ、知ってるんだろう﹂と言われて素直に答え
た方がいいと思って﹁田中秀美です﹂と名前を言った。
﹁どうして、その田中秀美って女がその出会い系喫茶になんか来て
るんだ﹂とまた聞かれた。
﹁友達に面白い店があるからって誘われたといってました﹂と言う
と男は一応納得した顔。
﹁それでその女、いくらになったんだ﹂と男に言われてどうもまず
い話しになりそうだと感づいた。
俺がすぐには返事をしないでいると﹁いくらで売ったんだって聞
いてるんだよ﹂と男が声の口調を変えてきた。
男は俺の財布をもう見てるはず。
秀美をデリヘルに売り飛ばしていくらもらったかは知ってるはず
だ。
﹁40万もらいました﹂と俺は正直に答えた。
﹁他にもデリヘルに売り飛ばした女がいるだろう、えっ、誰を売り
飛ばしたんだ﹂と言われて俺は答えに困った。
今までデリヘルに売り飛ばした女など一杯居ていちいち覚えてな
んかいない。
それに下手に名前を教えたりすれば、この男何をしでかすか分か
ったものじゃない。
﹁秀美が初めてだ、他に紹介した女なんかいないぜ﹂と俺が返事を
すると﹁嘘を付くんじゃない、他にもあの店に女を紹介したことが
105
あるだろう﹂と男に怒鳴りつけられた。
もしかしてこの男俺が以前売り飛ばした女の事を知ってるのかも
しれないだとすると下手に嘘を付いたりすればかえって不味いこと
になる。
﹁もうずっと前だから覚えてない﹂と俺はしらをきった。
﹁いつも何やってるんだ﹂と男が話しの矛先を変えてきた。
﹁何もしてません﹂と俺が答えると﹁じゃあ、どうしてこんな所を
歩いてるんだ﹂と問いつめられた。
﹁いつもの女に声をかけてるんだろう。家出してきた女子高生か、
それとも遊びたくてうろついてる女か﹂と言われて俺は答えに困っ
た。
﹁お前、誰に断ってそんな商売してやがるんだ﹂と急に男が脅すよ
うな口調で大声をだした。
﹁誰に断ってスケコマシなんかやってやがるんだ。レズのくせしや
がってスケコマシか﹂
﹁それより俺の女にしてやる、そうすれば毎日好きなだけ遊んでく
らせるぜ。お前みたいな女は、スケコマシよりデリヘルの方がお似
合いだぜ。デリヘルの方がもっと稼げるしな﹂と男が畳みかけるよ
うに怒鳴りつけてきた。
﹁御免なさい、もうしません﹂と俺はわざと泣きそうな声で男に言
ってみた。
﹁勝手なこと言うんじゃない、俺の女にして下さいと言うんだ﹂と
男がまた大声で怒鳴りつけてきた。
﹁お前、スタイルもいいし、胸だっていい形してるじゃないか、足
だって綺麗なもんだ。男だったら一目惚れするようないい女だぜ﹂
﹁見た目は男っぽくしてるけど、本当は女らしくて可愛い女だ。俺
はお前に本気で惚れてるんだ。だからお前と一緒にいつも居たいん
だ。お前だって俺の気持ちが分かるだろう﹂と今度は猫なで声で俺
を口説きにかかった。
﹁お前みたいな上玉はデリヘルでも大人気で良い稼ぎができるぜ﹂
106
と随分と言うことが調子が良い。
脅したかと思えば、優しい言葉で口説くのは大概は質の悪い男の
やり方だ。
﹁私レズなんです、わかってるでしょう、レズは女しか相手にしな
いって﹂と俺が仕方なく男に分かるようにと言ってみた。
男は急に俺の身体にまたがるようにして身体を重ねてくると、﹁
俺は、レズ殺しの鉄っていうんだ。レズの女を男狂いの身体にする
のが趣味なんだぜ。今までレズ女大勢を男狂いの身体にしてやった
んだ﹂
﹁レズ女には神様みたいなひとだと、感謝されてるんだ﹂と勝手な
言い分を並べ立てた。
﹁俺の女にしてやるって言ってるんだ、ありがたくて涙がでるだろ
う﹂とよほど自信があるのか随分な言い方だ。
﹁デリヘルで稼いだ金を半分よこせば、その代わりに俺がたっぷり
可愛がってやるぜ﹂と鉄が言うので俺はやっぱりと思った。
どうもこの鉄、俺の紐になって俺の稼ぎを横取りするつもりらし
い。
だいたい俺はレズなんだ、レズの俺の紐になろうなんてまともな
男の言い出す事じゃない。
﹁いい加減にしやがれ﹂と俺が思わずタメ口を叩いて起きあがろう
としたが身体が動かない。
デリヘル店で嗅がされたアロマランプの媚薬がまだ効いてるらし
い。
頭ははっきりとして意識はあるのに、首から下が動かそうとして
も動かない。
﹁じゃあ、始めるか﹂と鉄が言うと服を脱ぎ始めた。
背が低い割には太った鉄の身体は、肉がお腹にぷっくりとついて
前に突き出してる。
丸裸になると見たくも無い物が目に入って俺は目をそらせた。
鉄は鞄から肌色の下着を取りだして、被るようにして着始めた。
107
すっぽり被って突っ張った生地を直すと、鉄の奴女性用のオール
インワンの下着を着てやがる。
今度は鞄から大きなシリコンのパッドを取り出すと胸に押し込ん
で位置を直した。
オールインワンのブラカップの下で盛り上がったパッドは、まる
でFカップはあるくらいの巨乳だ。
その上に白いスリップをすっぽり被ると、今度はカツラを着けて
化粧を始めた。
どう見ても気味が悪い顔付きは、色気のない中年女に見えないこ
ともない。
レズのタチだと言われたらそんな感じもしないではない男勝りの
女みたいな顔だ。
鉄は口の中になにか放り込むと何度か口で噛んでるがチューイン
ガムらしい。
一通り女装もすんだらしく、鉄は俺の身体に被さっていた毛布を
はぎ取った。
俺は自分が下着も脱がされて真っ裸にされてるのに気が付いて寒
気がしてきた。
鉄が俺の身体の上にのし掛かるとゆっくりと大きな胸を押しつけ
てきた。
シリコンの胸だとは分かっているが、下着のスリップのこすれる
感触がくすぐったくて妙に気持ちが良い。
男の下着と違って女の下着は肌触りがいいから一度感触を味わう
と癖になる。
鉄が胸を押しつけたままゆっくりと身体をこすりつけて来ると俺
の胸と押し合ってレズプレーそのままだ。
どうもこれはまずい事になりそうだと思って俺は凍えたように身
体が縮こまった。
鉄が俺の顔を真上に向けさせると、唇を重ねてきた。
イチゴの香りが俺の鼻先に突き刺さるように届いてきた。
108
鉄の奴イチゴ味のチューインガムを口に入れてやがる。
舌先を絡ませながら鉄の指先が俺の脇腹をくすぐるように撫で回
してきた。
軽く指先を震わせて軽く触ったり離したりを繰り返すテクニック
だ。
わざと感じない所を触りながら少しづつ感じる所に指先を近づけ
てまたすぐ遠ざけるのは俺がいつもやってるやり方だ。
鉄のやつレズが使うテクニックで俺を責めてきやがる。
その上鉄が身体を動かすたびにスリップのさらさらする感触が俺
のお腹の上に触れて来て妙に心地よい。
これじゃあ、まるでレズ同士のプレーそのままだ。
これはまずいことになったと俺は冷や汗をかいてきた。
鉄の指先はしだいに俺の感じるところを探り当てて、巧みに軽い
タッチで責めてくる。
俺の身体は勝手に反応して、ぴくぴくと震えて来やがった。
男が相手なら絶対に感じるはずのない身体だと自分では思ってい
ても、レズに責められてると思うと感じてしまうのが自分でも情け
なくなる。
俺が体を捩りはじめると鉄はもう頃合いだと思ったのか、俺の足
元に座ると俺の両足首をつかんで広げさせた。
鉄の顔が俺の花園に近づくと、俺の腿の内側に鉄の舌先が触れて
きた。
思わず俺が足を震わせて体を仰け反らせると、鉄の奴を広げた腿
の左右に舌先を使い始めた。
舌の使い方も俺がいつもやってるみたいに舌先を軽く震わせて触
れたり離したりを繰り返すレズのテクニックだ。
これじゃあ俺の体はもうとても堪らない。
腿が震え出すと自分でも花園が熱く濡れてきたのが分かった。
鉄の舌先が不意に花園に触れてくるともう俺はとても我慢できな
くて息を吐き出しながら涙がこぼれてきた。
109
鉄はオールインワンの下着の股のクロッチを外して、熱い鉄柱を
俺に押しつけてきた。
オールインワンを着たままの鉄の体は、まるでレズがペニバンを
使ってるのとまるでそっくりだ。
先端をわざと花園を押し広げるようにして廻しながら軽く触れて
くるのはレズがペニバンを使う時のテクニックそのままだ。
俺は何度も体を捩ろうとしたが、鉄のでかいFカップの胸が上か
らのし掛かってきて動けない。
﹁さっさと入れろ、入れたいんだろう﹂と俺が鉄に吐き出すよう言
うと鉄の奴﹁入れて下さいとお願いするんだな﹂と冷たい口調で返
した。
俺はここまでやったらさっさと終わらせて欲しいと思って﹁お願
い入れて﹂と鉄に懇願した。
﹁お前自分から入れて下さいって言ったんだ、よく覚えておけよ﹂
と鉄は半分笑いながら俺の花園に熱い鉄柱の先端を軽くまた押し当
ててきた。
花園がもう熱くて濡れ濡れになってるのを確かめると鉄は腰を使
って少しづつ奥ままで押し込んできた。
花園がきゅんと閉まって待ち望んだ物をきつく締め付けるのが自
分でも分かった。
鉄は腰を廻しながらゆっくりとした動きで体を離すとまた軽く廻
しながら押し込むのを何度も繰り返した。
中途半端に焦らされたりするのはとても我慢しきれない。
やるなら思い切って奥までぶち込まれたほうがよっぽどいい。
俺が思わず﹁奥まで入れてくれ﹂と口走ると、鉄の奴﹁俺の女に
なれ、そうすれば奥まで入れてやるぞ﹂と俺の耳元で低い声で囁い
た。
レズの俺がこんな男の女になるなんてとんでもない話しだ。
﹁馬鹿にするんじゃねえ﹂と俺が鉄に言い返すと鉄はまたゆっくり
と腰を使い始めた。
110
何度も繰り返す鉄の動きは、次第に俺の体を女の喜びに登り詰め
るまでに舞い上がらせて行った。
﹁お前は本当はレズなんかじゃない、本当の女の喜びを知らないだ
けだ﹂
﹁俺の女になれよ、そうすれば思い切り天国に行かせてやるぜ﹂と
鉄は俺の耳元で何度もささやいた。
俺はレズなんだ鉄の女になるなんて絶対にやなこったと俺は﹁い
やだ﹂と何度も叫び続けた。
﹁おい、後悔するぜ、俺の女になりたかったとお前はずっと後悔す
る事になるんだぜ﹂と最後の捨て台詞を俺の耳元に吐き付けると鉄
はいっきに腰の動きを激しくしてきた。
ぐいぐいと奥まで一杯に押し込むと体ごと震わせながら、鉄は一
気に力強いストロークを加速させた。
俺の体の子宮の奥から火山が噴火したような熱い溶岩が吹き上が
ると体中に雷が落ちたような電流が走った。
これが本当の女の喜びなんだ、俺がいままで一度も経験したこと
のない女の快楽の絶頂なんだと俺は思い知らされた。
最後の一撃を食らって俺は、天国の上まで空高く舞い上がると、
今度は深い谷底に果てしなく墜ちていった。
俺が鉄の体にしがみついて震え続けると、鉄は満足そうな顔で俺
の顔を見つめた。
﹁今度また俺に抱かれたいと思ったら、下着は女物をつけてこいよ。
黒のレース模様のスケスケのパンティーとブラジャーだ、分かった
な﹂と鉄が言う声が聞こえた後俺は気が遠くなった。
111
女の悦び︵前書き︶
アパートに戻ると、レズ殺しの鉄の事が忘れられない。男の感触
があんなに気持ちいいなんて初めての経験だ。
俺はレズ殺しの鉄の男らしい逞しさを思い出しながら、自分で指
を使って自分を慰めた。
俺はレズなのに男の事が忘れられないなんて、自分でも情けなく
なってくる。
112
女の悦び
布団の中で目が覚めたとき、俺は自分のアパートに居るとすぐ分
かった。
子宮の奥に痺れるような鈍い感触があって、まだあのレズ殺しの
鉄に奥までぶち込まれてるみたいな気がする。
もしかして鉄が部屋に居るかもしれないと半分期待する気持ちで
部屋を見回したが誰もいない。
起き上がろうと体を動かそうとしたが、頭が重くて目眩がする。
体もだるくてとても起きあがる気力が出ない。
昨夜の事を思い出そうとしたが、ベッドの上でレズ殺しの鉄に女
の悦びを体に叩き込まれたあと何がどうなったのか思い出せない。
たぶん鉄がタクシーで俺を部屋に運んでくれたんだろうが、他に
考えようがない。
俺は目が覚めると嫌なことを全部思い出してしまうと思って、ま
た眠ろうと布団を被った。
目をつぶっていると、初めて男に抱かれた時の事を思い出した。
高校三年の夏の出来事は思い出したくもない最悪の初体験だった。
大して好きでもない同級生の男に体育館の裏に呼び出されて、コ
ンクリートの上で背中が痛かっただけだ。
そのあと何度経験しても自分が惨めになるだけでとても男に抱か
れて嬉こぶ気持ちになんか成れなかった。
俺は本当はレズじゃないと鉄がいっていたのはあながち的はずれ
な事でもない。
初体験がもっと良かったら、俺だって普通に男と付き合うのが楽
しかったに違いない。
あれこれ思い出してる内にまた俺は気が遠くなって沈み込むよう
に寝ていた。
半分夢の中で体育館の裏の景色と昨夜鉄に教えられた女の悦びが
113
混じり合って何がなんだか分からなくなった。
思い出したくないことが次から次へと夢の中に浮き上がってきて
俺は寝てるのもいやになった。
目が覚めそうになる度にまた今度は必死で眠ろうとしてる内にだ
んだん腹が減ってきた。
とても腹が減って我慢できなくなって、俺は仕方なく布団から起
き出したが昨日の鉄の身体を思い出して目眩がしそうになった。
いくらなんでも男がオールインワンを着て胸を膨らませて、スリ
ップまで付けて女装して俺を抱くなんてのはあり得ない話しだ。
そんなことまでして鉄が女の悦びを俺に教えてくれたんなら鉄に
感謝しないといけないような気がしてきた。
あれこれ考えるうちに今の俺には鉄の女になるのが一番幸せな気
がして来たが、いつまた鉄に逢えるかは分からない。
いったいどうすればまた鉄に逢えるんだろうと思ってる内に腹が
減ってもう我慢できなくなった。
俺は冷蔵庫を探して食パンが残っているのを見つけてバターを付
けて食べた。
なんとか空腹が収まると俺は気分がやっと落ち着いてきた。
他にも何か食べた方がいいとは思ったが、胃が苦しくてとても食
べられない。
俺はまた布団に戻ると、毛布を被って寝続けた。
夢の中で俺はずっと鉄の身体に抱きついてすすり泣きを続けてい
た。
鉄に抱かれていると思うといやな事も忘れられる気がした。
翌朝まで寝るとまた食パンの残りを食べたがやっぱりとても起き
ては居られない気分で夕方まで寝続けた。
三日目くらいになっても昼頃まで寝ていたが毎日寝ていたのでも
うとても寝られなくなった。
起きれば鉄に抱かれた事を思い出すので起きるのはやだが、寝よ
うとしても目が覚めてどうにもならない。
114
諦めて布団から起き上がって見た物の、しばらくは心臓が押しつ
ぶされたように苦しくて息をするのもつらい。
すこしは気持ちが落ち着くだろうと思ってコーヒーを入れて飲ん
でみたが胃が苦しくて吐き出しそうになった。
毎日食パンだけ食べていてたらとても体が持たない。
俺は駅前までいって何か少しは腹の足しになるものを食べようと
思った。
アパートを出て裏通りを歩いてると、目がくらくらしてすぐにで
も倒れてしまいそうだ。
歩いてる内に次第に腹がへってとても我慢できなくなった。
やっと駅前の楽衆軒でいつものレバニラ定食を頼んだ。
三日ぶりに食べるまともな飯は旨くて涙がでそうなくらいだ。
腹一杯食べてやっと気持ちが落ち着いてくるとまた鉄に天国に行
かされたときの感触が身体に戻ってきて胸が苦しくなった。
しばらくお茶を飲んで休んだ後に楽衆軒を出ると帰りに道にラン
ジェリーショップが目に入った。
女物の下着などもう10年近く買ったこともないが、ショーウィ
ンドに飾ってある黒いレースのネグリジェが気になった。
俺は鉄に﹁今度は黒いレースのパンティーを着てこい﹂と言われ
たのを思い出した。
デリヘル女は大抵黒のレース模様のブラジャーにパンティーを着
てるのが相場だ。
黒い下着というのは男に抱かれたくて堪らない気分の女に見える
から商売には都合が良い。
鉄も黒い下着が好きというのはやっぱり普通の男だってこと。
俺は店に入って黒のレース模様のパンティーを手に取ってみた。
もう女物の下着なんて買ったことがないが鉄に喜んでもらうには
買うしかない。
ついでに鉄が喜びそうな下着もあれこれと探してみた。
ネグリジェと、黒いパンティーとブラそれに男が一番喜ぶガータ
115
ーベルトも買った。
品物を包んでもらってる間に待っているのがなんだか気恥ずかし
かった。
アパートに戻るとまた布団に潜り込んだがさっき買ったネグリジ
ェが気になって包みを開けてみた。
黒いレースの短い丈のネグリジェは触ってみると生地がスリップ
みたいに滑らかだ。
こんな女が着るようなお色気ネグリジェなんて一度も着て寝たこ
とはない。
鉄に抱かれるときはこのネグリジェを着た方が鉄が喜ぶに違いな
いと思うともう止められない。
黒のレース模様のパンティーを履いてネグリジェを着てみると、
すべすべの生地がまとわりついて自分の身体では無いような気がし
た。
まるで男を欲しがってる夜の女みたいな格好で布団に横になると、
今すぐにでもレズ殺しの鉄に抱きしめられそうな気がした。
わざと足を開いて腰を突き出して、ネグリジェの裾をはだけてパ
ンティを見せるのがデリヘル女が男を誘うときの仕草だ。
腰をゆっくりと揺すりながら、上下に震わせて欲しがってるそぶ
りを見せれば男はすぐに飛びついてくる。
もちろん俺を抱きしめる男はレズ殺しの鉄以外に考えられない。
俺は急にからだが熱くなって自分で一番感じるところを指でなぞ
った。
鉄のことばかり考えていたせいでもうすっかりぐしょぐしょに濡
れてる。
男の事を考えて濡れてくるなんて初めての経験だ。
もうこうなると止められない。
鉄の大きなからだが俺の上にのしかかって、腰を使いながら奥ま
で入ってくるのを想像して指を使った。
一人で指を使うなんて中学生くらいのとき以来だ。
116
こんな気持ちで指を使うのなんてのはそれこそ生まれて初めての
事。
俺はやっぱり鉄に感謝しなきゃいけないんだ。
鉄の奴俺のことを可愛くていい女だなんて褒めてくれた上、本当
に惚れてるんだとぬかしやがった。
もしかしたら本気で惚れてるからあんなに俺のことを可愛がって
くれたのかもしれない。
そうでなきゃあんなにたっぷりと時間をかけて丁寧に相手をして
くれるはずがない。
今度鉄に﹁俺の女に成れ﹂と言われたらもうとても断る気はしな
い。
﹁はい﹂と答えるよりは﹁私からお願いします﹂と答えた方が可愛
い女だと思ってもらえるに違いない。
そうしたら鉄の奴きっとすぐに俺を抱きしめてキスしてくるはず。
鉄の分厚い胸板に抱かれると思うと、やっぱり女を相手にするよ
り男に抱かれる方が良いとつくづく思う。
鉄が俺を抱きしめながら、俺の口の中にあのねちっこい舌をいれ
てくると思うと気持ちが押さえきれない。
一番感じるところに指を強く押しつけて廻すと感じっぱなしにな
って目眩がしてきた。
なんども身体を仰け反らせて体中を震わせたがどうにも満足しき
れない。
疲れてしばらく横になって休んではまた繰り返し指を使い続ける
うちにいつのまにか朝方になった。
とても寝ていられなくてコーヒーを入れて飲んだが、疲れが出た
のか今度は急に眠くなった。
布団に入ると今度は昼まで眠り続けた。
117
デリヘル志願︵前書き︶
次にナンパした家出娘の芳恵は、不細工で失敗だった。
風俗店でバイトしてるはずの有紀から助けて欲しいとケータイに
メールが来た。上野公園のトイレに行ってみると、露出プレーでト
イレに縛り付けられてた。
有紀の客らしい男はどっかで見覚えがあると思ったらテレビで有
名な評論家だ。
118
デリヘル志願
いつまでも毎日アパートで寝ていてもしょうがない。
俺はまた家出女を捜しに上野の地下道に行ってみることにした。
駅の階段を降りると、手近な場所から順に家出女を捜して歩き始
めた。
いつもだったら一人くらいは地下道に座り込んでる女が居るはず。
田舎臭い顔で、座ったまま動かないのは大抵は家出してきた女だ。
駅の階段から少し離れた奥の通路で俺はちょうど良さそうな女子
高生を見つけた。
膝を立てて座り込んでる女はどう見ても田舎から出てきたばかり
の家出女だ。
そばに荷物を入れた鞄をもってるからまず間違いない。
俺は何気なく近くを通りかかった振りをして﹁こんにちは﹂と話
しかけてみた。
女子高生が顔を上げて俺の目を見つめて﹁はい﹂と小さい声で答
えたが、俺は不味いことをしたとすぐ気が付いた。
目が細くて顔が四角、おまけに唇が厚い。
一目でブスだと分かる顔はとてもデリヘル女なんかは勤まらない。
俺は慌てて女子高生の顔から目をそらせて歩き出そうとしたが、
女子高生がすぐに立ち上がって俺の後から付いてきた。
俺は女子高生の体つきを見て、やっぱりこれは駄目だと思った。
身体が大柄で骨太なデブだ。
ブスでデブじゃあどう間違ったってデリヘル女なんかできるわけ
ない。
俺が知らん顔をして駅の地下道を出ようとすると女子高生も俺の
あとからぴったり吸い付くように着いてくる。
これじゃあ、男に声を掛けられたら誰にでも付いていってしまう
に違いない。
119
幾らブスな女でも、女子高生ならどんな女でもいいって男に捕ま
ったら大変だ。
俺は取りあえず﹁腹減ってるんじゃないか、飯食わせてやろうか﹂
と声を掛けてみた。
女子高生はすぐに﹁はい、私お腹すいてるんです﹂とあっさりと
誘いに乗ってきた。
こうも不用心な女は危なくてしょうがない。
すぐ目の前に焼き肉屋の看板が目に入ったので俺は﹁ここの焼き
肉は旨いんだぜ﹂と誘ってみた。
女子高生は急にニコニコ顔になって﹁わあ、凄い、食べたい﹂と
大声で叫んだ。
さっそく席について適当に注文すると、肉の皿が出てきた。
俺がガスコンロに火をつけて肉を焼き始めたが女子高生は黙って
見てるだけ。
焼き肉屋に来たことがないらしい。
俺が焼き上がった肉を皿に載せてやると上手そうに食い始めた。
一通り食べるだけ食べた後、俺は﹁お前、家出して来たんだろう
名前はなんていうんだ﹂と聞いてみた。
﹁私、芳恵って言うんです、黒崎芳恵です、高校三年です﹂と女子
高生が話しを始めた。
やっぱり田舎から出てきた家出娘らしい。
こんなブスじゃ東京に出てきてもろくな目には遭わない。
俺はお説教して国に帰らせようと思ったがどう話しを切り出して
いいのかすぐには言葉が浮かばない。
﹁私はデリヘルで働きたくて、家出してきたんです﹂といきなり芳
恵が言い出したので俺はびっくりした。
﹁上野の駅の地下道で待ってれば、男の人に声を掛けられてデリヘ
ルを紹介してもらえるって聞いたんです﹂
﹁私どうしてもデリヘルで働きたいんです﹂と芳恵が言うので俺は
困ってしまった。
120
いくら本人がデリヘルでは働きたいと言っても、ブスでデブじゃ
デリヘルは無理だ。
そうは言っても相手はまだ高校生だ。
はっきりとブスでデブだから駄目だとはとても言えない。
俺は取りあえず﹁何で、デリヘルで働きたいんだ﹂と聞いてみた。
すると芳恵の奴﹁私レズなんです、レズだからデリヘルで働くし
かないんです﹂と飛んでもない事を言い出した。
レズだからデリヘルで働きたいなんて、いったい何を言い出すの
かまったく訳が分からない。
﹁どうしてレズだとデリヘルで働かなきゃ行けないのかな﹂と俺は
芳恵の顔色を見ながら恐る恐る聞いてみた。
﹁私子供が好きなんです、結婚して子供が欲しいんです。だけどレ
ズだからデリヘルで働かないと行けないんです﹂と芳恵が訳の分か
らない事を言う。
﹁だからなんでレズはデリヘルで働かなきゃ行けないのか聞いてる
んだよ﹂と俺はもう一度聞いてみた。
﹁レズを直すにはデリヘルで働くしかないんです、デリヘルで働け
ば必ずレズは直るってみんな言ってます﹂と芳恵がまた変なことを
言い出した。
﹁みんなって、誰が言ってるの﹂と俺が聞いてみると﹁友達はみん
なそう言ってます。毎晩男に抱かれたらレズなんてすぐ直るって﹂
と芳恵が答えた。
なるほどそう言われて見たら確かにに理屈はあってる気がした。
この女自分じゃレズだなんて言ってるけどどうせまだ子供だ。
男がちょっと苦手で、女同士の方が気が楽だなんてのは女なら普
通のこと。
一度くらい女同士でキスしたこと位はあっても不思議はない。
それで自分がレズだと思いこむ女も結構いるけど、大概は一度で
も男に抱かれればすぐに男の方が良いと気がつくもんだ。
だがレズを直したくてデリヘルで働きたいなんて言い出す女なん
121
て聞いたこともない。
﹁私今夜寝るところがないんです、今夜からデリヘルで働かせて下
さい﹂と芳恵が言いだすので俺はなんとか誤魔化して芳恵から逃げ
るしかないと思った。
﹁俺は画家でね、今日は絵の展覧会を見に来たんだ、ほら印象派の
バルビゾンの絵だ﹂と口から出任せを言った。
﹁どうして私なんかに声かけたんですか﹂と芳恵が不満そうな顔で
言うので俺は﹁絵のモデルにちょうど良いかなと思ったんだけど、
デリヘルで働きたいなら絵のモデルは駄目だよね﹂と言ってやった。
芳恵はがっかりした顔をして唇をすぼめた。
俺は先に店を出ようとして席を立ったが、芳恵もすぐに立ち上が
った。
店の前で俺は﹁じゃ、これから俺は絵の展覧会を見に行くから﹂
と言って芳恵と別れて歩き出そうとした。
だが芳恵もすぐに﹁私も絵が大好きなんです﹂と言って俺から離
れようとはしない。
取りあえず美術館まで二人で歩くと絵を見ながら俺がいろいろと
講釈してやった。
﹁この色遣いと、このモチーフの選び方はとても参考になるね﹂と
もっともらしい口調で話すと芳恵は納得した顔で頷いてる。
一回り美術館の中をもっともらしい顔で案内した後、ちょうど奥
の庭先に喫茶店があるのが見えた。
展覧会の最中なので、喫茶店は見物客で混んでるが空いてる席は
まだある。
俺がレジで食券を買おうとすると芳恵が﹁私が払います﹂と言っ
て財布を出した。
さっきはお金がないと言ってたはずだが嘘をつきやがって金はあ
るらしい。
横目で財布の中を確かめると一万円札が結構一杯入ってる。
家を出るときに持ち出したらしいが、家出なんかすればそんな金
122
はすぐに無くなっちまう。
席に座るときに俺は芳恵から鞄を取り上げて空いてる席に置いた。
芳恵がトイレに行った隙に鞄の中を探ってみた。
やっぱり金の入った封筒が、鞄の奥のポケットに入ってる。
俺はすばやく封筒を鞄から取りだしてズボンのポケットに隠した。
あとは知らん顔していれば芳恵だって俺が取ったとは気が付かな
いはず。
芳恵がトイレから出てくるとき、そばの男が芳恵に声をかけた。
芳恵が男に返事をしたらしくて、男がまた何か言ったが芳恵は少
し苦笑いしただけで戻ってきた。
声の方向を見るとトイレから少し離れた席に男が数人座ってるの
が目に入った。
俺と同業のスケコマシの竜だ。
あいつとは同じ女の取り合いをしたこともあるがどうも馬が合わ
ない。
竜の奴いつも仲間を引き連れていて、女を見つけると手近なトイ
レに連れ込んですぐに廻しちまうという随分と乱暴な手口だ。
俺は芳恵の鞄から金を抜き取ったのを竜に見られたかと心配にな
った。
こうなったら芳恵を竜に押しつけて逃げてしまった方がいいと俺
は思いついた。
だいたいデリヘルで働きたいなんて理由で家出してくるなんてと
んでもない話しだ。
東京に着いてすぐに上野公園のトイレなんかで廻されたら、デリ
ヘルで働きたいなんてもう言い出さないだろう。
さっさと田舎に返すにはその方が手っ取り早い。
俺はトイレに行く振りをして竜とは反対方向の出口まで歩いた。
美術館の喫茶店は美術館の中からも外からも出入り自由なので逃
げ出すにはちょうどいい。
そのまま俺は芳恵を置き去りにして喫茶店の裏手から美術館の外
123
に出た。
美術館の裏通りを上野駅に向かって歩いていると携帯にメールが
来た。
開けてみると﹁助けて﹂と書いてあるが誰からのメールか分から
ない。
もしかして芳恵が竜にとっつかまって廻されて﹁助けて﹂とよこ
してきたのかと思ったが、そんなはずはない。
メールのアドレスをよくよく確かめてみると以前有紀に渡したG
PS携帯からのメールだ。
俺は﹁いま何処にいるんだ﹂とメールで聞いてみたが返事がない。
有紀の奴、変な客にでも捕まって困ったことになってるらしい。
GPSで確かめてみるとすぐ近くらしいので助けにいくしかない。
どうにかGPSの示す場所をたどってみると、それらしいのは上
野公園の中のトイレだった。
公園の林の少し奧に小さな建物があって左右に男女のトイレがあ
り真ん中が身体障害者用の広いトイレだ。
だとすれば身体障害者用のトイレが一番怪しい。
周りに誰もいないのを確かめて身体障害者用のトイレのドアのス
イッチを押してみると、確かに中に誰か居るのが見えた。
女の尻らしい肌色の丸みがすぐに目に入った。
どうやら手すりに縛り付けられているらしくて、セーラー服のス
カートがめくり上げられてお尻がむき出しになって突き出している。
桃色の小さな尻と、細くてすっと伸びた足はまだ中学生くらいの
少女だ
俺は近寄って花園を見ただけですぐに縛られている女が有紀だと
気が付いた。
客がよっぽどの変態で公園のトイレに縛り付けてそのまま置き去
りにしたらしい。
有紀も誰かがトイレに来たのは気が付いたらしいが目隠しをされ
ているので、トイレに入ってきたのが俺だとは判ってはいないよう
124
だ。
だが縛られていて携帯でメールが打てるわけはない。
俺は注意深くトイレの中を確かめた。
トイレ便器のすぐ下の床に何か銀色の小さい箱が置いてある。
盗撮用の隠しカメラだと俺はピンと来た。
てことは客の男はわざと俺を呼び出して俺が有紀とやってるのを
盗撮するつもりなんだろう。
そうなれば客はこのトイレの近くにいるってことだ。
俺はいつも持ち歩いてるスキー用のマスクを被って有紀の後ろに
回った。
有紀の花園にはご丁寧に小さなバイブが差し込んであり、時々有
紀の腰が小刻みに震えるのが分かった。
リモコンバイブを入れられているらしい。
となればア×ルにぶち込めという事だ。
せっかくの据え膳は食わない手はない。
俺はさっそく有紀の体を後ろから抱きかかえて床に置いてあるカ
メラから見えるようにぶちこんでやった。
有紀は訳が分からなくて必死で体をくねらせていたがすぐに自分
からに腰を使い出した。
たぶん変態の客は今どこかで、ビデオカメラに写っている画像を
喜んで見ているはずだ。
だがこのまま客の望みどおりにしておく手はない。
俺は有紀から体を離すとわざと床の上のビデオカメラを蹴飛ばし
てやった。
ビデオカメラはカラコロと音を立てて洗面台の下まで飛んでいっ
た。
俺は急いでトイレをでると、素早く近くの茂みに駆け込んで身を
潜めた。
しばらくじっと身体を伏せて待っていると誰かが近づいてきた。
トイレの近くで立ち止まって周りを伺うように様子を確かめてる
125
のはどう見ても怪しい。
しばらく辺りを見回してからやっぱり男がトイレに近寄ってきた。
有紀をトイレに縛り付けて盗撮しようとした客の変態男に違いな
い。
男はトイレの真ん前で辺りを何度も見回してる。
俺は必死で身体を地面に伏せて隠れながら男の顔を確かめた。
どっかで見た顔だ。
すぐには思い出せない。
だがテレビのニュース番組でよく見る顔だと思い出した。
男がトイレに入るとしばらくしてトイレから出てきた。
すぐに有紀もトイレから出てきたが手に札束を持ってるのが見え
た。
有紀は客から割り増しのお金をもらったらしくトイレの前で金を
数えてるが、嬉しそうな顔はしていない。
セーラー服のスカートを直すと有紀は男と別れて美術館の方に歩
き出した。
俺は地面に伏せたまま有紀が通り過ぎるのを待った。
男は有紀とは反対の方角に歩き出した。
有紀と別れて上野駅の方に帰るつもりらしい。
俺は男が見えなくなる頃合いを見計らって茂みの陰から立ち上が
って男のあとをつけた。
少し歩くと男は上野公園から上野駅へと降りる階段を降りていっ
た。
俺も少し送れて階段を降りていったが男が階段の下で立ち止まっ
た。
俺は知らん顔で男の横を通り過ぎるとずっと先まで歩いて信号機
横の電柱に隠れた。
これから上野駅に行くのかそれとも地下鉄に乗るのかと思っ見て
いると、男は階段の下でしばらく立ち止まって上を見上げている。
ちょうど地下鉄の駅から客が数人降りてきた。
126
短いスカートの女子高生が階段を上がって行くのが見えた。
男はすぐ女のすぐ後から階段を登り始めた。
ポケットから何か取りだして、すぐ上を歩く女子高生のお尻の真
下にかざすのが見えた。
さっきトイレに置いてあった盗撮用のカメラらしい。
女子高生のセーラー服のスカートの下を盗撮するつもりらしい。
だがカメラは俺が蹴飛ばしたせいで調子が悪いらしくて男は何度
かカメラを揺さぶっていた。
結局上手く行かなかったらしくて、階段の一番上まで上がる前に
男は階段を降りてきた。
このド変態男はテレビによく出てる結構有名な評論家だと俺は気
が付いた。
名の売れた評論家が女子高生のスカートの中を盗撮するのが趣味
とは驚いた話し。
これは上手くやればいい金になると俺は思った。
俺は男の様子を遠くからカメラでしっかりと撮影した。
女子高生のスカートの下に後から手を伸ばしているのは誰が見た
って盗撮だとすぐ判る。
望遠で撮れば遠くからでもはっきりと顔が写るから言い逃れなん
か出来るわけがない。
男は何度か階段を上がったり下ったりを続けたが、そのうちどこ
かに姿を消したので俺もさっさと帰ることにした。
127
SM調教ビデオ︵前書き︶
芳恵を売り飛ばそうとデリヘル店に連れて行ったが、一目見ただ
けで断られた。
ちょうどSM調教物の裏ビデオ撮影の最中で、自分も同じ目に遭
わされると思ったのか芳恵はデリヘルで働くのは諦めた様子だ。
俺は芳恵を出会い系喫茶に置き去りにして、やっかい払いをした。
128
SM調教ビデオ
俺が地下鉄の駅の階段を降りようとしたとき芳恵がちょうど竜と
手をつないでこっちにやってくるのが見えた。
芳恵が俺に気が付くとすぐ竜の手を振り解いて俺に駆け寄ってき
た。
竜の奴もさすがに芳恵の話に呆れて、手出しはしなかったらしい。
﹁竜さんが教えてくれたんですけど、デリヘルならジョーさんが紹
介してくれるからジョーさんに頼めって﹂といきなり芳恵が大声で
話しかけてきた。
こんな所でデリヘルなんて言葉を大声で言われてはかなわない。
竜の奴も俺が芳恵の金をかすめたことは言わなかったみたいだが、
余計なことを吹き込んだらしい。
デリヘルの面接を受けたって断られるにきまってるが取りあえず
デリヘル店の事務所に連れて行くことにした。
地下鉄で渋谷まで行くと、裏通りにあるいつものデリヘルの事務
所に芳恵を連れて入った。
店長はちらっと芳恵を見ただけで面接もする気はないらしい。
一目見てブスでデブと分かる女、いくら女子高生でも客の相手な
んか勤まるわけがない。
﹁内じゃ女子高生は使わないから、帰んな﹂と店長に言われて俺が
帰ろうとしたが、芳恵は店長に﹁ここで働かせてください、今日泊
まるところがないんです﹂と何度も頭を下げてすぐには帰ろうとは
しない。
店長も芳恵がなかなか帰らないので困ってはいるが相手は女子高
生、怒鳴りつける訳にもいかない。
ちょうどドアをノックする音がして﹁すいません、遅くなって﹂
と紺のスーツを着た中年の女が必死で俺に頭を下げた。
地味な濃紺のスーツを着てる割に、派手なブランド物のハンドバ
129
ックはどう見ても変だ。
俺は女の顔を見てアダルトビデオを販売してる会社の女社長だと
思い出した。
以前旦那がやってた会社をその女が引き継いだとかいう話しだ。
一時期は大儲けして羽振りもよかったがそのうち売れなくなって、
裏物にも手を出したとかいう話しを聞いたことがある。
仕事の話しでもしに来たかと思ってると店長が﹁おい、なんだと
思ってるんだ、みんな待ちくたびれてるぜ﹂と女社長を叱りとばし
た。
女社長を奥の部屋にいれると﹁いいもの見せてやるからこっちに
来な﹂と芳恵をモニターテレビの前に座らせた。
俺が芳恵の後ろからモニターテレビのを見ていると女社長がすぐ
にスーツを脱いで下着だけの格好になるのが見えた。
黒のレース模様のひらひらのブラジャーとパンティーは最初から
着てくるように言われていたらしくてお色気たっぷりだ。
男の声で﹁どうして裏ビデオになんか出る気になったのか説明し
てもらおうか﹂とスピーカーから聞こえてきた。
﹁すいません、借金が返せないんです、返せなかったら身体で払う
って約束したんです﹂と女社長が泣きそうな声で言い訳してる。
どうもこのビデオはヤラセじゃなくて、本当に社長が借金を返せ
ないらしい。
男にバイブを渡されてまずはオナニーシーンから始まると芳恵の
やつ興味津々といった顔でくいいるようにビデオを見つめてやがる。
中年女のオナニーは腰を振って足をおっぴろげて男とセックスし
てるときと同じ格好で激しく腰を使う飛んでもない代物だ。
おまけにバイブを自分で花園の奥に押し込んでぐいぐいと捻った
り捻り回したりと出し入れの仕方も凄い。
男に激しく責められてるのと同じ事をバイブを使って自分でやる
んだから男性経験が豊富な女はやることが凄い。
高校生のオナニーなんかとはまるで別物で芳恵も唖然とした顔を
130
して画面に見入ってる。
カメラの位置に合わせて姿勢を変えながら女社長のオナニーシー
ンが続くと何だか芳恵の顔付きがおかしい。
変だと思って芳恵の手元を見ると、制服のスカートの下に手を突
っ込んで自分で指をつかってやがる。
やっぱり中年女のオナニーシーンは女子高生には刺激が強すぎた
らしい。
一通りオナニーのシーンが終わると、今度は調教師が画面に映っ
た。
中年の女のオナニーシーンだけ撮影したって裏ビデオになんかな
る訳がない。
調教物の裏ビデオを撮るというのが最初からの約束だったに違い
ない。
まずは調教師が怒鳴りつけながら鞭で尻を叩きつけて、女社長が
顔を歪めて泣き出すシーンから始まった。
﹁借金かえせなけりゃ、身体で払って貰うって約束だぜ﹂と調教師
が怒鳴りつける声が聞こえてきた。
﹁ごめんなさい、今日はお金が出来なくて、身体で払いますから許
して﹂と女社長が必死で台詞を読み上げるような棒読みで答えてる。
どうにもこんなへたくそな芝居は見ていても笑ってしまうが、裏
ビデオなら台詞が下手でも商売には成る物だ。
調教師は鞭の先を女社長の花園にめがけて叩きつけてきた。
﹁ひいーーー﹂と女社長が叫び声を上げて身体を仰け反らすと身体
を震わせて引きつってる。
これはSMの調教で調教師も女社長もわざと大げさに演技してる
のは見ていてもすぐ判る。
芳恵の奴は調教なんて見たことがないらしくて、怯えた顔でテレ
ビの画面を見つめてる。
一通り鞭で打ち付けるシーンが終わると今度は女社長の身体が縄
で縛られて天井から吊された。
131
きりきりと調教師が滑車を巻き上げると、最初は床に転がされて
いた女社長の身体が宙に浮いて次第に高く釣り上げられた。
海老ぞりの様な格好で身体に縄が食い込んで、女社長は今にも死
にそうな顔で呻き声を上げてる。
腿を縛った縄は足が一杯に開くように肩まで伸びてきつく引っ張
って縛ってある。
調教師が女社長の身体を廻してちょうど花園がカメラの方から丸
見えに成るように動かした。
中年女の紫色にどすぐろい色をした花ビラは見ていても気持ちが
悪い。
まずは浣腸の太い注射器を尻から押し込むと女社長の顔は脂汗で
引きつってる。
芳恵はテレビの画面を見ていても何をしるのか判らないらしい。
平気な顔でテレビの画面を見つめて不思議そうな顔をしている。
調教師が思い切り強く女社長の背中を鞭で叩くと、女社長の悲鳴
がスピーカーから響いてきた。
さすがに芳恵もこれにはびっくりして声も出ない様子。
もうとても見てはいられないという顔で椅子から立ち上がった。
ここで働いたりすれば自分も同じ目に遭うと思って怖くなったら
しい。
俺の腕をつかんで﹁もうこっから出たい﹂と言い出した。
取りあえず芳恵の奴デリヘルで働くのは諦めたらしいのであとは
どうやって故郷に返すかの算段だ。
駅に通じる大通りを歩いていると芳恵のやつ﹁あの女の人なんで、
縛られて鞭で打たれたりしてるんですか﹂と俺に聞いてきた。
﹁あれは、打たれて痛がってるんじゃなくて喜んでるんだぜ﹂と俺
が言うと芳恵は変な顔をしてる。
何も知らないらしいので俺が﹁あれは、調教といってね、大声で
泣き叫んでるけど、だんだん痛いのが快感になるんだ﹂と教えてや
った。
132
﹁何で痛いのが快感になるんですか﹂と芳恵が言うので﹁一度体験
してみれば分かるぜ、セックスの100倍くらい気持ちいいんだぜ﹂
と少し大げさに言ってやった。
﹁私も体験すれば分かるんですか﹂と芳恵が呟いたので俺はまずい
ことをいったと慌てて﹁よっぽどの変態でなきゃ、あんなことはや
ったりしないからな﹂と言い直した。
芳恵のやつ﹁私変態なんです﹂とまた変なことを言いだしやがっ
た。
またやっかいな事を芳恵が言い出すと俺も困った事になる。
﹁その調教っていうの、レズよりも気持ちいいんですか﹂と芳恵が
まだ言うので俺は慌てて﹁芳恵ちゃん、原宿行ったことあるかな﹂
と強引に話題を変えた。
﹁せっかく東京に出てきたんだから原宿で服でも見ていきたいだろ
う﹂と俺が言うと芳恵は﹁原宿っておしゃれなデリヘルがいっぱい
あるんですよね﹂と言い出した。
芳恵のがどっからそんな話しを聞いたのかしらないがそう言われ
て見ると、確かにそんな気もする。
﹁私やっぱりおしゃれなデリヘルのほうがいいな﹂と芳恵が呟いた
が、デリヘルでやることはどこでも同じだ。
場所がいくらおしゃれで着ている服が可愛くてもデリヘル女に変
わりはない。
原宿駅を降りて竹下通りを歩いていてると、女子中学生や女子高
生で大変な混み具合だ。
すぐ目の前をスケスケのキャミソールを着た女が歩いてるので、
芳恵はびっくりした顔をしてる。
裾にピンク色のレース模様のついたキャミソールはどう見ても下
着にしか見えない。
﹁なんであんな格好で歩いてるんですか﹂と芳恵は不思議そうな顔
で俺に聞いた。
﹁ああ、あれはキャミソール。キャミソール着てるのはデリヘル女
133
だぜ、デリヘル女はああゆう格好で男を誘うんだ﹂と俺がいってや
ると﹁だから原宿のデリヘルはおしゃれなんですね﹂と芳恵も納得
した顔で頷いた。
すこし先のショーウィンドーにキャミソールが一杯飾ってあるの
を芳恵が見つけると﹁私もこれ着たらデリヘルで働かせてもらえま
すよね﹂と言い出した。
いくら芳恵がキャミソールなんか着たってデリヘル女なんか出来
るわけはないが、本人はすっかりその気で店に入っていく。
俺は不味いことになったと思った。
さっき芳恵の鞄から封筒に入れた金を俺が掠め取ったのがばれる
のは不味い。
俺は気をきかした顔をして﹁俺が買ってやるから、どれがいいん
だ﹂と芳恵に手近なキャミソールを勧めてみた。
芳恵は喜んでキャミソールを受け取ると試着室のカーテンを閉じ
た。
カーテンを開けて出てきた芳恵をみて俺はびっくりした。
スケスケのキャミソールは生地が二重になってるが、芳恵の着て
る白いパンティーとブラジャーが蛍光灯の明かりで下から透けて見
える。
大柄で太めの芳恵の身体に、サイズの小さいキャミソールがはち
切れそうになってる。
裾も短くて芳恵の太い腿が丸見えだ。
似合ってるなんてとても言えない格好だが、ここで芳恵の機嫌を
損ねてもまずい。
﹁これなら、私もデリヘルで働かせてもらえますよね、絶対そうで
すよね﹂と芳恵が言うので俺は仕方なく﹁超可愛いよ、本当に可愛
い﹂と言いながら何度も頷いた。
俺が店員に金を払うと、店員が芳恵の着てるキャミソールから値
札を外してくれた。
芳恵は恥ずかしいのか足が半分震えてるがそれでもキャミソール
134
を着たまま、竹下通りを俺と並んで歩き始めた。
芳恵は自分では目立ってるつもりで顔が強ばってるが、ここは原
宿だ。
もっと目立つ格好をしてる女は幾らでもいるので、誰も振り向き
さえしない。
しばらく歩いて大通りにでると、歩道にテーブルを並べた喫茶店
の前に着た。
俺は芳恵をテーブルに座らせて、カウンターに注文を取りに行っ
た。
飲み物を適当に選んで、テーブルに戻ろうとしたとき芳恵に誰か
男が声を掛けてるのが見えた。
一目見てナンパだとすぐ分かった。
こんなところでナンパする男なんてのは、裏ビデオの業者かキャ
バクラのスカウトくらいなもの。
俺は席を探す振りをして立ち止まるとしばらく男の様子を見た。
男は何か言いながら芳恵のすぐ隣に座るとすぐ芳恵の膝の上に手
を載せた。
声をかけたらすぐに女の身体にタッチするというのはナンパの手
口としては常套手段だ。
男の手が芳恵の膝頭をくすぐるように何度も動くと、芳恵の口が
だらしなく半分開いた。
すぐに男の指先が芳恵のキャミソールの裾をめくってパンティー
の下に滑り込んだ。
芳恵は半分夢の中みたいな目つきで男に逆らう様子もない。
ナンパされてこんなにすぐ落ちる女も珍しい。
よほどナンパ上手な男なのか、それとも芳恵がよっぽどだらしな
い女なのか。
男の指先がパンティーの下で小刻みに震えるように動くと、芳恵
は自分から足を大きく広げ頭を仰け反らせて目を閉じた。
男は芳恵の耳元に顔を近づけて何か囁いてるが、上手いこと口説
135
き文句を並べてるに違いない。
これなら芳恵は男に誘われてたらどこにでも付いて行きそうな気
配だ。
これはまったくちょうど良いと思って俺は飲み物を近くのテーブ
ルに置いて芳恵に見つからないように喫茶店の裏手から逃げ出した。
俺は裏道を通り抜けて、原宿の駅まで戻ろうとしたがいつもは通
ったことのない道だ。
どっちに曲がればいいのか分からなくていつの間にか道に迷って
しまったらしい。
原宿駅前の大通り着いたつもりがさっきの大通りの喫茶店の真ん
前にでてしまった。
これは不味いと思って慌ててまた逃げようとしたがすぐ目の前に
キャミソールを着た女が立ちはだかった。
誰だと思ったがさっき俺が芳恵に買ってやったキャミソールだ。
﹁ジョーさんたらすぐ居なく成っちゃうんだから﹂と芳恵に言われ
て俺はため息をついた。
男にナンパされたと思ったが、やっぱり男に逃げられたらしい。
芳恵は俺の手を取ってニコニコしながら俺に身体をすり寄せてき
た。
キャミソールのすべすべの感触が俺の腕にすりつけられて気色悪
いったらありゃしない。
﹁デリヘルに連れてってくれるんでしょう﹂と芳恵がまだ言うので
俺はため息がでた。
こんな女にキャミソールを着せたってデリヘルの面接に受かるわ
けがない。
俺はあの出会い系喫茶を思い出した。
そもそも出会い系喫茶というのは、女子高生なら誰でも店に入っ
てただで飲み物が飲めるというのが建前の店だ。
店に入るだけなら芳恵でも店長から文句は言われないはず。
俺はちょっと気を利かせて﹁芳恵ちゃんは可愛いから、もっとい
136
い店を紹介してあげるよ﹂と話しを向けた。
﹁やっだあ、私こんなに可愛く成っちゃっていいのかしら。さっき
もいい店紹介してくれるって言われたけどデリヘルじゃないから断
ったの﹂と芳恵が言うので俺はびっくりした。
﹁ファッションヘルスってデリヘルじゃないですよね﹂と芳恵が言
うのでさっきの男にはファッションヘルスに誘われたらしい。
確かにこんなキャミソールなか着てればファッションヘルスの女
にしか見えない。
﹁ファッションヘルスは仕事が大変だからね、芳恵ちゃんにはもっ
といい店紹介する﹂と俺が芳恵を丸め込むと芳恵も納得した様子。
原宿駅まで行って渋谷までの山の手線で電車に乗ると、原宿駅だ
けあって満員の混雑だ。
他の客に押し込まれて車両の奥まで入るとしばらくして芳恵が顔
を歪めてる。
芳恵のすぐ後ろにいる男の様子が何だか変だ。
それに他にも芳恵の周りに男が数人いて芳恵を取り囲むように身
体を押しつけてる。
芳恵の奴スケスケのキャミソールなんて着てるから痴漢にあって
るらしい。
田舎の電車なんかじゃ痴漢なんていないから、芳恵も痴漢に遭う
のは初めての様子。
俺は痴漢にでもあって嫌な思いをすれば、故郷に帰る気になるは
ずだと思って放って置くことにした。
芳恵が抵抗しないと思ったのか痴漢が数人芳恵の周りを取り囲ん
で、やりたい放題に芳恵の身体を触り始めた。
キャミソールの裾をまくって前と後からパンティーの下に指が差
し入れられてるらしい。
普通の痴漢なら軽くお尻を触るくらいだが、東京ではプロの痴漢
はやることが凄い。
抵抗しないと思われたら、指を奥まで入れてきて大変な事になる。
137
芳恵が今にも泣き出しそうな顔をしてる所をみると、指を入れら
れてるに違いない。
痴漢に酷い目に遭わされて、田舎に帰ると言い出してくれたほう
がよっぽど助かる話しだ。
電車が渋谷の駅に着いたとき、芳恵は足が震えてるのかまともに
歩けないくらいに身体が強ばっていた。
俺は知らん顔して先に進むと芳恵も慌てて俺の後を付いて来た。
渋谷駅前からしばらく歩いて、裏通りの出会い系喫茶に着くと俺
は芳恵を店の中に連れ込んだ。
女の子用の部屋にはセーラー服を着た女子高生があちこちに数人
座ってだけで席はガラガラだ。
化粧の濃い派手な感じの女はセーラー服を着てるがサクラのデリ
ヘル女らしい。
まだ客の男が少ない時間らしくて、サクラのデリヘル女も暇そう
にしてる。
芳恵は女の子用の部屋の壁際に並んだコミックの本棚を見て急に
目を輝かせた。
やっぱりまだ高校生なのでコミックは大好きらしい。
普通の少女向けのコミックの他にもエッチなコミックがいっぱい
ある。
俺が適当に本棚からコミックを一冊取って芳恵に渡すと、芳恵も
本棚から何冊か手にとってめくりはじめた。
飲み物も中央のテーブルに沢山用意してあるので、勝手に好きな
物を飲んで良いと芳恵に教えた。
空いてる席に勝手に座っていいと教えると芳恵も納得した顔。
﹁ここで、コミックを読んでれば、男が声を掛けてくるから、気に
入った相手とどこにでも行けば良いんだぜ﹂と俺が説明すると芳恵
も意味が分かったらしい。
待ってるだけでナンパしてもらえるなんてのは女にとっては楽な
商売だ。
138
﹁どこでもって、ほんとうに何処でもいいんですか﹂と芳恵が言う
ので﹁もちろん男に誘われたら何処にでも行って良いんだよ﹂と俺
が教えてやった。
﹁じゃあ、焼き肉がいいな、さっき食べた焼き肉美味しかったから﹂
と芳恵が見当はずれの事を言うので﹁じゃあそう男におねだりすれ
ばいいんだ、どこにでも連れてってくれるから﹂と教えてやった。
芳恵がコミックと飲み物を両手に持って近くの空いた席についた。
席の前の壁が大きな鏡になってるけど、芳恵は何で目の前に鏡が
あるのか気にしてる様子はない。
スケスケのキャミソール姿なのに平気な顔で足を広げて座ってる。
鏡がマジックミラーで、裏から男達が女の品定めをしてるなんて
ことは言わない方がよさそうだ。
﹁じゃあ、また俺はまたくるから﹂と言って俺は芳恵を店に置き去
りにして帰ることにした。
いくらブスでデブでもあんなスケスケのキャミソールなんて着て
れば、誘う男だっているに違いない。
あんな店にくる男なんてのは大概は、ド変態のドスケベ男だ。
ド田舎から出てきたばかりの家出娘がそんな一晩男に遊ばれたら
それこそ大変だ。
芳恵はデリヘルで働きたいなんて事は忘れてすぐに故郷に帰るに
きまってる。
俺はやっかい払いが出来たと一安心して店をでた。
139
担保は裏ビデオ︵前書き︶
秀美の奴店の金を持ち逃げしたとヨシちゃんから電話があった。
俺がその金を返せとヨシちゃんに迫られた
金を工面しようと有紀の客の評論家をヨシちゃんに売り込んだが
すぐには金にはなりそうにない。
デリヘル店に謝りに行くと、借金の担保に裏ビデオを撮られちま
った。なんとも情けない話しだ。
140
担保は裏ビデオ
翌日の昼頃にヨシちゃんから電話があった。
いつもと口調が違うので変だと思ったがやっぱりだ。
俺がデリヘルに紹介した秀美が店の金を持ち逃げしたと言って来
た。
事情はよく分からないが、秀美の奴うまく店長に取り入って経理
を任されたらしい。
俺が紹介した女だから俺にその金を返せと店長が言ってるからと
の話し。
あの秀美という女、どうも変だと思ったがやっぱり女子高生の振
りをしてただけで本当は大変なあばずれだったってこと。
俺も上手く騙されたって訳だ。
秀美が持ち逃げしたという金は店の売り上げで結構な金額だ。
手持ちの金をかき集めてもとてもそんな金はすぐには用意できな
い。
なんとかいい手はないかと思って、昨日の有紀の事を思い出した。
あの階段で盗撮していた男はテレビでよく見かけた顔だ。
上手く売り込めば話はなんとか金になりそうだ。
さっそく電話口でヨシちゃんいいネタがあるんだけどと売り込ん
だ。
もちろんすぐに全部話してしまっては金にはならない。
ド変態男を見つけたけどニュース番組で有名な評論家なんだぜと
だけ言って誰かはすぐには教えなかった。
ちょっと待っててくれと言われてしばらくして待たされてから、
ヨシちゃんがその情報を買ってくれそうな相手がいるからと教えて
くれた。
ヨシちゃんの話しではどっかの週刊誌らしいがそれだけでは無さ
そう。
141
裏に情報を欲しがってる所があるらしいが、金になりさえすれば
俺にはどうだっていい。
金を払うという相手はひとまず50万でどうだと値段を付けてき
たそうだ。
なんとかして値段をつり上げるのが腕の見せ所だ。
俺は痴漢の男がトイレから出てくるところを撮した写真の一枚を
ヨシちゃんの携帯に送った。
上手くいけばもっと金になるはず。
ヨシちゃんはなんとか売り込んで見るからと言って別の電話と話
をしてる様子。
秀美が使い込んだ金もなんとかそれで埋め合わせはできそうだ。
俺はひとまずなんとかピンチを切り抜けてほっとしたが、このま
まだとあの秀美のやつ何をしでかすか分からない。
だがヨシちゃんの話しでは金はすぐには入らないという事だ。
それで取りあえずデリヘル店には俺が謝りに行って、もらった金
を返さなければならない事になった。
俺は秀美を売り飛ばしたときにもらった金の入った封筒を持って
デリヘル店の事務所に行った。
店長は封筒の中身を確かめると、金額が少ないと言い出した。
変だと思って俺が金を確かめると確かに金は半分しかない。
あのレズ殺しの鉄の奴、俺を抱いたときに封筒の金を半分抜き取
ったらしい。
とんでもない奴だと思ったが今頃気づいても遅すぎる話しだ。
俺は芳恵の鞄から抜き取った金をズボンのポケットから出して渡
したがそれでも全然足りない。
店長は酷く腹をたてて大声で怒鳴り散らす、俺に借用証書を書け
と言い出した。
秀美が盗んだ金の全額を俺が返すという借用書だ。
金を盗んだのは秀美だが、俺が紹介した女だ。
俺が金を返せと言われたら、知らん顔をする訳にはいかない。
142
断ればどんな目に遭わされるか判らないし、殺されるかもしれない
しかたなく俺が借用書を書くと今度は保証人が必要だとか言い出
した。
こんな借金の保証人になんかなるお人好しなど居るわけ無い。
俺が断ると店長の奴、保証人代わりにビデオを撮らせろと言い出
した。
俺が生フェラしてるところをビデオに撮って、それが保証人がわ
りだとぬかしやがる。
裏ビデオを撮って保証人の替わりにするというのは、裏金融なん
かがよくやる手口だ。
もちろん裏ビデオなんか金に成るわけがない。
だが素人あいてなら裏ビデオを撮ればそれで金を脅すくらいの事
はできる。
スケコマシの俺の裏ビデオなんか撮ったって金になるわけはない
が、断るにしてもなにか口実がいる。
店長が奥の部屋のドアを開けると、いつも裏ビデオの撮影をやっ
てる連中が大勢いる。
これは不味いことになったとは思ったが、うっかり店長にこの場
では逆らえない。
店長がアロマランプに火を付けたのでこのままじゃ大変な事にな
ると思った。
あのアロマランプは乱交パーティーなんかで使う、女を淫乱にす
る効き目が強力な香りのするやつだ。
うっかりこのアロマランプの匂いを嗅いだりすれば、身体が動か
なくなっちまうから何をされても逆らえない。
輪姦される裏ビデオを撮られるくらいなら、店長に生フェラする
方がよっぽどましだ。
﹁生フェラするから、そのアロマランプ消してくれ、お願いだ﹂と
俺が頼み込むと店長は知らん顔。
アロマランプは熱くなるまでは時間がかかるから、それまでは大
143
丈夫だ。
こうなったら手っ取り早く生フェラしてすぐに部屋から逃げ出す
しかない。
店長がズボンのチャックを降ろすと紫色のトランクスをずらした。
どす黒い色の物を目の前にすると、俺はすぐには顔を近づけられ
なかった。
レズの俺には男の物なんかとても口に出来るわけがない。
﹁おい早くしろ﹂と店長にせかされて俺は覚悟を決めて舌先を絡め
て。
生暖かくて気持ち悪い感触が俺の口の中で、すぐに大きくなった。
俺が店長の顔を見上げると店長の奴俺を馬鹿に仕切ったような目
で見てる。
俺が舌先でくすぐるよう使うと、もう口の中には収まりきれない
ほどに大きくなった。
逞しい感触が唇に触れてくる俺は急に嬉しくなって夢中で舌を使
った。
店長が腰を前後に揺すり始めると、俺も店長の動きに会わせて頭
を必死で前後に動かした。
﹁なかなか上手いじゃないか、レズのくせに生フェラが大好きか﹂
と店長に言われて俺は情けなくて涙がでてきた。
部屋の中にアロマランプの香りが少しづつだが充満してきた。
早くすまそうと思って俺は必死で舌を震わせると、前後に頭を揺
すった。
店長が一旦腰を引いた後ぐいと前に突き出した瞬間に喉の奥に飛
び跳ねた感触が引っかかった。
俺の喉が勝手に動いて店長の滴をゴクリと飲み込んだ。
急に胃袋が熱くてひっくり返りそうになると、体中に熱い奔流が
沸き上がった。
俺がレズじゃなかったら飲み込むのは嬉しくて胸が一杯になるは
ずだと思った瞬間に急に俺の身体が天を舞い上がるような快感で一
144
杯になった。
アロマランプの香りが効いてきたらしい。
生フェラの撮影が終わった後店長は俺に﹁ありがとうございます﹂
と礼を言ってから急いで事務所から逃げ出した。
何の礼なのかは自分でも分からないが、店長を怒らすとまずいの
でともかく礼を言っておいた方がいいと思っただけだ。
階段を降りて裏通りに出た後、俺は事務所の前に立ったまましば
らく動けなかった。
さっきのアロマランプのせいで頭がふらふらして今にも倒れそう
だ。
店長の堅く反り返った物がまだ口の中に残ってるような感触があ
って俺は唾を吐き出した。
急にあのレズ殺しの鉄に今すぐにでも抱かれたくてたまらない気
持ちがこみ上げてきた。 どうにもならない気分でこの間レズ殺し
の鉄に連れ込まれたラブホテルの近くをしばらく行ったり来たりと
うろついた。
レズ殺しの鉄に女の悦びを教えられてからは、俺はいつまた鉄と
会ってもいいように黒いレースのブラジャーとパンティーを身につ
けてる。
それまではずっと男物の下着を付けていたから女物のパンティー
なんか履いてた日には男に抱かれたくて色気づいてる気分だ。
もしかしてこの辺を歩いていれば、またレズ殺しの鉄の逢えるか
もしれない。
どっかのラブホテルの部屋から俺の携帯に﹁いまから部屋に来い﹂
とメールをくれるかもしれない。
だがそんなことはあるはずもないのは分かり切った事。
諦めて帰ろうかと思ったとき、不意に横を通りがかった男が俺に
近づいてきて﹁付き合わないか﹂と声を掛けてきた。
さっきから俺の事をちらちらと横目で伺っていた男だ。
レズ殺しの鉄よりは体つきが大柄だが顔付は田舎臭くてナンパす
145
るような男には見えない。
ラブホテルの前をうろついていたから商売女だとでも思われたら
しい。
このままアパートに帰る気持ちにはとてもなれないし、それに少
しでも金になるならその方が良い。
俺はだまって頷いて手を伸ばして男の手を握った。
男はすぐに俺の身体を引き寄せると俺の尻を撫で回してきた。
気持ち悪くて寒気がしてくるがここは我慢するしかない。
男は何度も俺の尻を両手で撫で回すと、俺の事を気に入ったらし
くて﹁いい身体してるじゃないか、たまんねえな﹂と下手な台詞で
褒めてくれた。
俺は気に入って貰えたのが嬉しくて、男の横っ腹に身体をすり寄
せた。
目の前はラブホテルだ。
行く場所は他にあるはずはない。
俺がラブホテルの入り口に男の手を引っ張って歩きかけると男も
すぐに歩き出した。
受付で部屋を選んでいる最中も男は俺の尻をずっと撫で回してる。
エレベータで三階に上がって部屋に入るとすぐに男は俺を抱きし
めてきた。
立ったまま俺の尻を抱え込むようにして撫で回すと、唇を重ねて
舌を入れてくる。
男臭い息が俺の口の中に入ってくると俺は目眩がして気が遠くな
った。
男の舌先が俺の舌に重なると、ねっとりとした感触が俺の口の中
で動き回った。
俺はこの男がレズ殺しの鉄だったらどんなに良いだろうと思って
されるままになっていた。
男が急に俺の身体を離すとズボンを膝まで脱いでベッドに座った。
足を大きく開いて座った股間には大きくなった物がまっすぐ上を
146
向いてる。
男は何も言わずに黙ったままだが口でやれと言うことらしい。
生フェラはさっき店長にやらされたばかりだが、目の前に男の物
を見せられるともう我慢できない。
俺はすっかり嬉しくなって、男の膝の間に座り込むと舌を使った。
男の物がすぐ俺の口の中で大きくなると、俺は嬉しくて堪らない
気分になった。
あのデリヘルの店長だって俺の生フェラで喜んだ顔をして口の中
に出してくれた。
よっぽど俺の生フェラが気に入ってくれたに違いない。
そうでなけりゃ、デリヘルの店長が俺の口の中に出して飲ませく
れるはずなんか無い。
男に喜んでもらうのは女だって誰だって嬉しいもんだ。
レズの俺だって男に喜んで貰えたら嬉しいに決まってる。
さっきのアロマランプの香りを嗅いだせいで俺は自分でも不思議
なくらいに生フェラしてるのが嬉しくて堪らない気分になっちまっ
た。
生フェラを続けながら男の顔を見上げると、男は天井を見上げた
まま目が虚ろだ。
きっと俺の生フェラが気持ちよくてうっとりした気分になってる
に違いない。
俺が舌先を上手く震わせると男の物が俺の口の中で反り返って震
え始めた。
たっぷりと男に楽しんでもらって俺もやっと気分が落ち着いてき
た。
そろそろ頃合いと思ったのか、男は立ち上がって俺の服を脱がし
にかかった。
ズボンの前のチャックを降ろすと尻からズボン脱がそうとしたが
途中で急に手を止めた。
俺の黒いレースのパンティーをじっと見つめてる所を見ると色気
147
たっぷりのパンティーが気に入ったらしい。
男が手を伸ばすと俺の股間を探ってきた。
何度も握りしめるような動作で男の指が開いたり閉じたりするの
は何だか変だ。
男が女の股間を探るときは、濡れ具合を確かめるためにそっと花
園の縁にそって指をなぞって動かす揉んだ。
あれっと思ってると男はふっと息をついてから俺の股間から手を
抜いた。
男は今度は俺の胸をぎゅっと握りしめて、感触を何度も確かめた。
俺はブラジャーはしてないが、ジョギング用のランニングシャツ
風の下着を着てる。
普段は胸は潰れて見えるが、握りしめたりしたらそこそこの胸は
ある。
男はすっと立ち上がると、面倒くさそうな顔で俺の顔振り返って
ちらりと見た。
俺のことをずっと男だと思ってたらしい。
さっきからどうも変だとは思ったがこの辺は男娼もよくうろつい
てる通りだ。
女なんて相手にする気はないらしくて男は俺をベッドに放り出し
てシャワーを浴び始めた。
俺もいっしょにバスルームに入ろうかと思ったが、どうせいやが
られると思って止めた。
男が風呂に入ってる間に部屋から逃げ出そうと思って、俺はバス
ルームの前を忍び足で通り過ぎようとした。
そのときちょうど男が脱いだ服の間から財布が見えた。
俺はそっとしゃがみ込んで男の財布の中を確かめると分厚い札束
だ。
一枚ぐらい失敬してもばれないはずだ。
すばやくズボンのポケットに押し込むと俺は部屋から逃げようと
した。
148
急にシャワーを浴びながら男が一人で大声をだしたので俺はぎょ
っとた。
金を盗んだのがばれたのかと思ったが、金の話しではないらしい。
﹁生フェラがもっと上手でないと、それじゃ商売なんかできないぞ﹂
と男が大声で俺に話しかけてる。
生フェラが上手なら金をやるということなんだろうか。
それとも金をやるから逃げるなと言うことなんだろうか。
﹁商売女ならもっと生フェラが上手でないと、良い金はもらえない
ぞ、そうだろう﹂と男にまた言われて俺は急に腹が立った。
さっきから天井を見上げていたのは俺の生フェラが下手だと思っ
たかららしい。
そりゃあ男娼のほうが生フェラが上手なのは当たり前の話しだ。
レズの俺が生フェラなんて上手に出来るわけがない。
だいたい生フェラが得意な女なんてのは、男に生フェラを仕込ま
れて生フェラ狂いにされたような女だ。
ドヘンタイのドスケベ女で男に遊ばれてすぐ捨てられちまうよう
な女と相場は決まってる。
俺は何か言い返そうかと思ったがうっかり男を怒らせたら何をさ
れるか分かったものじゃない。
俺は返事をせずに忍び足でドアに近づいた。
男が急にバスルームからでてくると﹁おい、金が欲しいんだろう﹂
と俺を見下したような目つきでいいやがった。
やっぱり金を盗んだのがばれたんだろうか。
だとするとここで逃げ出すのはまずい。
俺は逃げたらいいのか、このまま男の相手をしていいのか一瞬迷
った。
﹁いい身体してるじゃないか、顔も可愛いし、どっからみてもいい
女だぜ﹂と男が今度は俺を褒めだした。
これは俺と付き合いたいと言うことなのか、付き合えば金をくれ
るという話しならそのほうが良いに決まってる。
149
﹁こんな商売なんかしないで、もっとちゃんと働けば普通の男とも
付き合えるのに﹂
﹁男が欲しくてこんな商売してるのか﹂と男に言われて俺は答えに
困った。
﹁私は生フェラ大好きなんです、毎晩でもしゃぶりたくて﹂と俺は
適当に誤魔化して答えた。
﹁金が欲しいんだろう﹂と男がもう一度言った。
﹁いくら貰えるんですか﹂と俺が男に聞き返すと
﹁ア×ルでやらせるなら遊んでやってもいいんだぜ﹂と男に言われ
て俺は困った。
男からそれなりの金を貰えるならその方がいいに決まってるがア
×ルを責められるのはやはり嫌だ。
だが男の財布から金を抜き取ったことがばれるともっとやっかい
な事になる。
俺はベッドに戻ると、ズボンを膝まで降ろした格好で四つんばい
になった。
男が俺の足元にあぐらをかいて座ると、ゆっくりと俺の尻を掴ん
で揉みながら廻してきた。
俺は男にいきなりア×ルにぶち込まなかったので一安心した。
ア×ルは上手にやってもらえばとっても気持ちよくなれるが乱暴
な男はいきなりぶち込んできやがる。
女を虐めて痛い目に遭わせるならいきなりぶち込んでやるのがち
ょうどいいが、俺だって痛い思いをするのは遠慮したい。
指先で唾にたっぷり付けると男は俺のア×ルの周りを丁寧に揉み
始めた。
女をア×ル狂いにするには手順がある。
俺もよく知ってるが、最初はア×ルの周りの筋肉をやらかく揉ん
でほぐしていくのが上手いやり方だ。
するとだんだんとア×ルの筋肉がゆるんで来るので、そこでア×
ルに指を入れて少しづつ押し広げていくのが上手い手順だ。
150
男の指先が俺のア×ルの粘膜に直接触れると、くすぐるように軽
く揉み始めた。
俺は次第に気持ちよくなって、あのレズ殺しの鉄に可愛がっても
らってるような気がして嬉しくなってきた。
男の指先がすこしづつア×ルを押し広げては探るような動きでア
×ルに浸入しきた。
俺の尻がきゅっと縮こまると、男の指を締め付けるようにア×ル
がきつく閉じるのを繰り返した。
男は不意にア×ルから指を離すと、俺の花園を指でそっとなぞり
始めた。
俺だってア×ルでやられちまうよりは花園に入れてもらったほう
がずっと有りがたい。
レズの俺がア×ル狂いにでもされちまったら、箸にも棒にもかか
らない。
俺はわざと喉の奥から大きな声をだして喘いで見せた。
裏ビデオの女優がやるように腰をいっぱいに突き出して捻りなが
ら廻すと男の指が花園の中に入ってきた。
これはまったく都合が良い。
男だったら女が興奮してよがり狂うのを見たらすぐにでも花園に
ぶち込みたくなるはずだ。
俺はわざと身体をくねらせて、繰り返し大声をだして感じてる振
りをした。
﹁いい眺めだぜ﹂と男が言うと俺の花園から指を離した。
﹁いつもやってることがあるだろう、一人でやるのが﹂と謎かけみ
たいな口調で呟いた。
俺に一人でオナニーをしてみせろと言うことらしい。
男というのはよく分からないものだが、男なら誰でも女のオナニ
ーを見るのが面白いらしい。
金を貰えるならそれでも仕方ないと思って俺は身体を揺すって腰
をくねらせた。
151
一人で頭をベッドの上に押しつけながら必死で指を使っていると
さっきの生フェラした時の男の逞しい感触が口の中によみがえって
きた。
女だったら口の中に入れて貰った物を花園の奥まで入れて貰いた
くなるのは当たり前だ。
レズの俺だって身体は女なんだから、気持ちよくなりたいのは普
通の女と同じだ。
すぐにでも入れて欲しいという思いで頭の中が一杯になると俺は
夢中で腰を振った。
レズ殺しの鉄が後から奥まで入れてくるのを想像すると腰が勝手
に動いて止まらなくなった。
気が付いたときにはすぐ頭の前の枕の上に金が置いてあるのが目
に入った。
男はいつのまにかホテルの部屋から出て行ってしまったらしい。
たいした金額の金じゃないが、ズボンのポケットを確かめると俺
が男の財布から抜き取った金もある。
当面の飯代くらいにはなると俺は少しは嬉しい気分になった。
152
ビデオチャット︵前書き︶
なんとか芳恵をネタに金を作ろうと思って、芳恵をブルセラショ
ップに連れて行った。
都内の有名女子高のセーラー服を着せたら芳恵だって男にナンパ
されるはずだ。
ブルセラショップで裏ビデオを撮られてから、芳恵はすっかりそ
の気になって出会い系喫茶でビデオチャットに夢中だ。
153
ビデオチャット
ラブホテルから一人で抜け出すと、俺は駅までの道を歩きながら
考えた。
借用書を書いてしまった以上は金を返せないと大変なことになる。
借用書というのは怖い物で返さないで知らん顔をしたりすると、
危ない取り立て屋の手に渡ってそれこそ命も危ない。
なんとか金を作るしかない、となると取りあえず金になりそうな
のは昨日の芳恵だ。
あの芳恵は金を一杯もってた所を見ると、上手くやれば親から金
は引き出せそうだ。
芳恵が昨日あの出会い系喫茶で男にでも誘われてたら、まだどこ
かで男と一緒かもしれない。
携帯にメールを送って芳恵に居場所を聞くと、あの出会い軽喫茶
にまだ居ると返事がきた。
またあの出会い軽喫茶で客待ちをしてるらしいので俺は様子を見
に行ってみることにした。
男の部屋に入って女の部屋の様子をマジックミラー越しに見ると
芳恵のやつテーブルに顔を突っ伏して寝てやがる。
俺は女の部屋に入って芳恵を起こそうとしたがテーブルの上には
コミック雑誌やエッチな雑誌が積み上げてある。
女が縛られてる写真が目に入ったので気になって手にとって見る
と﹁SM人妻スナイパー﹂という飛んでもない雑誌だ。
他のコミックも﹁人妻淫乱調教﹂だの﹁人妻奴隷不倫調教﹂だの
と人妻調教もののばかり。
デリヘルの事務所で調教の場面を見せられて、興味を持ったらし
いが困ったもんだ。
芳恵を起こして昨日はどうしてたのか聞いてみた。
一晩コミックを読みながら男に誘われるのを待ったけど結局声が
154
かからなくて、昼間は疲れがで寝てたらしい。
こんな雑誌を読んでたらまともな男が声をかける訳がない。
パソコンの画面を確かめてみると男が声をかけてきたメッセージ
がいくつも並んでる。
﹁調教中のドヘンタイ雌豚か﹂とかエッチなメッセージがでていて
るが芳恵が返事を書いた様子はない。
芳恵の奴ビデオチャットのやり方が分からなかったらしい。
これじゃあ幾ら待っても男に誘われる訳がない。
まだ飯もくってないというので、しょうがないので俺はまたあの
ロッテリアに芳恵を連れ出した。
取りあえず腹一杯食べさせてやると﹁どうして私だけいくら待っ
ても誘われないんですか﹂と俺に食ってかかってきやがる。
昨夜は女子高生が夜遅くまで一杯店に来て、つぎから次へと男に
誘われて店から出て行ったらしい。
芳恵は自分もすぐ誘われると思ってまってたが、結局一人だけ誘
われずに店に残って朝になったという事。
俺は芳恵にビデオチャットのやり方を知らなかったのかと言いそ
うになったが、変態男に誘われてたなんてことはちょっと言えない。
それに男にナンパされない一番の理由はブスで身体がでかいから
なのは一目で誰でも分かる話だがさすがに本人を目の前にしてはと
ても言い出せない。
﹁あの店はね女子高生をナンパする店なんだ。それも名門の私立女
子校生が人気なんだよ﹂と俺が言い逃れのつもりで言うと芳恵のや
つなるほどと納得した。
そう言えばあの店、アルバイトのデリヘル女もみな女子高生の制
服を着てる。
芳恵が着ていた田舎の高校のセーラー服なんかとは違って、東京
の私立の女子校はしゃれたデザインのセーラー服で見た目もいい。
﹁私セーラー服に着替えますね、そうすれば男の子にナンパしても
らえるんでしょう﹂と芳恵が言い出した。
155
確かに芳恵の言うことももっともだ。
あの出会い軽喫茶は本物の名門女子高生だって遊びにくるくらい
な場所だ。
男だってお目当ては女子高生だってのは間違いないこと。
そうは言っても芳恵の持ってるセーラー服は地味でスカートは丈
も長すぎて、とても男の子にナンパなんかして貰えるわけがない。
セーラー服のスカートの丈を短くしてる女はナンパされたい女だ
ってのは常識だ。
女子高生はたいてい腰でスカートを丸めてスカートの丈を短くし
てるもんだ。
だが芳恵のセーラ服のスカートは丈が長すぎて腰で丸めるようが
ない。
俺はちょうど近所にブルセラショップがあるのを思い出した。
有名私立女子校の超ミニのセーラー服でも着せてやれば、この芳
恵でも上手いことデリヘルに売れるかもしれない。
ロッテリアを出て一つ先の裏通りに芳恵を連れて行くと、アダル
トビデオ店の二階にブルセラショップの看板が出てるのを見つけた。
狭い階段を上がろうとすると、ちょうど女子高生らしい女の子が
二人降りてきた。
女子高生がブルセラショップになんか買い物に来るはずはないの
で、おおかた古いセーラー服かブルマーでも売りに来たに違いない。
芳恵を連れて店に入ると狭い店内には女性の下着や、女子高生の
ブルマーを並べた棚が並んでる。
ブラジャーもパンティーも着古したものばかりだ。
奥まで進むセーラー服が一面に壁に並べて飾ってあるのが見えた。
近所の有名私立女子校のセーラー服はどれも見覚えがある。
手頃なセーラー服を選んで、レジまで持っていくとレジの横にバ
イブが置いてあるのを見つけた。
芳恵はデリヘル店で女社長がバイブ使うのを見ていて興味をもっ
たらしい。
156
面白そうな顔付きで並んでるバイブの箱をひとづつ手にとって確
かめてる。
ちょうど秀美が使ってたようなピンクローターも置いてある。
ピンクローターなら芳恵が使うにはちょうどいい。
﹁おいこれも買ってやるぜ﹂と俺がピンクローターを手にとって芳
恵に見せると芳恵も嬉しそうな顔をして頷いた。
バイブを並べた棚の中央に張り紙がしてあって﹁使い方教えます。
無料﹂と書いてある。
わざわざ無料と書いてあるのはなんだか怪しいと俺はピンときた。
俺は手にしたピンクローターを店ながら﹁これ使い方教えてもら
えますか﹂と店長らしい男に頼んでみた。
中年の禿げた頭の店長は顔を上げて﹁はい、いいですよ﹂と気軽
に返事をくれた。
俺は芳恵にピンクローターも持たせると、店長は芳恵を奥の部屋
に案内した。
しばらくして芳恵の喘ぎ声が微かにドアの向こうから聞こえてき
た。
使い方を教えるなんてのは上手く考えた物だ。
店長が芳恵に実際にピンクローターを使わせてるんだとすぐ分か
った。
使い方を教えるなんて名目で実際にピンローターを目の前で使わ
せてるなんてのは随分と酷いやり口だ。
だいたい女子高生にピンクローターなんか使わせてそれだけで済
むわけがない。
狭い部屋の中に連れ込まれ男と二人っきりになったらそれこそし
たい放題だ。
俺はバイブが並んだ棚の奥に、ビニールのカーテンが垂れてるの
を見つけた。
カーテンの奥はアダルトビデオが沢山並んでるが普通の奴じゃな
い。
157
この店で女子高生にバイブを使わせてるのを裏ビデオにしてやが
ると俺はすぐに見当が付いた。
おまけに女子高生の学生証までコピーしてビデオの表紙に貼り付
けてやがる。
本当の学生証かどうかは怪しいもんだが、確かにこれなら高く売
れそうだ。
上手いこと考えやがったもんだと俺はすっかり感心した。
芳恵が連れ込まれた部屋の前に戻ってしばらく待ったが、芳恵の
やつなかなか出てこない。
しばらくする内に芳恵が大声で叫ぶ声がドアの向こうから聞こえ
てきた。
俺は何があったのか心配な気もしたが、どうせあの店主にセクハ
ラまがいの事までさせられてるに違いない。
しばらくして声が静かになると、今度はぴちゃぴちゃと舌の音が
聞こえてきた。
男の声であれこれ指図する声も聞こえてきたので、これは生フェ
ラをやらせてる音らしい。
しばらくして今度は芳恵がすすり泣くような声が聞こえて来たが
いったい中でどうなってるのか俺にはさっぱり分からない。
しばらくして今度は静かになって物音も聞こえなくなった。
そのまま随分と時間がすぎても芳恵は部屋から出てこない。
俺はいい加減芳恵をこの店に置き去りにして帰ろうかと思ったが
そうも行かない。
もう一度店の中を歩いて見て回っていると不意にドアがあいて芳
恵のやつが出てきた。
さっき買ったセーラー服に着替えていて、顔には派手な化粧をし
てる。
店長が教えて化粧をさせたらしくて、口紅にアイシャドーに付け
睫毛と見た目には東京のお洒落な女子高生並だ。
髪の毛も後ろで束ねて結んでいるのでまるで別人みたいに見える。
158
俺を見て芳恵が苦笑いのような顔をしてみせたが、店に入る前と
はまったく感じが違うので俺はびっくりした。
いままでの少し恥ずかしそうな顔付きとは違って、男と遊び成れ
た淫乱女の顔になってる。
この店の店長になにをされたか知らないが、よっぽど上手いこと
仕込まれたらしくて体つきまで別の女みたいに見える。
ドスケベでド変態の淫乱女の雰囲気そのままの芳恵を見て俺はこ
れならデリヘル店に連れて行けば金にはなりそうだとピンと来た。
近所のデリヘル店の事務所に電話を入れて、これから女子高生を
連れて行くから面接してくれと話しを付けた。
芳恵の手を取って﹁これからデリヘルの面接だぜ、一緒に来い﹂
と誘ったが嫌だと言い張る。
せっかく良い金に成る話しを無駄にするわけにもいかないので俺
が﹁ぐづぐづ言うんじゃねえ﹂と怒鳴りつけてやると、芳恵の奴俺
の目の前で急に涙を目から流して泣き出した。
あれだけデリヘルで働きたいと言い続けていた芳恵が、今度は急
に嫌だというのもおかしな話しだ。
さっきブルセラ店の店長は女の扱いが上手いだけじゃなくて芳恵
をよっぽどの酷い目に遭わさせたに違いない。
ド変態の男というのは女が本気で嫌がる顔が見て喜ぶもんだが男
と女の遊びなんてのはそんな物だ。
俺は芳恵の背中を何度も撫でてなんとかなだめようとしたが、す
ぐに泣きやむ様子はない。
これじゃあしょうがないと俺は芳恵が泣きやむまで待つしかなか
った。
しばらくして芳恵の奴が泣きやんだので俺は﹁これからどうする
んだ﹂と一応聞くだけ聞いてみた。
デリヘルで働く気があるなら、どこかに紹介してもいいがもう働
く気がないなら故郷に帰すしかない。
芳恵の奴またこれからすぐあの出会い系喫茶にまた行きたいと言
159
いだした。
可愛いミニのセーラー服に着替えたから今度こそ男の子に誘って
もらえるはずだと思いこんでる。
他の女子高生がみんなすぐ誘われたのに、自分だけ誘われなかっ
たのがよほど不満らしい。
ビデオチャットのやり方を知らなければ、男に誘われても相手な
んかできるわけない。
﹁お前、ビデオチャットってやったことないのか﹂と俺が芳恵に聞
いてみると芳恵はきょとんとした顔で俺を見つめた。
やっぱりビデオチャットなんてのは知らないらしい
﹁女の子がマイクとヘッドホン付けてただろう、あれでパソコンの
画面に映った相手と話しをするんだ﹂と俺が教えてやるとやっと分
かったらしい。
芳恵の奴ヘッドホンで音楽でも聴いてるんだと思ってたみたいだ。
他の女子高生がヘッドホンを付けて喘ぎ声を上げてるのがなんだ
か分からなかったけど、やっと意味が分かったらしくて今度は﹁な
んで教えてくれなかったんですか﹂と怒り出した。
﹁最初から教えてくれればいいのに、なんで今まで黙ってたんです
か、酷すぎます﹂と顔色を変えて大声でまくし立てられて俺は困っ
てしまった。
さっきまで泣きやまなくて困ってたら、今度は怒り出してまった
く手間のかかる女だ。
田舎から家出して東京に出て来たばかりでまだ気持ちに不安があ
るせいだろうが、こうも手間のかかる女は相手をするのが大変だ。
芳恵の奴ビデオチャットがどうしてもやりたいと言い張るので俺
はどうにも困ってしまった。
他の女子高生がビデオチャットしながらバイブを使ってたので、
芳恵も真似してみたいらしい。
芳恵は一度思いこむともう何を言われても他のことが目に入らな
くなる性格だ。
160
仕方なく俺は芳恵を連れてさっきの出会い系喫茶に戻るとパソコ
ンの操作を一通り教えた。
男は大抵話すことはきまってるから甘えた声で返事をしろと言っ
てやると芳恵は納得した顔で頷いた。
話しの要領はテレクラと同じだからと言ってやると、テレクラっ
てなんですか芳恵に聞き返された。
テレクラに電話したこともないみたいなので、仕方なく会話の手
順を教えることにした。
男は何も知らない女に上手く話しを向けて口説くのが楽しみだか
ら、すぐには女の方からはエッチな話題を切り出さないのがテクニ
ックだ。
最初に必ず﹁彼氏はいるか﹂と聞かれるから﹁いない﹂と答えた
後は﹁寂しいときは一人でなにしてるの﹂と必ずエッチな話しに持
ち込もうとしてくるはず。
後は適当にうまく話しをはぐらかしながら誘いに乗った振りをす
るんだと教えてやると芳恵もなるほどと納得した。
昨日も他の女子高生がヘッドホンを付けながら、一人で足を開い
て指を使ってるのを見て理由が判らなくて変だと思ってたらしい。
初対面の男に誘われてすぐオナニーまでしちゃうなんて信じられ
ないだろうけど、実際は男の誘い方は判で押したように同じだって
教えてやると芳恵はすっかり乗り気になってる。
最初は俺とビデオチャットをして練習したいと芳恵が言うので、
俺は男の部屋に入ってパソコンを操作した。
最初にパソコンのキーボードから誘いのメッセージを送ると、す
ぐに芳恵が返事をしてきた。
俺は普通の男がビデオチャットで話すような会話をすればいいと
思って﹁今は彼氏いるのかな﹂と聞いてみた。
﹁彼氏いないんです﹂と芳恵が答えたので﹁じゃあ、寂しいだろう
一人でしてることがあるだろう﹂とすぐに話しを向けた。
﹁なんの事ですか﹂と芳恵がとぼけて話しはぐらかすので﹁毎晩一
161
人でやってるんだろう、男に抱かれたくて我慢できなくて、毎日や
ってるのは分かってるんだぜ﹂と言ってやると﹁そんなあ﹂と甘え
た声で返事をしてきた。
俺は﹁ピンクローター持ってるだろう、いますぐ出してみろ﹂と
きつい口調で言うと、芳恵は素直に鞄からピンクローターを出して
手に持った。
﹁いつも使ってるんだろう﹂と俺が半分冷やかして言うと﹁今日が
初めてです﹂と芳恵の奴急にしおらしい声で本気で答えやがった。
伏し目がちにちょっと恥ずかしがった顔付きは結構可愛いもんだ。
﹁一番感じる所にピンクローターを押しつけるんだ﹂と俺がいうと
さっそく芳恵の奴足を広げてピンクローターを使い出した。
さっきブルセラ店の店長に使い方を習ったせいか、あとは俺が言
わなくても勝手にピンクローターを使い続けてる。
俺は芳恵が震えながら足広げてるのを見て良いことを思いついた。
俺は携帯を撮りだして芳恵が足を広げてピンクローターを使って
るところをビデオ撮影した。
このビデオを親に送れば、びっくりして金ぐらいは送ってくるだ
ろう。
一通りうまく撮影が終わって俺は携帯の画面に画像を映し出して
確かめてみた。
芳恵の顔も映ってるしスカートの奥に指を入れてるのもばっちし
だ。
だが俺は困った事に気が付いた。
芳恵の着てるセーラー服がブルセラショップで買った東京の有名
私立校の制服だ。
服が違ってたらたら親が見ても別の女だと思うかもしれない。
顔だって化粧で誤魔化してるから誰の顔だか判りゃしない。
ピンクローターだって知ってれば判るが知らないければ何を使っ
てるのかわからない。
だいたいケータイで撮ったビデオじゃ画面がぼんやりしてるから、
162
本当に芳恵かどうかなんて親が見ても区別がつくわけはない。
これじゃあ親から金を脅し取ると言うのもそう簡単には行きそう
にない。
163
ブルセラビデオ︵前書き︶
芳恵の裏ビデオで親から金を巻き上げようと、さっきのブルセラ
ショップに行ってみが飛んでもない値段を吹っ掛けられた。
これなら芳恵を使って美人局でもしたほうが手っ取り早く金にな
る。
芳恵が出会い系喫茶の客に連れ込まれたラブホテルの近くでしば
らく時間を潰した。
164
ブルセラビデオ
高校生らしい男の子が数人店に入ってくると芳恵が足を広げてる
のに気が付いて、すぐにマジックミラーの前にかぶりついた。
男の子の一人がすぐにパソコンを操作して芳恵に誘いのメッセー
ジを送ったらしくて、芳恵がマイクで返事をしてる。
男の子がそれとなく話題をエッチな方へと誘うと、芳恵は俺に教
えられた通りにわざとはぐらかしながら応じてる。
まだ高校生の男の子は女の口説き方など知らないらしい。
すっかり調子に乗って芳恵にマイクで指示を出して指を使わせて
る。
芳恵は男の子に言われた通りに足を大きく開いて、もうセーラー
服のスカートの中は丸見えだ。
さっそく男の子たちは芳恵の前に群がって芳恵がピンクローター
を使うの見物してる。
俺は芳恵に鏡がマジックミラーになってるのを話してなかったの
に気が付いた。
また後で芳恵に何で教えてくれなかったと怒られるのかなわない
が、今は放っておくしかない。
目の前で女子高生がオナニーする場面など裏ビデオでしか見たこ
とがないらしくて男の子達がため息を吐き出しながらズボンの前を
押さえてる。
芳恵がピンクローターを使うのを男の子達は何も言えずに見てる
だけだ。
もともと出会い系喫茶というのは女がオナニーをするのを見るだ
けのところじゃない。
その後は待ち合わせをしてラブホテルに連れ込むのがナンパとい
うもの。
芳恵がしばらくピンクローターを使うのを見ていた男の子達もも
165
ラブホテルに芳恵を連れ込む相談を始めた。
芳恵もさっき俺が教えたから、ピンクロータでオナニーしたあと
はどんな話しになるのかは知っているはず。
ピンクロータを持つ手を休めると芳恵は男が話しかけてくるのを
待ってわざと大きく喘ぎ声を繰り返した。
男の子の一人がしばらく芳恵と話しをしてると、誘いの話しがま
とまったらしくて芳恵はセーラー服のスカートをなおして店を出て
行こうとしている。
男の子達はまず一人が芳恵と待ち合わせしてラブホテルに連れ込
んで、そのあとに残りの連中が部屋に乗り込んで大勢で輪姦してし
まおうと話しがまとまったらしい。
まったくとんでもない事をする連中だが、出会い系喫茶なんかで
男と付き合えばこのくらいの事は当たり前だ。
高校生の男の子達は一斉に部屋を出て行ったが、しばらくしてま
た戻ってきた。
口汚い台詞をわめきちらす所を見ると、どうやら芳恵は他の男と
どっかに行ってしまったらしい。
トンビに油揚げをさらわれたってことだ。
俺はさしあたってどうしようかと思って良いことを思いついた。
さっき芳恵がバイブの使い方をブルセラショップの店長に教わっ
たとき裏ビデオを撮影してるはず。
その裏ビデオをネタに親を脅せばそこそこの金にはなりそうだ。
俺はさっそくさっきのブルセラショップに戻って店の奥の裏ビデ
オの棚を探したが芳恵の裏ビデオは見あたらない。
さっき撮影したばかりなので、まだ棚には置いてないらしい。
ちょうど店長がレジに座っていたのでさっき女子高生を裏ビデオ
に撮影しのがあるだろうと聞いてみた。
店長はそんな物はないといいやがる。
俺がしつこく食い下がると今日撮ったビデオがあるから確かめて
見てくれと言うと、店長は仕方なさそうな顔で奥の部屋に入った。
166
俺は店長の後から奥の部屋に入ってみると、店長がモニターテレ
ビに裏ビデオを写して見せた。
ビデオの画面を見てこれは芳恵じゃないとすぐ分かった。
映ってるのはさっき俺と芳恵が店にはいるとき階段を降りてきた
女子高生らしい。
派手な化粧をした女子高生を座らせて、店長がバイブの使い方を
教えている所だ。
しばらくビデオを見ていると、女子高生の座ったソファーの横に
店長が座って女子高生の胸を触り始めた。
やっぱりこの裏ビデオ、バイブの使い方を教えてるだけじゃない
らしくて続きがまだまだありそうだ。
芳恵もさっき店長にこのビデオと同じ事をされたに違いない。
俺は芳恵が店長に何をされたのか確かめたくて、しばらくビデオ
の画面を眺め続けた。
女子高生の喘ぎ声がスピーカーから大きく聞こえてきたとき、俺
の後ろから俺の尻をそっと撫で上げてきた。
まるで地下鉄の痴漢みたいな手つきは随分とやり慣れてる。
俺がだまったままじっとしていると、店長の指先が震えながら俺
の股間に入ってきた。
店長が何をするか確かめようとしてじっとしていると今度は店長
が後から抱きついてきた。
片手でしっかりと俺の身体を押さえつけて、もう一方の手で俺の
胸をくすぐるように軽く包んで揺すってくる。
指先の動かし方が随分と手慣れていて、今までにもさんざん女子
高生を餌食にしてきたんだとすぐ分かった。
うっかり店長の機嫌をそこねて芳恵の映ってるビデオをだしても
らえないと困るので俺は仕方なく我慢した。
店長の指先は俺の乳首をつかんで、軽くつまみながらひっぱった
り廻したりと随分と芸が細かい。
こんなことをされたら経験の少ない女子高生なんてのはすぐに言
167
いなりになって何でもさせてしまうに違いない。
目の前のビデオの画面では女子高生が生フェラを始めてる。
店長がやり方を教えているが、随分と生フェラのやり方を教える
のが上手い。
俺はレズだから生フェラはよく知らないし下手だが、店長が女子
高生に教えるのも見ていてなるほど上手いもんだとすっかり感心し
てしまった。
女子高生の口の中で、店長の大きくなったものがビデオの画面に
大写しになってる。
俺はもうとてもビデオを見ていられなくて目を閉じた。
ぴちゃぴゃという生フェラの音がしばらく続いた後、こんどは女
子高生が訳の分からない言葉を大声で叫び始めた。
思わず目を開けてビデオを見ると今度は立ちバックで店長が腰を
使ってるのが見えた。
シロート女子高生が本気で喘ぎ声をだして叫んでる声は、アダル
トビデオ女優なんかの演技で出す声とはちがってすごい迫力だ。
俺は思わず身体に寒気がしてきたが、店長はそれを見逃すはずは
ない。
すぐに俺の身体を抱き寄せて耳の裏に舌先を這わせてきた。
ねっとりとした舌先が俺の耳の裏を嘗め回されて急に俺の身体か
ら力が抜けてきた。
こんなドスケベのドヘンタイ親父にセクハラされて感じてくるな
んて自分でも情けなくて悔しくなる。
ビデオからはリズミカルな音でぴちゃんぴちゃんと音が聞こえて
きた。
店長が腰を奥まで突き上げるたびに、女子高生の濡れた花園がぴ
ちゃんと音をだしてるんだ。
よっぽど腰の使い方がうまくなけりゃ、こんなに音が大きく響い
て聞こえてくるわけなんかない。
ぴちゃんという音の合間に、女子高生が喉を絞るようにして震わ
168
せながら喘ぎ声を響かせてる。
初めての女の悦びを味わってる声は、聞いているだけで鳥肌が立
ってくる。
ビデオの画面では店長が腰のリズムを早めると、腰の捻り方を変
えながら一気に突き上げた。
立ちバックというのは男の腰の位置と角度が上手く合うと奥まで
突き上げられる感触が凄いことになる。
女子高生は何度も悲鳴を上げては泣きじゃくると、大きな声で叫
びつづけた。
女が初めて女の悦びを経験する瞬間というのは、レズの俺が見て
いてもうらやましい。
俺だって初体験がこんなに気持ちよかったらレズになんかならな
かったはず。
もう一度初体験をやり直せるなら、今すぐこの店長にバックから
奪われたいという気持ちが心の奥から沸き上がってきた。
急に身体が熱くなると自分でも訳が分からずに身体を捩って尻を
店長に突き出すように押しつけた。
何度も大きく息をすると、急に喉の奥から喘ぐような叫び声が飛
び出した。
テレビ画面の腰の動きに合わせて、店長が俺の後から腰を押しつ
けてきた。
店長のズボンの下で大きくなった物が俺の尻に押しつけられてく
るともうとても欲しくて堪らない。
俺はたった今自分が立ちバックでレズ殺しの鉄に責められてるよ
うな気分になって膝が震えてきた。
俺は喉が詰まって息が苦しくて目眩がしてきて今にも気絶しそう
になった。
俺の様子を見て店長は腰の動きを止めると、ゆっくりと俺の脇腹
を撫でてくれた。
すこしづつ女子高生の息が落ち着いてくると、やっとビデオは終
169
わったらしくて画面は真っ暗になった。
店長は俺の身体から手を離して離して、ビデオをデッキから取り
だした。
俺はやっと一息ついてから﹁この女じゃない、他にもっと田舎臭
臭い女子高生の裏ビデオがあるはずだからそれを出してくれ、金は
ちゃんと払うから﹂と頼んでみた。
﹁もう一本今日とったビデオがあるからそれかもしれない﹂と店長
が言い出した。
そうならそうと最初から言えばいいのにと思っていると、見せる
前にしてもらうことがあると言いだしやがった。
俺がたったいまここで生フェラすれば芳恵が映ってる裏ビデオを
売ってくれると店長が言いやがる。
俺はさっきラブホテルで男に言われたことを思い出した。
生フェラが下手なのは俺がレズのせいだからそんな事はしょうが
ない。
だがレズ殺しの鉄に生フェラが下手だと言われるのは、やっぱり
嫌だ。
俺だってこの店長に生フェラを習って上手になれば、レズ殺しの
鉄にも喜んで貰える。
そうすればレズ殺しの鉄だって俺のことを可愛がってくれるに違
いない。
そう考えると、いま店長に生フェラを教えてもらうのは願ったり
かなったりだ。
店長がズボンを降ろすと、もうでっかく成った物が目の前にそそ
り立った。
俺が口を近づけようとすると、駄目だとすぐに叱りとばされた。
最初はまず、手のひらで下からすくうように根元から責めろと教
えられた。
言われた通りにやってみると、すぐに目の前で店長の物が大きく
なって反り返った。
170
今度は優しい猫撫で声で﹁上手いじゃないか、そうそう、そうや
るんだ﹂と店長に言われてなるほど教えるのが上手いもんだと感心
した。
店長に言われるままに舌を使って居る内になんだか、レズ殺しの
鉄を相手にしてるような変な気分になってきた。
頭が熱くてぼうっとなって来ると、しゃぶらせて貰えるなら相手
なんか誰でも言いような気がしてきて舌を使うのが止められなくな
った。
店長が立ち上がって腰を前後に揺すり始めると、俺は何だか嬉し
い気分になって一緒になって頭を動かした。
一気に店長の腰の動きが早くなると、終わった瞬間に俺の顔に飛
沫が飛んだ。
息が苦しくて目眩がしそうになって俺はしゃがみ込んでしばらく
動けなかった。
店長が俺の耳元に口を近づけて﹁どうだ生フェラが大好きなら何
度でもやらしてやるぜ﹂と小声で囁いた。
﹁生フェラするだけでいい金になるんだぜ、こんな楽なバイトはな
いだろう﹂と店長が畳みかけるようにそそのかしてきた。
店に来る女子高生をいつもこうやってたぶらかしてるらしい。
俺はどう返事をしていいのか分からずに思わず﹁本当ですか﹂と
言ってしまった。
店長は嬉しそうな顔で何度かうなづいたあと、俺の顔をじっと見
つめて﹁可愛いじゃないか、生フェラしたあとの顔は本当にいい顔
してるぜ﹂と言ってくれた。
俺はなんだか嬉しくて﹁ありがとうございます﹂と答えてしまっ
たが不味いことを言ってしまったとすぐ後悔した。
﹁生フェラだけじゃ、物足りないだろう﹂と店長が引き出しからバ
イブを取りだして俺に渡した。
裏ビデオでよく見る、紫色のパールの入った特大バイブだ。
こんなバイブは使えと言われてもとても使えるもんじゃない。
171
﹁生フェラが大好きなら、バイブも好きにならなきゃ、男には可愛
がってもらえないぜ﹂と店長が訳の分からないことをいいだした。
バイブを使えばその後にこの店長がもっと良い事をしてくれるっ
て事らしい。
﹁いやならやらなくてもいいんだぜ、これでおしまいにしても良い
んだ﹂と店長が意地悪そうな口調で呟いた。
まったくとんでもない話しだと俺は腹が立ったが、言い返す訳に
もいかないのが情けない。
ここまでやらせておいて、ここで止められちまってはとても我慢
できない。
俺がバイブを受け取ってスイッチを入れると取っ手にプーンと振
動が伝わってきた。
だがこんなでかいの入れようったって入るわけない。
﹁まずは、腿の内側に軽く当てるんだ﹂と店長に言われて、俺は言
うとおりにバイブの先を腿に押し当てた。
軽い振動が腿の筋肉を揺さぶると、花園に微かな振動が伝わって
きた。
﹁最初は軽く当てるんだ、バイブの先でくすぐるように動かすんだ﹂
と店長に言われて俺は成るほどと思った。
レズ同士でバイブを使うときも最初は軽くくすぐるように使うも
んだ。
この店長バイブの使い方を教えますという張り紙をしてるだけあ
って、バイブ使いも名人らしい。
店長に言われるままにバイブを操作してるうちに、いつのまにか
花園の奥まですっぽり入って死にそうなくらい気持がいい。
俺が何度も身体を震わせて大声を上げると、店長が俺の手からバ
イブを取り上げた。
せっかく気持ちよくなったところを途中で止められては堪らない。
店長の指先が俺の花園に伸びてくると、俺は自分から足を広げて
腰を前に突き出した。
172
﹁いい身体してるじゃないか﹂と言って店長が俺の花園を軽くくす
ぐると俺の身体は震え上がって気絶してしまいそうになった。
軽く指先で触れただけなのに、まるで稲妻に打たれたような電流
が流れたような激しい感触に俺は身体を震わせた。
店長の指先が離れるとまた少し場所を変えて指先を軽く触れてき
た。
微かに触れただけなのに、また激しい電流が流れたような感触が
俺の花園を襲った。
店長は落ち着いた顔で俺の目の前に立ったまま俺の様子を見続け
ている。
店長の指が繰り返し動くたびに俺は身体の震えが止まらなくて、
何度も喘ぎながら叫び声を上げた。
こうなるともう男なら誰でもいいから奥までぶち込んでもらいた
く我慢できない。
奥まで一杯に繰り返し責められている感触を想像するともう死に
そうなくらいにでかい物をぶち込んで欲しくてたまらない
俺が何度も体中を引きつらせて震えるのを店長は面白そうな顔を
して俺の身体をもて遊ぶのを止めようとしない。
俺はとうとう涙がこみ上げてきて喉の奥から喘ぐようなすすり泣
きを始めてしまった。
レズの癖に男に遊ばれてすすり泣きを上げるなんてみっともない
話しだがどうしようもない。
店長は不意に俺の花園から手を離すと俺の様子を見続けたまま何
もしようとはしない。
俺はもう我慢しきれなくて自分の指花園に押し当てて繰り返し押
さえつけながら泣き叫んだ。
繰り返しつま先から頭のてっぺんまで熱い奔流があふれ出すと俺
は気が遠くなって自分が何処にいるのかも判らなくなった。
息が苦しくて喉が詰まりそうになったとき、急に身体から力が抜
けて今度は動けなくなった。
173
息を大きく吐き出したあとしばらく息を止めてまた大きく吸うの
を繰り返してるうちにだんだんと身体が楽になってきた。
俺が一息ついたころ店長が﹁そうだったな﹂と言ってビデオを取
りだして見せてくれた。
確かに芳恵が映ってるビデオだ。
﹁このビデオ欲しいなら売ってやるが、条件を飲めばの話しだ。取
引しようじゃないか﹂と店長がややっこしい話しを持ち出した。
このビデオを俺が買い取れば、店長が俺をこのあとオ×ン×ンを
ぶち込んで天国まで行かせてやるって話しになった。
俺はもう一度初体験をこの店長にやってもらえるんだと思うと嬉
しくて堪らない。
これはもう願ってもない話しだと俺はすぐにそうさせてくれと頼
みこんだ。
店長が笑顔で言うビデオの値段を聞いて俺はびっくりした。
この店長俺の足元をみやがって、五百万円なんて金はどう逆立ち
したって払える金額ではない。
こんな目にあわせやがって、まったく馬鹿にした話しだ。
﹁金がないなら、いいアルバイト紹介してやるぜ﹂と店長に言われ
て俺は頭に来た。
こうやって素人の女子高生を騙してデリヘルに売り飛ばしやがる
んだ。
店長はあいかわらずにやにやしながら俺の顔を見てるだけ。
最初っから俺から金を巻き上げる気だったのは間違いない。
腹の立つ話しだが、うまくはめられたって訳だ。
俺は起きあがろうとしたがすぐには立ち上がれない。
店長が引き出しからピンク色の小さい棒を取りだして俺の目の前
に突き出した。
﹁今度はこれの使い方教えてやろうか﹂と店長に言われて俺はその
ピンク色の棒をよく見た。
小さなウズラの卵くらいの玉を串で刺したような形の棒はア×ル
174
用のバイブだ。
店長のやつ今度は俺をア×ル調教する魂胆らしい。
芳恵の奴もきっとこのア×ル用バイブで店長にア×ル調教された
に違いない。
だからもうデリヘル店は嫌だなんていいだしやがったんだ。
デリヘルではア×ルでやらされると思ったに違いない。
俺は腹が立って店長の足を蹴飛ばしてやろうとしたが、うっかり
仕返しされても面倒だ。
店長は俺の目の前でア×ルバイブを丸めた指の中を通す仕草を何
度か繰り返した。
俺が黙っていると﹁気持ちよくなりたいんだろう﹂と甘ったるい
猫なで声で俺を誘った。
この店長は生フェラを教えるのも上手だし、バイブの使い方を教
えるのも上手だ。
ア×ルバイブの使い方もきっと名人に違いない。
俺だって気持ちよくしてもらえるなら、いやだとは邪険には言え
ない。
だがこんなブルセラ店の店長となんか付き合ったらろくな目に遭
わない。
しばらくして息が少し楽になったころ、俺はなんとか立ち上がっ
てブルセラショップを出た。
裏通りを歩きながら金をどう工面しようかと考えたがこうなった
ら俺が自分で芳恵の裏ビデオを撮影するしかない。
芳恵にメールを送って今どこに居るのか聞いてみると、男に誘わ
れて近所の映画館にいると抜かしやがる。
どんな男なんだとメールで聞いてみると、ドスケベな中年男と映
画館の中で痴漢プレーの真っ最中らしい。
出会い系喫茶でビデオチャットして誘われたのは高校生だったは
ずだが、待ち合わせの場所にちょうど中年男が居合わせてその男に
175
声を掛けられたらしい。
高校生なんかと遊んだってどうせ面白くもないし、中年男の方が
金になるってのは芳恵にも分かってるらしい。
だが映画館の中じゃ盗み撮りをして裏ビデオなんか撮影するのは
無理だ。
俺は裏ビデオを撮影できそうな所をあれこれ考えてみた。
公園のベンチで男と居るところを盗み撮りするのは、街灯の明か
りが暗くて無理そうだ。
どっかのラブホテルにでも芳恵を連れ込んでそこで裏ビデオを撮
るしか方法は無さそうだ。
芳恵にメールを送ろうとした時に芳恵が﹁これから男とラブホテ
ルに行くの﹂とメールを送ってきた。
これはちょうど都合がいいと俺は思いついた。
こうなったら芳恵が男と居るところに乗り込んで、美人局で金を
巻き上げるほうが手っ取り早い。
芳恵にラブホテルに着いたら場所を教えろとメールすると折り返
し画像を送ってきた。
映画館のトイレで取った写真らしくて、相手の男に生フェラして
る所だ。
さっきブルセラショップで店長に生フェラさせられせいで生フェ
ラ狂いになっらたしい。
田舎からでてきたばかりの女子高生なんてのは、上手く仕込んで
やれば生フェラ狂いにするなんてのは簡単だ。
生フェラ顔の芳恵の写真を見て、俺は自分がその中年の変態男に
生フェラさせられてるのを想像して吐き出しそうになった。
眉毛が変な形に歪んでる男の顔というのはとても見ていられない。
続けて何枚も芳恵が写真を送ってきたが、もう見るのはいやです
ぐ消去した。
しばらくメールが来ないと思ったが、きっとトイレで他にもいろ
いろやらされてるんだろう。
176
これはしばらく待たされると思って俺は通りの角の生け垣に座り
込んだ。
座って一息ついてると、見かけない女が話しかけてきた。
﹁煙草の火を貸して欲しいんだけど﹂と言う台詞はデリヘル女が客
を誘う時の台詞だ。
うっかり返事なんかしたら不味いことに成りそうだと思って俺が
知らん顔してると女はすぐに他の男を捜しに離れていった。
とりあえずやっかい払いができたと思ってまた座ってると今度は
黒い背広をきた男が声を掛けてきた。
服装でカラス族だと一目で分かる。
カラス族というのは女をナンパしてキャバクラや風俗店に売り飛
ばすスケコマシと似たような商売だ。
スケコマシは女とセックスしてセックス狂いにさせてから売り飛
ばすが、カラス族は金で女を誘うという上品な手口だ。
カラス族の男なんか、俺には関係ないはずだと思って俺は知らん
顔をした。
男はしつこく俺につきまとって話しかけてくる。
カラス族の男は女を見慣れてるので俺みたいな女はレズバーで働
かせるのはちょうどいいと思ったらしい。
適当に断るとまたしばらくして今度は野暮ったい顔付きの中年の
男が話しかけてきた。
今度はナンパだ。
こんな所で座ってるのを見て、デリヘル女が客引きでもしてるん
だと思ったらしい。
俺が返事をしなくても話しかけてくるので座る場所を変えてみた
が、やっぱり追いかけて付いてくる。
話しを続けながら俺のすぐ横に座ると、体を押しつけて来やがっ
た。
俺が立ち上がろうとすると、俺の股の間に手を押しつけて立ち上
がらせない。
177
何とか逃げ出そうとしたが、とても男の力にはかなわない。
男の手が俺の胸を揉み始めたが、力一杯握りしめてくるので痛く
てかなわない。
そのうち芳恵からメールが来た。
男に胸を握られながら必死で携帯を見ると、ラブホテルの名前を
送ってきた。
芳恵がいま男と一緒に居るのは﹁レッドチェリー﹂とい名前のラ
ブホテルだ。
辺りを見回してみるとすぐ近所に﹁レッドチェリー﹂の看板が見
えた。
芳恵の奴が連れ込まれたのはこのラブホテルらしい。
俺は男の耳元で﹁お願い、レッドチェリーに連れてって﹂と小さ
く呟いた。
男はさっそく俺を連れて歩き出したが、俺の両手をしっかり握っ
て離さない。
レッドチェリーのすぐ真ん前まで行くと男は俺に﹁いくら欲しい
んだ﹂と聞いてきた。
俺はこれはちょうどいいと﹁10万だせ﹂とわざと高い金額をふ
っかけた。
いくら何でも一晩10万なんて相場はあるはずがない。
﹁それじゃあ、6万でどうだ﹂と男が返事をして俺の顔を見つめや
がった。
だいたい一晩6万なんて金を女に払う男なんて聞いたことがない。
俺が断るとすぐ横に通りがかりの女が側に近づいてきた。
男に体を寄せて耳打ちすると、すぐに男は女と歩き出した。
変だと思ってよく見ると、さっき俺に声をかけてきたデリヘル女
だ。
もっと安い値段の女を紹介するとか男に声をかけたらしい。
俺はこれで一安心と思って、レッドチェリーの玄関をくぐろうと
するといきなり後ろから腕を捕まれた。
178
﹁8万ならだすぜ﹂とさっきの男が戻ってきたんだ。
俺がまた断るともう一度さっきの女の所に戻っていって何か話し
てる。
もう話しは済んだと思って、俺が玄関に歩み寄るとまた男が来て
﹁十万出す﹂とぬかしやがる。
﹁もう先客がいる﹂と断ろうとすると男は俺の手を取って﹁十万で
いいっていったじゃないか﹂と怒った顔で怒鳴りやがった。
﹁いい加減にしやがれ﹂と俺がでかい声で怒鳴りつけると急に男は
怯えた顔で震え上がった。
俺がもう一度﹁いい加減にしやがれって言ってるのが聞こえねえ
のか﹂と調子に乗って怒鳴りつけてやると男は慌てて小走りに逃げ
ていきやがった。
以外と気の小さい男らしい。
まるで男にナンパされそうになった小娘みたいな格好に俺はおか
しくて笑いが止まらなくなった。
急に俺の目の前にさっきのデリヘル女が歩み寄った。
﹁ちょっとあんた、商売のじゃまするんじゃないよ﹂と女にものす
ごい剣幕で怒鳴りつけられて俺はまずいことになりそうだと感づい
た。
女に腕を捕まれそうになって、俺はすぐにラブホテルの玄関を入
った。
179
美人局︵前書き︶
美人局をしようと芳恵が男と一緒に居るはずの部屋に乗り込んだ
が芳恵が居ない。
部屋を間違えたと気が付いたが、男に捕まってもう逃げられない。
デリヘル女だと勘違いされて、さんざんな目に遭わされる。
180
美人局
受付の窓口で﹁先客がいるんです﹂と試しに言ってみると、客に
呼ばれたデリヘル女だと思ったらしくて受け付けの女は何も言わな
い。
すぐにホールの奥のエレベータに乗って三階に上がってみた。
芳恵からのメールでは302号室にいるはず。
エレベータを降りて廊下を奥に進むと302号室の表示が見えた。
ひとまずドアの前で中の様子を伺ってみると、女の泣き叫ぶ大き
な声が響いてくる。
これはちょうど美人局には好都合だ。
今部屋に乗り込めば上手いこと金になるに違いない。
美人局なんかやったことは無いが、金を作るにはこれしかない。
﹁おい、開けろ、居ることは分かってるんだ﹂と俺はドアを叩いて
大声をだした。
何度か繰り返しドアを叩くとドアの取っ手を廻す音が聞こえて俺
は手を止めた。
ドアが開くと大柄な男がパンツ一枚で立ってる。
俺はすぐに中に入ると﹁おい芳恵が居るだろう、よくも俺の女に
手をだしやがったな﹂と怒鳴りつけた。
﹁芳恵なら、まだ来てないぜ﹂と男が苦笑いしながら答えたので俺
はそんなはずはないと思って部屋を見回した。
ベッドの上には誰も見あたらない。
部屋の中を見回したが、隠れる場所なんか無い。
だが部屋には女の叫び声が大きく響いてる。
俺は壁際の大きなテレビの画面を見て声はアダルトビデオだと気
が付いた。
部屋を間違えたかそれともホテルを間違えたかどっちにしろ不味
いことになった。
181
俺は慌てて部屋を出ようとしたが男に手をつかまれた。
そのままベッドに引き倒されると男がすぐに上から体を重ねてき
た。
男の体を押しのけて逃げようと俺は手足をばたつかせたが男の重
い体はびくとも動かない。
男が俺の胸を強引な手つきで押し回すように揉むと俺は痛くて悲
鳴を上げた。
いきなり男の口が俺の唇に被さってくるとすぐに舌が入ってきた。
どうにも逃げようがないと分かって俺は体から力が抜けていった。
これはもう言いなりになるしかないと思って、俺は男の背中に腕
を廻して自分から抱きついた。
急にドアをノックする音がして男が体を起こした。
せっかく良い気分の所だったのにと俺が男にしがみつこうとする
と、男は俺を手で押しのけてベッドから降りた。
男がドアを開けるとすぐにけばけばしい化粧の女が部屋に入って
きた。
﹁おい、芳恵ってお前のことか﹂と男が女に声を掛けた。
女は訳の分からない顔をしてベッドに近寄ると俺の顔をまじまじ
と見た。
﹁よくもさっきは商売の邪魔してくれたわね﹂と女に怒鳴りつけら
れて俺はさっきラブホテルの前で客引きをしていた女だと気が付い
た。
﹁この女、ちょっと痛めつけてやってよ、まったく腹が立つんだか
ら﹂と女に言われて男が俺に近づいて来た。
これは不味いことになったと俺が慌てて男の横をすり抜けようと
したが、男が俺の体をつかんでベッドの上に押し倒した。
俺が起きあがろうとすると男は俺の髪の毛をつかんで頭をベッド
何度も叩きつけた。
これはとても逆らえないと観念して俺は大人しくベッドに突っ伏
したまま動けなくなった。
182
男は部屋のスリッパを手に取ると、ズボンの上から俺の尻に叩き
つけて来た。
いくらスリッパでも、尻を叩かれた痛いに決まってる。
何てことしやがると思ったが、下手に逆らうと何をされるか分か
らない。
男が何度もスリッパで俺の尻を叩きつけるのを繰り返すと、次第
に尻が熱くなって針でも突き刺したような痛みが突き抜けた。
俺はもうとても我慢しきれなくて﹁やめてくれー﹂と叫んだがそ
んなことで止めてくれる訳がない。
男は調子に乗って俺の尻の周りをぐるぐると回るように打つ場所
を変えながらスリッパを叩きつけてきた。
俺は﹁うぁえええ﹂と声にも成らない悲鳴を上げると、なんとか
逃げようと腰を捻った。
男の手が今度は俺の手をきつくねじり上げて来たので俺はまた痛
くて悲鳴を上げた。
横で見ていた女は俺のズボンを膝まで脱がすと、俺の黒いレース
模様のパンティーを見て﹁このドスケベ女、色気づいてるじゃない
の﹂と言って笑った。
俺はレズだからいつもは男物のパンツをはいてるが、レズ殺しの
鉄に犯されてからは黒いレースの女物のパンティーを履いてる。
そうすればまたレズ殺しの鉄に逢えるかもしれない気がするから
だ。
レズ殺しの鉄が俺の黒いレース模様のパンティーを褒めてくれる
に違いないと思うととても男物のパンツなんか履いてなんかいられ
ない。
レズのくせに女物のパンティーなんか履いてるのを見られて俺は、
死にそうなくらい恥ずかしくなった。
男の指がパンティーの上からレース模様の裾にそってくすぐるよ
うに動いてきた。
さっき痛めつけられたばかりの尻がひりひりするような感触が妙
183
に気持ちいい。
すこしづつ感じるところを確かめながら、今度はレース模様の縁
にそって直に肌に触れてきた。
こうなるともうとても堪らない。
思わず目を閉じて涙がこぼれそうになるのを堪えると﹁感じてる
じゃないか、女の身体は正直だな﹂と男がまるでアダルトビデオみ
たいな台詞を口にした。
感じちゃうのは俺のせいじゃない、男のテクニックが上手すぎる
んだと思った瞬間にもうとても堪えきれなくて俺は大きく息を吐き
出した。
背中をそらせて大きく体を仰け反らすと、なんども息を吐き出す
たびに涙がこみ上げてきた。
女が俺のパンティーの裾に手を掛けて引きずり降ろすと、俺の尻
をパンティーのレースの縁がくすぐる感触が襲った。
俺の尻が思わず震えるのを見て女がまた﹁色気ずいてるんじゃな
いよ﹂と罵声を浴びせた。
俺の尻が丸出しになると女がぴしゃりと平手で俺の尻を叩いた。
さっき痛い目に遭わされたばかりの尻を叩かれて俺は思わず﹁ひ
ぃーー﹂と声にならない悲鳴を上げて身体を全体を震わせた。
女は面白がってまた俺の尻を叩こうとしたが、男が女の手を遮っ
て﹁いい尻してるじゃないか﹂と猫なで声で俺に声を掛けた。
優しい手つきで撫で回すように俺の尻をさすると今度は花園を指
先でまさぐってきた。
さっきブルセラ店の店長に責められたばかりの花園は感度が極限
近くまで敏感になってる。
男の指が触れた瞬間に燃え上がるような熱い電流が男の指先から
俺の花園に流れ込んで俺は思わず身体が仰け反った。
男の指先がさぐる様な動きで今度はア×ルの周りをなで始めた。
そんな所を撫でられたって気持ち良いわけ無いが妙にくすぐった
い。
184
﹁おいあれよこせ﹂と男が言うと、女がバックから何か取り出して
男に渡した。
男が手にとって何か指先に付けたらしくて、ア×ルに冷たい感触
が触れてきた。
男の指先がゆっくりと揉みほぐすように動くと、すぐにア×ルが
熱くなって急に力が抜けてきた。
俺はすぐに男が何をしようとしてるのか気が付いた。
この男は麻酔剤の入った軟膏を使って俺をア×ル調教するつもり
だ。
ア×ル調教に軟膏を使うなんてのは、ア×ル調教に慣れたプロの
ア×ル調教師にくらいなものだ。
こんな男にア×ル調教なんてされては堪らない。
俺は思わず身震いして身体を起こそうとした。
すぐに﹁おいまだ痛い目に遭いたいのか﹂と男が脅すような口調
で俺を怒鳴りつけてきた。
ア×ル調教はやだが、尻を叩かれて痛い目に遭うのももっとやだ。
俺が仕方なく大人しくしていると、男の指先が慣れた手つきで柔
らかく揉みほぐすように動き続けてる。
ア×ルの周囲の筋肉に麻酔剤の入った軟膏を擦り込んでいるらし
い。
麻酔剤がだんだん効いてくると次第にア×ルに力が入らなくなっ
てきた。
男の指先の感触が心地よくなってきたころ、不意に男の指先がア
×ルを押し広げて奥に入ってきた。
まるで当たり前みたいにすんなりとア×ルを押し広げると、ゆっ
くりと押し回しながら滑らかに指が動き続けてる。
俺はいったい何が起きてるのか訳が分からなくて、頭の中がすっ
飛んで空っぽになった。
﹁おい、あれだ﹂と男がまた言うと女がバックの中からまた何か取
りだして男に渡した。
185
細長くて団子みたいな形をしてるのはア×ル調教用のバイブだと
一目で分かる。
さっきブルセラ店の店長が見せてくれたア×ル用バイブより一回
り大きい。
こんなバイブで責められてはもうとても敵わないとは思ったが身
体から力が抜けて動けない。
バイブが俺のア×ルに押し込まれるとすぐに奥まですっぽりと入
ってしまった。
さっきア×ルの周りに男が擦り込んだ麻酔剤の入った軟膏が効い
てきたらしくて、バイブを出し入れするたびに死んじゃいそうなく
らい気持ちが良い。
男がバイブを出し入れしながら﹁おい、何でも言うことを聞くっ
て言え﹂と乱暴な口調で怒鳴りつけてきた。
ここで下手に逆らったら何をされるか分からない。
﹁何でも言うとおりにします。あ、いえ、させて頂きます﹂と俺は
大人しく自分から下手にでて答えた。
すると男は俺の両足を抱え上げて、俺の身体をベッドの上に仰向
けに転がした。
俺は男がすぐに俺の身体の上にのし掛かってくると思って足を広
げて膝を立てた。
男はもう一本別のバイブを取りだして俺に渡すと﹁これを使え、
使い方くらい知ってるだろう﹂と言って薄ら笑いを浮かべた。
先にパールの入った紫色の大きなバイブはアダルトビデオでよく
使う太いやつだ。
さっきブルセラ店の店長に使い方を教わったのと同じくらいの大
きさの大型のバイブだ。
ア×ルにバイブを入れたまま、男に渡された花園にバイブをあて
がうとブルセラ店の店長に教えられた通りに最初は軽く太股の内側
をそっと撫でた。
すぐに腿の内側の筋肉が小刻みに震えると、股が勝手に開いたり
186
閉じたりの動作を繰り返した。
少しずつバイブの先を花園に近づけると今度はおへその少し下を
バイブで押さえつける。
重苦しい感触がじわっと子宮まで伝わってくると、今度は先端を
花芯に触れさせた。
ここちよい感触がすぐに下半身に広がるともう気持ちよくて我慢
できない。
花園を押し広げるように押し回すともう腰が上下に動いて止まら
ない。
ア×ルバイブの振動が一緒に加わると、もう気持ちよすぎて死ん
じゃいそうなくらいだ。
小刻みに震わせるように出し入れを繰り返すと、まるで本物を奥
までぶち込まれたような感触が伝わってくる。
吸い付いたようにくわえ込んだかと思うと、急に身体の力が抜け
て奥までぐんと届いてくる感触が何度もも繰り返して止まらない。
男が時折二つのバイブのリモコンを操作して動きを変えると、そ
の度に違った感触が奥の奥まで届いてくる。
いくら俺がレズだって、身体は女の身体だ。
ア×ルと子宮がいっぺんに壊れそうになるくらいに責められちま
ったらもう止められない。
気持ちよくなるときは、気持ちよくなっちまうのは女なら仕方が
ない。
背中が痛くなるくらいに反り返ると、バイブを入れままの身体が
ベッドの上に弾んだ。
﹁おい、オ×ン×ン大好きって大声で言ってみろ﹂と男がまた大声
で怒鳴った。
レズの俺にオ×ン×ン大好きなんて言わせるなんて、まったくと
んでもないお仕置きだが言わない訳にはいかない。
俺が肩を震わせながら何度も﹁オ×ン×ン大好き﹂と叫ぶと身体
の震えがもう止まらない。
187
なんで身体が震えるのか自分でも分からないが、本当にオ×ン×
ンが大好きな気分になっちゃうのはもう仕方ない。
今すぐにでもオ×ン×ンが欲しくてたまらなくなって体中が熱く
なった。
急に男が俺の身体を持ち上げて、男の目の前で俺を四つんばいの
姿勢にさせた。
目の前に男のおっきくなった物がそそり立つのが見えて俺は嬉し
くなった。
﹁おい、大好きなんだろう、しゃぶらせてやるぜ﹂と言いながら、
男は俺の髪の毛をつかんで引き寄せた。
俺はついさっきブルセラ店の店長に教えられた生フェラのテクニ
ックを思い出した。
最初はまず玉を軽く握って揺さぶるのが手順だ。
だが俺はもう口の中に入れたくて堪らない気分だ。
口を寄せて唇に男の逞しい先っぽが触れるともうとても我慢でき
ない。
舌先を震わせながら絡ませると、男の物は俺の口の中でなんども
反り返って固さをました。
思い切って口を大きく開けてあけると俺は夢中で喉の奥まで飲み
込んだ。
子宮の奥からこみ上げてくる嬉しさで急に涙が止まらなくなった。
こんな気持ちで男の物をくわえ込むなんて本当に初めての気持ち
だ。
女なら誰でも生フェラを大好きになる理由が初めて俺にも判った
気がしてきた。
バイブを前と後から二本も入れて生フェラさせて貰えるなんても
う天国そのままだ。
俺の携帯にメールが届いた呼び出し音が聞こえたけど、こんな格
好で携帯になんか出られる訳がない。
女が勝手に俺の携帯を取り上げると、メールを読んで笑ってる。
188
誰から来たメールか分からないが、女が俺の振りをして返事を書
いてやがる。
なんどかメールのやりとりをして女がまた笑い転げると、もうメ
ールは来なくなったみたいで携帯の呼び出し音はしなくなった。
﹁もっと酷い目にあわせなよ、たっぷり思い知らせてやってよ﹂と
女が男に言うと男も頷いてる。
男が俺の頭を押さえつけて腰を前に押し出すと、喉の奥を通り過
ぎて胃袋に突き刺さりそうなくらい奥まで届いてきた。
胃袋がひっくりかえりそうになって、俺は息が苦しくて目眩がし
て何度も気を失いそうになった。
苦しくてもうとても我慢できなくて、必死の思いで男の顔を見上
げると男と視線があった。
もう止めてくれと俺が目で訴えると、男はちょっとだけ頷いたが
もう一度俺の喉の奥まで押し込んできた。
また胃袋がひっくり返りそうになって、俺は気絶しそうになった。
もう苦しくてとても駄目だと思ったとき、不意に俺の後ろでドア
の開く音がした。
男がもう一人部屋に入ってきた。
﹁その女か、ちょうどいいぜ﹂と男の低い声が俺の耳元で聞こえた。
また何か始まると思ったが、それまではすこし休ませて貰えそう
なので俺は一安心した。
部屋に入ってきたもう一人の男は服を脱ぐとすぐにベッドの上に
乗って俺の尻を後ろから抱え上げてきた。
男の指先がバイブの入った俺の花園に沿って動くと、指先を花び
らにこすりつけながら濡れ具合を確かめてる。
今度はア×ルのバイブを引っ張って抜くと、ア×ルの周囲の筋肉
を揉みほぐすようにして指先が動く感触を感じた。
それからすぐ急に何か柔らかくて熱い先端が俺のア×ルに触れて
きた。
最初は軽く押し当てるだけだったが、すこしづつ押し回しながら
189
先端が奥まで入ってくる。
男が急に腰に力を込めていっぱいに押し込んでくると、男の玉が
袋ごと花園に押しつけられてくる感触がある。
なにがなんだか分からない内に俺は後ろから滑るようにア×ルを
奥まで貫かれていた。
俺は自分が今あの﹁焼き鳥﹂をやられて居るんだと気が付いて身
震いがした。
悪夢で何度もうなされて、トラウマになっていたあの焼き鳥。
俺は焼き鳥で輪姦されたからレズになんかなっちまったんだ。
大勢に廻されながら、後ろと前から責められる﹁焼き鳥﹂は苦し
いだけの屈辱的な体験なはずだが、今その﹁焼き鳥﹂が天国に登る
ほど気持ちいい。
おまけに今は花園にはバイブまで入れられてる。
こんなはずはないと思っては見ても今自分の身体が気持ちいいの
は間違いない。
なんでこんな事になってるのか訳が分からないが気持いいんだか
ら喜ぶしかない。
男が急に身体の動きを止めると﹁おい、お前毎晩でも男が欲しく
てそれで客取ってるんだろう﹂とでかい声をだした。
俺のことをデリヘル女だと思ってるらしい。
俺が口を塞がれたまま頷いて答えると﹁客ならいくらでも紹介し
てやるぜ。この辺りじゃ勝手に客なんか取れないんだぜ﹂と当たり
前な口調で脅された。
どうもこの辺りはどっかの組の縄張りらしくてうっかりうろつく
とろくな事にはなりそうにない。
俺はレズのスケコマシだから、客なんか取る気はないんだが、下
手に逆らうとどんな目に遭わされるか分からない。
俺が頷いて返事をすると男達は満足した様子で、二人で腰の調子
を合わせてまた俺を責め始めた。
﹁どうだ気持ちいいだろう、毎晩客を取ればもっと気持ちよくなれ
190
るんだぜ。一晩で10人でも20人でも好きなだけ客を取らせてや
るぜ﹂と男に言われて借金を返すなら全くもって都合の良い話しだ
と俺は思った。
一晩で20人も相手をするのは相当大変だがそれはそれで結構な
金になる。
取りあえず借金を返してしまわないと、今度はまたどんな目に遭
わされるか分かったもんじゃない。
男の相手をするだけで金になるなら悪い話しじゃないと思うと急
に気分が楽になった。
俺がまた何も大きく頷いて返事をすると急に男が優しい声で﹁良
い身体してるじゃないか、良い金に成るぜ﹂と言ってくれた。
俺はちょっと嬉しくなって男の物に軽く歯を突き立てると口の中
で反り返ってまた大きくなった。
﹁本当にとびきりいい身体してるぜ、細い身体なくせしやがって胸
も尻もでかいぜ。たまんねえな﹂と男がまた言うと、腰をぐいと突
き出して喉の奥に突き立ててきた。
前と後ろから強く責め立てられると俺の身体はもう溶けてしまい
そうに気持ちが良い。
急に動きを早くしたり、そうかと思うと少し休んだ後にゆっくり
とまた動き出したりと二人の男は慣れた手順で次第に調子を上げて
きた。
俺の様子を見ながらすぐには絶頂に行かせずに少しづつ焦らしな
がら時間を掛けて責める気だ。
レズの俺も女を仕込む時は同じようにわざとじらしながら時間を
掛けて責めるのが得意だ。
同じ事をされているんだと分かってはいるが一度でも気持ちよく
なってしまえばもう逆らえるわけがない。
繰り返すリズムが、心地よく俺の身体を突き上げると次第に快楽
の天国に近づきながら落ちてゆくのを繰り返した。
毎晩こんなに気持ちよく成れるなら、客を取った方が絶対に得だ
191
と俺は本気で思いこんだ。 不意に男達が俺の身体を離すと、目の
前に男が一人寝そべった。
俺はその男の上にまたいで腰を載せる格好をさせられた。
後にもう一人の男が立つと、俺の脇の下を抱え上げ腰を宙に浮か
せた。
花園のバイブを引き抜かれて、今度はア×ルにア×ル用のバイブ
が押し入れられた。
俺を抱えた男が、俺の両脇に差し入れた手をゆっくりと上下に動
かし始めた。
俺はエレベーターというテクニックを仕掛けられてるんだとすぐ
気が付いた。
デリヘル女に腰の使い方を教える時にやるテクニックで、これを
やられたらオ×ン×ン狂いの身体にされちまうのは間違いない。
男の先端が花園の入り口に届く位の位置に俺の腰を抱え上げてか
ら、ゆっくりと揺すりながら下まで降ろす動作を繰り返してくる。
花びらが男のでかい物にこすられるたびに、勝手にきゅっと締め
付けるようにくわえ込んできつくなる。
急に力が抜けたかと思うと、またきつくくわえ込むのを繰り返し
てもう止まらない。
俺が男をくわえこむ度に男のでっかい物が俺の中でひくひくと反
り返って暴れる感触がもう嬉しくて涙がでてくる。
こんなのをやられてはもうとても堪らない。
レズの俺がオ×ン×ン狂いになんかに成ったらどうしようもない
話しだ。
だがもう気持ちよくなっちゃってる俺の身体はもう止められない。
頭を仰け反らせて喘ぎ声が喉の奥から溢れ出るともう嬉しくて涙
が止まらない。
なんでこんなに嬉しいのか自分でも訳が分からないが、男に可愛
がってもらうのが嬉しいってこと以外理由なんかある訳が無い。
﹁おい何処が気持ちいいんだ、言ってみろ﹂と男に言われて俺は思
192
わず﹁オ×ン×気持ちいい﹂と口から勝手に言葉が飛び出した。
﹁もっと気持ちよくなりたいだろう﹂と男が言うと、下から腰を突
き上げてきた。
するどい振動が俺の子宮を下から押し上げると俺の身体全体が震
えだしてもう止まらない。
男が俺の脇の下から手を離すと、もう自分で腰を使うのが嬉しく
て仕方ない。
これじゃあ、まるでデリヘル女と同じだと自分でも思ったが腰が
勝手に動き続ける。
繰り返し頭を仰け反らせて大声で叫ぶと、その度に奥までずしん
と響くような快感が繰り返し襲ってくる。
俺を抱きかかえていた男の手が俺の背中を押すと、俺は前のめり
になって両手をついた。
男が俺の背中に身体を押しつけるようにして重ねてきた。
ア×ルバイブを抜くとすぐ男の物が奥まで入ってきた。
急にまた天国に登ったような快感が俺のア×ルから頭まで突き抜
けて来た。
二本差しがこんなに気持ちいいなんて、まるで夢でも見てるよう
な気分の中で俺は身体が激しい震えて止まらなくなった。
俺の身体の中で、男の物二本一緒にリズムを合わせてぶつかりあ
う感触はもう天国を通り越すくらいの至福の快楽だ。
﹁気が向いたら今度事務所の方に来い﹂と男の言葉が耳に残ったま
ま俺は気が遠くなった。
193
レズレイプ︵前書き︶
客に呼ばれて部屋に来たデリヘル女にお仕置きされそうになった。
俺が勝手に商売してるのに腹を立てて、大変な剣幕で怒鳴りつけ
てくる。
デリヘル女の隙を突いて逆襲し、なんとかラブホテルの部屋から
逃げ出した。
194
レズレイプ
気が付とく俺はベッドの上で一人で寝てるだけで男達の姿は見あ
たらない。
ベッドから身体を起こそうとすると、急に子宮の奥が痺れたよう
に震えだした。
なんとか起きあがろうとしたが、身体が震えだしてとても動けな
い。
さっきまで男に可愛がられた感触が、まだ身体に残っていて身体
に力が入らない。
もう一度起きあがろうとしたが、また身体が震えてくるだけ。
天井を見上げてすこし身体を休めると、口の中にまだ男のでかい
物が押し込まれてるような感触があって顎が痛い。
俺はとても我慢しきれなくて人差し指を口にくわえると、もう一
方の手で花園をそっとなぞった。
かっと熱くなるような感触が花園を襲うともう止められない。
腿が左右に開いて勝手に腰が動き出すと、上下に揺れながら震え
だした。
いくら俺がレズだって、身体は女の身体。
男に可愛がられたら気持ちいいのは仕方ない。
さっき男が使ってたバイブがまだあるはずだと俺はベッドの周り
を手で探った。
不意に俺の手が誰かの手を探り当てて俺はどきっとした。
女の手らしい小さな手を確かめようとして視線を動かすと、女が
俺の顔を覗き込んだ。
この女さっきから俺の様子を横で見ていたらしいと分かって俺は
急に恥ずかしくなった。
女に怒ったような顔で睨みつけられて俺は思わず視線をそらせた。
俺がやっとの事でベッドから起きあがると、女は俺の前に立ちは
195
だかってどこうとはしない。
知らん顔をして女の横を通り過ぎようとすると﹁勝手に商売なん
かするんじゃないよ﹂と女が大変な剣幕で怒鳴りつけてきた。
これは取りあえず女の機嫌を取っておいた方がよさそう。
俺は必死で頭を下げて﹁本当に申し訳ありません、ごめんなさい﹂
と謝れるだけ謝った。
女はまだ腹を立ててる様子だが、ここはともかく逃げるしかない。
俺が部屋を出て行こうとすると女はまだ腹の虫が治まらないらし
くて、俺の髪の毛をひっぱって引きずり回そうとしやがる。
ここで下手に逆らっても不味いことになるので、俺は﹁許して下
さい﹂とわざと嘘泣きをしてその場にしゃがみ込んだ。
女は急に顔色が変わって﹁あんた、本当に客取ったことあるの﹂
と俺の背中を撫でながら聞いてきた。
俺はレズだから男の客なんか取るわけない。
﹁ないです﹂と俺が答えると女は今度は優しい口調で﹁一晩に20
人も客とるなんて本当に大変なんだから。あんたなんかに出来るわ
けないよ﹂と慰めてくれた。
俺はわざと肩を震わせて大げさに泣き真似を続けた。
女は俺の背中を何度も優しく撫でながら
﹁シロートの女がこんな所うろつくんじゃないよ。商売は大変なん
だから﹂と今度は説教じみた口調。
﹁いいんです、私やります、何人でも客取ります﹂と俺が言い返す
と﹁あんたね、やったこともないのに出来るわけ無いだろ﹂と言う
と急に俺に抱きついてきた。
俺が慌てて女の身体を押しのけようとしたが、この女からだがで
かいせいかやたらと力が強い。
すぐにベッドに押し倒されてしまって女に上からのし掛かられた。
俺は女の身体を押しのけようとしたが、しっかりと抱きしめられ
て身動きもできない。
女は﹁さっきはそんなに気持ちよかったのかい﹂と俺の耳元で甘
196
い声を出すと、俺の耳の裏を嘗め回しながら俺の胸を揉み始めた。
女の舌が俺の口の中に入ってきたとき俺はこの女が俺と同じレズ
だとすぐ分かった。
俺の口の中を舌先が探りながら、俺の口の中に残った男の香りを
味わってる。
レズ女でなきゃこんな真似をするわけがない。
俺はわざと身体の力を抜いてしばらく女にされるままベッドに横
になった。
女の指先が俺の脇腹をくすぐるように動いてくると、次第に顔の
位置を下に移動しながらへその辺りを嘗め回してきた。
何度もくすぐるように舌先を震わせながら、少しづつ花園に舌先
が近づいてくる。
これは不味いと俺は思ったが、身体を捻って逃げようとしても女
の手がしっかりと俺の腰を捕まえて話さない。
﹁あんた、前付き合った男に酷い目に遭わされたんだろう。だから
もっと酷い目に会えば前の男の事ことが忘れられると思ってるんだ
ろう﹂と女が訳の分からないことを言い出した。
﹁私もそうだったんだよ、この商売を自分からやりたいなんて女は
みんな同じだからさ﹂
﹁そうでなきゃ、よっぽど借金があるかどっちかだからね﹂と女が
親しげな口調でささやくように話しかけてきた。
﹁私もね、付き合った男が最初から私を売り飛ばすつもりだったん
だけどね。私は馬鹿だからそれに気が付かなくてね﹂と今度は身の
上話しを始めた。
この女、タチの悪いスケコマシに引っかかって売り飛ばされたら
しいが俺もレズのスケコマシだなんて言えるわけがない。
俺はわざとしんみりした顔をして﹁うん、私、どうしても忘れら
れない男が居るんです﹂と適当に返事をしたがその途端にあのレズ
殺しの鉄を思い出して思わず涙がこみ上げそうになった。
﹁さっきは、どうだった﹂と今度は女が真顔で聞いてきた。
197
﹁こんなの初めて﹂と俺がとっさに本当の事を言うと﹁あいつら慣
れてるからね。よっぽどの天国いかされたんだね﹂と女が相づちを
打った。
この女もやはり同じ目に遭わされた事があるらしい。
﹁こんなスゴイのホント初めてなんです﹂と俺はわざとカマトトぶ
って言ってやった。
女は納得した顔で俺の脇腹を撫でつづけると﹁あんただったらと
びきり上等のお客を紹介してやるよ﹂と猫なで声でささやいてきた。
﹁毎晩嫌な客の相手するより、同じ相手にずっと可愛がってもらっ
て良い思いした方がいいだろう﹂
﹁上手な男に、たっぷり女の喜びを教えて貰えれば前の男の事も忘
れられるってもんだよ﹂と女に言われて俺は仕方なく﹁そうですね。
ホントにそうですよね﹂と調子を合わせて答えた。
﹁惚れた男に可愛がってもらうのも良いけど、金で買われた男に可
愛がってもらうってのはそれはそれでまた別だからね﹂
﹁相手が客だから逆らったりできないと思うと、それだけで感じち
ゃうのが女の身体なんだよ﹂と随分と分かったような口ぶりだ。
﹁気持ちよくしてもらってお金も貰えるんだから、いい商売だろ﹂
と女に言われてなるほど商売女というのは本気でそう思ってるんだ
とアホらしくなった。
﹁さっきはそんなに良かったのかい﹂と女に言われて俺はまた肩を
震わせて嘘泣きをしながら小さい声で﹁はい﹂と答えた。
﹁そうなんだ、気持ちいいのが大好きなんだね﹂と女はちょっとだ
け薄笑いを浮かべた。
俺は不味いことを言ったと思ってちょっと顔をしかめてしまった
が女は気が付いた様子はない。
女は嫌らしい口元で笑顔を作ると﹁もっと気持ちよくしてやるよ﹂
と言いながら身体を起こした。
女は足元を見回してさっき男達が使ったバイブを二本とも手に取
った。
198
またあんなバイブで責められては堪らない。
女が俺に振り返った一瞬を逃さず、俺は素早く女に抱きついて女
の脇の下を指先でくすぐった。
女は俺の行動に戸惑った様子で息を飲み込んで一瞬身体の動きが
止まった。
この隙を逃す訳にはいかない。
俺が指先を渦を巻くように動かしながら、脇の下をそっと撫で上
げると女の身体から力が抜けるのが分かった。
俺はすぐに女の口に舌を入れて、歯茎の奥を嘗め上げた。
こうなると女の身体は弱い物。
まるでナメクジみたいに、女はベッドに横になって骨が抜かれた
みたいに寝そべってる。
脇腹を丁寧にくすぐりながら責めるとすぐに女が引きつるような
息をして声を出し始めた。
俺はベッドの横に赤い縄が落ちているのを見つけて、女の足首を
縛るとベッドの枠を通して引っ張った。
恥ずかしい格好でベッドに縛り付けられて動けなくなると女は目
が中に浮いてトロンとした顔。
ベッドの横には女の持っていたバッグがまだ置いたままになって
る。
バッグの中を確かめるとさっき男が使った軟膏の小さなケースを
見つけた。
俺は蓋を開けて、軟膏を指先にすくってみた。
指先の皮膚が痺れるような感触が冷たい軟膏から伝わってくる。
やっぱり麻酔薬が入ってるア×ル調教用の軟膏らしい。
俺はそのまま指先を女のアナルに押しつけて、軟膏を粘膜の中ま
でこすり付けた。
急に女の息が荒くなると身体全体が何度も小刻みに震えだした。
どうやら軟膏には麻酔薬の他にも女を淫乱にする薬がはいってる
らしい。
199
それでさっきは俺も気持ちよくて気が狂いそうになったんだ
これは都合が良い。
俺はバッグに小さな鞭が入ってるのを見つけて、女の尻を叩いて
みた。
女は甘い叫び声を上げて何度も身体を揺すると、今度は涙を流し
て泣き出しやがった。
俺は調子にのって女の尻を何度も叩きつけたが、それだけじゃあ
仕返しにはまだ足りない。
俺はベッドに転がってるバイブを二本取り上げて女に入れようと
した。
女の花園にバイブを押し当てようとしたとき、俺は変なことに気
が付いた。
バイブには黒い紐が巻き付けてあり所々にタコの吸盤みたいなシ
リコン製のゴム版が張り付いてる。
電気のコードもバイブの電源とは別の所に繋がっている。
ベッドの下から電気コードの繋がった先を確かめてみると、低周
波治療器みたいなダイアルがついてる。
これはあの低周波治療器を改造した低周波バイブらしいと俺は気
が付いた。
さっき俺があんなに天国みたいにな快感を味わったのはこの低周
波のせいだったんだ。
アナルと花園に同時にバイブを突っ込まれて低周波なんか流され
たりしたらとんでもない事になるなんてのは当たり前だ。
俺は試しに女にバイブを二本突っ込んで電源を入れてみた。
少しづつダイアルを廻していくと、女の身体か震えだした。
ダイアルの横にオートと書いたボタンがある。
試しに押してみると、なんだか女の様子が変だ。
小刻みに身体が震えたかと思うと急に大声をだして泣き叫んだり。
肩を震わせながら目から涙をいっぱい流したりとさっきの俺そっ
くりだ。
200
麻酔剤の入った軟膏と言い、この低周波バイブと言いやり口があ
んまりだ。
女の声がまた急に大きくなって、部屋一杯に叫び声が響いた。
その時になって俺は自分が不味いことをしてるとすぐに気が付い
た。
もしかしてさっきの男達が女の声を聞きつけて部屋に戻って来る
かもしれない。
そうなったらこんな場面をうっかりでも見つかったら大変な事に
なる。
今度は俺が縛られてこの女みたいな格好で鞭で打たれるってこと
に成るに違いない。
俺はベッドの上に女を置き去りにしたまま忍び足で部屋から抜け
出した。
201
カーセックス︵前書き︶
有紀から助けて欲しいとのメールが来た。また客とトラブルにで
もなったらしい。
たまたま通りかかった健ちゃんの車で奥多摩の峠まで有紀を助け
にいった。
有紀を探していると、怪しい男達に襲われたが健ちゃんが一人で
やっつけた。
202
カーセックス
ラブホテルの玄関から逃げ出した後、俺は気になって携帯に届い
たメールを確かめてみた。
有紀からのメールで今すぐ助けに来て欲しいという短い文章だ。
また客とトラブルにでもなって、とんでもないことになってるら
しい。
さっきの女が勝手に書いた返事は﹁お前なんてさっさと死んじま
え﹂という随分酷い台詞だ。
他のメールも確かめてみるとあの女﹁助けて欲しければ一億円だ
せ﹂なんてとんでもないメールまで送ってやがる。
有紀は﹁お金なら幾らでも出します﹂と返事をよこしたが、それ
っきりメールは着信がない。
もしかして携帯を取り上げられてもうメールが打てないのかもし
なれい。
それはそうと有紀のやつ本気で一億円出すって言ってるんだろう
か。
一億円と言えば相当な金だが有紀の家は金持ちだからそのくらい
は出せる金だ。
そんだけあれば一生遊んで暮らせるし遊び放題でその上毎日レバ
ニラ炒めが食える。
有紀を助けて本当に有紀が一億なんて大金が手にはいるならこれ
は絶対助けるしかない。
俺は有紀にメールを送って今どこに居るかを確かめようとしたが
返事は来ない。
これは大変だと思って俺は有紀の居る場所をGPSで調べた。
地図をよく見るととんでもない場所だ。
東京の都心からは随分遠い奥多摩の山の中だ。
すぐに行ける場所ではない。
203
いったいどうしようかと思っていると、急に目の前でクラクショ
ンの音がした。
車が狭いラブホテルの路地を通り抜けようとしてるらしくて俺が
邪魔らしい。
車の運転席を見ると、さっき俺に声を掛けてナンパしようとした
男だ。
すぐ隣の助手席に座ってるのは派手な化粧の女でどう見てもデリ
ヘル女だ。
俺はこれはちょうど都合がいいと思って、車の助手席のドアを開
けて女を引きずり出した。
女は大声で﹁なにすんのよ﹂と大声を出したが、俺が蹴飛ばして
やると歩道に倒れ込んだ。
四つんばいになった女の尻は、スカートがめくれ上がってTバッ
クの真っ赤なパンティーが丸見えだ。
俺が女の尻を思い切り蹴飛ばしてやると、女は必死で逃げようと
して四つんばいのまま電信柱にしがみついた。
運転席の男は驚いた顔でだまって俺も見てるだけ。
俺は車に乗り込んですぐに助手席に座った。
男はさっき﹁10万払う﹂と値段の交渉をした相手が俺だと気が
付いたらしい。
男の癖に妙に怯えた声で﹁あの、済みません、10万でいいんで
したよね﹂といいやがる。
俺は頭に来て﹁幾らでもいいから、これから奥多摩まで行くんだ﹂
と怒鳴りつけた。
男はなにか勘違いしたらしくて﹁あ、奥多摩は良いところですね、
山はあるし。夜は夜景も綺麗だし、それにラブホテルもちょうどい
いのが一杯ありますよ﹂
﹁ロマンチックな建物もあるし、SMっぽいお城なんてのもあって
プレーもいろいろ楽しめますよ﹂と勝手に話しを始めた。
俺が﹁いいから黙って運転しろ﹂と厳しい口調で言ってやると男
204
は﹁そうですね、いや楽しみだ﹂とトンチンカンな返事をしやがる。
﹁どんなラブホテルがお好きなんですか﹂とまだ男が言うので俺は
﹁黙れって言ってるだろう、ぶっ殺すぞ﹂と怒鳴りつけてやった。
男は急にまた怯えた様子で喋るのを止めた。
車はしばらくして中央高速に入って猛スピードで走り出した。
﹁ところで、フェラチオとクンニリングスとどっちが好きですか﹂
と男が今度は恐る恐る小声で聞いてきた。
この男まだ俺をラブホテルに連れ込めると思いこんでるらしい。
俺はまた怒鳴りつけてやろうかと思ったが、うっかり機嫌を損ね
て車から降りろなんて言い出されてもこまる。
俺はちょっと甘えた声で﹁フェラチオってあまり上手じゃないん
です﹂と言ってみた。
男はそれを聞いてちょっと嬉しそうな顔をして﹁僕が教えてあげ
ますよ、いや、フェラチオって一度好きになったらもう止められな
いんですよ﹂と講釈を垂れやがる。
﹁いや、女の人はね、どうすれば男が気持ちよくなるのかってなか
なか分からないでしょう﹂
﹁だから僕がフェラチオ教えた女はみんな感謝してありがとうって
言ってくれますよ﹂となんとも調子の良い話し。
﹁じゃあ、私もお願いしますね﹂と言ってやると﹁それはもうもち
ろん﹂と顔が綻んだ。
これは上手いこと丸め込めたと思って俺が一安心してると男も少
しは気が楽になったのか前の日に付き合ったデリヘル女の話を始め
た。
﹁安く買える女はね、フェラチオも下手なんですよ、高い女は値段
の分だけの価値があるのはもう当たり前ですよね﹂
﹁この間は、芸能人専用の高級デリヘル嬢を紹介してもらってね、
もう下着からして着てる物が違うんですよ﹂
﹁一目で高級なブランド物と分かるスケスケのシュミーズにね、ブ
ラジャーもパンティーもスケスケでね﹂
205
﹁部屋に入るともうすぐしゃぶらせて下さいって言われちゃってね﹂
とどうでもいいような自慢話が延々と続く。
﹁いやあ、僕みたいな男性は男らしい雰囲気がたまらないらして一
目見ただけでもう、しゃぶりたく成っちゃって我慢できないらしく
てね﹂
﹁即尺って知ってますか、それがもう絶品でね、舌の使い方が﹂と
男が言うので俺も思わず唇に唾がたまってきやがった。
風俗の女がしゃぶらせて下さいなんて言うのは当たり前の話しな
んだが、この馬鹿男本当に自分が女に惚れられちゃってるんだと思
いこんでやがる。
男はすっかり調子になって﹁いやあ今夜も、こんな素敵な女性に
しゃぶってもらえるなんて僕は幸せだな﹂と俺が即尺をするものと
決めてかかってやがる。
俺は返事をするのも面倒なので黙って聞いていた。
﹁所でお名前聞いてなかったですよね、僕は健一でね、みんな健ち
ゃんて呼んでるんですよ﹂
﹁だから行くときは、﹃健ちゃん大好きー﹄と言ってくださいね﹂
とかまた余計なことをいいだしやがる。
俺はわざとカマトトぶって﹁あたしのことはみんなジョーって呼
んでるんですよ﹂と少し甘い声で答えた。
﹁ああ、あの若草物語の主人公の名前ですね﹂と健ちゃんが言うの
で俺はびっくりした。
大抵の男はジョーと聞けば﹁明日のジョーですね﹂とか言うもん
だ。
若草物語なんてのは少女小説だ。
男が読むはずなんかない。
女みたいな男だと思ったけどうっかり変なことも言えない。
﹁ジョーさんは、激しいのと、甘いのとどっちが好きですか﹂と健
ちゃんが聞いてきた。
そりゃあ、俺はレズだから甘ったるいほうが良いが、いざと成っ
206
たら最後のフィニッシュはやっぱ男らしく激しい方がいいに決まっ
てる。
﹁どっちも好きですよ﹂と俺がうっかり答えると健ちゃんのやつ﹁
そうですよね、まず最初は甘く、こってりとした感じで最後のとど
めは思い切り激しくないと駄目ですよね﹂と分かったような事をい
いやがる。
こうやってエッチな会話をしてると、恋人同士が初めてデーとし
た時みたいな感じでなんだか尻がかゆくなる。
俺だって最初のデートがこんな甘ったるい雰囲気だったら、レズ
になんかに成ったりはしなかったはず。
生まれて初めて男と付き合う気分に成れば、俺だって普通の女と
同じに男が好きになるに違いないと思えてきた。
俺は今車を運転しているのがレズ殺しの鉄だったらどんなに良い
だろうと思うと、急に涙がこみ上げてきた。
﹁ジョーさんは本当の女の喜びってまだ経験したことがないでしょ
う﹂と健ちゃんが俺の様子を見て話しかけてきた。
確かに健ちゃんの言うとおりなどで、俺は頷いて答えた。
﹁女性の身体はね、最初の体験が一番大事なんですよ。最初の体験
で女の喜びを感じたらその次からは何度でも女の喜びを体験するよ
うになるんでね﹂
﹁最初の体験が駄目だったらあとは、何度やってもだめ。女の身体
ってそうゆう風にできてるんですよ﹂と健ちゃんは知ったかぶりで
得意顔。
﹁風俗やってる女性でもね、本当の女の喜びを知らない女性って多
いんですよ。感じた振りをしてるだけで、実際には感じてないんだ
なこれが﹂
﹁だけどね、僕はそうゆう可愛そうな女性に女の喜びを教えるのが
上手くてね﹂と得意そうに話しを続けてる。
﹁ジョーさん一番感じるのは何処ですか﹂と健ちゃんに聞かれて俺
は﹁耳の後ろなんか感じます﹂と適当に答えた。
207
﹁女の身体はね、何処でも全部感じるんですよ、本当なんですよ。
僕の指先が触れたところは全部性感帯になるんですよ、本当の話で
すよ﹂とまた健ちゃんが言い出した。
いったい俺の事を口説くつもりなのか、ただの自慢話なのか聞い
ていてもアホらしくなってくるが男とエッチな話しをするというの
も面白くてついついやめられない。
話しをしているうちに車が高速を降りると、険しい山道に入った。
しばらく坂道を登ると、両側にラブホテルの看板が出てる一帯に
さしかかった。
﹁どこにしますか﹂と健ちゃんが聞いてきたので俺はもう一度携帯
のGPSを確かめてみたが、まだ少し先みたいだ。
﹁この辺はおしゃれなホテルがいろいろあるんですよ、ちょっと変
わったのとかね﹂と健ちゃんはすっかり俺をラブホテルに連れ込む
気だ。
﹁もうちょっと先まで行ってくれますか﹂と俺が返事をすると、車
は急にまた坂を上がり始めた。
すこし先の峠にでると、車が何台か並んでるのが見えた。
﹁ここは、夜景が綺麗なんですよ、いや女の子を口説くのにはぴっ
たしの場所でね﹂と言われて確かにそんな気がした。
峠の角の手前で車を止めると、俺は先に外に出た。
少し先まで歩くと峠の曲がり角は強い風が吹いていて髪が吹き飛
ばされそう。
ガードレールの下はネオンの光る夜景が広がっていて見晴らしは
すばらしく綺麗だ。
少し先には恋人らしいカップルも見える。
この辺りに有紀がいるはずだと思って、俺は健ちゃんの手を引っ
ぱりながらカップルの顔を確かめて歩いた。
後ろを車が通りすぎるたびに、カップルの姿がヘッドライトにて
らされて丸見えになってるけど誰も気にしてる様子はない。
峠の横には車も何台か止まってるが、車の中ではカップルが抱き
208
合ってる。
目に付く場所をあれこれと歩いてみたが有紀らしい女は見あたら
ない。
俺は立ち止まるともう一度携帯をだしてGPSの位置を確かめて
みたが、この場所に間違いない。
もしかして崖の下に突き落とされたのかと思って手すりに両手を
ついて真下を見下ろしてみたが真っ暗なだけで何も見えない。
もしかしたら携帯だけ、この崖の下に捨てたのかもしれないと思
って振り返ろうとすると急に後ろから脇の下に健ちゃんの手が入っ
てきた。
すっとくすぐるように脇腹を撫で上げられて俺は思わず身体が震
えた。
何度も繰り返し健ちゃんの手が指先を震わせながら俺の脇の下を
撫で上げてくると俺はも思わず大きくため息をついた。
すると健ちゃんは今度はもう一方の手を俺のすぐ胸の下にあてが
うと、すくい上げるように俺の胸を揉み始めた。
健ちゃんの自慢話はあながち嘘でもなかったようで、なかなか手
つきが上手だ。
軽く手の平で包み込むようにしながらゆっくりと胸を押し回した
かと思うと、今度は指先で揉みながら押しつぶしてくる。
何気げない手つきだが、よっぽど女と遊んだ経験がなければこん
なに上手にできるわけがない。
不意に俺の耳元で健ちゃんが﹁いい胸してるじゃないか、感じる
だろう﹂と低い声で呟いた。
身体の芯に杭が打ち込まれるような感触が耳から子宮まで伝わっ
てじんと来た。
タイミング良くこんな台詞を言われたら感じて来ちゃうのはもう
止められない。
思いがけなく遊び慣れた健ちゃんのテクニックに俺は目眩がして
きた。
209
女は誰だって上手に口説かれたもんだ。
上手に誘われたら気分がもうめろめろになっちゃって気持ちよく
てもうどうにでもしてって気分になるもんだ。
そうすれば後は女の身体は気持ちよくなるだけ気持ちよくなって
最後には幸せな気分で一杯になれる。
俺だって最初の体験で男に上手に口説かれてればレズになんかに
はなったりしなかった。
もういちど初体験をやり直せたらといいのにと思うと、悔しいよ
うな情けない気持ちでまた思わず涙ぐんだ。
俺のすぐ耳元で女の喘ぎ声が聞こえたので横を見ると隣のカップ
ルの声だ。
女が手すりに両手をついて男が後ろから責めてるのが見えて俺は
びっくりしたがこの峠ではカップルがみんな普通にやってることら
しい。
健ちゃんの手が俺のズボンのジッパーを外して、直に指先を黒い
レース模様のパンティーの上から押しつけてきた。
こうなるともうとても我慢しきれなくて、俺は自分からズボンを
膝まで下げた。
健ちゃんの指先が俺の尻を何でも撫で回すと、パンティーの股の
所を後ろから指先で捻って引っ張り上げてきた。
軽く揺すりながら時折力を入れて引っ張られると、花園に食い込
んできちゃってもう駄目。
もうたまんなくなって俺は自分からパンティーを降ろすと両手を
目の前の手すりについた。
健ちゃんが後ろから腰を近づけてくると、花園に熱い感触が押し
つけられた。
思わず俺が腰を震わせると、健ちゃんは俺の尻をしっかりとつか
んで引きつけてきた。
少しだけ先端が入ってくると俺は嬉しくてもう涙がでてきて止ま
らない。
210
これが健ちゃんじゃなくて、あのレズ殺しの鉄だったらいいのに
と思うと今度は膝が震えだした。
健ちゃんは俺の感触を楽しみながら、次第に奥まで進んでは戻す
のを繰り返してくる。
リズムを早くしたり遅くしたり、かとおもうと急に反り返って震
わせたりと随分と芸が細かい。
俺はもう構わないから奥まで一杯に突き上げて欲しくて自分から
腰を後ろに付きだした。
俺のすぐ横で女が大声で苦しそうに喘ぐ声を出し始めた。
よっぽど気持ちいいらしくて、肩を震わせて泣きじゃくってる。
俺もすぐその女と同じに気持ちよくして貰えると思うともう嬉し
くて堪らない。
健ちゃんが腰を使い出すと俺はもう嬉しくて体中からわき上がる
喜びで脳みそが吹き飛んじゃいそうなくらい。
思い切り背中を仰け反らせて大きく叫ぶともう気持ちよくて堪ら
ない。
健ちゃんが力任せに何度も突き上げてくると、時間が止まったよ
うに天国の楽園が俺の身体を包み込んだ。
不意に健ちゃんが腰の動きを止めると、俺のア×ルの周りを健ち
ゃんの指先がなぞるように動いてきた。
ゆっくりと堅くなった筋肉を揉みほぐすようにして押しながら揉
み続けるとしだいにア×ルから力が抜けてゆるく開いてくるのが自
分でも分かった。
健ちゃんの指先がするりとア×ルに滑り込むと今度は押し回しな
がらゆっくりと拡げてきた。
俺はうっとりとした気分で健ちゃんにされるままになっていたが、
健ちゃんが腰の動きをまた繰り返してきたとき、思いがけない感触
に身体ごとはち切れそうに震え上がった。
尻がきゅっとしまるのと同時に花園が健ちゃんの物を締め付ける
ように動いてもう止まらない。
211
ア×ルに入れた指の動きと、奥を突き上げるタイミングを上手く
合わせてリズムを取って繰り返し責めてくる。
こんなテクニックを使うなんて健ちゃんは見かけに寄らずに相当
な遊び人だ。
息が出来なくなるくらいに喉の奥から叫び声を上げると、膝が震
えて転びそうになっちまう。
﹁もう止めて﹂と思わず口走りそうになったが、止めてなんか欲し
くはない。
なんでこんなに気持ちいいのか分からないが、今はこの感触をた
っぷりと楽しむしかない。
健ちゃんが少しずつリズムを早くしながら、腰の動きを強くして
きた。
激しく責められるのを期待して俺が腰を後ろに突きだしたとき、
﹁タスケテー﹂と言う女の叫び声が遠くから聞こえてきて俺ははっ
とした。
もしかして有紀かもしれないが、どうせ男に遊ばれて叫んでるだ
けだ。
俺には関係ない事だし、今の俺には健ちゃんのほうが大事だ。
﹁ジョーチン早く来て﹂ともう一度今度はすぐ近くから大きな声が
聞こえた。
俺の事をジョーチンなんて呼ぶのは有紀しかいないはず。
俺が体を起こそうとすると、健ちゃんが俺の身体から離れた。
不意に身体が楽になると、健ちゃんが駆けだして声の方角に突進
してるのが見えた。
俺もすぐ健ちゃんの後を追いかけようとしたが、足にズボンが絡
まって地面に四つんばいになった。
慌てて立ち上がろうとしたとき、俺は腰を後ろから押さえつけら
れて動けなくなった。
いきなりア×ルに押し込まれる感触があって、俺はてっきり健ち
ゃんに責められてるんだと思った。
212
だが健ちゃんは俺の目の前を駆けだしてる背中が見える。
俺の横でいちゃついてたカップルの片割れの男が余計な事をしや
がったらしい。
俺は立ち上がろうと手足をばたつかせたが、後ろからがっちりと
責められてとても身動きできない。
健ちゃんに助けを呼ぼうとしたが、健ちゃんは少し先の看板の裏
手に走り寄った。
懐中電灯の光が手すりの近くを照らすと有紀らしい人影が手すり
に縛り付けられてるのが見えた。
セーラー服を着た小柄な身体が懐中電灯の光の中に浮かび上がっ
た。
スカートを腰までたくし上げられて白い尻が丸見えになってる。
健ちゃんが有紀の側に歩み寄った瞬間に男が三人ほど看板の横か
ら飛び出して、健ちゃんにいっせいに飛びかかった。
男の一人はナイフを持っているらしくて、健ちゃんののど元にナ
イフを突きつけてる。
これはもう駄目だと思ったが、健ちゃんの身体が素早く動くと、
あっという間に男達の身体はくるっと回って地面に叩きつけられた。
男達は立ち上がろうとしたが、その度にまた身体が一回転して地
面に倒れこんでる。
誰かが合図すると男達は一旦健ちゃんから少し離れて、健ちゃん
の周りを取り囲んだ。
男達はゆっくりと健ちゃんの周りを回りながら少しづつ健ちゃん
に近づいていった。
急に懐中電灯の光が宙に飛んで地面に落ちると、明るい光が俺の
目に飛び込んできた。
もう何が起きてるのか懐中電灯の光に目が眩んで何も見えない。
男達は今度は俺の方に一斉に駆け寄ってきた。
すぐ目の前に男がよろめきながら走ってくると、俺の目の前にナ
イフを突きつけた。
213
ナイフの先から血らしい物が垂れているが見えて俺は寒気がして、
体中が震え上がった。 その瞬間に後ろからアナルを強く奥まで貫
かれて俺は体中が気絶しそうな程の快感に気を失いかけた。
アナルがきゅっと締まったときに真ん中をでかい物が突き抜ける
感触が飛んでもなく気持ちいい。
こんな気持ちいいのなら今すぐ死んでもいいくらいの快感が身体
の隅々まで一気に走り抜けた。
﹁じゃまだ﹂と男の声が耳元で聞こえた後俺は目眩がして気が遠く
なった。
俺はもう死んでるんだと思ったが目を開けてみるとまだ俺はまだ
生きてる。
男達は俺のすぐ横のワゴン車の脇を通り抜けて、坂の下に止めて
ある車に乗り込むと逃げ出して行くのが見えた。
こっちを向いていた懐中電灯を誰かが拾ったらしくて、辺りを見
回すように明かりが照らされた。
すぐ目の前まで懐中電灯の明かりが近づくと俺は殺されると思っ
てまた体中が震えて縮こまった。
懐中電灯の光が消えると、人影が月明かりに浮かんで見えた。
恐る恐る顔を上げて、目の前の人影を確かめると﹁だいじょうぶ
か﹂と健ちゃんの声が聞こえた。
てっきり健ちゃんがやられてそれでナイフに血がついていたんだ
と思ったが、健ちゃんは無事だったらしい。
健ちゃんが有紀を連れて俺のすぐ目の前に立っているのが見えて
俺は身体から力が抜けて口が開いたまま涎を垂らした。
214
恋人交換︵前書き︶
有紀をおとりにして俺を誘い出すのが目的らしい。俺が狙われる
理由は見当が付く。
ヨシちゃんがあの評論家に俺を売り飛ばしたらしい。確かにその
方が金になるはず。
居合わせたカップルの女を有紀の身代わりにして、なんとかうま
く逃げ出した。
215
恋人交換
俺がなんとか立ち上がると俺を後ろから責めていた男は腰を抜か
したように俺の後ろで座り込んでる。
ナイフを突きつけられたのがよっぽど怖かったらしい。
健ちゃんは有紀の手を取って気分を落ち着かせるために撫で回し
てる。
有紀の両手には手錠がはめられているが、健ちゃんがひっぱると
壊れて飛び散った。
健ちゃんがよっぽどの力持ちかと思ったが、いくらなんでも手錠
がひっぱっただけで壊れる訳はない。
プレー用のオモチャの手錠らしい。
そう言えばさっきの血糊のついたナイフもオモチャだったのかも
しれない。
女を脅してケツを丸出しにして手錠で縛り付けるというのも随分
と乱暴なプレーだ。
こんな遊びをするというのもまともな連中のやることじゃない。
ナイフで脅されたりすれば有紀が一億円だしてでも助けてと言い
出すのはもっともな事だ。
逃げるとき駆けだして来たせいか、有紀は息が荒くてすぐには落
ち着かない。
俺はひとまず煙草をだして有紀に一服すわせてみた。
有紀は震えた手で煙草を取ると、何度も吸い込んでは大きく煙を
吐き出した。
だがどうも変だ。
体の震えが止まらないが、それだけではない。
目がどうもいつもと違う。
効き目の強い媚薬を飲まされたなと俺は感づいた。
普通の変態プレーにしてはやることが変だと思って俺は辺りを見
216
回してみた。
すこし遠くに黒い車が止まっているのが見える。
やはり、見張られているらしい。
プレーの最中に見張りをしてるだけなんだろうか、それとも他に
目的があるんだろうか。
いずれにせよこんな所に長居はできない。
健ちゃんが車に乗り込むと、俺は後ろの席に有紀を押し込んだ。
俺たちの乗った車は動き出すと、峠を登っていく。
さっきの黒い車がすこし離れて後から付いてくるのが分かった。
俺たちの車を追いかけてるのには間違い無さそう。
さっきからカタカタと音がしてるが、車の音にしては変だ。
有紀の膝に手を載せてみると、有紀の足が震えて靴の踵がさっき
からカタカタとなってたらしい。
俺は有紀のスカートの下に手を入れて見た。
パンティーは履いてないが、花園が濡れてまるでお漏らしでもし
たよう。
よっぽど興奮してるらしいが、このままにしておく訳にもいかな
い。
俺が有紀の花園に指お押し当てて撫で上げると、少しだけ有紀の
膝の震えが収まった。 俺は有紀の胸に手をあてがいながら、有紀
の唇を吸ってやると口の中に男の味がする。
ここに連れてこられる前に、たっぷりと可愛がられたらしい。
俺が有紀の舌を吸い込むようにして口を重ねると、有紀も俺の口
を吸ってきた。
しばらく有紀の身体を撫で回していると、ようやく有紀の身体の
震えも少しづつ収まってきた。
健ちゃんはバックミラーで何度も後ろを見ながら運転を続けてる。
後ろから後を付けてくる黒い車を確かめてるらしい。
山頂上まで行くと小さな休憩所の建物があるのが見えた。
健ちゃんは休憩所のすぐ脇の駐車場の車を止めた。
217
休憩所に入ってベンチに有紀を座らせてから、俺は出入り口に戻
って外の様子を確かめた。
後から付いてきた黒い車が駐車場の入り口からすこし離れた路上
に止まった。
俺たちを見張るつもりらしくて、車から降りてくる様子はない。
健ちゃんが休憩所の自動販売機でジュースを買って有紀に勧めた
が有紀は飲もうとしなかった。
まだ薬が効いている様子で、何度も大きく息をつくと今度は足を
広げて感じる所に指を当てて押さえながら腰動かしつづけてる。
どうも困った事になったと俺は休憩所を見回してみた。
ちょうど背格好が有紀と同じくらいの女が一緒のカップルがすこ
し離れた向かいに居た。
俺はそれ見てこれはちょうど良いと事を思いついた。
健ちゃんに車に先に戻ってるように頼んで、俺は有紀の横に座っ
た。
俺は有紀の腿に手をあてがってそのカップルに見えるように足を
広げさせた。
カップルの視線が有紀のスカートの下にそれとなく向けられるの
が見えた。
しばらくしてカップルが向かいのベンチに座ると女が俺に見える
ように足を広げた。
こうなれば後は簡単だ。
俺は有紀のスカートをめくり上げて指を使って責め立てた。
有紀はすぐ目の前にカップルが居るのも構わずに何度も頭を仰け
反らせては息を吐き出した。
するとカップルの男も調子に乗って、女のスカートをめくり上げ
て指を使い始めた。
俺は頃合いを見計らって﹁よかったら恋人交換しませんか、こい
つ好きなんですよ恋人交換ゴッコが﹂と言ってみるとすぐに調子よ
く話しがまとまった。
218
﹁ついでに服も交換したいってこの女が言ってるんですよ、いや困
ったもんで﹂と言ってみると男は﹁それなら構いませんよ﹂とあっ
さりと同意した。
﹁こいつもセーラー服が着たいらしくて﹂と言って女の胸を突っつ
くと女は苦笑いでもするような顔で有紀を見た。
すぐに洗面所に行くと有紀は女と服を取り替えて出きた。
髪型も変えてお化粧も直すと、派手なキャミソールドレスは有紀
にはよく似合って別人のように見えた。
これなら上手く行きそうだと俺はセーラー服に着替えた女を連れ
て外に出ようとした。
だが男に引き留められた。
この上の展望台でやりたいのと女が言いだしたらしい。
下手に断って一騒動起こされてもかなわない。
俺は﹁あ、いいですよ﹂と気軽な返事で答えた。
ひとまず休憩所の横の階段から屋上に上がると、建物の上は展望
台になっていて周りには鉄の柵がある。
男は有紀をその鉄の柵の前に立たせると、後ろからキャミソール
ドレスをたくし上げた。
有紀のセーラー服を着た女も自分から有紀の横に並んで俺が制服
のスカートをめくり上げるのを待っている。
据え膳は食わないわけにはいかない。
とは言ってもさっきから後を付けてきた黒い車からは展望台の上
が見えないのはよく確かめた。
だがすぐ下の駐車場の隅から見上げる男が二人いる。
俺はまずいことになったと思ったが、二人は後を付けてきた男達
ではなく運送トラックの運転手のらしい。
水色の制服を着てどこかの運送会社のマークの入った帽子を被っ
ている。
有紀のお尻を後ろから撫で上げていた男も、下から見上げている
運送会社の男に気が付いたらしい。
219
今度は有紀のキャミソールドレスの前も思い切り胸までたくし上
げると、有紀の体を鉄柵に押しつけた。
有紀の体は鉄柵から前のめりに突き出してたが、下を見ている余
裕はないらしくて目をつぶったまま頭を反り返らせては大きくため
息をつくだけだ。
男が有紀の胸を押しつぶすと有紀の悲鳴が山に響いた。
下から見上げる男達の視線が有紀の体に釘付けになった。
俺も女の制服のスカートを腰までめくり上げて、下からよく見え
るように足を拡げさせた。
女の濡れ具合を確かめると、もうぐちょぐちょですぐにでも欲し
がってるのが指先の感触で分かった。
これならすぐにぶち込んでやった方が手間が省ける。
俺はペニバンをまず花園の入り口に押し当てた。
ゆっくり押し回しながら軽く触れさせただけで、女が身体を捩ら
せて喘ぎだした。
そのまま真上に突き上げるように奥までぶち込んでやると女はつ
ま先立ちをしたまま膝を震わせて泣き出しやがった。
腰の動きを少しずつ早めたり緩めたりするたびに女は身体を捩っ
て甲高い声で泣きわめいてやがる。
女の声が次第にかすれてすすり泣くような泣き声になったころ、
下から見上げていた運送屋の二人はいつの間にか休憩室に戻ったよ
うだ。
俺の隣で男が有紀から体を離すと有紀は膝からしゃがみ込みそう
になった。
俺も女から身体を離すと、女はまた大声で泣きじゃくってすぐに
は歩けそうにない。
男が有紀の体を支えて階段を降りると有紀はそのまま男に抱えら
れて外に出ていった。
出口のすぐ前に止めた車に歩み寄ると、男は有紀を助手席に押し
込めてすぐに車を出した。
220
車はすぐに駐車場から出て坂を下って行ったが、俺達の後を付け
てきた車は有紀に気が付かなかったらしくてそのまま止まったまま
だ。
俺は女の背中を撫で続けながら少し遅れて階段を降りた。
俺はまだ腰が震えたままの女を休憩室に連れ込むと辺りを見回し
た。
さっきの運送会社の運ちゃん二人は自動販売機の前でドリンク剤
を飲んでいる。
俺はわざと自動販売機の側に女を座らせると、トラックの運ちゃ
んに見えるように女の足を広げさせた。
セーラー服のスカートを腰までたくし上げると、真っ赤なパンテ
ィーが丸見えになった。
俺は女の膝頭を軽くくすぐると、そのまま腿の内側を撫でながら
反対側の膝頭まで手を動かした。
わざと一番感じるところを飛ばして左右の膝頭の間を交互にくす
ぐりながら撫でると、女はたまらずに自分から大きく足を拡げた。
トラックの運ちゃんは最初は何度か咳をして迷惑そうな顔をして
たが、すぐに顔付きが変わると女の下半身から視線が離れなくなっ
た。
俺が女の真っ赤なパンティーをずらすと、花園がびしょ濡れにな
ってるのが丸見えだ。
女は自分から指を使い始めると、腰を震わせながら悲鳴の様な喘
ぎ声を何度も上げた。
運送会社二人は女の様子を見ながら互いに目を見合わせると、飲
み終わったドリンク剤の瓶をゴミ箱に放り込んでから近くまで歩み
寄った。
俺は二人が近くに来ると﹁ちょっと頼みたいことがあるんだけど﹂
と言って話しをつけた。
俺が上手いこと作り話をでっちあげて運転手に話すと二人とすぐ
に話しに乗ってきた。
221
話しがまとまると先にトラックの運ちゃんが出て行った。
すこし待ってから俺は女を抱え込んで立たせると出入り口まで歩
かせた。
外の様子を確かめたが俺たちの後を着けてきた黒い車はまだ同じ
位置に止まったままだ。
健ちゃんが車の運転席で俺が戻るのを待ってるのが見えた
俺はセーラー服を着せた女を有紀の身代わりに抱きかかえて車に
戻った。
女は足元がおぼつかなくて気分も苦しそうだ。
俺は後の席のリクライニングシートを倒して女を寝かせった。
健ちゃんが懐中電灯を持って、車から降りた。
駐車場の入り口付近で健ちゃんが懐中電灯を光らせながら捜し物
でもするような振りをしてしばらく時間を稼いでる。
先にトラックに乗り込んでいた運ちゃんがトラックを動かすと、
俺の乗った車の横にトラックが横付けになった。
うまく見張りの車の陰に成ったのを確かめて合図すると、トラッ
クから出てきた運ちゃんが手早く女をトラックの荷台の荷物の間に
乗せた。
俺は女がさっきまで寝ていたリクライニングシートに旅行鞄を乗
せてその上に俺の上着を乗せた。
これで外から見れば、俺が女の上に体を載せてるように見えるは
ずだ。
すぐに俺もトラックの荷台に載ると、荷物の間に横ばいになった。
健ちゃんはしばらくして車に戻ってくると、何事もなかったよう
なそぶりで運転席に乗り込んだ。
健ちゃんが車を動かして駐車場を出ると、俺たちの後をさっきか
ら付けていた黒い車は健ちゃんの車を追いかけて坂道を下り始めた。
なんとか上手く行ったみたいだ。
トラックが動き出すとしばらく走ってから俺は体を少し起こして、
後ろの窓に近づき後ろからさっきの黒い車が後を付けて来ていない
222
か確かめてみた。
どうやら大丈夫みたいだ。
俺はこれでなんかなったと一安心した。
トラックが山道を下って大きな通りに出ると、すぐに後ろから車
がたくさん並んで走り始めた。
俺はもう後ろを気にしても仕方ないと思い女の様子を確かめた。
女は荷物の間に体を寝かせながら、片足を荷物にのせ足を開いて
指を使っていた。
どうもこの女は飛んでもないドヘンタイ女らしいと分かってきた
がどうでもいいことだ。
道がまた大きな通りに合流すると、ちょうど山の間の谷間を走り
始めた。
山の向かい側には大きな看板がたくさんならんでいたが、どれも
ラブホテルの看板ばかりだ。
トラックが急に大通りから横の小道に入った。
通りに沿ってはラブホテルの看板が並んでいるのが見える。
どうやらトラックの運転手の二人は、このままでは俺たちを真っ
直ぐ帰してはくれないらしい。
だがまあここまで来たら仕方がないと俺は諦めた。
トラックは手近なラブホテルに入ると俺は女をトラックの荷台か
ら連れ出して、部屋に連れ込むのを手伝った。
トラックの運転手はもう待ちきれない様子で、すぐに女をベッド
の上に転がすと両脇に作業着のまま寝ころんで女の胸を押し回し始
めた。
女が体を捩って頭を少し仰け反らせると、すぐに運転手の一人が
女のスカートをめくり上げて股間に顔を埋めた。
舌を使っているらしくて男の頭が何度も回るとその度に女が小さ
く叫んだ。
まあ女の事はどうでもいいと思い、俺は側のソファーで一休みし
ながら終わるのを待った。
223
トラックの運転手は何度も二人で位置を入れ替えながら女の体を
楽しむと、今度は女を四つん這いにして前と後ろから責め始めた。
女の背中が面白いように上下に跳ねるのを繰り返すと、男も負け
ずに腰を突き出しては震わせた。
女の口からよだれがベッドのシーツに垂れてシーツがぐちゃぐち
ゃになった。
もうやることはやったと思ってると今度は男の一人が女を縛り始
めた。
さすがに運送屋だけあって、縛るのはお手の物。
見事に亀甲縛りで縛り上げたのを見ていてすっかり感心してしま
った。
ベッドの支柱に縛った縄の先を結びつけると、女の身体が釣り上
げられて半分中に浮いてる。
縛った後は鞭で叩きながら女が泣き叫ぶのを見て愉しんでる。
俺が女だと気づかれたら、俺も同じ目に遭わされてしまうと分か
っているので俺は大人しく側で見ているだけだった。
やるだけやって気が済んだのかトラックの運転手は一休みしてお
茶を飲み始めた。
もうそろそろラブホテルを出るつもりらしいが、どうも俺たちを
トラックに乗せるのは都合が悪いらしい。
この先すぐに荷物の積み替えがあるらしくて、時間も遅れている
から俺たちを送っている余裕はないと言われた。
まあこれだけ楽しめば余分な時間がないというのも無理のない話
だ。
部屋を出て行く時に男の一人が女の頭に男が脱いだパンツを被せ
て出て行った。
女は縛られたままの格好で何度も身体を引きつらせて震わせてる。
こんな目に遭わされたら行きっぱなしになっちまうのももっとも
な話。
これ以上この女と一緒にいてもろくなことにはなりそうにない。
224
タクシーを呼ぼうと部屋の電話を取り上げようとした時、俺はう
っかりしたことに気が付いた。
さっき健ちゃんの車に上着を財布を入れたまま置いてきてしまっ
た。
これじゃあ、タクシーを呼んでも払う金がない。
どうしようかと思って俺は芳恵の事を思い出した。
芳恵は出会い系喫茶で知り合った客とラブホテルに行ったはずだ
が、もしかしてこの近くかもしれない。
芳恵の携帯にメールを送って返事を待つと、やっぱり今ちょうど
ラブホテルから帰る所でこれから客と一緒にこっちに車で迎えにく
るとメールが来た。
俺は女を部屋に置き去りにして部屋を出ることにした。
225
強制調教︵前書き︶
芳恵に密告されて俺が隠れているラブホテルに有紀の母親が踏み
込んできた。レズ殺しの鉄に責められて俺は有紀の居場所を教えた。
レズ殺しの鉄に可愛がってもらって俺は嬉しかったが、隣の部屋
には芳恵が縛られてた。
俺はレズ殺しの鉄が芳恵を調教してる隙に逃げ出してアパートに
戻った。
226
強制調教
ラブホテルの入り口前の門を出ると、ちょうど黒塗りの車が入っ
てきた。
急ブレーキを掛けて車が目の前で止まると、運転手が前につんの
めりそうになってる。
芳恵が客の車で迎えに来たと思って、車の近くに歩み寄るとドア
があいて女が出てきた。
随分と派手な服装だが、こちらを向いた顔はかなり年を食ってい
るババアだ。
俺はどっかで見た顔だと思って思い出そうとしたがすぐに誰だか
気が付いた。
こともあろうに有紀の母親だ。
こんな所で有紀の母親に偶然出くわすわけはない。
てことはもう俺の居場所が誰かにたれこまれてるってことだ。
振り返って後ろを見ると、入り口の門の陰にはもう男が二人待ち
構えている。
車が入ってきた門の向こうにももう一台別の車が見える。
男が二人づつ前と後の車から飛び出だすと、一斉に俺めがけて駆
け寄ってきた。
これじゃあもう逃げられない。
男達の顔つきを見る限りではどうも危ない世界の連中だがそれに
しては服装がきちんとしてる。
いずれにせよ下手に逆らうとどんな目に遭わされるかわからない。
男達はすばやい身のこなしで前後から俺に近づいてきた。
俺はてっきり車に乗せられるのだと思って自分から有紀の母親に
近づいた。
俺の後ろから急に男が飛びかかってきて俺の両腕を掴んだ。
俺の両腕はきつく締め上げられて、腕の骨が折れそうなくらいに
227
痛くて涙が出そうになった。
もっと優しくしてくれと言いたいところだが、何か言って通じる
相手でもなさそうだ。
母親は俺の顔をじろっと見た後に顎をしゃくって男達に合図した。
強引に腕を引きづられて歩かされて俺は足がもつれて転びそうに
なった。
俺はラブホテルの受付に戻されるとさっきの部屋のドアの前まで
連れて来れれた。
中にはまださっきの女がいるのだろうか、それとももう従業員が
連れ出したのだろうか。
俺は心配になったが心配してもしょうがないことだ。
どうせ途中で引っかけた女、どうなっても俺には関係ない。
ドアが開くと部屋の奥で女のうめく声が聞こえてきた。
部屋に入って女の前まで連れてこられると女は縛られ、頭からト
ラックの運転手のパンツをかぶせられたままだ。
さっき有紀と着ている物を交換したので女が着ているのは有紀の
セーラー服だ。
有紀の母親も目の前の女は有紀だと思いこんでる様子だ。
﹁さあ、出してもらおうかしらね、もってる写真は全部だすのよ﹂
と有紀の母親がゆっくりとした口調で俺に命じた。
うっかり逆らえば男達に何をされるか分からないので俺は黙って
横を向いた。
﹁痛い目には遭いたくないでしょう﹂
﹁もちろん、痛いだけで済む訳じゃないけど﹂
﹁まあ、どうなるかはよく知ってるでしょうけどね。死にたくはな
いでしょう﹂とわざと俺をからかうように脅してきた。
もちろん痛い目に遭うのはまったくもって遠慮したいし死ぬのは
まっぴらだ。だが何を出せばいいのかが分からない。
思い当たると事と言えば俺がいいネタがあるといってヨシちゃん
に電話したことくらいだ。
228
あの時の芸能人だか評論家の話は金になりそうだと思ってヨシち
ゃんに言って見ただけのことだ。
ヨシちゃんが上手く、ネタを売り込む先を探してくれたら儲け物。
だがヨシちゃんは俺をたれ込んだほうが手っ取り早く金になると
思ったかもしれない。 だとすると何で有紀の母親が出てくるのか
話しが合わない。
他の写真だとすれば有紀と有紀の母親が写ってる写真の事なんだ
ろう。
考えても分からないが俺が携帯のカメラで撮った写真だったら今
ここで俺の携帯を渡せばそれで済む。
俺はひとまずズボンのポケットから携帯をだして写真の一覧を見
せて、持ってる写真はこれで全部だと言ってみた。
男の一人が腕を伸ばして俺の携帯を受け取ると、有紀の母親が写
真をたしかめ始めた。
一通り全部見た後に﹁他にもまだ写真があるはずでしょう。隠す
と為にならないわよと言いだした。
俺がヨシちゃんに売り込もうとした写真は全部ケータイに入って
るはず。
他の写真となるといったいどの写真の事なのか俺にはさっぱり分
からない。
﹁あんたが素直に白状しないなら、有紀に痛い目にあってもらうし
か無いわね﹂と有紀の母親が言い出した。
確かに目の前でベッドに縛られてる女は、有紀のセーラー服を着
ていて体つきもちょうど同じくらいだが全然別の女だ。
こんな女を責めたところで写真の在処など白状するわけもないし、
だいたい母親が自分の娘を痛い目に遭わせるなんてのも訳の分から
ない話しだ。
男がケータイでどこかに連絡すると、しばらくしてドアを開けて
男が入ってきた。
変な飾りが付いた黒い皮の覆面をしてる男はSMの調教師らしい。
229
ずんぐりとした身体にぴったしと張り付いたような黒い皮の衣装
は見た目にも気味が悪い。
調教師は大きな鞄から鞭を何本か取りだして、女の目の前でぴし
ゃりと風音を立ててしならせた。
まずは鞭の音だけで女を脅かして、震え上がらせようと言う魂胆
だ。
調教師の思惑通りに女は身体をガクガクと震わせて声もでない。
縮こまったように身体を引きつらせると、半分開いた口からは涎
が止まらなくなってやがる。
﹁写真のあり場所を言わないなら、痛い目にあってもらうって事よ。
分かってるわね﹂と有紀の母親が女を怒鳴りつけたが女は怖くて震
え上がって返事もできない。
有紀の母親が顎でしゃくって合図をすると、調教師の鞭が鋭い音
をたてて女の腿に叩きつけられた。
最初は手始めに軽く叩きつけるだけだが、女の身体はそれでも鞭
の音がするたびに引きつってる。
強弱を付けながら何度も繰り返し責め続けると、女は涙が枯れた
らしくてもう声もでない。
﹁写真が何処にあるか、白状すればいいのよ、痛い目には遭いたく
ないでしょう﹂と母親が猫撫で声で女の耳元で囁いたが、女は頭を
振るだけで返事もできない。
調教師はそろそろ頃合いと思ったのか、思い切り鞭を大きく振り
上げて渾身の一撃を打ち下ろした。
﹁うぎゃー﹂と声にならない叫び声を聞いて有紀の母親は顔色が曇
った。
さすがに自分の娘を痛い目に遭わせると言うのは気が引けるらし
い。
有紀の母親が調教師に何か耳打ちした。
調教師が今度は俺に鞭を渡すと、女をこの鞭で叩けと言いだした。
俺に叩かせれば、俺がすぐにでも白状すると思ったらしい。
230
どうせ途中で拾った女だ。
こんな女がどうなろうと俺の知ったことじゃない。
俺は調教師に渡された鞭で女を叩き始めたが叩き方が下手だった
らしい。
﹁何すんのよ﹂と女が今度は大声で怒鳴り声を上げた。
俺は打ち所が悪かったととっさに気づいたけどもう遅い。
それにこの女本気で怖がってるんじゃなくて、プレーのつもりで
遊んでやがったんだ。
有紀の母親は女の声を聞いてすぐにこの女が自分の娘だじゃない
と気が付いたらしい。
調教師の男が俺から鞭を取り上げると、女の頭に被ったパンツを
脱がした。
派手な化粧で不細工な顔は一目で有紀じゃないとすぐ分かる。
有紀の母親が慌てて、女に駆け寄ると顔を確かめてる。
女の着ているセーラー服は確かに有紀の着ていた服だし体つきも
似てるが、有紀じゃないってのはどう見たって分かる。
有紀の母親が女の髪の毛を引っ張って﹁どうゆうことよ﹂と問い
つめたが、女が答えるはずもない。
腹立ち紛れに有紀の母親が女の頬を往復ビンタで叩きつけると女
の顔が歪んだがどうみても感じて行っちゃってる顔だ
有紀の母親が調教師の顔を見上げたとき、俺は有紀の母親の足元
に鞭が転がってるのが目に入った。
鋭く先のとがった鞭はうっかり触れば怪我をしそうだ。
こいつはちょうどいいと俺はすばやく屈み込んで、有紀の母親の
身体を押しのけると鞭を拾い上げた。
鋭い鞭の先を有紀の母親の頬に突きつけて﹁おい、しずかにしろ﹂
と怒鳴りつけてやると有紀の母親の顔色が変わった。
こうなったらもう立場は逆転して今度は俺が怒鳴りつけてやる番
だ。
﹁大人しくしないと、痛い目に遭わせてやるぜ﹂と俺が大声を出す
231
と有紀の母親は身体を引きつらせて俺を睨みつけた。
俺の周りを取り囲んだ男達も一瞬動きが止まった。
逃げ出すなら今しかない。
俺は有紀の母親の手を引っ張ってねじり上げようと捻って力を入
れた。
有紀の母親は俺の手を振り解こうとしたが、俺は力を込めて逃が
さないように押さえつけた。
調教師の男が急に﹁おい、俺を忘れたのか﹂と覆面を取りながら、
落ち着いた口調で俺に声を掛けてきた。
聞き覚えのある声に俺は男の顔を見上げた。
覆面を取った顔は忘れもしないあの﹁レズ殺しの鉄﹂だ。
なにがどうなってるのか分からないが、レズ殺しの鉄は最初から
有紀の母親とグルだったらしい。
﹁俺の言うことを聞けば、俺の女にしてやるぜ。お前だってその方
が良いだろう﹂と言いながら鉄が一歩俺に近づいた。
男らしく堅い筋肉がついて、そのうえ無駄な肉でふくれあがった
鉄の身体は、気持ち悪くて寒気がする。
鉄は腕を伸ばすと﹁その身体俺のことが忘れられないはずだぜ﹂
と言いながら鉄の指先が俺の脇腹を撫で上げてきた。
俺の身体にいきなり電流が流し込まれたように痺れると鉄に上か
らのし掛かられた時の感触がよみがえってきた。
あの身体が俺の中に入って奥まで届いてくる快感は一度味わった
らとても忘れられない。
体中が一気に熱くなるともう駄目だ。
鉄の腕が上下に動いて俺の脇腹をくすぐりながら撫で続けると俺
はもうとて鉄には逆らえなくなった。
﹁俺の女にしてやるってあのとき言っただろう、なんであのときハ
イと言わなかったんだ﹂
﹁今からでも遅くないんだぜ、有紀の居所を白状すれば俺の女にし
てやる﹂と言いながら鉄が俺に顔を近づけてきた。
232
鉄の粗い男の肌が目の前に見えて、俺は目をつぶった。
舌先の感触が俺の体中を捕らえると俺は頭の中が吹き飛ばされて
空っぽになった。
口の中で鉄の舌が俺の歯茎を探りながらねっとりと動くと俺は身
体の力が抜けてもう動け無い。
鉄が口を離すと﹁どうだ、有紀の居場所を教える気になったか﹂
と俺の耳元で囁いた。
俺が微かに頷いて返事をすると鉄は﹁お前はいい女だぜ﹂と言い
ながらもう一度俺の脇腹を撫で上げた。
俺は思わず涙がこみ上げてきたが、有紀の母親が鋭い目つきで俺
を睨みつけているのに気が付いて目をそらせた。
俺は有紀を預けた男に携帯で電話をして﹁これから車で有紀を迎
えに行かせる﹂と話しを付けた。
写真も全部渡したし有紀の居場所も教えたのでもう俺には用はな
いらしい。
男達は女を連れて母親と一緒に出てすぐに部屋から出て行った。
部屋に鉄と二人だけになると、俺はもう堪らなくなって鉄に抱き
ついた。
これで俺は鉄の女にしてもらえるんだと思うと、体中がかっと熱
くなった。
鉄の腕が俺の身体を包み込むようにして抱きかかえながら、ねじ
り上げるように締め付けてきた。
俺が鉄の口に唇を重ねようとすると、鉄はわざと顔をそらせて俺
の耳の裏側を責めてきた。
くすぐったいような心地よい感触が俺の体中を包み込むと俺は鉄
に自分の身体を何度もこすり付けた。
鉄はしばらく俺を撫で回したあと﹁面白い所に連れてってやる﹂
と言い出した。
鉄の話しでは、ちょっと面白い趣向のラブホテルがこの近くにあ
るらしい。
233
そこで朝まで一晩可愛がってもらえるってことなので願ってもな
い話しだ。
﹁俺の言うことは何でも聞いてもらうからな、言われたことは何で
もしますと約束すれば連れてってやる﹂と鉄に言われて、どんなプ
レーをするのか気持ちがくらくらしてきた。
もちろん返事は﹁何でも言うこと聞きますから、連れ行って下さ
い。お願いします﹂と甘えた声で答えるのがお約束だ。
鉄と一緒にラブホテルの部屋を出て車に乗ると、裏通りをしばら
く走り始めた。
曲がりくねった道をもどって大通りにはいると﹁お前は、まだ本
当の女の喜びを知らないだろう﹂と鉄が車の運転を続けながら話し
かけてきた。
﹁女に生まれてきて本当によかったと、そう心底思うのが本当の女
の喜びなんだぜ﹂
﹁だが女は自分一人じゃその女の喜びを見つけられない﹂
﹁男に教えてもらうしかないんだ、それが女の性ってものなんだ﹂
とまるでお説教でもするみたいに鉄に教えられて、俺は何度もうな
づいて確かにその通りだと思った。
﹁これが本当の女の喜びだと思っても、それより何倍もすごい喜び
を感じるのが女の身体なんだ﹂
﹁それを何度も何度も繰り返すのが、本当の女の喜びなんだぜ﹂と
鉄に言われると鉄の方が俺よりも女の身体のことをよっぽどよく知
っている気がしてきた。
角を曲がるとすこし先に大きな城のようなレンガ造りの建物が見
えてきた。
ずいぶんと大きな建物の入り口はしゃれた造りになっていて、ま
るで古いヨーロッパのお城みたいだ。
受付のホールの前も大広間になっていて、ショーが出来るくらい
の舞台も付いてる。
廊下に飾ってある大きな絵には縛られた女の姿が見える。
234
ずいぶんと大がかりな造りのラブホテルだが、SM専門のラブホ
テルらしい。
レズ殺しの鉄はもともとSMの調教師なんだから、この手のラブ
ホテルの常連だってのはもっともな話しだ。
廊下を奥に進むと、鉄が大きなドアを開けて俺を部屋の中に入れ
た。
部屋の中は四方の壁がレンガで囲まれていてベッドには鉄の鎖が
付いている。
一目でSM用の調教部屋だと分かる部屋の造りを見て、俺は思わ
ず足がすくんだ。
鉄の奴いったい俺をどうするつもりなんだろう、女の喜びを教え
てやるなんて調子の良いこといいやがって、やることは調教ってこ
とらしい。
だからさっき﹁何でも言うこと聞きます﹂と俺に言わせたんだ。
だが鉄のやることだ、普通の調教なんかじゃなくて女の喜びを教
えてくれる特別な調教に違いない。
部屋の中央まで進むと、左側の壁が大きな鏡になっていて俺と鉄
の姿が映った。
なるほど調教されてるのを自分で見れば、それだけ興奮して快感
もますって仕掛けらしい。
部屋の壁には大きな十字架の木枠が取り付けてあり、部屋の中央
には木馬の形をした変な道具も置いてある。
鉄は俺を木馬の前に座らせると、戸棚から赤いロープ取りだして
器用に俺の足を縛り始めた。
鉄が俺のズボンを膝まで脱がすと、黒いレース模様のパンティー
を見て鉄が薄笑いを浮かべた。
俺は鉄が喜んでくれているとんだと思って、嬉しくなった。
鉄に会いたい一心でレズの俺が女物の黒いレース模様のお色気パ
ンティーを履いてるんだ。
こうして鉄に見て貰えるなんて、本当に夢がかなって嬉しくて涙
235
が出そうだ。
鉄は俺を木馬を背にしてM字開脚のポーズで縛り上げると、今度
は戸棚から鞭を取りだした。
﹁俺の命令にはなんでも従うんだ、一言でもさからったらお仕置き
だ﹂と怖い口調で俺を脅しながら鉄は鞭を打ち付けてきた。
プレー用の鞭は先が柔らかく成っていて、叩かれても見た目ほど
には痛くはない。
スケコマシなんかやってると売り飛ばした女が調教される場面に
はよく出くわすが、自分が調教されちまうなんて今まで考えたこと
もなかった。
実際にやられてみると、なんだかぞくぞくしちゃう気分でそんな
に悪いもんじゃない。
叩かれるのが気持ちいいんじゃなくて、もう自分はこの男にはに
逆らえないんだと、自分で自分に言い聞かせるのが快感なんだと体
験してみて初めて分かった。
自分が惨めだと思えば思うほど気持ちよくなっちゃうのが女の身
体なんだ。
一通り鞭が終わると、今度は鉄は大きなガラスの注射器を取りだ
してきた。
注射器をお湯で暖めると、俺のレース模様の黒いパンティーを膝
までずらして尻をださせた。
生ぬるくてちょうど良い暖かさのグリセリンをたっぷり詰めて俺
に押し入れて来た。
お腹がいっぱいになるまで注入すると、鉄は満足そうな顔で俺の
顔を見つめてる。
苦しくて俺の顔が歪んでるのを見てるのが楽しいらしい。
しばらく俺の様子を眺めて確かめたあと、鉄は俺を置いたまま部
屋を出て行ってしまった。
目の前の鏡には俺が足を拡げて、顔を歪めて額に脂汗をかいてる
姿が映ってる。
236
俺はそのまま鏡を見ながら、鉄が戻ってくるのを待ったがすぐに
は来る気配がない。
このままいつまで我慢していれば良いんだろうと思っているとだ
んだん腹具合がつらくなってきた。
鏡の中の自分の顔が苦しくて歪んでくるのを見てなんだか変な気
がした。
もしかしてこの鏡、あの出会い系喫茶店みたいにマジックミラー
なのかもしれない。
鏡の裏側で客の男達が見物してるってのもありそうな話しだ。
俺は耳を澄ませて部屋の様子を確かめてみたが、確かに鏡の向こ
うから怒鳴るような声が聞こえてくる。
俺は縛られたまま身体をすこしづつずらして、壁際まで行って頭
で部屋の照明スイッチを押してみた。
スイッチは一杯ついていてどれがどれだか分からないが何度か試
しにやってみると、部屋が暗くなった。
半分薄暗くなった部屋から鏡をもう一度よく見ると、鏡の向こう
には隣の部屋が薄暗く見えた。
やっぱりこの部屋の壁の鏡はマジックミラーだったらしい。
マジックミラーの向こうの部屋の床で縛られてるのはあの芳恵だ。
芳恵がここに居るって事は、さっき俺が芳恵に携帯で電話したと
き、芳恵がこのラブホテルにいたってことだ。
ってことは芳恵がさっきまで付き合ってた男はレズ殺しの鉄って
ことになる。
なんで気が付かなかったんだろうと、俺は自分の馬鹿さ加減に呆
れてきた。
鉄が被ってる黒い皮の覆面をみて、俺は大変なことに気が付いた。
このレズ殺しの鉄はあのデリヘル店で淫乱女子高生の秀美を調教
してた調教師と同じ男に違いない。
だとすると、あのとき帰り際に気分が悪くなって、レズ殺しの鉄
に助けてもらったのも最初から筋書きが出来てたってことになる。
237
俺がデリへル店の事務所を出た後からあのレズ殺しの鉄が俺をラ
ブホテルに連れ込もうと隙をうかがってたってことだ。
それに芳恵が見てる前で、あのアダルトビデオ会社の女社長を調
教したのもこのレズ殺しの鉄だ。
芳恵の奴あの女社長みたいに調教してもらいたくて、俺を売り飛
ばしたってことだ。
あのときは女社長が調教されるのを見ていて怖くて震えてたくせ
しやがって、芳恵のやつとんでもないあばずれだ。
芳恵の奴さっきから俺が鉄に調教されるのをこのマジックミラー
越しに見てたに違いない。
俺は腹がたつらやら情けないやらで涙がでてきた。
調教師の男が芳恵を鎖で繋いで、滑車を廻して上に釣り上げるの
が見えた。
さすがにSMプレー用のラブホテルだけ遭って、随分と大がかり
な仕掛けだ。
芳恵が四つんばいになった格好で釣り上げられると、急に裏手の
カーテンが開いた。
普通のカーテンだとばかり思ってたが、紗の透けたカーテンらし
くてその奥が広くなってる。
変だと思って見てると、奥は客席になってるらしくて客の男らし
い人影が見える。
さっきから紗のカーテン越しにずっと見物してたらしくて、客の
中にはカップルらしい女の姿もある。
男の何人かがいきなり服を脱ぎ捨てると裸になって、芳恵が吊さ
れた周囲を取り囲んだ。
もうすでに大きくなった物は薄暗い明かりの中で不気味に上を向
いてそそり立ってる。
調教師が何か叫ぶと、芳恵の身体は前と後ろから串刺しにされる
ように貫かれた。
喉の奥いっぱいに押し込まれて、後ろからはずっしりとした男の
238
持ち物がぶち込まれてる。
声に成らない声を喉の奥から漏らすと、芳恵は身体を震わせなが
ら必死で快感に耐えてる。
あの焼き鳥プレーをすぐ目の前で見せつけられて俺は目眩がして
目の前がくらくらしてきた。
芳恵は焼き鳥にされても奴嫌がるどころか気持ちよくて死んじゃ
いそうだと見ていても分かる。
縛られたまま身体を震わせて泣きじゃくる芳恵を見ていて俺はと
んでもないことに気が付いた。
次は俺の番だ。
芳恵が済んだ後はこの俺が今目の前で見てるのと同じ焼き鳥にさ
れちまうに違いない。
これはまったくとんでもないことになっちまう。
いくら芳恵が焼き鳥にされて気持ちいいからって、俺は焼き鳥な
んか大嫌いだ。
これはなんとかこの場から逃げ出すしかない。
俺はなんとか縄を解くと、慌ててトイレに駆け込んだ。
用を済ますとやっと身体が楽になったが、こんな所にゆっくりな
んかしてられない。
急いで部屋をでると、ラブホテルの玄関を出て必死で駆けだした。
近所にある他のラブホテルの前まで逃げてくると、ちょうどタク
シーが空車で出てくる所だ。
俺はタクシーに乗ってなんとかアパートまで逃げて帰った。
台所で一息水を飲むと急に疲れが出てきて、とても立っては居ら
れない。
今にも倒れそうになりながら布団に潜り込むと、目眩がしてきて
すぐに意識がなくなった。
239
最後のお仕置き︵前書き︶
アパートに戻ると翌朝になって有紀が平気な顔をして訪ねてきた。
母親に捕まったはずだが上手く逃げてきたらしい。
テレビをつけてみると有紀の母親の不倫相手が新政権の大臣で大
スキャンダル。ニュースを読み上げてるのはあの秀美で、その隣に
はあの健ちゃんまでいた。
240
最後のお仕置き
明け方頃になって半分夢の中で、俺は縄で縛られて釣り上げられ
て男達に囲まれていた。
夢だとすぐ分かったが、目を覚まそうとしても夢の中に閉じこめ
られたようになって目が覚めない。
すぐに男のでかいのが俺の口を塞ぐと、後ろからも強引に押し入
れられてきた。
いつもなら吐き気がするくらいいやなあの焼き鳥の夢だが今度の
はいつもと違って気持ちが良い。
こんなはずはないと思ったが、気持ちがいいのは仕方がない。
こんな事ならあのSMホテルから逃げ出すんじゃなかった。
あのまま本当に焼き鳥にされてたほうがよっぽどよかったと思う
と体中が熱くなった。
今度レズ殺しの鉄に捕まったらそのときはもう絶対に逃げないぞ
と心に決めると気持ちが楽になった。
このまま夢が覚めずに夢の中でレズ殺しの鉄に可愛がってもらえ
たらいいのにと本気で思った。
男達の激しい腰の動きの感触が続いた後しばくらくしまた意識が
なくなると、昼頃になって目が覚めた。
もしかしてレズ殺しの鉄が居るかもしれないと思って、部屋を見
回してみたが俺一人で他に誰もいない。
鉄に抱きしめられた感触が急に身体によみがえってきて、すぐに
身体が熱くなった。
俺はもうとても我慢しきれなくて、指を使って一番感じる所を押
さえつけた。
いつの間にか腰が勝手に上下に動き出すともう止められない。
レズ殺しの鉄が俺の上からのし掛かって、あのでかいのを押し込
んでくるのを想像すると身体が一気に熱くなってもうとても駄目だ。
241
俺は手足の先端が小刻みに振るえつづけるなかで、鉄のいい所を
一つづつ数え上げてみた。
まず一番魅力があるのは、あの鉄の男らしいがっしりとした身体
だ。
肩幅があって胸板も厚くて、お腹がずんぐりと太い体型は本当に
逞しい男そのままだ。
それにあの分厚い舌がまた堪らない。
俺の口の中で、歯茎や舌の裏を這い回る感触はもう絶品としか言
いようがない。
それにあのぶっとい指先もまたたまらない。
不器用に見えてそれでいて、巧みな動きで俺の身体をくすぐりな
がら撫で回してくる感触は思い出すだけで震えて来ちゃう。
それに一番すごいのはあの反り返ったぶっとい持ち物だ。
根元からぐいと反り返って先端が紫色に光るあの形は本当に凄い。
口の中にいれて舌を絡ませるだけでもう嬉しくて涙ものだがそれ
だけじゃない。
あれが奥までいっぱいに入ってに子宮を押し上げて動く感触は本
当にもうたまったもんじゃない。
あんなに女の扱いが上手ければ、女から別れてなんか言われたこ
とがあるはずがない。
俺が鉄の事を忘れられなくても、俺が普通の女だってことだけで
俺がドスケベ女だからってわけじゃない。
だけど普通の女の身体がこんなに感じちゃう訳がない。
俺はやっぱりドスケベ女なんだ、ドスケベ女じゃなきゃ鉄の女に
してもらえない。
あれこれ考えてる内にもうなにがなんだか分からなくなって息が
苦しくて死んじゃいそうだ。
身体の震えが止まらなくなって繰り返し涙が溢れてきて止まらな
くなったとき、急にドアがあいて誰か入ってきた。
昨日帰ってきたときドアの鍵をかけ忘れたと気が付いて俺はびっ
242
くりして飛び上がりそうになった。
一人でやってるのを見つかったら恥ずかしいが、誰かが俺を捕ま
えに来たのならもっと大変だ。
ドアが半分あいて人影が見えたので慌てて俺は起きあがろうとし
たが身体が震えてすぐには立てない。
﹁ジョーチンいる﹂と女の声が聞こえてきて俺は、あれっと思った。
スケスケのキャミソールを着て部屋に入って来たのは有紀に間違
いない。
有紀はもうとっくにとっ捕まったと思ってたが、そうでもなかっ
たらしい。
有紀は平気な顔で俺の部屋に上がり込むと、勝手にお茶の支度を
始めやがった。
俺はスケスケの黒のレースのパンティーを履いてるのが有紀に見
つからないようにと、慌てて布団を被った。
有紀は俺の分までお茶を入れると、疲れた顔で床に尻を着いた。
俺の目の前であぐらをかいて座るので、キャミソールの下が丸見
えだ。
パンティーを履いてない上、アンダーヘアも剃ってあるので花園
がまるで中学生みたいに見える。
有紀は俺に見られても恥ずかしくないと思ったのか、隠そうとも
しない。
昨夜はよっぽど酷い目にあったのか、有紀の身体はあちこちがあ
ざだらけだがその割には機嫌が良い。
お茶を飲みながら、俺の部屋を見回して様子を伺ってるのがなん
だか怪しい。
変だと思って俺が﹁何で来たんだ﹂と聞いてみると有紀のやつメ
ールの事を確かめたかったらしい。
俺が本気で﹁勝手に死んじまえ﹂とメールしたのかと有紀に聞か
れて俺は困ってしまった。
俺が美人局をしようとして男にお仕置きされたなんて言える訳が
243
ない。
誰かが勝手に携帯を使ったんだと俺が誤魔化して答えると有紀は
やっぱりという顔をした。
俺が有紀を命がけで助けに行ったんだから、俺がそんな事をメー
ルするはずないと有紀はずっと俺を信じてたらしい。
俺は有紀が金になりそうだから助けに行ったなんてうっかり言え
るわけがない。
﹁金なんかより俺には、お前の体の方がよっぽど大事だぜ﹂と俺が
言うと有紀は嬉しそうな顔をして﹁やっぱりそうだと思った、ジョ
ーチンはお金なんか欲しがる人じゃないって私よく知ってるから﹂
と答えた。
俺は不味いことを言ったとすぐに気が付いた。
これじゃあ有紀を助けたお礼に金を巻き上げるという企みも台無
しだ。
それよりも俺の所になんか来たら有紀の身の方が危ないはずだと
俺心配になった。
俺の部屋にはいつ奴らが有紀を探しにやってくるかも分からない
し、レズ殺しの鉄がいつ来るかも分からない。
もちろんレズ殺しの鉄が来たら素直に有紀を引き渡して俺は鉄に
可愛がってもらうつもりなんだがそんな事を有紀に言うわけにもい
かない。
さっさと逃げろと俺がいうと、有紀の奴テレビを付ければ判かる
と言いやがる。
俺は不思議な気がしてテレビを付けると映っていたのは有紀の顔
だった。
母親の不倫の相手を告発する娘というニュースで、母親の不倫の
相手は連民党の大臣だとか。
そう言えばちょっとまえに衆議院の総選挙があって、政権交代し
て連民党が政権を取ったなんて話しがあった。
スケコマシの俺には関係ないことだと思ってたが、有紀の母親の
244
不倫相手はその内閣の新大臣らしい。
その上その大臣の弟はテレビで有名な評論家だとか。
大臣の弟が上野公園前の階段で女子高生のスカートを盗撮してい
る写真もあった。
母親が探していたのは、有紀が撮った母親とその大臣とのニャン
ニャン写真だった。
有紀が今目の前にいるってことはこのテレビの放送は録画らしい。
俺はテレビで原稿を読み上げるアナウンサーの顔を見て腰を抜か
す位びっくりした。
あの淫乱女子高生の秀美に間違いない。
変だとおもったがやっぱりテレビ局の報道部の女だったんだ。
取材のためにセーラー服なんか着て女子高生の振りをしていやが
ったんだ。
おまけに隣にたってる男は俺をデリヘル女と勘違いしたあの健ち
ゃんだ。
なるほどと思ってあれこれ思い返してみると確かに納得できる出
来事ばかりだ。
有紀は腹が減ったと言ってコンビニに買い物に出て行った。
すぐに戻ってきたが菓子パンの他に何か包みを隠そうとした。
無理矢理取り上げて確かめてみると、今日出たばかりの写真週刊
誌の表紙に﹁有名政治家がのめり込んだ人妻夜這いプレー﹂と赤い
文字が見えた。
なんで有紀のやつ週刊誌を隠すんだろうと思って、拡げて見ると
大写しで映っていたのは有紀の母親があの産婦人科の椅子に縛り付
けられてる場面で、その前に立ちはだかっている男が被っているの
は俺が使っていたスキー帽だった。
あの夜這いプレーの時の俺の写真だ。
俺が有紀の手を掴んで床に引っ張ると有紀は力無く自分から床に
転がった。
﹁おいどうゆうことなんだこれ﹂と俺が厳しく問いつめると﹁写真
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は他にもいっぱい渡したんだけど﹂と言い訳をしやがる。
とんでもない女だと俺は有紀の体に厳しくお仕置きをしてやるこ
とにした。
もちろんお仕置きをされても喜ぶだけだってのはよく分かってる
んだが。
完
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PDF小説ネット発足にあたって
http://novel18.syosetu.com/n5265ba/
スケコマシのジョー(女子高生レズSM露出調教)
2012年10月13日15時42分発行
ット発の縦書き小説を思う存分、堪能してください。
たんのう
公開できるようにしたのがこのPDF小説ネットです。インターネ
うとしています。そんな中、誰もが簡単にPDF形式の小説を作成、
など一部を除きインターネット関連=横書きという考えが定着しよ
行し、最近では横書きの書籍も誕生しており、既存書籍の電子出版
小説家になろうの子サイトとして誕生しました。ケータイ小説が流
ビ対応の縦書き小説をインターネット上で配布するという目的の基、
PDF小説ネット︵現、タテ書き小説ネット︶は2007年、ル
この小説の詳細については以下のURLをご覧ください。
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