学校マネジメントシステムアンケートから - 宇都宮市教育センター

学校マネジメントシステムアンケートから
【
・
・
・
・
・
学習・授業について 】
学習塾に頼らずにすむ学習、授業内容にしてほしい。
授業がわかりやすい先生とわかりにくい先生がいるようです。
学習に力を入れた取り組みがあまり見られない。
教職員により、生徒の授業態度に差がある。生徒には厳しく接してほしい。学力低下につながる。
分からないところがあるまま授業が進められている。生徒が授業内容を本当に理解したか把握し
てるかが疑問。
・ 学習はもう少し力を入れてほしいです。
ご意見等についての回答
学校としては、教師間の授業公開(参観)を実施し、よりよい授業を行っていくために、相互
に意見交換やアドバイスを行うなど、教師の授業力向上に取り組んでおりますが、上記のような
ご意見があることを真摯に受け止め、より一層、授業力の向上に努め、多くの方に認めていただ
けるような授業の実践をめざしていきたいと思います。
また、学習内容の定着化には、家庭学習が不可欠であるため、生徒が自宅において自主学習を
行うように指導し、担任が翌日にやったものをチェックするという取組も今年度から始めており
ます。残念ながら、まだまだ自主学習の習慣化が図れていなかったり、学習物の提出が希でしか
ないような面もありますが、今後指導の徹底を図っていきたいと考えております。
【
・
・
進路指導について 】
生徒個々のレベルにあった受験指導、情報提供を積極的にお願いしたい。
学年保護者会での進路の話は、内容、時間配分など学年にあった話をしていただきたい。
ご意見等についての回答
今までも、定期的に「進路だより」を発行し、情報提供に努めてきたつもりでしたが、近年は
受験のシステムが毎年のように変わったりするために、生徒や保護者の皆さんが何かと不安を感
じられるのは当然のことかと思います。そういう不安を少しでも払拭していくためにも、今まで
以上に積極的な情報提供に努めていきたいと思います。
また、個々生徒に応じた指導についても、更に力を尽くしていきたいと思います。
学年での保護者会での進路の話につきましては、多くの方へのお話となるため、どうしても一
般的な話になってしまいます。少しでも、詳しくお話ししようとするとえてして、時間がかかっ
てしまいがちにもなってしまいます。内容、時間配分に対象学年などを十分吟味してお話しでき
るよう努力をして参ります。
【
・
登下校について 】
登下校中の自転車の子が狭い道路を走るとき(白線等もない道)右側通行をしているのをたまに
見かけます。
・ 登下校時の指導強化を希望します。
ご意見等についての回答
地域協議会の方と生徒の話し合いの際にもご指摘を受けたことで、何度か近隣の方からも苦情
のお電話をいただいています。その都度、生徒には交通ルールを守ることやマナーの大切さを学
級担任や生徒指導主事から指導をしています。どうか、ぜひ、ご家庭でも自分の身を守るために
も、安全な登下校を心がけるようご指導をお願いします。
【
・
教員の指導について 】
教員の中には生徒に対してひいきなどをする人がいると、子どもから聞いています。勉強のでき
る子も、そうでない子も公平に温かい心で、ご指導をお願いしたいと思います。
・ 最近よく耳にするのが、先生の生徒に対するひいきです。ひいきされる側は良いかもしれません
が、逆の立場を考えるとどうなんでしょうか。教育者がひいきするなんて学校が良くなるわけない
なと思います。
ご意見等についての回答
大変ショックなご意見です。当然、あってはいけないことですし、生徒の目にそう映ったので
あれば、改善していきたいと思います。ただ、生徒一人一人には、様々な背景(家庭的な事情等)
があり、時には同じような行為に対しても指導の状況が違うこともあるのかもしれません。
例えば、ある生徒が遅刻をしたとして、通常は遅刻したことに対して指導をするわけですが、
該当生徒の保護者が入院中で、毎朝、弟や妹を学校に送り出し、ゴミ出しまでして登校するため
に遅刻してしまうという場合、その生徒に対して他の生徒と同じような指導がなされないことも
あります。そういう状況を他の生徒は知らないわけですから、同じように遅刻をしても「○○だ
けは怒られなかった」、「自分に対して厳しいのに、○○には優しい」ということも時にはあり、
生徒にとってはひいきしていると映ることもあったりするかもしれません。
・
・
・
もっと親身になって相談にのってほしいです。全く頼りになりません。
子どものやる気を無くすようなことを言う教職員がいることを知り、とても残念に思う。
先生方もお忙しいのはわかりますが、もっと生徒一人一人と向き合って話を聞いてほしい。自分
を上手に表現できることできない子がいて、当然なんです。「面倒だな」と思っても、向き合って
ください。先生から見た生徒のイメージや他人の話で、本人のやる気を無くすような言い方(他の
先生のいる前で)は、絶対にやめていただきたい。努力している生徒の気持ちを考えてください。
・ 家庭では頑張りを認めてあげるような声かけを心がけています。学校でも、指導の中に本人たち
の取組について、未熟なところがあっても認めるような声かけ、関わりを増やしてほしい。
・ 積極的にできる子にではなく消極的、自分の意見がなかなか周りに聞いてもらえない生徒をどれ
だけ表に出してあげられるかが、大事なことだと考えます。先生方もその辺を見極めて生徒達を見
守ってほしいと思います。
ご意見等についての回答
大変厳しいご意見、教職員一同肝に銘じたいと思います。生徒一人一人に個性があるように、
教職員一人一人にも指導のやり方、言葉のかけ方など個人差があると思います。しかし、本校の
基本的なスタンスである「ほめて伸ばす」をもう一度、教職員が再確認をして、日々の指導にあ
たっていきたいと思います。
ただ、教師がどのような状況で、どういう思いを込めて言葉を発したり、指導をしたり、対応
したのかという点について、お子さんからの情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、親(大人)
の立場でよくお考えいただければ、もしかしたら、違う見方をしていただけることもあるかと思
います。
また、もし、状況などがよくわからない、或いは不審に感じられるようなことがあれば、ぜひ、
お問い合わせいただき、教師側にも意図を説明させていただくことで、ご理解いただけることも
あるかもしれませんので、その機会を与えていただければ幸いです。
【
・
通学カバンの中身について 】
通学カバンがものすごく重くて、自転車に乗ったとき(通学時)少しふらつきます。子どもも「肩
が痛い」と言っている時があるので、家庭学習に不要な教材があれば、学校に置くなどしていただ
けないでしょうか。
・ カバンがとても重い時があるので、少し考えてほしい。自転車は危ないと思う。
ご意見等についての回答
時間割によっては持ってくるものが多くなってしまい、確かにかなりの重量で1年生などにと
っては、重く感じる時があると思います。学校としては、資料集などを学校に置いておくことを
認めるなどの対応はしていますが、家庭での学習のことを考えると、教科書やノート類は毎回持
ち帰ることが望ましいと考えております。しかし、各教科や学年で、再度、置いていってよいも
のについて検討を進めたいと思います。
また、自転車での危険防止のためには、荷物を荷台に縛るなどの方法を指導しますので、ご家
庭でも、そういったご配慮をお願いします。
【
・
・
運動会について 】
運動会の雨天時は後日に行うなど改善してほしい。
運動会が土曜日だと親もゆっくり見学できると思うのですが。
ご意見等についての回答
行事の中には部活動の大会や修学旅行などのように、学校では日程が動かせないものがありま
す。そういう行事の日程と調整を図りながら他の行事を組んでいきますが、文化祭・合唱コンク
ールを秋に開催する関係や3年生の受験の関係で、6月ごろに運動会を実施せざるをえない状況
にあります。当然梅雨の時期ですので、雨の心配があり、その時期は天気予報から目が離せない
日日が続きます。そのような中で延期しても、延期にした日に確実に天候に恵まれるという状況
でない場合には実施に踏み切ることになってしまいます。今年度はそのような判断のもとで実施
に踏み切りましたが、予報以上に雨の降り出しが早まり、雨の中での運動会になってしまいまし
た。次年度についても、同じような心配はありますが、天候の様子をうかがいながらできる限り
好条件での実施ができるよう配慮していきたいと思います。
土曜日実施については検討したのですが、先日の文化祭の折、FKDの駐車場に駐車される保
護者の数があまりにも多く、FKDに多大なご迷惑をかけてしまいました。もし、土曜日に運動
会を実施するとなれば、またしても同じような事態が予想され、大会や旅行行事の際にお貸しい
ただいている駐車場が借りられないようなことにでもなっては困るので、保護者の皆さんが、車
で来ないことを徹底していただけない限り、運動会の土曜日開催は難しいのが現状です。
【
・
お弁当の日について 】
お弁当の日はいらないと思います。むしろ、給食があるのになぜそんなものを実施するのかが不
思議なくらいです。卒業後は、給食が食べられないのだから、とにかくやめてほしい。
ご意見等についての回答
バランスのとれた食事の大切さは、いろいろな場面で唱えられていますが、宇都宮市でもそれ
を受けて「食育」に力を注いでいます。その一つの取組として、「お弁当の日」が設けられてお
り、本校だけで独自に取り組んでいるものではなく、食事について親子で考えていただく一つの
機会として「お弁当の日」が実施されていることから、申し訳ありませんが、今後も実施をさせ
ていただくことになります。
【
・
文化祭・合唱コンクールについて 】
合唱コンクールの学年を鑑賞するのに制限があったことが残念でした。人によっては全学年聞き
たかった人もいたようである。
・ 文化祭は全体を見たいので、学年以外も見られるようにしてほしい。
ご意見等についての回答
土曜日開催ということもあり、事前の調査段階で全校生徒数をはるかに超える人数の来場が予
想され、混乱を避けるための措置でしたが、ご意見ごもっともだと思います。次年度につきまし
ては、内容の検討などの課題はありますが、総合文化センターを会場として、11 月 1 日(土)
の実施を予定しておりますので、全学年の合唱も他の内容もご覧いただけると思います。
【
・
オープンスクール・土曜授業について 】
志望校を決める為に高校の文化祭に行かせたりしたいが、オープンスクール等の中学校の行事と
重なり、なかなか行くことができません。
・ 土曜授業の日をよく吟味してほしい。高校の1日体験の日や学校祭と同じ日になると、受験生が
見学に行くことができず困ります。
ご意見等についての回答
中学校では、4月からの学校生活に支障が出ないように、次年度の行事予定は前年度末(3月
中)には、決定しております。その際、様々な外部の行事についてもわかっている内容について
は考慮しておりますが、高校の1日体験などについては、年度が開けてからの5月以降でないと
決定しないため、重なることが出てきてしまいます。つまり、中学校としては、高校側の日程を
見てからでは日程は組めないということですし、高校は1校だけではないので、各高校が自分の
学校の都合で日程を決めるため、そのすべてに対応することは不可能な状況にあることをご理解
ください。
また、学校祭につきましても、どうしても秋に集中し、本校としても他の行事などとの関係か
ら秋に実施することになり、重なってしまうこともあると思われます。さらに、ご承知のことと
は思いますが、土曜授業日については、全市一斉に市で決めている日もあるので、その日が高校
の行事と重なった場合、中学校としては何ともできないのが実情です。
・
オープンスクールで教室の扉が閉まっており、授業を廊下から覗く形になり、何の為のオープン
スクールなのか、分かりません。授業をしている先生はこちら側に気がついてはくれましたが、扉
を開けてくれることはしませんでした。なので、先生方の交流は全くないので判断は何もできませ
ん。
ご意見等についての回答
おっしゃるとおり、教室の後ろのドアは開放しておくようにしたいと思いますが、時期によっ
ては、冷房をしていたり、ドア付近の生徒が寒くないようにドアを閉めていることがあります。
また、教員は授業中であるため、保護者の皆さんがいることがわかっていても、声をかけたり、
ドアを開けたりすることができない場合もあると思いますので、そのような時には、遠慮無く、
ドアを開けて教室に入っていただければと考えております。
【
・
・
・
・
部活動について 】
部活動は、その競技に精通した先生が担当になるのが望ましいと思います。
部活は顧問がしっかりと仕切ってほしい。外部コーチが口を出しすぎていると思う。
指導者は指導者としてやるべきことはきちんと指導してほしい。
部活動の顧問の先生との関係が良好でない。生徒のやる気に対して答えていただけないと子ども
たちは落胆します。
ご意見等についての回答
教員は、スポーツで採用されたり、異動(転勤)するわけではないので、各学校にあるすべて
の部活動に精通している顧問がいることは残念ながらあり得ません。また、前任校で顧問をして
いても異動先でその競技の顧問がいるために、他の部活動の顧問になることも多く、その部活動
を指導していく中で、次第にその競技について精通していくことも多く見られます。顧問も時間
をかけて育つものだとお考えいただき、ご支援をお願いできないでしょうか。
また、顧問が競技に精通していない分、外部コーチなどをお願いすることがありますが、ご指
摘のようなケースもよく聞くケースであることは否めません。学校教育の一環である以上、勝利
至上主義や学校生活にも支障が出るようなことは決して無いように顧問も気をつけるようにした
いと思いますし、教員である顧問が指導する中で、外部コーチの協力を得る様な関係づくりにも
努めていきたいと思います。
最後になりますが、中学校生活において、生徒にとって部活動がしめる役割は大変大きなもの
があることは今更いうまでもありません。しかし、残念ながら、今の教育制度の中では、部活動
は正規の教育課程外の活動(多くの場合、時間外の活動)であり、担当している教員の熱意(あ
る意味では奉仕)によって成り立っていると言えます。簡単に言えば、時間外の活動である以上
「勤務として命じられる謂われのない(拒否できる)こと」というのが実情であり、地域によっ
ては実際に教員はほとんど部活動に関わらない地域もあります。そのような中で、指導にあたる
教員の負担は計り知れないものがあるにもかかわらず、頑張っている顧問の立場をほんの少しで
もご理解いただきたいというのは過大なお願いでしょうか。
【
・
けが等への対応について 】
子どもがけがをした時の対応システムの悪さが目につく。
ご意見等についての回答
けがなどをした場合、教科担任や部の顧問(担任が不在の時などは該当学年職員)が養護教諭
と連絡を取り合い、対応しております。
学校では、医療行為はもちろんできませんので、緊急の場合は別として、通常はご家庭に連絡
をして、適切な医療機関の受診を勧めさせていただいております。ただ、時に、「学校にいる時
には痛み等を訴えず(感じず)、帰宅してから症状が出て、医療機関にかかってみたら、けがを
していた。」というケースはあり、保護者の皆様の学校への不信感のもととなってしまっている
こともあるかもしれません。活動中の子どもたちの様子に細心の注意を払うとともに、何かあっ
た場合には、必ず担任や顧問に申し出るように指導をしていきたいと思います。
また、この場を借りて保護者の皆様方にお願いしたいのは、緊急連絡先として学校に届けられ
ているにもかかわらず、なかなか連絡がつかないケースが最近多く見られますので、お勤めなど
で携帯を身近に置けない場合もあると思いますので、職場の電話番号など確実に連絡の取れる連
絡先をお知らせくださいますようお願いいたします。
【
・
・
あいさつについて 】
年々、子どもたちのあいさつができなくなっているように感じます。
部活動の大会などに保護者が関わることがありますが、子どもたちがあいさつができないのには
驚きました。親が教えるべきだとは思いますが、顧問の先生が厳しく指導していただけたらと思い
ます。
・ 小学校の時はPTAのことなどで学校に行ったりすると知らない子でもすれ違う時にとても積極
的なあいさつが子どもたちの方からいつも声がかかり、活気のある雰囲気だったのに、中学に行っ
たら、すれ違う子どもたちがみんなこちらも見ずに黙って通り過ぎていくことにとてもびっくりし
ました。(顔見知りの子は積極的にあいさつしてくれますが)でも、生徒間の先輩へのあいさつは
できているようなので、私個人の意見としては、小学生よりも社会に近づく年齢なので、校内で会
う大人の人に対するあいさつは、はずかしくてもできている方が本人たちもよいのではないかと感
じています。(年齢が違うし、校風の違いなので仕方ないのでしょうか?)
・ 学校を訪れても、あいさつする(積極的に)生徒はほとんどいない。
ご意見等についての回答
生徒や地域の方に「陽北中のよいところはどこか?」という質問をすると、必ずといってよい
ほど「あいさつがよくできること」が上位にあがってきます。ですから、今回のご意見は少し驚
きました。すべての場面で、「あいさつがよくできている」といっていただけるよう指導はして
いきたいと思います。
しかし、あいさつをするというのは生活習慣であることを考えると、学校での指導だけでは決
して習慣は身につかないものだと思いますので、ご家庭でも、朝起きてきたら「おはよう」、寝
る前には「お休みなさい」などの家族間でのあいさつも、ぜひお願いします。
【
・
その他 】
娘の担任の先生は内面もしっかり見てくれていて、勉強以外で頑張っているところもわかってく
ださっていて本当にありがたいと思っています。
・ 生徒達をよく見守ってもらい安心しています。
・ 我が子は1回も「学校に行きたくない」と言ったことがない。ありがたいと思う。担任の先生は
話しやすく、また、子どもや親が困ったことに対して質問するととても親切にまた誠意を持って回
答してくれるので心強い。
・ 陽北中はとても明るく、友達同士とも良くやっていたり、先生方とも信頼のある関係が作られて
いると思います。部活動も、しっかり行っているので安心しています。ありがとうございます。
・ 先生方の親身な対応にとても感謝しております。
・ 子どもたちが子どもらしく元気で明るく、とても仲良しなことが校内の様子からわかります。
・ クラスごとの団結力がとてもあるように感じます。また、生徒と先生の距離が近く子ども一人一
人をしっかり見つめてくれているようにも思います。学校の明るく楽しい雰囲気を訪問するたびに
感じ、素晴らしい先生方に恵まれ陽北中に通えることをとても嬉しく思っております。
・ いじめや体罰の話を聞くこともなく、好感の持てる学校だと思います。相談しやすい雰囲気の先
生方で安心しております。
温かいコメントありがとうございます。教職員一同、より多くの皆様からこのようなコメント
をいただけるように頑張っていきたいと思います。