ダウンロード - 興行寺

宗祖七百五十回忌法要に向って
着々と記念事業推進
も行われる。外壁の波トタン
が錆ついたり、穴が開いたり
して腐食している状態であ
るので、新しく張替え工事を
行う予定。
(これは特別にご
寄進で行います。
)
又、岐阜県の篤信家のご寄
進により、本堂正面の金箔工
事を行う。内陣は平成十七年
に、新しく金箔工事を行った
が、外陣正面は昭和五十一年
の法要前に行ったまヽになっ
ており、柱に波すじがいった
り、一部鴨居の方が雨漏りで
剥げている部分もある。柱、
長押、鴨居、巻障子など全面
福井県吉田郡永平寺町
電 話 0776-64-2744
FAX 0776-64-2791
福井市新田塚2丁目46-26
電 話 0776-26-1191
FAX 0776-26-7868
新田塚道場(支坊)
を本堅地塗り金箔工事を行
う予定である。工事費は六百
十五万円で消費税の関係で昨
夏、細川丈夫仏檀店と契約が
なされた。工事は業者の仕事
の関係で明年一月より三ヶ月
間にわたり行われる。
法要の日程は廿八年四月二
十五日を予定しているが、ま
だ正式には決定していない。
本 年一月 十日 現 在 、壱 千 八
百拾壱万円のご懇志額で、後、
分割納入していたゞく方もあ
り、皆 様の御 協 力のお蔭で順
調に進んでいること感 謝いた
します。現 在 支 出は耐震工事
千百万円である。テント工事、
屋根瓦工事、法要費、記念品、
お扱い費を予定しています。
尊いご浄財ありがたく心
よりお礼申し上げます。
興行寺教化部
††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††
松
本 梶 丸 先生
間 がいっぱい余 り ました。担
当の保母さんはおまわりさん
に、〝この園児たちは、みんな
一度、パトカーに乗ってみたい
と思っています 。どう か園 児
たちをパトカーに乗せてくれ
ま せん か 〞と 、お 願いし ま し
た。おまわりさんは快く引き
受 けて 、五 十 人いる 園 児 を 、
七 、八 人 ずつ分 乗 させて 、運
動場をゆっくりとまわりまし
た。園児たちは、あこがれのパ
ト カ ー に 乗 って 大 喜 び で し
た。それ が 終 わってその保 母
さんは園児たちに、〝今日はお
本誓寺住職
遊んでいていいの!
私の知っているお寺の坊 守
さんは、同 時にそのお 寺で経
営している保育園の保母さん
でもある。「こうして毎日、園
児 たちと生 活していると、仏
さんと一緒に暮らしているよう
なものです。」そういう書きだ
しではじまるお便りのなかで、
ある日の保育園での次のよう
な出来事が書かれてあった。
「先日、保育園で、おまわり
さんによる交通指導がありま
した。幼い子 どもたちへの指
導ですから、ごく初 歩 的なこ
としかいえません。予 定の時
卒業
藤 枝 宏 壽 先生
昔むかし 私は
この小学校に
入学した
もうじき卒業します
ここは最後まで
ていねいに
教えてくれます
榎本 栄一
はたら
愚石 (蓮如上人取意)
探究社(聞の座へ)より
鴬の声さわやかに法聞けよ
(中日新聞一期一会より)
じっぽう
のかと思ったら 、あにはから
んや 、保 育 園へ来て 、私 たち
と一緒に遊んでいると。
由香ちゃんのこの質問をき
いて、その保 母 さんは感 動し
て 涙 を 流 さ れ た そ うで あ る 。
これも、如 来の世 界に触れる
ということなのではないだろ
う か 。如 来( 真 実 、あ りのま
ま)に触れると、忘れていた自
分の本 性 が照らしだされる。
「この如来は、光明なり。光明
は 智 慧 なり 。この如 来 、十 方
微塵世界にみちみちたまえる
がゆえに、無辺 光 仏ともうす
な り 」(『一念 多 念 文 意 』)
と、親 鸞 聖 人 は 仰 せられる。
如 来の用きに出 遇 うと、おの
ずから頭 が下がる。それが生
命のもつ本来性であろう。
みじん せかい
まわりさんに来てもらって、い
ろんなことを 教 えてもらい、
そしてパトカーにまで乗せて
もらってよかったね。これでお
まわり さんともお 別 れです
が、なにか尋ねたいことがあっ
たら聞 きなさい〞と言いまし
た。三歳になる由 香 ちゃんと
いう女の子が勢いよく手を挙
げて 質 問 しました 。〝 お まわ
りさん、こんなところで遊んで
いていいの!〞と。」
私たち大人は、こんな質問
ができるでしょうか。子 ども
の世 界の、なんと 広 く 、の び
や か な こ と で し ょ う 。由 香
ちゃんにとって 、不 思 議でな
ら なかったのでしょう 。お ま
わりさんは、交通 違反を取り
締まるために、泥 棒を捕まえ
るために一生懸命、働いている
とで、人生がだれでも入学す
る「小学校」であるという目
が開けたようです。娑婆の学
校には落ちこぼれがあります
が、この人生小学校で落ちこ
ぼれするものはありません。
みな「卒業」していきます。
ただ、どれだけ教えられた
か、どれ だけ 学 ぶことができ
たか、人によって違います。一
番 大 事 な 科 目 を 、卒 業 ま で
しっかり学びたいものですね。
ち おん
三月は卒業式のあるころ、
ふと榎本栄一さんの詩に出遇
いました。喜寿の頃の作品の
ようです。
「もうじき卒業」とは何の
ことかおわかりでしょう。人
生はいろんな経験をして、そ
の経験で教えられていきま
す。「ていねいに教えてくれ
る」といいますが、それには
こちらに「教えられているの
だ」という目が開けていない
といけません。
榎本さんは若いとき、松原
致遠師の説法を聞いていたこ
← 携帯・スマートフォンの
バーコードリーダーで
読み込んで下さい。
昨年はご門徒の皆様方か
らのご懇志によって、法要の
記念事業の一つである本堂の
耐震補強工事が行われた。
今后、長年案であった対
面所屋根瓦の葺き替え工
事、本堂縁側の雪囲いテン
トの修理工事を行う予定。
特別工事として、本 堂裏
側の外壁工事を予定してい
る。近年、芝生や庭園の整備
が行われ、本堂裏口より出
入可能になり、花見シーズン
を始めとして、外部の方々
も、多く来園される。又合宿
や研修会など芝生での活動
る。新門さまが、第二十五代
目の門 主となられ、昭 和五
十二年より三十七年にわた
URL
http://www.kougyouji.jp
本山・6月6日 法統継承式
来る六月六日に現ご門主
から新門さまへの法統継承
される式が本山で行われ
現門主も年頭の辞に「世
の中の変化そのものが速く
なっており、この変化は主
として科学技術の発達の活
動の進展によるものですか
ら、人間一人一人の生活や
社会の仕組みがうまく対応
できるとは限りません。企
業の盛衰や人の生活の格差
が激しくなっています。そ
れに対処できる国内の仕組
みや国際的な協調が追いつ
きません。そのためか、過
去を問わず未来を考えず今
さえよければ良いという風
潮が感じられます。それで
は過去の過ちを繰り返した
り、子孫の世代に負の遺産
を残すことになります。
仏教の役割は、移り変わ
る世の中に生きる人間に、
変わることのない依りどこ
ろを与え、恵まれたいのち
を精いっぱい生きるよう導
くことではないでしょう
か。浄土真宗では、阿弥陀
如来の本願すなわち南無阿
弥陀仏が依りどころです。」
と語られている。
昨年、興行寺のHPが新設されました。
当寺の歴史をはじめ行事予定などをご案内
しております。
今後は行事案内をお知らせするほか、桜
の開花情報、興行寺新報なども掲載してま
いりますので、どうぞご覧ください。
発 行 所
り、門主をつとめられたが前
門主になられる。
六月五日、ご門主より「退
位に際しての消 息 」の発 布
式が、夕方「御譲渡式」が行
われる。
翌六日は法統継承式及び
新しい門主よりのご消息が
発布される。
今 后 、地方の過 疎 化と若
者の宗教ばなれが過速し、
各寺院とも門徒数の減少に
なる。これは宗門としても、
将来の大きな課題である。
時代は変化していますが、
こんな時こそ、お念仏が世の
人々に取り入れられ、生きる
力となっていって欲しい。新
しい門主のもと、お念仏繁昌
と教団の発展を期したい。
ホームページのご案内
第 89 号 興 行 寺 新 報
(1) 平成26年春季号(春、秋2回発行)
田 丸 美 さん
災害地へボランティア
田端 坪
加できる機会はないかと探
し行動に移した。
そして九回、現地でのボラ
ンティアに参加、又県内では
復興支援グッズの販売等の
イベントにも、たびたび参加
しているとのこと。
第一回目は二十三年四月三
十日、岩 手県 陸 前 高田市に
行き、普門 寺の物 置 小屋で
の炊き出しを行った。二回目
からは、仮設住宅の訪問、餅
つき会、りんご園の農作業な
ど。又公民館や集会場では、
ゲームや折り紙、絵本の読
み聞かせ等、自分の仕事(幼
稚園や保育園)を生かして
被害者の方との心の通じ合
いを行った。
二十三年二回。二十四年四
回、二十五年三回と回数を重
ねて最近では、昨十二月に
行って来た所で、福島県の二
本松にある真宗大谷真行寺
す。今年は、私が班長で、同
じ班の子をまとめたり、夜に
花 火 を見 たり 、みんなで 遊
んだり、班の子と協 力して
ウォークラリーをしたり、毎
年とても楽しい夏の思い出
になっています。
先生たちから聞くいろん
な話しをわすれずに六年生
までずっと土曜学校に行き
たいです。そしてこれから
も先生たちの話しをよく聞
いて、たくさんのことを学
土曜学校
東日本
大震災が
平成二十
三年三月
十一日に
起り、早
いもので三年が経った。
誰しもテレビや新聞での
報道で、重大なことが起った
と認識し、悲惨な状況に唖
然としたことでした。
一昨 年 、昨 年と当 寺でも大
震災死亡者の一周忌、三回忌の
勤行を、ご門徒の世話方の皆
さんが集る三月の第二週の日
曜に参拝して頂き、勤めた。
当寺の門徒の坂井市春江
町田端の坪田丸美さん(元
新田塚幼稚園教諭)も、テレ
ビで現地のこの状況を見て、
居ても立ってもおれない思い
で、何か無 力な私にも出 来
ることはないかという思い
で、どこかボランティアに参
本 桃 衣
私が土曜学校に行って
い る 理 由 は 、よ う ち 園 で
別れた友達に会えたり、
学校や家では聞けない話
を 聞 け た り 、他 の 学 年 の
子と友達になれたりする
からです。
私が特に楽しみにして
い る の は 、夏 に 行 く 児 童
一 泊 研 修 で す 。 私 は 、一
年生から五年間毎年児童
一泊研修に行っていま
五年 宮
作文
平成26年春季号 (2) 興 行 寺 新 報
第 89 号
で、裏山の落葉拾い、草刈な
ど除染活動にも取り組んで
きたそうだ。
福島では子供の甲状腺異
常が七割以上。ガンと診断
されたのは五十七名と、体を
悪くする人が増えている状
況である。又週 末 避 難、離
婚、家庭崩壊、自殺など、余
り 報 道されておら ず 、現 地
での状況の厳しさが知らさ
れ、深刻さを増しています。
坪田丸美さんは、
「私がこうして活動させて
頂けるのは、何より家族の理
解と協力、そして一緒に活動
する多くの仲間がいるからだ
と思います。現地に行けば、
こんな私でも待ってくれる人
がいる。私を必要としてくれ
ることに喜びを感じ、又行き
たくなるのです。現地のひと
も必ず全員が東北のことを
忘れないでいて欲しいと云わ
れ ま す 。「 遠 く 離 れ て い て
も 、い つ も 思 っ て い ま す 」
「必ずまた来ますから元気で
いて下さいね」と云って別れ
て き ま す 。中 に は 個 人 的 に
メールや手紙などの遣り取
りをしている方もいます。今
ではまるで、遠くの親戚に会
いに行くような感じで、とて
も楽しみになっています。経
費も要りますが、旅館に泊っ
て美味しいものを食べること
などよりも、現地の人やボラ
ンティア仲間との心のきずな
が深まり、満たされた気持ち
になれるので私にとっては、
とても価値あるものなので
す。東北の人々と繋がってい
たい気持一杯です。一日も早
い復興を望んで微力ですが、
協力したいと思います。」と
感想を語っていたゞいた。
下 悠 花
んで、学校などでいかした
いです。
五年 竹
第六十三回全国小・中
学校作文コンクールの県
審査で低学年の部で、明
新小学校二年 豊岡凜汰
郎君(卒園児)が最優秀
賞に輝いた。「ぼくとう
み」という題。
―◇―◆―◇―
まとめたりしました。とて
も楽しかったです。来年の
サマースクールも楽しみに
しています。今年は雨で、
オリンピックと花火ができ
なかったので来年は晴れて
ほしいです。私は、これか
らも、休まず、土曜学校に
行きたいです。
私は、一年生から、第二土
曜日に毎回土曜学校に行っ
ています。そのわけは、他で
は、聞けないあみださまの話
が聞けるし、ほかの学校の子
にもあえるからです。それ
に、ほかの(ちがう)学年の
子とも、友達になれるからで
す。私は、その中でも、サ
マースクールが一番の楽しみ
です。今年は、私が班長にな
らせていただきましたので
あいさつをしたり、みんなを
坪田さんの行動は本当に
貴 重なる体 験であり、震 災
地で困っている方に手を差
しのべることは大変すばら
しいことであり、これぞ、ご
恩報謝の実践であろうと思
います。私達はご恩は少しは
感じるかも知れないが、なか
なか報謝が出来ない私では
ないでしょうか。
近年、食前、食后の言葉も
改 定されたが、新しく食 后
のことば中に「ますますご恩
報謝につとめます」となっ
た。日常の生活の中でも、報
謝の生活を忘れている私達
であります。感謝のお念仏
と共に〝報謝の心で生き抜い
てほしい〞との思いでこの一
文が入ったのではないでしょ
うか。
まだ復興にはほど遠い。一
日でも早く復興されるよう
念じます。
東日本大震災により被災
された、すべての皆様に謹ん
でお見舞い申し上げます。
お便り
福井市 花 川 文 音 様
二十五回卒園生の花川文
音と申します。
幼稚園でお世話になりま
し て か ら 、二 十 年 近 く 経 ち
ましたのに、記 憶に留 めて
く ださり 、応 援していただ
けること 本 当に 嬉 しく 、心
から感謝しております。
私は今後も様々な形でピ
アノに携わっていきたいと
思っています。またいつか、
ボランティアで弾かせてい
ただける機会などございま
したら是非お声かけてくだ
―― *** ――
されば嬉しいです。
―― *** ――
京都市 合 田 篤 史 様
先 週 、突 然 家 族 三 人 で お
寺に寄せて頂き、恐縮してお
ります。
息子の希望で恐竜博物館
に行き、帰り道で道沿いの興
行寺さんの案内板を見なが
ら 、息 子 の 同 級 生 の 村 松 君
を思い出し、お参りさせて頂
こうとお寺に向かいました。
お留守番をされていた女
性の美しいていねいな案内
でお 庭 まで見 せて頂 き 、思
いもかけない北陸の秋を感
じ帰途に着きました。私共
夫 婦 は、あの立 派 な 桜 を 、
春に見てみたいと話してお
ります。本当にありがとう
ございました。 ―― *** ――
京都市 大 森 欣 弥 様
先日はご多忙中のところ
訪 問して、亡母二十五回 忌
の法要を営んでいたゞき、
ありがとうございました。
その折ご鄭重なるおもてな
しや御馳走を甘受させてい
たゞき誠にありがとう存じ
ました。
久しぶり興行寺をおたず
ねして、寺 院 内 外 お 立 派に
きれいに整備された状況と
拝 見 させていたゞき、あり
がたく存じました。
御住職様のお言葉のとお
り 、護 持 管 理 運 営 が 、 現 今
の時世には難儀は実情をふ
くんでいることを拝聴して
納得いたしました。
今後の御住職さまのご活
躍とお寺の発展を祈り申し
上げ微力ながら僅少の寄付
させていたゞく所存です。よ
ろしくお頼み申し上げます。
福井市新田塚
黒 川 智 代 様
先日はご丁寧に興行寺新
報をお送りいたゞきまして
―― *** ――
誠に有難うございました。
その上、六月の演 奏 会のこ
とを掲載していたゞき大変
光栄に思います。
新田塚幼稚園で学ばせて
いたゞいた数 年間 、今でも
心 に 残って お り ま す 。いつ
も温かく見守っていたゞき
本当にありがとうございま
す 。これ か ら も 感 謝 の 気 持
ちを忘れずに精進してまい
りたいと思います。
―― *** ――
福井市 井 原 淑 子 様
本日は思いもかけないお
便りを賜りまして誠に勿体
なく大変恐縮いたしておる
のでございます。
あの時 は、余 りの感 動 を
頂いて 、お 礼 状の一筆 をし
たためねば仏様に申し訳な
いと思い、不 精は筆 使い、
文使いで恥ずかしく思った
のでございますが、思い
きって勇気を出して送付さ
せて頂きました。その上、
伝統深き貴寺の新報にお取
り上げ頂き光栄でございま
す 。大 自 然に仏 様に、御 住
職様に心から感謝申し上げ
ます。有難うございまし
た 。来 年 は 四 月 十 三日 、シ
ンセサイザーを予定されて
いらしゃるとの事 、楽しみ
で ございます。早 、私の心
はワクワクと心待ち一杯で
ございます。今度は知人、
友人達を誘わせて頂いて参
加させて頂きます。
鹿児島県 東
一 男 様
長いこと御無沙汰致して
おります。先日は尊い新聞
を送って頂きありがとうご
ざいました。
新 聞 を見 ながら、各 門 徒
様方の気持は阿弥陀様一仏
に向っておられることが良
く伝わって来たような気が
します。本当にありがたい
事と思っております。
しだれ桜 コ ン サ ー ト
きた。現在は沖
縄県において毎
月の演奏や講演
会の講師として
も活躍中です。
当 日 は 、巾 広
く歌謡曲、演歌、
童 謡 な ど 色々な
部 門の 曲 を 演 奏
する。約一時間半
の 予 定 。昨 年 は
桜 が 散って し ま
い残 念でした。
今春はどうで
しょうか。多くの
方 々の ご 来 寺 お
待ちしています。地元の「我流
そば」「飲物コーナー」今年よ
り 模 擬 店 をとの声 があり、恐
竜グッズの販売も行う予定。
―― *** ――
ところをいかせてもらってあ
りがとうございました。
―― *** ――
たんぼ り り
わたしは、いままで興行寺
に入ったことがなかったけ
ど、今日はじめて、けんがく
させていたヾいて、とてもい
いおべんきょうになりまし
た。いろいろなことをけんが
くして、これからも、いっぱ
いふれあうことができるとい
いなあと思っています。今日
はほんとうに、いいべんきょ
うになったと思います。
南 部 なつき
きょうは、べんきょうにな
りました。わたしは一回いっ
たことがあるけど、はなのく
らの中はみたことがないので
たのしかったです。
―― *** ――
あおい
わたしはこうぎょうじに
いって、すごいと思ったこと
は一四〇六年にできたことを
はじめてしりました。わたし
はげんかんへくつをはいてか
「喜楽会」
一行
参拝
去る十月二日、喜楽会の
メンバーが当寺に参拝され
た。
喜楽会とは、妙延寺第十
二代、喜楽院秋貫通師は、
明治二十三年に漢文「真宗
宝典」を編集出版し、その
漢文一冊を多くの有志と共
に和文にし、漢文の部、和
文の部と二冊構成に仕上げ
た。喜楽会は、その刊行作
業に関わられた有志諸先代
その外、全員の生徒より頂
き ま し た 。地 元 の 日 校 生 以
外、初めてお寺に来た子が多
くて、さくらといちょうに感
動し、歴史の深さにおどろい
ていました。昔は、村内を初
め遠くから子供達が集い、報
恩講、蓮如上人御忌には、下
の境内に多くの露店商が並
び、おこづかいで買物するの
が、楽しみでもあり、学校も
半日で終りでした。伝統的風
物詩であった。子ども達が、
気軽にお寺に集まることを考
えていかなくてはいけない。
ジャクリンななみ
今日はお話をきかせてもら
えて本 当にう れしかったで
す。わたしは、すてきなたか
らものがあり、かんどうしま
した。またくるのでまたお会
いしましょう。今日はありが
とうございました。
―― *** ――
ら 、い ち ょ う の 木 を 見 ま し
た 。い ち ょ う が お て ら を ま
もっているのがすごいと思い
ました。またいきたいです。
****************************************************************************************
永い冬も終りに近づき、
春の足音もすぐ側まで聞え
てきそうな候となった。
しだれ桜はいつ頃、咲く
かと、待ちわびている。
さて、今春の花見コン
サートは四月十三日(日)
午前十一時半より行われる。
今回は、ピアノ・シンセ
サイザーの演奏で、福井市
在住の東忠孝氏と共に楽し
んでいたゞきます。
氏はFBC の音楽番組の
FBCポップスの編曲や演
奏を始め、五木ひろしを始
めプロ歌手の伴奏を務めて
上志比小学校 二年生
お寺へ
多 田 あらた
今日はありがとうございま
した。いろいろな話しとか、
ものを見せてくれてありがと
うございました。あと、しだ
れざくらのトンネルみたいな
秋十月八日、地元上志比小学生二年二十二名が先生と共に
興行寺を訪れ、本堂でお参りお話を聞き、華の蔵、庭園を見
学した。
感想文を、送って下さったので紹介します。
仲 村 ゆきな
わたしは、てんじょうの絵
がきれいな色で、とてもきれ
いでした。こう行寺では、ざ
ぜんはしないのかなーて思っ
ていました。でもざぜんは、
しないってとてもわかりまし
た。今日はとても、いいおべ
んきょうになりました。
―― *** ――
―― *** ――
清 水 かれん
こうぎょう寺のたてもの
が、とてもふるいんだなーと
思 い ま し た 。い ち ょ う の は
が、じゅうたんになっている
ところをぜひみてみたいなと
思いました。
に習い、現代の有縁の者が
研鑽をする会。
当寺にゆっくり参拝の
後、北陸地方に残る越前の
道場を見たいとの要望によ
り一行は竹原の厳教寺道場
を訪ねた。
リーダーの東京の松本順
昭師は「福井の皆さんの
日々の御尽力に接し御法義
繁盛の基盤を拝見させて頂
きました。
今、日本社会の大変動期
を迎えているように存じま
す。この際、歴史に目配り
することの肝要さに、宗門
全体が深く気付かねばなら
ないと愚考いたします。ご
法義を今迄しっかりと支え
て下さった。いわゆる真宗
地帯の歴史に学ばせて頂く
ことを大切にいたしたいと
存じます。」と。
叙勲
門徒総代の山田勝久氏
(七十九才)が秋の叙勲の
教育功労で瑞宝双光章を受
章。氏は各小学校長など歴
任して、旧 上志 比 村の教 育
長を務めた。
百才おめでとう
勝山市旭町の花山久太郎
氏 、荒 土町 新 保の西 脇さく
ゑさんは百 才を迎え、総理
大臣より記念品とお祝のこ
とばの状を送られた。おめ
でとう。
全日本クロスカントリー
スキーレースが一月八日
札 幌で開 かれ 、門 徒 子 弟の
勝山高校の宇田彬人君が少
年男子フリー十キロで優勝
した。おめでとう。又日 本
代表でノルディック世界
ジュニアにも出場。今后
益々の活躍を期待する。
松枯
松 く い 虫 が 発 生 し 、蓮 如
上人像前の松木の葉が赤く
枯れてきたので、秋に切り倒
し た 。上 人 像 の 後 の 松 も 半
分位、被害を受けている。防
虫の方法はないものか。
池の工事
裏 庭の池の水 もれ が、最
近ひ どく 、夏 な ど、カラカ
ラに干し上がってしまう。
昨 秋 、水 もれを防 ぐ工事
を行った。
住職雑記
▽今冬は大雪との噂であっ
たが、今の所、寒さは厳し
いが雪は少ない。東京では
二十年ぶり二十センチ以上
の積雪が二回もあった。
▽冬期(十二月より三月ま
で)お講が行われるが、参詣
のメンバーも昨年と比べる
と、常連の方が亡くなり、さ
みしくなったが、新しく二名
の方がお参りいたゞき、六名
の常連が出来にぎやかに
なった。お読物は以前は坊
守の役目であったが病気療
養中の為、今は住職がつと
め、皆さんとの会話を楽し
みにしている。
▽上志比より、永平寺町光
明寺、谷口地区を通る道路
が昨七月十七日に開通し、
踏切も信号もなく、幼稚園に
行くのにも十分位短縮され
た。車の流れも国道より、大
野 方 面 か らの 高 速 と 連 がり 交
通量が増えた。途中、松岡地
区 は 工 事 中 が 多 く 、時 々 道 が
変 更 に な る 。も う 少 し で 高 速
と直結する。
▽「禅の里」という温泉が
地元に出来た。よい湯との
ことだが、まだ入ったこと
はない。真宗門徒の多い所
にありながら「禅の里」と
は、どうかと思う。「志比
の里」とすべきでなかった
かと思うが、いかがか。
(敬称略)
亡くなられた方々
保田 清子殿
斉藤 久子殿
特別永代経
(信徒)
反保 久司殿 母の 中島
石井さきを殿 夫の 市荒川
酒井 國男殿 母の 竹原
酒井由美子殿 夫の 竹原
酒井 壽一殿 父の 浅見
鈴木 勝栄殿 母の 山王
酒井 一男殿 父の 竹原
朝井 民治殿 父の 中島
嶋田 昭高殿 母の 竹原
酒井 剛士殿 父の 竹原
南部 健治殿 父の 藤巻
斉藤 幸彦殿 母の 竹原
永代経懇志
義岡マツイ 歳 川崎市
竹内 範男 歳 勝山
三田千代三郎 歳 針原
多田 武士 歳 福井
石井 正二 歳 谷口
山田八重子 歳 藤巻
中村 清治 歳 勝山
山田 実 歳 藤巻
櫻町 誠一 歳 勝山
高山 要 歳 山崎
櫻町 澄雄 歳 郡区
関 幸之助 6歳 鷲塚
柳原 正栄 歳
光明寺区
中村 宗夫 歳 片瀬
南保 巌 歳 藤巻
竹内 君子 歳 勝山
山田あさを 歳 藤巻
竹原サチ子 歳 大阪
82 100
94
86 88 84 87 90 85 79 88
80
85 91 81 87 95
第 89 号 興 行 寺 新 報
(3) 平成26年春季号(春、秋2回発行)
「まこと の保育」を受けて
***
――
――
会話の中やふとした際に
「命を頂いている」という様
な言葉を発する事があり、
心の根っこの部分で阿弥陀
様を感じているのだなあと
思います。弟とケンカして意
地悪な事をしてしまったり、
親などの言う事を聞かない
やほとけ様を見つけると自
然と手を合わせられること
にもおどろきました。
私自身も仏教園の保育園
に通っていましたが、ここ
までしっかりできた子では
な か っ た と 思 い ま す 。( 笑 )
手を合わせることって本当
に大切なことだと改めて思
いました。恥ずかしながら
子供から教わることもたく
さんありますが、幼稚園で
教わったことしっかり学び
ながらも、これからも命を
頂いたことに感謝しながら
一日一日を大切に過ごそう
と思います。
年長児保護者アンケートより
少しずつですが、会話の
中にも自然と、「すべてのも
のに命がある、だから大切に
しないとだめなんだよ」と言
う言葉を娘から聞くことも
多くなってきました。きらい
な物や食べ残しも、命を頂い
ていることを話すと残さな
いよう、頑張って食べるよう
にもなってきました。
毎年お盆になると、主人
とお墓そうじを二人で行っ
ていますが、今年はもうお
手伝いもできるだろうと言
うことで、一緒に行きまし
た。そうじをする前になぜ
お墓そうじをするかなど話
し、そうじを始めると一生懸
命そうじをしながら「いつも
ありがとう」と言葉に出し
ながらそうじをしている娘
そしてそうじが終わる
が …
としっかり自分から手を合
わせていることに感動しま
した。
外出先でも、おじぞう様
卒園を迎えて
井 敏 絵
母の会役員の皆様のお力添
えあってのことと、支えて頂
けた事に感謝しておりま
す。本当にありがとうござ
いました。
今までを思い返してみる
と、子供以上に不安を感じ
ながら始まった幼稚園生活
も、毎日楽しく幼稚園に通
う息子に後押しされていた
ように思います。また、母の
会の役員をさせて頂いたお
母の会会長 藤
新田塚幼稚園にご縁を頂
いて九年。新田塚幼稚園で
過ごす最後の年に、H二十
五年度、母の会会長を務め
させて頂けたことに、ご縁
を感じております。そし
て、本年後も残りわずかと
なりましたが、今年もたく
さんの行事を無事に終える
ことができましたのも、母
の会会員の皆様のご理解と
ご協力のお蔭であり、また
***
――
――
時も出る様になってきまし
たが、それでも最後には、ど
うしてそんな事をしてしまっ
たか、今どんな気持なのか、
悪かったと思うなら「ごめん
なさい」と言えるか、話し合
うなかで自分なりに一生懸
命考え、それを言葉にしよ
うとする姿を見る度に、貴
園で日々阿弥陀様の教えを
頂いているからなのだろう
と感謝しています。
初めて「まことの保育」と
いうものを知った時、当時子
育ての事を相談する相手が
いなかったので、幼稚園の先
生方が私の子育ての手本で
蔭で、たくさんの方々と出
会い、たくさんの事に気づか
され、こうして振り返るきっ
かけをたくさん頂きまし
た。ついつい目にみえるもの
ばかりをみてしまう私です
が、子供達の頑張りや思い
を一緒に感じ、子供達の成長
を間近で見ることの出来た
経験は、子供達がいるから
こそ味わえる感動や喜びで
あり、母とならせて頂けた
事に感謝の気持ちでいっぱ
いです。まもなく、年長の息
子が卒園となりますが、あ
たり前なことなどないとい
うことを忘れず、これからも
***
――
――
した。右も左もわからず、何
が正しいのか、どうしたら良
いのか、手さぐりだった私に
とっては本当にすべてがあ
りがたかったです。
「ありのままでいい」「泣
いてもいい」「大人の弱みを
子供にさらけだす」どれも
私の今までにはないワード
でした。でもそのおかげでと
ても救われました。子供が、
というよりは母である私が
「まことの保育」を知って子
育てに生かせている事が、子
供たちにも結果的に良い事
なのだと思うと、本当に感
謝の一言しかありません。
今でも忘れられないのが、
娘がまだ年少の頃に妹を叩
いた時に私との会話の中で
出てきた言葉です。
叩いてばかりの娘に「手
は何のためにあるの? 妹
を叩くため?」と聞いたとこ
ろ、「 …
手を合わせるた
め。」という返事が返ってき
たのです。おえかきするた
め、ごはんを食べるため、な
ど他の日常的な事を言うと
思っていたので、驚いてし
まって、しかるどころか、す
〝ありがとう〞と〝おかげ
さま〞の気持ちで過ごして
いきたいと思っています。
最後になりましたが、小
六、小二、年長の三人の息
子達は大切な幼児期を、こ
の新田 塚 幼 稚 園で 過 ごさせ
て頂きました。『親鸞聖人
の生き方に学び、尊い命に
めざめ、共に育ちあう』と
いう、まことの保育と日々
向き合い、心の教育にご尽
力頂きました、理事長先
生、園長先生をはじめ、先
生 方 には 深 く 感 謝 申 し 上 げ
ます。
***
――
――
ごい と
…思って言葉を失って
しまいました。さすが新田塚
幼稚園の教えが毛穴から身
に染みているだけのことは
ある、と思いました。
また、ありがとう、という
言葉がすぐに出てくること
も感謝する心を大切にする
子供に育てて下さったおか
げだと思っています。
年少・年中・年長と新田
塚幼稚園で過ごさせていた
だき子供から教えてもらい、
教わることがたくさんあり
ました。
〝生き物、食べ物にも命が
あるんやよ〞
〝そんなに怒らなくても、
優しく言ってほしい〞
〝ずっとみんなで暮らした
い〞↓祖母が入院し、し
ばらくいなかったため。
〝心が傷ついている〞
など、J ちゃんの口から出た
言葉にハッとさせられ本当
にそうだなぁと思い、自分が
恥ずかしくなることがあり
ました。
この世に〝生〞をうけてま
だ六年しかたっていないの
に、素直に感じたことを言葉
にしているんだなぁと思いま
す。そして、うらやましくも
思います。大人になってくる
***
――
――
と、色んな余計な計算をし
てしまうのに、J ちゃんはス
トレートに表現してきます。
少しずつ大人になってき
ても、きっと園で教わったこ
とは、後の根っこになると私
は信じています。
また、お仏だんの前にす
わり、手を合わせることも、
他の園に通っている同年代
の子にはいないと思います。
***
――
新田塚幼稚園に通わせて
いただいて、人の気持ちを大
切にしていたり、命の大切さ
が理解できているように思
います。
また、家族で食事をする
時にテレビを消し、会話を
――
子供がというより、子供
を通して、私自身に一番影響
があったのかなと思います。
〝泣き たいときには泣けば
いい〞と子供の気持ちを少し
でも理解しようとする心が
少しはでてきている気がし
ています。やはり時には〝何
で泣くの 〞と怒ってしまう
私ではありますが、もしこの
園に来ていなければ、泣いて
ばっかり と子供の心を無
視してばかりの私だったので
はないかと怖いです。〝つぶ
やき〞にしても未だなかなか
難しいですが、頭にそのこと
があるのとないのとではだい
ぶ違う気がします。先生方
の〝つぶやき〞を聞いていろ
いろ考えさせられることも
あり、そういう機会があった
ことがとてもよかったと思っ
ています。
!!
!!
平成26年春季号 (4) 新 田 塚 幼 稚 園 版
第 89 号
***
――
――
しながら食べることや、あい
さつ、くつをそろえる等、生
活のベースとなる部分を教
えていただいているので、あ
りがたいなぁと思います。
***
――
――
・正座し、黙想する静かな心
が身に付きました。
・命の大切さを常に意識す
るようになり、ありがた
いです。これからの人生
でも忘れずに、生きて欲
しいと思います。
先生方が子どもたち一人
一人を大切にし、お忙しい
中でも一人の子どものた
め、手を止め、立ち止まっ
てくださること、様々な場
面で感激いたしました。家族
でそのありがたさを共有し、
感謝しております。ありがと
うございます。
***
――
――
我が子が新田塚幼稚園に
ご縁をいただき、大切な幼
児期を送らせていただき育
てていただき、本当に良かっ
たなと感じます。
命いただいてありがとう、
おかげさま、感謝、つぶやく
事 …
たくさんの事を親子で
共に教えていただいていま
す。何事もあたり前ではない
事を日々忘れないでおかげ
さま、ありがとうの心で生活
をしていきたいと思います。
***
――
――
相手の心を考える。簡単
そうでとても難しいことで
す。新田塚幼稚園の子供達
は、これが自然にできている
ように感じます。
日々の保育のおかげ様で
す。
・何事も話し合いで解決し
ようとするようになった。
・落ち着いている。
・何事も動じない。
・自分で物事を考え、行動す
るようになった。