国際協力活動 NTT東日本では、情報通信分野における開発途上国の発展に寄与することを目的として、日本政 技術協力専門家・青年海外協力隊員の派遣状況 (2004年3月31日現在) 府からの要請に基づき、技術協力専門家の派遣、研修生の受入れ等の政府開発援助(ODA) プログ ラムへの協力を行っています。また、国際機関の活動への参加、覚書交流などを実施しています。 1.技術協力専門家の派遣 ・開発途上国政府からの要請に基づく技術協力専門家の派遣は、1960年10月のカンボジア以来、継 続して行ってきており、NTTグループとしては、これまでに延べ、47カ国に510名の長期専門家を派 ●ブータン(1) ●▲カンボジア(2) 遣しています。 そのうち、2004年3月31日時点で、NTT東日本からは3カ国に3名を派遣中です。 ・専門家は、開発途上国において、通信網の計画策定に係る指導・助言、最新技術の移転や研修 マレーシア(1)● センタにおける技術者の訓練指導などを行っています。 凡例 ●:技術協力専門家(3) ▲:青年海外協力隊員(1) ( ):人数 2.青年海外協力隊員の派遣 ・青年海外協力隊の活動も日本政府による政府開発援助(ODA) プログラムの1つであり、1965年に 活動を開始、その翌年に日本電信電話公社(当時) としてラオスに初代隊員を派遣。以来、積極的 に隊員の派遣、支援を行っています。 研修生の受け入れ ・NTTグループからはこれまでに延べ、44カ国、466名の隊員を派遣しており、2004年3月31日時点で、 欧州地域 2カ国 2名 NTT東日本からは1カ国に1名が開発途上国において、現地の人々と仕事や日常生活を共にしな がら、技術の普及・改善に貢献しています。 3.研修生の受け入れ 中南米 7カ国 19名 合計 42カ国 138名 ・日本政府は1955年から電気通信に関する集団研修を日本国内で開始し、開発途上国より研修生 を受け入れています。NTT東日本では、この集団研修を受託しています。 ・1999年度から2003年度末までに、NTT東日本においては、延べ81カ国、702名の研修生を受け入 れました。また、2003年度には42カ国、138名の研修生が受講しています。 4.国際機関・国際会議等への対応 ・世界あるいは地域の電気通信の発展に貢献するため、各種の国際機関の活動に参加し、国際交 流の推進に努めています。 ・主な参加国際機関 ITU-D(国際電気通信連合開発部門):国際電気通信連合の一部門で開発途上国の電気 通信の発展を目的とした活動を行う組織 APT(アジア・太平洋電気通信共同体):アジア・太平洋地域における開発途上国の電気 通信の開発促進及び地域電気通信の整備拡充を目的とした活動を行う組織 中近東 アフリカ 15カ国 49名 アジア 大洋州 20カ国 70名 (2003年度実績) 中南米 23カ国 159名 合計 81カ国 702名 中近東 アフリカ 31カ国 238名 アジア 大洋州 25カ国 303名 (1999∼2003年度実績累計) 注)NTT東日本がJICA沖縄国際センタにおいて受入したJICA研修コースのみの数値
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