テクスト意味空間分析法

日本人に内在するアジア観
飯間康大(t02028ki)
加藤貴之(t02236tk)
後藤貴文(t02395tg)
分析手法
•Asahi.dnaでアジアで検索955のHIT
•スクリプト分析,analyze.exeで227のスクリプトを検出
→このスクリプトを基に日本人のアジア観を分類
アジア観の分類
A.客体視しない
37HITのスクリプト
日本
アジア
B.客体視する
190HITのスクリプト
アジア
日本
時空間による分析
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
10
15
44
21
8
9
16
29
44
31
Aの個数
0
2
2
1
0
1
1
4
9
11
Aの割合
0.0%
13.3%
4.5%
4.8%
0.0%
11.1%
6.3%
13.8%
20.5%
35.5%
全スクリプト数
Aの割合
40.0%
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
時空間による分析の検証

ここ数年、A型のアジア観が増加
→東西冷戦体制の崩壊とEUの形成
→Wカップ日韓共催などによる日韓関係の修復
→日本経済の弱体化と、東・東南アジア諸国の経済発展
日本と東・東南アジア諸国の
経済発展の度合いの比較
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
東・東南アジ
ア諸国
100
113.008
2889
121.3
446
131.1
504
142.3
565
153.6
825
164.8
372
172.3
441
168.6
883
178.7
62
192.0
397
日本
100
108.782
4
109.8
702
110.1
998
110.8
61
112.5
239
116.9
124
117.8
477
114.4
301
112.9
425
113.5
072
90年を100としたときの国内総生産の推移
250
200
150
東・東南アジア諸国
日本
100
50
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
0
結論

かつてアジアにおいて圧倒的な経済力を誇っ
ていた日本は、アジアを他者として、(あるい
は見下して)見ることが多かった。しかし、日
本と東アジア地域の経済力の差が狭まるに
つれ、日本人のアジア観は変わっていった。
今後、EUなどを形成している欧米に対抗して
いくためには、「アジア」という連携が必要な
のだ。日本人はそう感じている。