国会FAXリポート/No. 国会FAXリポート/No.6 /No.695 2013 2013 年 09 月 16 日(月 日(月)民主党/ 民主党/衆議院議員 大畠章宏 連絡先:日立事務所(0294-21-5522)国会事務所(03-3508-7231) ホームページ:www.oohata.com www.oohata.com メールアドレス:[email protected] [email protected] 至誠一貫・報恩感謝 国会改革等について三党幹事長懇談会 国会改革等について三党幹事長懇談会 石破・井上幹事長と朝食懇談会 石破・井上幹事長と朝食懇談会 自民党の石破幹事長から「議題を決めず、懇談しませんか」との連絡があり、基本的に どなたとでもいろいろなお話を伺いますと応じて、10 日(火)の朝 7 時半からの都内のホ テルで朝食懇談会に臨みました。朝食をとりながら、まず、石破幹事長から、国会改革の 話が出ましたので、 「以前、民主党政権時代に、国会改革を自民党に申し入れたが、自民 党はこれを拒否した事実がある。今回、石破幹事長から改めて国会改革の提案がなされた が、これからの日本の政治を考えた時に、また、外交など国益を考えた時、国会改革は必 要と考えている。本日の申し出を党内の国会改革担当部署に伝え、党内での改革方針を改 めて確認したい」と答えました。次に、私の方からは、 「昨年の解散総選挙は、11 月の党 首討論で、当時の野田総理が、消費税増税を国民に強いるのであれば、国会議員自ら身を 削る事が必要であり、議員定数削減を提案し、これを、当時の安倍自民党総裁が同意した 事から、解散総選挙に踏み切った経緯がある。今国会中に、議員定数削減に関する方針を 決めることが必要だ」と切り出し、石破・井上幹事長も「その通りだ」と応じ、今臨時国 会中に、一定の方針を打ち出せるよう取り組む事となった。さらに、「社会保障と税の一 体改革」についても改めて「3 党協議」に民主党が応ずるよう要請を受けたので、 「これに 関しては、与党が、3 党協議の前提となっている 3 党合意に基づき、年金と後期高齢者医 療制度の将来ビジョンを提示して頂ければ、いつでも 3 党協議に応ずる」と返答し、この 件については、改めて、3 党の政策調査会長間で話し合うことに致しました。 「原子力汚染水問題に関して閉会中審査を 「原子力汚染水問題に関して閉会中審査を」 閉会中審査を」 12日に開催した定例記者会見において、汚染水に関する党の対策本部の第4回会合 を13日に福島県内で開き、経済産業省、環境省、東京電力から集中的に説明を聞く、ま た、安倍総理がIOC総会のプレゼンテーションの場で「汚染水は完全にコントロール下 にある」と発言した事については、「総理も一生懸命努力されたのだと思うが、ぜひ現地 福島県や国民の皆さんにもはっきりとその根拠を示していただかなければならない」と述 べ、国会の経済産業委員会の閉会中審査をあらためて強く要求し、「それが出来ないので あれば、臨時国会の早期開催を求める」と表明しました。 「現状は、コントロールできていない」(東電幹部発言 「現状は、コントロールできていない」(東電幹部発言) 発言) 13日(金)午前、党東京電力福島第1原子力発電所対策本部と福島県連対策本部との 合同会議を福島県郡山市内で開催しました。 対策会議の冒頭で、党対策本部としては、これまで汚染水対策に関し議論を重ねてきた が、「福島第1原子力発電所対策本部」とし、廃炉を含めた対策について検討をして行く ことを表明し、関係者の協力を求めました。 また、汚染水問題に関する状況報告と対応策については、東京電力、資源ネルギー庁、 原子力規制庁からの説明を踏まえ、意見交換を行い、馬淵澄夫副本部長からは、遮水壁に 関する検討経緯について発言があり、2011年4~6月頃、自身が当時総理補佐官とし て取り組んでいた福島原子力発電所事故対策統合本部の中長期対策チームで遮水壁の実 施を決定したにもかかわらず見送った理由として、東電側が①建屋周りの雰囲気線量が高 く、がれきの撤去もままならない状況であり、作業環境が厳しいこと②建屋の周りには、 配管、ケーブル等が多数設置されていることから、多くの重要な工事との干渉、既設設備 の撤去・移設が必要となる等の施工面の課題が多いことなどを挙げた事について、当時と しても課題を認識したうえで設計、実施を決定していたとの指摘がありました。また、県 連対策本部の宮下雅志副本部長(福島県議)からは、「県民、国民の不安が風評被害につ ながり収まらない。事実をしっかり公表してほしい。安倍総理は『コントロールしている』 『ブロックされている』というが、大丈夫だという状況認識が出来ない。安倍総理の発言 は国際公約として世界に広まっているが、公式見解はどうなのか」と質問し、これを受け 増子輝彦本部長代行が質すと、東京電力は「今の状況はコントロールできていない」、資 源エネルギー庁は「今後コントロールできるよう最大限の対策を行う」とそれぞれ回答し、 原子力規制庁も「コントロールされているかどうかは判断できないが、タンクに関して言 えば管理すべきところが管理されていない」と発言しました。これに対し、宮下県連対策 本部副本部長は「現状認識に関しては、明確に公式発言してもらいたい」と求めました。 政府に要望書を提出する方針を確認 伊澤史朗双葉町町長、檜野照行浪江副町長、柳井孝之福島県漁業協同組合連合会からは 「今なお避難生活をし、苦しんでいる人がいることを忘れないでほしい。全世界の英知を 結集して取り組んでほしい」「『東電任せはなく、国が前面に出る』というが、言葉が遊 ばれている気がする。モニタリングの数値を住民がいつでも見られる状況に」「汚染水が 海洋に影響ないよう確実に実現を。国民に対し『安全なものは安全だ』という広報を」な ど切実なご意見を頂きました。東電からは、これまでの公表に加え、住民がいつでも見ら れるよう工夫すると回答があり、後日、これらのご意見を要望書として提出する方針を確 認し、閉会しました。 また、今回の合同現地対策会議を実施して、安倍総理がIOC総会のプレゼンテーショ ンで「状況はコントロールされている」と発言した汚染水問題に関し、現場の声として「想 定を超えてしまったことが起きている。今の状態はコントロールできていないと考えてい る」 (東京電力) 「今後コントロールできるよう最大限の対策を行う」 (資源エネルギー庁) など切実な現場報告があり、総理の認識と異なる実態にあることが明らかになりました。
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