国会FAXリポート/No.772 4 年目の「東日本大震災追悼式」;pdf

国会FAXリポート/No.772
2015 年 03 月 16 日(月)民主党/衆議院議員 大畠章宏
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至誠一貫・報恩感謝
4 年目の「東日本大震災追悼式」
政府主催の大震災追悼式に参加
11 日(水)、東京都内で、政府主催の追悼式が開催され、衆議院常任委員長として参列
いたしました。被災地では災害公営住宅や高台移転事業などが本格化していますが、未だ
完成数は少なく、被災者の皆さんからは不満の声が多く寄せられています。2015年度
で復興集中期間が切れますが、基本的には国が責任を持ってしっかり対応すべきです。
また、東電福島第1原子力発電所では、連日 3000 人を超える方々が懸命に対策にあた
って頂いておりますが、いまだに汚染水対策など最終的な見通しが立っておりません。さ
らに、風評被害など、茨城県も含め今なお困難な課題が多くあります。一日も早い被災地
の復興を実現するために、関係者の皆さんと共に全力を挙げて取り組んでまいります。
「しっかり前を向いて生きていきたい」遺族代表の言葉
政府主催の追悼式では、天皇陛下のお言葉をはじめ、岩手県、宮城県、福島県の遺族代
表の方々などからそれぞれ追悼の言葉が述べられました
特に、宮城県代表の方からの追悼の言葉が強く心に残りました。
「・・・・・母のことを助けたいけれど、ここに居たら私も流されて死んでしまう。『行
かないで』という母に私は『ありがとう、大好きだよ』と伝え、近くにあった小学校へと
泳いで渡り、一夜を明かしました。そんな体験から今日で4年。あっという間で、そして
とても長い4年間でした。家族を思って泣いた日は数えきれないほどあったし、15歳だ
った私には受け入れられないような悲しみがたくさんありました。全てが、今もまだ夢の
様です。しかし私は震災後、たくさんの『諦めない、人々の姿』を見てきました。
・・・・・
そんなふるさと東北の人々の姿を見ていると『私も震災に負けてないで頑張らなきゃ』と
いう気持ちにいつもなることが出来ます。震災で失った物はもう戻ってくることはありま
せん。被災した方々の心から震災の悲しみが消えることも無いと思います。しかしながら
これから得ていく物は自分の行動や気持ち次第でいくらにでも増やしていける物だと私
は思います。前向きに頑張って生きていくことこそが、亡くなった家族への恩返しだと思
い、震災で失った物と同じくらいの物を私の人生を通して得ていけるように、しっかり前
を向いて生きていきたいと思います。・・・」
衆議院本会議で平成 27 年度予算が可決
13日(金)夕方 5 時から衆議院本会議が開催され、政府提出の2015年度予算の採
決が行われ、与党などの賛成多数で可決し、参議院に送付されました。
民主党の平成 27 年度予算案反対理由
民主党は、平成 27 年度予算案は経済再生、財政再建、地方創生に資するものとは程遠
く、むしろ国民生活を大きなリスクの下に置き、景気回復の実感乏しく、さらなる格差拡
大、地方の疲弊を助長するものだとして反対致しました。主要な問題点を下記に示します。
① 96兆3千億円と史上最大に膨れ上がった予算を陰で支えるのが、日銀による国債
の大量購入であり、こうした異常な事態が財政規律を麻痺させ、やがては国債価格
の暴落、長期金利の上昇、財政破たんや金融システムの毀損(きそん)、悪性イン
フレなど国民生活を根底から脅かす要因となりかねず、さらに、実質賃金は19カ
月連続でマイナスとなり、国民生活は厳しさを増している
② 株価操作かと疑われるような、年金資金による大量の株式購入も問題であり、目先
の株価や経済指標にとらわれるあまり、国民の暮らしと財産を質入れするかのよう
なアベノミクスには限界がある
③ 実体経済については、前年の経済成長率はマイナス、実質賃金も19カ月連続で低
下、相対的貧困率は先進国最悪の水準、不安定な非正規雇用も増え続け、今や全勤
労者の4割に達するなど、景気回復への国民の実感は極めて乏しいなか、安倍政権
にはこうした暮らしの不安や都市と地方、大企業と中小企業などさまざまな格差是
正に対する熱意が感じられない
④ 社会保障関連予算については、低年金生活者への月5千円の追加給付や年金受給資
格の10年への短縮案など3党で合意した重要施策があっさりと見送られ、子育て
支援も月額 1 万円から 3 千円に減額されるなど問題だ
⑤ 介護報酬の大幅な引き下げや1人親家庭の子どもの貧困問題などが深刻化するなか
富裕層には贈与税の非課税が拡大されている
⑥ 地方創生関連予算については、都市の大企業に恩恵をもたらす法人減税が決まる一
方、地域経済の柱、雇用のより所となる中小企業への外形標準課税が強化されるな
ど、中小企業の負担増は、さらなる地方の疲弊につながることは明らかだ
⑦ 地方創生予算については、7225億円の9割近くが、従来予算の焼き直しに過ぎ
ず、自治体に総合戦略を策定させ、国が認定して補助金を交付する方式であり問題。
真の地方創生策には、民主党が主張する戸別所得補償制度の復活を含めた農業のセ
ーフティネットの再構築や「一括交付金」を含めた抜本的な地域主権改革が必要。
茨城県自衛隊入隊・入校予定者激励会
14 日(土)、水戸市内の会場で、茨城県防衛協会主催の「自衛隊入隊・入校予定者激励
会」が開催されました。私も「皆さんは、国民の命と暮らしを守るという崇高な職業を選
択された。①両親に対する感謝の心を忘れず②心身を鍛えよう③初心を忘れず堂々の人生
を期待します」と激励挨拶をさせて頂きました。