都市再生整備計画(第 10回 変更 ) - 西宮市

だ い
か い へ ん こ う
都市再生整備計画(第10回変更)
げいじゅつ ぶ ん か
しゅうへん
ち
く
芸術文化センター周辺地区
ひょうご
にしのみや し
兵庫県 西宮市
平成22年3月
都市再生整備計画の目標及び計画期間
都道府県名
計画期間
兵庫県
平成
西宮市
市町村名
17
年度 ∼
平成
地区名
21
年度
芸術文化センター周辺地区
交付期間
平成
面積
17 年度 ∼ 平成
21
109.1 ha
年度
目標
阪急西宮北口駅周辺において芸術文化センターを中心とする「都市核」に相応しい景観を整備し、西宮市のもうひとつの都市核であるJR西宮駅周辺との交流を図る。
目標1
電線類地中化、歩道状公開空地の整備等、街路空間の修景整備を図り、芸術文化センター周辺に相応しい都市核の魅力向上とにぎわい形成を進める。
目標2
西宮市の2つの都市核を結ぶ街路の修景整備、案内サインの整備等により、来街者の利便を向上させ交流を促進する。また、JR西宮駅と市民の憩いの場である西宮中央運動公園とを結ぶ街路整備により施設利用者の利便を向上させ、地区の活性化を図る。
目標設定の根拠
まちづくりの経緯及び現況
阪急西宮北口駅周辺地区は西宮市の2つの都市核のひとつに位置づけられ、芸術文化関連機能、商業業務機能、居住機能等による賑わいのある市街地形成を目指し、以下の市街地開発事業等が事業中又は事業終了となっているほか、駅南では、ま
ちづくりの核として芸術文化センターが平成17年10月に開館した。「地域再生計画」においても、ひょうご・芸術文化あふれるまちづくり計画として、芸術文化が息づく賑わいに富む街を目指している。
・駅北東地区は阪神淡路大震災により壊滅的な被害を受け、被災市街地復興推進地域の指定を受けたが、市街地再開発事業が平成14年度に完了した。
・駅南地区では、土地区画整理事業が平成19年度に完了、駅南西地区では、市街地再開発事業が平成13年度に完了した。その他民間の組合施行による土地区画整理事業(非補助)が平成14年度に1ヶ所完了し、平成16年度に1ヶ所が完了した。
・当地区に隣接する西宮スタジアム跡地は、阪急電鉄により百貨店を核店舗とする開発事業が平成20年度に完了した。
もう一方の都市核であるJR西宮駅周辺地区は、JR西宮駅南で平成7年度に再開発事業が完了しているほか、阪神淡路大震災での被害が大きかったJR西宮駅北側では、住宅地区改良事業が平成8年度に完了し、密集市街地整備促進事業が平成13年
度に完了するなど、住環境の整備がひと通り終了している。
阪急西宮北口駅周辺には再開発事業により「北口図書館」「プレラホール」等様々な公共公益施設が誕生し、阪急西宮北口駅とJR西宮駅を結ぶ位置にも、「総合教育センター」、「宮っ子キッズパーク」という冒険遊び場等の公共施設が点在している。
・西宮中央運動公園は、市民の憩いの場であるとともに、市民グランド及び中央体育館など、市の中核的な運動施設として広く市民に利用されている。
課題
・上記のように、阪急西宮北口駅周辺地区とJR西宮駅周辺地区はそれぞれの特性に応じた都市核形成を目指して市街地開発事業等が行われているが、これまでは2つの都市核間の結びつきが弱く、両地区を有機的に結合することにより交流機能を強
化することが本市の課題となっている。
・各種の市街地開発事業が行われた結果、当地区の約60.8%のエリアで何らかの面整備が終了若しくは最終段階にあり、プロジェクトの総仕上げとして歩行者空間等の景観整備が必要である。
・公共空間を活用して芸術文化イベントを行う等、芸術文化センター周辺にふさわしい活性化策を実施するため、地域住民や学生ボランティアの協力のもと、地区の管理運営を行う仕組みづくりが必要である。
・再開発事業で誕生した様々な公共公益施設、阪急西宮北口駅とJR西宮駅間に点在する公共施設、平成17年10月オープンした芸術文化センター等、多種多様な公共施設へ来街者をスムーズに誘導するため、案内サインの整備とリーフレット等による
市民へのPRが必要である。
・西宮北口駅北西駅前では、周辺地区の開発の進展により、流入車両や放置自転車が増加するなど、歩行環境改善の必要が生じていることから、自転車駐車場、公園等の整備が急務となっている。
・JR西宮駅から西宮中央運動公園まで間の歩行者経路については歩道が無く、歩行者は車道の路肩を通行するような危険な状態である。
将来ビジョン(中長期)
阪急西宮北口駅周辺の歩行者空間等の修景整備と芸術文化センターを拠点とするイベント実施により、芸術文化の香りと賑わいを広域に波及させ、地区周囲を含めた活性化を図る。また、2つの都市核間及びJR西宮駅から西宮中央運動公園間の交
流機能の増進による相乗効果によって、西宮市の中心市街地全体としての都市再生を進める。
<上位計画での位置づけ>
西宮市第3次総合計画1999∼2008では、「阪急西宮北口駅周辺地区及び阪神西宮・JR西宮駅周辺地区をそれぞれ都市核とし、市街地再開発事業等により都市機能の集積を一層促進し、本市の拠点としての魅力ある都市空間の形成に努める。同時
に、両都市核が連携し、本市の中心市街地として活性化するよう相互の回遊性を高める。」とされている。
目標を定量化する指標
指 標
1.来街者の満足度
単 位
%
定 義
目標と指標及び目標値の関連性
従前値
基準年度
目標値
目標年度
平成21年度
満足度:
29.9%
「まちの魅力」等に関する満足度(アンケートによる)
歩行者空間等の景観整備を行うとともににぎわい創出を図り、そ
の魅力向上効果を来街者の満足度により評価する。
平成16年度調査
実施
満足度:19.9%
平成16年度
平成16年度より10%
以上の満足度増加
(単位%)
平成16年度調査
実施
地点1:7,908人
地点2:5,840人
地点3:1,806人
平成16年度
平成16年度より20% 平成21年度
以上の歩行者量増 地点1:9,490人
加(単位人/15時 地点2:7,008人
地点3:2,168人
間)
平成20年度
平成20年度より50%
以上の放置自転車
数減少
2.地区内街路の歩行者流動量
人
歩行者流動量(現地調査による)
2つの都市核を結ぶ経路の修景整備を行い、その交流促進効果を
歩行者流動量の増加により評価する。
また、JR西宮駅と西宮総合運動公園を結ぶ街路整備を行い、地
区の活性化に寄与する効果を歩行者流動量の増加により評価す
る。
3.西宮北口駅北西駅前の
放置自転車数
台
放置自転車数(現地調査による)
西宮北口駅北西部に自転車駐車場を整備し、快適で安全な駅前
の歩行者空間形成効果を、放置自転車の減少により評価する。
平成20年度調査
実施
放置自転車数:264台
平成21年度
放置自転車
数:132台
都市再生整備計画の整備方針等
計画区域の整備方針
整備方針1(歩行者空間の修景整備等による魅力向上)
・芸術文化センター周辺に相応しい地区の魅力向上を図るため、電線類の地中化、立体遊歩道、歩道等の修景整備、歩道状公開空地、公園、自転車駐
車場の整備を行うとともに、芸術文化イベントの実施等を目的として、地域住民や学生ボランティアが主体的に公共空間の活用を行う仕組みづくりを進め
る。
方針に合致する主要な事業
歩道等修景整備(基幹事業/高質空間形成施設、市)、立体遊歩道の整備(基幹事業/高次都市
施設、市)、歩道状公開空地の整備(基幹事業/地域生活基盤施設、民間)、電線共同溝(基幹事
業/道路、市)、公園の整備(公園)、自転車駐車場整備(地域生活基盤施設)、まちづくり活動支
援(提案事業/まちづくり活動推進事業、市)
整備方針2(2つの都市核間の交流促進)
・阪急西宮北口駅周辺地区とJR西宮周辺地区を結ぶ経路の修景と安全確保を図るとともに、芸術文化センターを初めとする公共施設へのアクセスの向 地区内道路の歩道照明整備(基幹事業/高質空間形成施設、市)、地区内の案内板整備(基幹事
上を図るため、歩道照明及び案内サインを整備し、PRリーフレット等を作成する。
業/地域生活基盤施設、市)、PRリーフレット等の作成、事後評価用交通量調査等(提案事業/
事業活用調査、市)
整備方針3(JR西宮駅・西宮中央運動公園間の歩道ネットワークの形成)
・JR西宮駅と市民の憩いの場である西宮中央運動公園とを結ぶ街路整備により歩道整備を行い、歩行者の安全確保を図るとともに、施設利用者の利便 街路整備(基幹事業/道路、市)
を向上させる。
その他
<地域住民やボランティアとの協働によるイベント実施や街の維持管理>
・芸術文化センターを管理運営する予定の(財)兵庫県芸術文化協会と西宮市が、地域住民や学生ボランティアとの協働のもと、芸術文化センターに隣接する高松公園とその周辺の活性化イベントの実施などを目指して、「管理運営委員会」を立ち上げ、
平成17年度から活動を開始する予定である。当計画では、ソフト面においては、この管理運営委員会の発足時の活動を支援し、地域住民や学生ボランティアの協力を得ながら、中心市街地の集客交流機能の増進を図り、にぎわい形成を進める。
交付対象事業等一覧表
交付対象事業費
1,291.5
交付限度額
516.6
国費率
0.4
(参考)事業期間
開始年度
終了年度
H17
H21
H19
H21
交付期間内事業期間
開始年度
終了年度
H17
H21
H19
H21
(金額の単位は百万円)
基幹事業
事業
細項目
道路
公園
古都及び緑地保全事業
河川
下水道
駐車場有効利用システム
地域生活基盤施設
高質空間形成施設
高次都市施設
既存建造物活用事業
土地区画整理事業
市街地再開発事業
住宅街区整備事業
地区再開発事業
バリアフリー環境整備促進事業
優良建築物等整備事業
拠点開発型
住宅市街地 沿道等整備型
総合整備
密集住宅市街地整備型
事業
耐震改修促進型
街なみ環境整備事業
住宅地区改良事業等
都心共同住宅供給事業
公営住宅等整備
都市再生住宅等整備
防災街区整備事業
合計
提案事業
事業
細項目
事業箇所名
阪急神戸線アンダー他(電線共同溝等)
北口駅前公園
−
−
−
−
−
事業箇所名
事業主体
西宮市
西宮市
西宮市、民間
西宮市
西宮市
直/間
直
直
延長1600m
800㎡
直、間
直
直
事業主体
規模
直/間
−
−
−
−
−
規模
H17
H17
H17
H21
H21
H17
(参考)事業期間
開始年度
終了年度
H17
H17
H17
(参考)全体
事業費
677.3
45.7
H21
H21
H17
交付期間内事業期間
開始年度
終了年度
交付期間内
事業費
うち官負担分 うち民負担分
0.0
677.3
677.3
0.0
45.7
45.7
交付対象
事業費
677.3
45.7
374.5
75.5
116.6
379.1
75.5
116.6
379.1
75.5
116.6
374.5
75.5
116.6
4.6
0.0
0.0
1,294.2
1,294.2
1,289.6
4.6
(参考)全体
事業費
交付期間内
事業費
うち官負担分
うち民負担分
1,289.6 …A
交付対象
事業費
地域創造
支援事業
事業活用調 事業効果分析等
査
まちづくり活 まちづくり活動支援
動推進事業
合計
−
−
−
−
西宮市
直
西宮市
直
−
−
−
−
H21
H21
H21
H21
0.9
0.9
0.9
0.0
H17
H17
H17
H17
1.0
1.0
1.0
0.0
1.9
1.9
0.0
合計(A+B)
1.9
(参考)関連事業
事業
合計
事業箇所名
事業主体
所管省庁名
規模
直轄
(いずれかに○)
補助
地方単独
民間
事業期間
開始年度
終了年度
全体事業費
0
0.9
0
1.0
1.9 …B
1,291.5
都市再生整備計画の区域
芸術文化センター周辺地区(兵庫県西宮市)
N
縮尺1:20,000
面積
109.1 ha
区域
両度町、森下町、中殿町、中須佐町、津田町、西福町、芦原町、神祇官町、深津町、
青木町、高松町の一部、北口町の一部、河原町の一部、甲風園一丁目の一部
ゲイ ジュツ ブ ン カ
シュウヘン
ヒョ ウゴ
ニ シノミヤ
芸術文化センター周辺地区(兵庫県西宮市) 整備方針概要図
目標
1.来街者の満足度
芸術文化センター周辺に相応しい景観整備による中心市街地の都市再生と2つの
代表的な
2.歩行者流動量
都市核間の交流の促進
指標
1。歩行者空間の景観整備等による中心市街地の魅力向上、2.2つの都市核間の交流の促進
3.放置自転車数
■基幹事業
公園
(駅前公園整備)
■基幹事業
道路
(街路築造)
( % )
( 人 )
( 台 )
(H16年度)
(H16年度)
(H20年度)
→
→
→
10%以上増加
20%以上増加
50%以上減少
(H21年度)
(H21年度)
(H21年度)
■基幹事業
道路
(電線共同溝)
■基幹事業
高質空間形成施設
(歩道等修景)
■基幹事業
地域生活基盤施設
(自転車駐車場)
■基幹事業
高次都市施設
(立体遊歩道)
■基幹事業
道路
(電線共同溝)
■基幹事業
高質空間形成施設
(歩道等修景)
■基幹事業
地域生活基盤施設
(防火水槽)
■基幹事業
道路
(電線共同溝)
■基幹事業
高質空間形成施設
(道路修景)
■基幹事業
道路
(街路築造)
■基幹事業
道路
(電線共同溝)
■基幹事業
高質空間形成施設
(歩道等修景)
■基幹事業
道路
(街路築造)
基幹事業
□提案事業
まちづくり活動推進事業
(まちづくり活動支援等)
提案事業
関連事業
□提案事業
事業活用調査
(事業効果分析等)
■基幹事業
高質空間形成施設
(歩道照明)
凡 例