【P2、P3】身近な困った生き物たち~外来生物を知ろう

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外来生物とは
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∼外来生物を知ろう∼
どんなものが外来生物?
秋になると道端で黄色く背を伸ばす草
「セイタカアワダチソウ」
、子どもたちに人気のある
特定外来生物は、植物ではアレチウリが代表的です。食用のハヤトウリ
「アメリカザリガニ」。これらは昔の日本にはいない、
外国からきた生き物です。元々いなかっ
に似ていますが、果実のとげが目立ちます。爬虫類ではカミツキガメ、両
た生き物が入ってくると、元からいた生き物の中で似たものと交配して新種を作ったり、弱
生類ではウシガエル、魚類ではブラックバス、ブルーギル、カダヤシなど
いものを食べてしまったりすることがあります。
です。要注意外来生物は道端でよく見かけるセイタカアワダチソウ、水槽
▲セイタカアワダチソウ
このように昔の日本には存在せず、後から外国から入ってきて、人間の生活や自
※
で使うことの多いホテイアオイ、水辺に増えるオランダガラシ
(クレソン)
、
然界の他の生き物に大きな影響を与えている生き物を外来生物 といいます。
広場に多いワルナスビ、よく飼育されているミシシッピアカミミガメ
(ミド
ただし、昔の日本には存在しなかったといっても、歴史上明治時代以前に入って
リガメ)やアメリカザリガニなどです。
きたと思われるものは
「史前帰化種」と称し、外来生物の扱いにはしていません
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モギ、ナズナ、ヒガンバナなど)
。
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▲果実のとげが目立つアレチウリ
※中でも特に影響力の強いものを
「特定外来生物」あるいは
「要注意外来生物」と呼んで、法
律で取り扱いが規制されています
(平成16年6月施行法律第78号
「特定外来生物による生
態系等に係る被害の防止に関する法律」
)
。
▲アメリカザリガニ
外来生物被害予防三原則『入れない、捨てない、広げない』
▲アメリカザリガニを食べるウシガエル
▲在来魚を丸飲みするブラックバス
▲ミシシッピアカミミガメ
外国を旅行すると珍しい植物や動物を目にしますね。でも決して持ち帰らないでくだ
さい。もちろん検疫で引っかかるでしょうが、万一通過した場合、あなたが被害拡大の
犯人になってしまいます。実はこれは国内旅行でもいえることです。同じ名前の生き物
▲公園で増え続けているミシシッピアカ
ミミガメの産卵
公園や緑地での駆除対策
でも、地域によって遺伝子が異なります。遺伝子レベルで異質な個体が入ると、それま
ワルナスビやオオキンケイギクなどは花がきれいなため駆除することがためらわれ
での個体とどちらが強いかで被害が出るか出ないかが決まります。被害が出てからでは
ますが、ワルナスビは繁殖力が強く、とげがあり危険です。オオキンケイギクは周囲
遅いので、よその地域から生き物の移動は控えましょう。
の在来植物
(元から日本にいた植物)を駆逐してしまいます。アレチウリはとげだら
珍しい魚を飼っていて、数年すると大きくなってしまい、飼いきれなくなって近くの
けで触ると危険です。泉の森では、これら公園に不向きな植物を見つけた場合、安全
池に放すことは、一見生き物の命にやさしく映りますが、実は大きく見るといじめなの
のためできるだけ薬剤を使わず手作業で駆除しています。泉の森にあるしらかしの池
です。その魚がすめる環境なのか、ほかの魚と交配し雑種に変化する可能性はないかな
にも、過去にホテイアオイを捨てられたことがありました。繁茂すると生息している
ど、よく考えてみてください。魚だけでなく鳥でも小動物でも一緒です。
魚類が生きられなくなるため、2日がかりで取り除きました。泉の森やふれあいの森
植物の株が大きくなって分けてあげたい。動物がこどもを産んだから誰かにあげたい。
では、今年は集中的にワルナスビの駆除を予定しています。
気持ちはわかりますが、
法律では外来生物の販売だけでなく譲り渡しも禁止されています。
生態系に悪影響を与える外来生物ですが、セイタカアワダチソウの場合は、草木
を作り、布を絞り染めする予定です。きれいな黄色の作品ができます。ただ駆除す
るだけではなく、ちょっとした遊びに使うことで、楽しい活動にしてしまうことも
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できます。
見つけたらどうするの?
▲ワルナスビ
もし外来生物を見つけた場合、どうすればいいのでしょうか?法律では、鳥獣保護法
で捕獲が規制されている哺乳類と鳥類を除き、そのまま放置するか、的確な処理をする
大和市の防除体制
ことになっています。ただし、外来生物を生きたまま移動させることは禁止されていま
神奈川県では
「アライグマ」を全県的に駆除しています。アライグマはアニメ
『あらいぐま
す。つまり、その場で処分しなければならないのですが、心理的に難しいでしょう。ま
ラスカル』で知られ、ペットとして飼育されることがありますが、元々北米原産で、展示目
ずは市役所やその場所の管理者などに相談してください。中には、カミツキガメなど危
的で移入された個体が逃げ出し、捕獲した人が繁殖させて野に放したものとされています。
農作物などへの被害が多いため、ノヤギ、マングースとともに多くの地域で駆除対象となっ
険な生き物もいるので、注意しましょう。数年前に泉の森で発見されたカミツキガメは
ています。
警察に届け、処分してもらいました。植物の場合はその場で抜き取って、できれば焼却
大和市では被害地域に捕獲用の檻を貸し出しており、捕獲した個体の処理も受け付けてい
するとよいのですが、無理な場合は日にあてて枯らしてください。
野生鳥獣の保護についてのお問い合わせ・
・
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染めに利用することができます。子どもたちと一緒に引き抜いた草を煮出して染液
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▲カミツキガメ
▲オオキンケイギク
大和市みどり公園課
ます。ただし、
「ハクビシン」がかかった場合は、有害鳥獣に指定されていませんので個人で
山に放す必要があります。植物の場合は、見つけたら自主的に駆除してください。
☎046 ー 260 ー 5451
▲アライグマ
とりころーる 第 26号
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