乾乳期乳房炎の予防

2005 年 11 月
ニッテン配合飼料
技術レポート
乾乳期乳房炎の予防
発症原因:乳房内圧上昇によるケラチン層の破壊・漏乳。
発症時期:乾乳移行1週間以内 または
分娩1週間前から分娩までの間(左図参照)
。
1.乾乳移行時処置
①乾乳時乾乳軟膏注入。
②ティートシールド剤でディッピング(右写真)
または1週間程度、通常用いているディッピング剤で毎日ディッピング。
(①または②、あるいは①と②の併用)
2.分娩前処置
①分娩2週間前にティートシールド剤でディッピング(剥がれたら再度ディッピング)、
または通常用いているディッピング剤で毎日ディッピング。
②分娩2週間前に泌乳期用乳房炎軟膏注入(NOSAI対象外)
。
③分娩1週間前にPLテスト実施、
「緑変」した異常分房に泌乳期用乳房炎軟膏注入。
牛乳検査材料を採取し、細菌検査を受けてください。
(①②③のどれか一つ、あるいは①と②または①と③の併用)
[注意]抗生物質製剤(乳房炎軟膏)を使用する時は獣医師に相談すること。
牛乳出荷時には必ず抗生物質残留検査を受けること。
以 上