岡 山医 誌 (1992) 104, 549∼559 僧 帽弁 膜症 患者 の心機 能 と栄養 障害 に関す る検 討 岡 山大 学 医学 部 第二 外 科 学教 室(指 導:寺 本 宮 崎 医 津 博 (平 成4年2月19日 Key words:僧 帽 弁 膜 症,心 滋教 授) 受 稿) 臓 悪 液 質,心 機 能,栄 養 障 害, 栄養 評 価 緒 (以 下MR)6例 言 で あ っ た.こ 例,低 心 臓 外科 領 城 に お いて は心 機 能 の管 理 が 中心 下 群6例 の2群 に 分 け た. 心 筋 保 護 法 は 同 一 でice slushに で あ り,栄 養 面 の それ は二 次 的 で あ っ た。近 年, 手術 手 技,補 助 手段,術 後管 理 な どの進 歩や 薬 coolingとmodified 物 の開 発 に ともな い手 術 成績 は著 し く向上 して る心 停 止 下 に 手 術 を施 行 し た. 術 式 は,MS きたが,重 症 例 で栄 養 状 態 の低 下 した心 臓 悪 液 質-cardiac cachexiaと れ らの症 例 を心 エ コ ー 図 法 に て 心 機 能 を評 価 し心 機 能 正 常 群13 (OMC), 呼ば れ る症 例 は,手 術 術 が行 わ れ る よ うに な り栄養 面 の 重 要性 が 認 識 (MAP), 例St. され る よ うに な った.し か し心 疾 患 に お け る栄 13例 中3例 6例 中2例 4例 がMVRで Jude 2. 方 養 障害 の病 態生 理 は不 明 の 点 が 多 く,そ の栄 養 St-Thomas'solutionに Medical弁 よ が 直視 下 交連 切 開 術 10例 が 僧 帽 弁 置 換 術(以 で あ り,MR 成績 は極 め て悪 い.こ れ らの症 例 に 対 して も手 よ るtopical 下MVR) が僧 帽弁 輪形 成 術 あ っ た.使 用弁は全 で あ っ た. 法 1) 心 機 能 評 価 管理 法 に 関 して は一定 の合 意 が得 られ て い な い Mモ の が現 状 で あ る.心 臓悪 液 質 の発 生 機序 につ い ては,血 流低 下 に基 ず く組 織へ の酸 素,栄 養 素 ー ド心 エ コ ー 図 は 探 触 子 周 波 数2.5MHz あ るい は3.75MHzの の供 給 減 少 な どが 考 え られ て い るが1),これ です (東芝 製SSH 電子 走 査 型超 音 波 断 層装 置 65A)を 用 い,軽 度 左 下側 臥 位 い し第4肋 間に て僧 帽 弁 べ て を説 明 で きな い.ま た高 カロ リー 輸 液 な ど に て,胸 に よ る強 制 栄養 の効 果 につ い て も問題 が 残 され 腱 索 レ ベ ル の 左 室 最 大 短 軸 径 を50mm/secの てい るご と く,心 機 能 と栄 養 につ いて の 関連 は sweep速 骨 左 縁 第3な 度 に てstrip chartに 記 録 し た. 拡 張 末 期 径(Dd)はECGのR波 ほ とん ど解 明 されて い な い. の 頂 点 で心 室 中 隔 左 室 側 心 内 膜 エ コー と左 室 後 壁 心 内 膜 エ そ こで著 者 は,心 疾 患 患者 に お け る血行 動 態 と栄養 障 害 との 関連 を明 らか にす る 目的 で,栄 表1 対 象 症 例 養 障 害 を伴 いや す い と され る僧 帽弁 膜 症 患 者 を 対 象 と して,術 前 の心機 能 が,手 術 前 後 の栄 養 状 態 に及 ぼ す 影響 につ い て検 討 を加 え たの で報 告 す る. 対 象 と 方 法 1. 対 象 対 象 の僧 帽 弁 膜症19例 を表1に 示 す が,僧 帽 弁 狭 窄症(以 下MS)13例,僧 帽弁 閉鎖 不 全 症 549 OMC:僧 MAP:僧 帽 弁 交 連 切 開 術,MVR:僧 帽 弁 輪 形 成術 帽弁置換術 550 宮 コー の 距 離 を 測 定 し,駆 出 時 間(ET)は 崎 左室後 壁 エ コ ー の 収 縮 時 間 よ り求 め た. FS),左 (mVcf),左 %以 た はmVcf FS し(n=13, 表2の 機 能 正 常 群 を,MSで 上,ま で は,% 35%以 室内 室 平均 円 周短 縮 速度 室 収 縮 期 径(Ds)を よ り求 め,心 FS 30 上,MR た はDs MS:9例MR:4例),こ れ らの基 ク レア チ ニ ン(mg)/24時 GHI= ク レ ア チ ニ ン(mg)(男 ×kg(患 間 尿(患 者)/ 性23mg,女 性18mg) 者 の 理 想 体 重) (3) 貯蔵脂肪量 厚 さ(TSF)を 栄 研 式 皮 下 脂 肪 計 を用 い て 測 定 し て 比 較 し た.な 点 の 圧 力 を10g/mm2と ま た 左 室 心 筋 重 量(LVM)は,Devereuxの TSF) 利 き腕 と反対 側 の 上腕 三 頭 筋部 の皮 下 脂肪 の し,標 準 値4)を100%と し た. お測 定 一 定 の 圧 力 で 測 定 し た. (4) 臓 器 蛋 白 a) 血 清 総 蛋 白 量(total 方 法2)に よ り算 出 し た.(表2) 2) 栄 養 評 価 ア ル ブ ミ ン 量(serum 患 者 の 栄 養 状 態 を 客 観 的,且 して 比 標 準 上 腕 三 頭 筋 部 皮 下 脂 肪 厚(% 40mm以 下 と 準 値 を満 た さ な い 症 例 を心 機 能 低 下 群(n=6, MS:4例,MR:2例)と GLら5),1977)を100%と 計算式 は% 1.0circ/sec以 上,ま (Blackbarn 較 し た. そ こ で 心 機 能 を評 価 す る指 標 と し て,左 径 短 縮 率(% 医 津 博 つ総 合 的 に把 握 protein: TP)と albumin: 血清 Alb) セ ル ロ ー ズ 電 気 泳 動 法 に よ り測 定 し た. す る た め に 各 種 栄 養 学 的 指 標 を 測 定 し た.(表4) b) 血 清 トラ ン ス フ ェ リン(serum transferrin: (1) 理 想 体 重 比(% Tf),血 prealbumin: ideal body weight:% IBW) 同 一 身 長 の 標 準 体 重 に 対 す る体 重 比 で あ るが, 標 準 体 重 はMetropolitan生 命保 険会 社 の作 成 した 理 想 体 重 表(medium frame)を 用 い た3). (2) 筋 蛋 白貯 蔵 量 arm muscle circumfer AMC) 利 き腕 と 反 対 側 の 上 腕 肩 峰 突 起 と肘 頭 突 起 の 測 定 し,こ circumference: TSF)と skin fold thick か ら次 式 に よ り求 め た. RBP) . a) 末 梢 血 総 リ ン パ 球 数(total lymphocyte TLC) 末 梢 血 の 白 血 球 数 と ギ ム ザ 染 色 に よ る塗 末 標 算 出 し た. b) 遅 延 型 皮 内 反 応 PPD皮 内 反 応 と して,日 リン0.05μg/0.1mlを AMC(cm)=AC(cm)-0.314×TSF(mm) 本BCG社 して 比 較 し た. (6) 肝 機 T-Bil, b) ク レ ア チ ニ ン 身 長 指 数(creatinine 前 腕 屈 側 に 皮 内 注 射 し,48 height 能 ChEは 自 動 肝 機 能 分 析 器 の デ ー タに よ っ た. CHI) 24時 間 尿 中 の ク レ ア チ ニ ン 排 泄 量 を 標 準 値 表2 Dd:拡 張 末 期 径,Ds:収 ツベ ル ク 時 間 後 に 紅 斑 の 長 ・短 径 の 和 を平 均 し た. こ れ を健 康 成 人 の 標 準 値4)を100%と index: protein: 一 元 免 疫 拡 散 法 に よ り測 定 し た 本 に よ り総 リ ン パ 数(数/mm)を れ と同時 に 計 測 した三 頭筋 部 の 皮 下 脂 肪 の 厚 さ(triceps ness: retinol binding count: 中 点 に お い て 上 腕 周 囲(arm AC)を よ び 血 清 レ チ ノ ー ル 結 合 蛋 白(serum (5) 細 胞 性 免疫 能 a) 標 準 上 腕 筋 囲(% ence:% 清 プ レ ア ル ブ ミ ン(serum PA),お Mモ ー ド心 エ コー 図 法 に よ る各 指 標 の 計 算 式 縮 末 期 径,ET:駆 出時 間,Thpw:左 室 後 壁 厚,Ths:心 室 中隔壁厚 僧 帽 弁 膜症 患 者 の心 機 能 と栄 養 障 害 表3 心機能評価 551 2. 術 前 に お け る栄 養 状 態 の 比 較(表6) 1) 理 想 体 重 比 % IBWで は 正 常 群97.5±6.5%,低 81.5±2.1%で 下 群 あ り,低 下 群 に お い て 有 意 に 低 下 して い た.(P<0.01) 2) 貯 蔵 脂 肪 量 表4 栄養評価の指標 % TSFで は 正 常 群107.1±34%,低 62.0±8.6%で 下 群 あ り,低 下 群 に お い て 有 意 に 低 下 を 認 め た.(P<0.01) 3) 筋 蛋 白 量 % AMCで は 正 常 群91.5±11.1%,低 82.0±6.3%と,有 下群 意 で は な い が,低 下 群 に お い て 低 値 を 示 し た. CHIで は 正 常 群97.8±16.1%,低 24.2%と 下 群77.6± 低 下 群 に お い て 有 意 に 低 下 し て い た. (P<0.05) 4) 臓 器 蛋 白 臓 器 蛋 白 の 一 般 的 な 指 標 で あ るTP・Albに つ い て 検 討 す る と,TPで は ほ とん ど の 症 例 で 正 常 範 囲 内 の値 を示 し,正 常 群6.7±0.4g/dl, (7) そ の 他(Hb, Platelet) 低 下 群6.8±0.9g/dlで,両 自動 血 球 計 算 器 の デ ー タ に よ っ た. 以 上 の 各 項 目 に つ い て,身 び 術 後,7, 検 査 は 術 前 及 び 術 後3, し た.ま た,PPD皮 7, 認 め な か っ た.Albも 体 計 測 は,術 14, 30病 日に 計 測 し,血 14, 前及 液 生化 学 30病 日に 測 定 内 反 応 は 術 前 と術 後30病 日 に 測 定 し た. 以 上,術 を,心 群3.8±0.2g/dl,低 同 様 の 傾 向 を 示 し,正 後 に お け る栄養 評 価 の 諸指 標 機 能 低 下 群 と正 常 群 の 両 群 間 で 比 較 検 討 常 下 群4.0±0.3g/dlで,両 群 間 に 有 意 差 を 認 め な か っ た. 一方 ,半 減 期 の 短 い 鋭 敏 な 指 標 と さ れ て い る Rapid turnover proteinで あ るPA・RBP・Tf は,正 常 群 は そ れ ぞ れ,27.4±2.1mg/dl, 前,術 した. 1.0mg/dl, mg/dl, 366±75mg/dl,低 3.4±1.4mg/dl, 4.4± 下 群 は,24.7±5.9 327±55mg/dlで あ り低 下 群 に お い て 低 値 を 示 す 症 例 が 散 見 さ れ た が, な お 結 果 は,平 で 示 し,t検 群 間 にほ とん ど差 を 均 値 ± 標 準 偏 差(mean±SD) 定 に てP<0.05以 下 を有 意 と判 定 平 均 値 に お い て は,正 5) 免 した. 結 391/mm低 1. 術 前 に お け る 臨 床 像 の 比 較 対 象 患 者 の 臨 床 像 の 所 見 を,心 ず,平 機 能正 常 群 ・ 通 りで あ る. 常 群 に 比 べ,有 期 間 が 長 く,肝 腫 大 を伴 っ て い た.ま も 拡 大 傾 向 に あ っ た. 能 PPD皮 有 意 差 を認 め 常 範 囲 内 で あ っ た. 内 反 応 は,正 常 群 で は8.8±6.9mm低 群 で は7.0±3.9mmで,有 下 意 差 は 認め られ なか っ 下 群 に お い て 低 値 傾 向 に あ っ た.さ 意 に病 悩 に10×10mm以 た,CTR 常 群 で は75%,低 ら 上 を 陽 性 と判 定 し た 陽 性 率 は,正 下 群 で は65%で,有 め られ な か っ た が,低 あ っ た. 常 群 で は1645± 下 群 で は1640±671/mmで 均 値 に お い て,正 た が,低 (表5) 心 機 能 低 下 群 は,正 疫 総 リン パ 球 数(TLC)は,正 果 低 下 群 に 分 け て ま とめ る と,表5の 常 範 囲 内 で あ り,正 常 群 との 差 は 認 め ら れ な か っ た. 意差は認 下 群 に お い て低 値 傾 向 に 552 宮 崎 医 津 博 表5 術 前 に おけ る 臨床 像 の比 較 表6 術前栄養評価 6) 肝 機 T-Bilが 能 低 下 群 に お い て 高 値 傾 向 に あ る もT -Bil Ch-Eい ず れ もその 平均 値 は 両群 とも正常 範 囲 内 で あ っ た. 7) そ の 他 Hb, Plateletの いず れ もその 平均 値 は両群 と も正 常 範 囲 内 で あ っ た. 3. 術 前 心 機 能 と左 室 心 筋 量/体 重 比 の 比 較(図 1) 正 常 群 は4.47±1.5g/kg低 g/kgで,低 下 群 は5.58±1.7 下 群 に お い て 高 値 傾 向 に あ っ た が, 有 意 差 は 認 め られ な か っ た. 図1 左室心筋量体重 比の比較 4. 術 後 に お け る 栄 養 状 態 の 推 移 1) 身体 計 測 値 の 推 移(図2) % IBWの と もに7病 推 移 は 図2左 端 に 示 す 様 に,両 日 に 最 低 値 を示 し,そ 群 の後 は上 昇 す るが,30病 % TSFの 日で は術 前 値 まで 回 復 して い なか っ た. 推 移 は 図2中 央 に 示 す 様 に,両 群 僧帽 弁 膜症 患者 の 心機 能 と栄養 障 害 553 _??_ 正 常 群(N=13) _??_ 低 下 群(N=6) mean±SD 図2 術前後の身体計測値の推移 と もに7病 日に 最 低 値 を示 し,そ の後 正常 群 に お い て わ ず か に 上 昇 す る も,30病 日後 で は 再 び 低 下 し,結 _??_ 正 常群(N=13) _??_ 低 下 群(N=6) mean±SD 局 両 群 と も術 直 後 の 値 の ま ま推 移 し た. % AMCの 推 移 は 図2右 端 に示 す 様 に両 群 と もに7病 日に 最 低 値 を示 し,そ が,30病 日で は 術 前 値 ま で 回 復 し な か っ た. 2) CHIの の後 は上 昇 す る 推 移(図3) 両 群 と も に7病 日 に 最 低 値 を 示 し,そ の 後上 昇 し,正 常 群 に お い て14病 日に 低 下 す る も再 び 上 昇 す る が,30病 日 で は 両 群 と も術 前 値 ま で は 回 復 し な か っ た. 3) TP・Albの TP・Albの り,そ 推 移(図4) い ず れ も3, の 後 上 昇 し,30病 で 回 復 して い た.し 7病 日 て最 低 値 と な 日で は,ほ ぼ術 前 値 ま 図3 術 前 後 の ク レア チ ニ ン身 長 係 数 の 推 移 か しいず れ もその 平均 値 は 正 常 範 囲 内 で 推 移 し て お り,両 群 間 に は 差 は 認 は 術 前 値 ま で は 回 復 し な か っ た が,低 め られ な か っ た. 前 値 に と ど ま っ て い た. 4) Rapid PAは Turnover 両 群 と も3病 後 上 昇 す る が,正 向 を と り,30病 っ た.一 Proteinの 推 移(図5) Tfは 日に 最 低 値 と な り,そ 常 群 で は14病 の 日に 再 び低 下 傾 日では術 前 値 まで は 回復 しなか 方 低 下 群 で は,上 昇 し7病 日 で術 前 値 ま で 回 復 し た. RBPは,両 病 日 に上 昇,そ 両 群 と も3病 で は,7病 た.し 日に 最 低 値 を と り,7 の 後 低 下 し,30病 日で は 正 常 群 下 群 で は,上 の 後 は,ほ ぼ 昇傾 向 に あ っ か し両 群 と も30病 日 で は 術 前 値 ま で は 回 復 して い な か っ た. 以 上RTPは 群 と も3病 日に 最 低 値 を と り,正 常 群 日 に は 上 昇 した が,そ 同 じ値 で 推 移 し,低 下群 は術 内 で 推 移 し た. 両 群 ともそ の平 均 値 は正 常 範 囲 554 宮 崎 医 津 博 _??_ 正 常 群(N=13) _??_ 低 下 群(N=6) mean±SD 図4 術 前後 の 血清 総 蛋 白,ア ル ブ ミン値 の 推 移 _??_ 正 常 群(N=13) _??_ 低 下 群(N=6) mean±SD 図5 術 前 後 のrapid 群 と も3病 後 は 上 昇 し,7病 PPD皮 の推 移 日で最 低 値 を と りそ の 考 察 日 で 術 前 値 ま で 回 復 し た. 内 反 応 は,30病 れ な か っ た が,両 protein値 通 じて正 常 範 囲 内 で推 移 した. 5) 免 疫 能 の 推 移(図6) TLCは,両 turnover 日で は 有 意 差 は 認 め ら 群 と も術 前 値 に 比 べ て 上 昇 傾 床 的検 討 が 諸 家 に よ り報 告 され て い るが一 定 の 見解 は得 られ て い な い.実 験 的 に はKygerら6) 向 に あ っ た. 6) 肝 機 能 お よ びHb, 心 機 能 と栄養 障害 の関 係 に 関す る実 験 的,臨 plateletの す べ て の 指 標 の 平 均 値 は,両 推移 群 と も全 期 間 を は低 蛋 白 食 ラ ッ トを用 い た実 験 で左 室 収 縮性 の 低 下 を報 告 し,横 田 ら7)は圧 負荷 心 高 血 圧 ラ ッ ト 僧 帽弁 膜症 患 者 の心 機 能 と栄 養 障 害 555 _??_ 正 常 群(N=13) _??_ 低 下 群(N=6) mean±SD 図6 術 前後の免疫能 の推移 での実 験 で低 蛋 白食 投与 群 に お いて 心 筋収 縮 能 よび術 後 の栄 養 状 態 の推 移 を評 価 し,得 られ た の低下 が示 唆 され た と述 べ て い る.一 方臨 床 的 各栄 養 指 標 を両 群 間 で 比較 検討 した. には心 機 能 と栄 養 評価 との 相 関 は否 定 的 で,田 身体 計 測 は最 も簡単 な栄 養評 価 の一 つ で あ り 林 ら8)は栄養 免 疫指 数 と駆 出率 につ いての検 討 で ス ク リー ニ ング法 と して も有 用 であ る.Bistrian は相 関性 は 認 め られ な か っ た と報 告 し,西村 ら9) ら10)は身体 計 測 は一 般 的 な栄 養 状 態 の 基準 とな も栄養 障害 と心係 数 お よび左室 駆 出率 で 見 た術 って い る血 清 ア ル ブ ミン値 等 に 比べ 肝 臓 や 消化 前 の 心機 能 とは相 関 しなか った と述 べ て い る. 管 の影 響 を受 け る こ とが少 ない ため 心 疾 患 患者 しか しなが ら これ ら報告 例 の 心機 能 評価 に 当 た の栄 養 指標 としては有 用 である と述べ,Blackbur っ ては対 象 症例 が病 態別 に分 類 され て お らず, nら11)はcardiac さ らに その 評価 も主 に 駆 出性指 標 が 単 一 で用 い 係 か らTSFの cachexia患 者 の予 後 との 関 有 用 性 を報 告 して い る.し か し られ て お り,こ れ では心 機 能 が 十分 に評価 され 心 疾 患 では 心 不全 の コ ン トロー ル が不 十 分 で 浮 た とは 言 え ない.例 えば逆 流 性弁 膜 疾 患 で あ る 腫 及 び腹 水 の 見 られ る時 に は客 観性 に乏 しい と MRで は前 負荷 が 増 大 す る ため心 機 能 が低 下 し 思 わ れ 注意 が 必要 で あ る.し たが っ て 自験 例 で て い るに もか か わ らず 駆 出率 は 見か け 上 は 高 い は十分 な利 尿 剤 が投 与 され安 定 した 時期 に計 測 値 を示 す.し た が って今 回の研 究 で は,心 機 能 を行 った.今 回 の検 討 では,術 前 に お い て心 機 を正確 に評 価 す るため に,ま ず 対象 症 例 を病 態 能 低 下群 が 正 常群 に比 べ貯 蔵 脂 肪 量,筋 蛋 白量 別 に分 類 し,そ してそ れ ぞれ の 心機 能 を的確 に を示 す% とらえ る指 標 を心 エ コー 図 よ り求め た.す な わ 意 に低 下 し% AMCも ち僧 帽弁 膜 疾 患 を病 態別 にMSとMRに は心 機 能低 下 に よっ て低 心 拍 出量 状 態 に な り組 分類 IBM, % TSF及 びCHIが そ れ ぞれ 有 低 下傾 向 に あ った.こ れ して そ れ ぞれ の血 行 動 態 を心 エ コー 図に て 評価 織 の低 酸素 と栄養 の摂 取,代 謝,排 出の 異常 が し正常 群 と低 下群 に分 け た. 一般 的 な栄養 評 価 に つ い ては 身体 計 測 ,生 化 複 雑 に 作用 しあ って エ ネル ギー不 足 を招 来 し筋 学 的検 査,免 疫 能 な どが 指 標 とされ てい るが4)今 れ る1)11).こ れ らの栄養 障害 が さ らに 進行 す る と 回の検 討 では これ らの 栄養 指 標 を用 いて 術 前 お 心 筋の 萎縮,心 機 能低 下 を助 長 し,さ らに は他 蛋 白の 崩壊,脂 肪 組織 の消 耗 を招 い た と考 え ら 556 宮 崎 医 津 博 の 臓器 障 害 も加 わ って悪 循 環 を形成 して,い わ 昇 傾 向 を認 め た.こ れ は 心機 能 低 下群 の 多 くが ゆ る心 臓 性悪 液 質cardiac 称せ ら 肝 腫 大 を呈 して お り,右 心房 圧 の 上 昇 に よ る う 臓器 蛋 白の指 標 に は従 来 よ りTP, Albが 用 い れ た.岡 本 ら15)は心 臓悪 液 質 の代 謝 ・栄養 障害 は cachexiaと っ血 肝 の存 在 が栄 養 障 害 の大 きな要 因 と考 え ら れ る臨 床像 に 陥 って ゆ く と考 え られ る. られ て い る.Albは 血清 蛋 白の約60%を 占め る LOSと 長 期 の心 不全 に よる うっ血性 肝 障 害 とに が,こ れ に 匹敵 す る血管 外 ア ル ブ ミンプ ー ル を 起 因 す る カ タ ボ リズ ム亢 進 の結 果 であ る と述 べ もち生 物 学 的半 減 期 は約21日 と長 く,血 漿 製 剤 てい る. の 投与 に よ って変 動 して しま うの で術 直後 の栄 養 評価 には あ ま り適 して い ない と考 え られ る. 以上 よ り,病 悩 期 間が 長 く心 機 能低 下 を示 す 非 代償 期 に入 った僧 帽弁 疾 患群 は,る い痩 は 著 心 疾 患 では 臓器 蛋 白は 比較 的保 たれ るた めか, しいが 臓器 蛋 白は保 たれてい るとい うmarasmic 脱 水状 態 の 影響 か ア ル ブ ミンは低 下 しな い もの typeの 栄 養 障 害 に 陥 っ てお り,そ の 評価 には 身 が 多 い.今 回の検 討 に お いて も両 群 に お い て平 体 計 測 及 びPPD皮 均 値 は正 常 範 囲 内 で あっ た. 内反 応 が有 用 で あ る こ とが これ に比 べ 血 中濃 度 も低 く半減 期 も短 い トラ 示 唆 され た. 一般 に心 臓 に圧 ま たは容 量 負荷 が かか る場 合 ンス フ ェ リン,プ レア ル ブ ミン,レ チ ノー ル結 には 心 肥大 が発 生 す るが,こ れは 一種 の代償 機 合 蛋 白は短 期 間 の栄養 状 態 の 変動 を評価 す る指 構 と考 え られ これ に よ り心機 能 が 維持 され る. 標 と して注 目 されて い る.し か し今 回の検 討 で 今 回 の検 討 で も,左 室心 筋量/体 重 比 は心 機 能低 は,低 下 群 に お いて 低値 を示 す傾 向に あ っ たが 下 群 で,有 意 差 は見 られ な いが 増 大傾 向 を示 し 術 前,術 後 と も両 群 間 に差 を認 め なか った.椎 た.心 機 能 低 下群 で は同 時 に栄 養 障 害 も進行 し 原12)は,人工 心 肺 を使 用 す る心 臓 手術 では,循 環 てお り心筋 量 の低 下 も考 え られ る.し か し,栄 血 液 量が 大 幅 に変 動 す るため,単 に血 中 濃度 を 養 障 害 に よ る心 筋量 の減 少 は他 の 器 官 の筋 重量 測 るだ け ではRTPの の減 少 に比べ て 少 ない と報 告 されて い る6)18)19). 全 体 量 を判 定 す るに は 困 難 と し,そ の ため の 循環 血 液 量 と体 重 で補 正 し これ は 心臓 が糖,乳 酸,ピ ル ビン酸,グ た体 重 あ た りのRTP量 ゲ ン,脂 質 な どの 多 くの 物質 をエ ネ ル ギー 源 と を測 定 した結 果,心 臓 リコー 悪 液質 群 が術 前,術 後 を とう して高 値 を示 し, して お り,飢 餓 時 にお いて も脂 肪 酸,ケ トン体, 蛋 白代 謝 が 亢進 して い るこ と を報告 して い る. 乳 酸,ピ ル ビ ン酸 を優 先 的 に エ ネル ギー 源 と し 栄 養 と免疫 能 には 密接 な関係 が あ り,栄 養 不 て利 用 す る こ とに よる もの と され て い る.し た 良例 に遅延 型皮 内反 応 の低 下 が 見 られ,栄 養 不 が って 心肥 大 は 心機 能 の 影響 が主 な原 因 であ る 良 の重症 度 と相 関す る13)ことや,末 梢 血 リンパ球 と考 え られ る. 数 が栄 養不 良犬 で有 意 に減 少 して い る こ とが 報 告 され て い る14).一 方 心疾 患患 者 に お い て も, cardiac cachexiaで は,免 疫能 が低 下 して い る 術 前 の栄 養 障 害 が術 後 心機 能 へ 及 ぼ す影 響 に つ いて,田 林 ら20)は栄養,免 疫 能 の 低 下 した患 者 では術 後LOSの 発生 が有 意 に 多か っ た と述べ, とい う報告 が 多 い11)15)16).今 回 の検 討 で は,TLC 西 村 ら9)は術 前 栄養 障害 が高 度 な症 例 ほ ど多量 の は両群 と も平 均値 は正 常 範 囲 で あ っ たが,PPD inotropic agentを 必要 とす る頻度 が高 く,栄 養 皮 内反 応 は両群 と も標 準 以 下 で あ り心機 能 低 下 障 害 と術 後 の心 機 能低 下 との相 関が 示 唆 され た 群 では さ らに低 値 傾 向に あ り免 疫 能 の低 下 が 示 唆 され た.教 室 の 陳17)は心 疾 患 におけ る免 疫能 は と報 告 して い る。 一 方 ,術 前の 心機 能 が術 後 栄養 状 態 へ 及 ぼす 病 期 が進 行 す るほ ど低 下 す るこ とを認 めて い る. 影 響 につ い ての 報 告 は 見 られ ない.そ こで今 回 岡 本 ら15)も同様 に心 臓悪 液 質 ではTLC, 著 者 は,術 後 一 ヶ月 間 の栄養 状 態 の推 移 を術 前 PPD皮 内 反 応 と もに低 下 を認 め て い る.以上 の ご と く, の心 機 能正 常 群 と低 下群 で比 較検 討 した.正 常 心疾 患 での 栄養低 下 例 で は 免疫 能 の 低下 は特 徴 群 に お い て は栄 養 の 各指 標 は,3, 的 で あ り,今 回 の検 討 で も同様 で あ った. 低 値 を と りそれ 以 後,徐 々 に 回復 した.1ヶ 肝機 能 では心 機 能 低 下群 にお いてT-Bilの 上 7病 日が最 月 後 に は ほ ぼ術 前 値 まで は 回復 した が,身 体 計 測 僧 帽 弁 膜症 患者 の心 機 能 と栄 養 障 害 値 は低 値 で推 移 した.一 方低 下 群 に お い て も正 557 結 常 群 と同様 の変 動 で あ っ た.す なわ ち,手 術 を 乗 り切 り,合併 症 を併発 しな い限 りにお い て は, 論 僧 帽 弁疾 患 手術 症 例19例 を対 象 として,術 前 術 前の 心機 能 は術 後 の栄 養状 態 に影響 を及 ぼ さ の心 機 能 を病 態別 に正 常群 と低 下 群 に 評価 し, ない こ とが示 唆 され た.た だ し,術 後 の栄養 状 こ れ らが術 前,術 後 の栄養 状 態へ 及 ぼ す影 響 に 態 は,術 後経 過 の状 況 に よ り影 響 を受 け,特 に つ いて検 討 した. LOS,腎 不 全 な どで は絶 食 を強 い られ る ため栄 1. 心機 能 低 下群 で は,臓 器 蛋 白の 各指 標 は正 養状 態 は悪化 す る.今 回の 症例 中,術 後 合併 症 常 群 と差 を認 め なか っ たが,貯 蔵 脂 肪 量 筋蛋 白 として 腎不全,敗 血症,肺 炎 な どは 認め なか っ 量 の指 標 とされ る% IBW, たが,1例 ため 大動 脈 バ ルー ンパ ン が有 意 に低 下 して い た. が 創 感染 を きた したが両 2. 心機 能 低 下群 で は,免 疫 能 の指 標 と され る がLOSの ピ ン グを使 用 し,1例 PPD皮 者 と も短期 間 で 回復 してお り,食 事 摂取 状 況 は と くに 問題 とな らな か っ た.術 後 早期 の合併 症 % TSF,お よびCHI 内反 応 が低 値 を示 した. 3. 心機 能 低 下群 で は,心 筋 量 はむ しろ増 大 傾 に よ り,経 口摂 取不 能 の 場合 に は高 カロ リー輸 向 にあ り,心 肥 大 は心 機 能 の影 響 が 主 な 原 因 と 液 あ る いは 経腸 栄養 が行 われ るが,そ れ らの効 考 え られ た. 4. 術 後早 期 の 栄養 状 態 の 推移 は,心 機 能 低 下 果 につ いて は,必 ず し も意 見 の一 致 を見 てい な 群 にお い て も,正 常 群 と同様 の変 動 を示 した. い. 一方 ,術 後遠 隔期 の栄 養 状 態 につ い て は,手 術 後 の 栄養 状 態 は術 前 の 心機 能 に は あ ま り影 響 術 に よ り心機 能 が 改善 され れ ば栄養 状 態 も良 く されず,術 後 経過 の状 況 に よ り影 響 を受 け る と なる こ とは十 分 に考 え られ る.教室 の 曽 田 ら21)は, 考 え られ た. 術 後一 年 以上 経 過 した弁 膜 症 患者 の 栄養 評価 を 5. 以 上 よ り,心 機 能 低 下 は 身体 構 成 成分 と免 行 って い るが,栄 養 状 態 は比較 的 良 好 に維 持 さ 疫 能 に 影響 を与 え,身 体 計 測 とPPD皮 れ て お り,西村 ら22)も同様 に,術 後 血行 動 態 の 改 は心 疾 患 の栄 養 評価 に有 用 と考 え られ た. 善 に と もない,体 重,% AMCの 内反 応 増加 が認 め ら れ た と報 告 して い る.す なわ ち,手 術 を乗 り切 稿 を終 わるに臨み,御 指 導 と御校 閲 を賜 った岡山 れ ば代 謝 栄養 学 的 に 十分 回復 し うる こ とを示 し 大学 第2外 科学教室,寺 本滋教授 と,終 始御指導 お よび御助 力をいただいた曽田益 弘助教授に謹んで深 てい る. 謝致 します. 今後,心 疾 患患 者 の栄 養 障 害 と心 機能 の さ ら に詳 しい関係,栄 養 補 給 に よ り栄 養 障害,及 び なお本 論文 の要 旨は,平 成 元年2月 第4回 日本静 心 機能 の低 下 は改善 され得 るか,不 可逆 的 な変 脈 ・経腸栄養研究会,平 成3年11月 第53回 日本臨床 化 が 見 られ るの は どの時 点 か,な どにつ いて検 外科医学会にお いて発表 した. 討 を加 えて い く必 要 が あ る と思 われ る. 文 1) Pittman JG and Cohen P: The pathogenesis 献 of cardiac cachexia. 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Teramoto) on the pre- muscle School, 700, Japan and showed significant and skeletal intracutaneous Medical function group preoperatively, of Surgery, Prof. for preoperative of cardiac group of fat of cardiac disease MIYAZAKI University (Director: nutrition valve Department Okayama 559 from and CHI, also showed status. similar low The early to those in the function. the body composition reaction are useful and for
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