資料5

資料-5
府域水道の将来像に関するアンケート結果
について
大阪府健康医療部環境衛生課
1
■アンケート結果について
(43団体中42団体が回答。1団体は判断が困難とのこと)
(1-1)府域一水道を将来の目標とすることについて
(府域全体)
E.その他
D.妥当でない
4
10%
2
5%
C.あまり妥当
でない
5
12%
その他の内訳
A.妥当である
16
37%
15
36%
B.概ね妥当で
ある
◆府域一水道のメリット(料金)を示さな
いと意思統一が図れない
◆府域一水道のメリットと目標を25年
後とした根拠が示されていない
◆目標年次を限定せず、将来的構想と
して掲げることには賛同
◆25年先はかかり過ぎ。安定給水の
ため、もう少し早めるべき
2
(1-2)府域一水道を将来の目標とすることについて
(受水比別)
(規模別)
(回答数 42団体)
(回答数 42団体)
40
受水20%未満
14
3 0 万人以上
29
14
43
20
40
(5団体)
(7団体)
43
受水20~50%
43
14
(7団体)
38
1 0 万人以上3 0 万人未満
31
23
8
(13団体)
17
受水50~70%
(6団体)
53
受水70~100%
(15団体)
44
1 0 万人未満
(22団体)
①
0%
①妥当
②概ね妥当
41
55 5
②
③④⑤
100%
③あまり妥当でない
49
17
27
17
7 13
③ ⑤
45
受水100%
(9団体)
①
0%
④妥当でない
33
22
②
④
100%
⑤その他
3
(2)目標として想定する年次について
(※府域一水道を将来の目標とすることに妥当、概ね妥当と回答した31団体の回答)
D.その他
4
13%
C.四半世紀先より
早いほうがよい
【Cの内訳】
10年後・・・1団体
15年後・・・3団体
10~20年後・・・1団体
A.四半世紀先で妥当
4
13%
5
16%
18
58%
B.四半世紀先
で概ね妥当
その他の内訳
◆全体は妥当だが複数市
町村による統合を重ね25
年後の府域一水道を目指
すべき
◆目標年次を20年以内に
設置されたい
◆施設耐用年数等を考慮
して設定すべき
◆分からない
4
(3)将来の目標とすることが妥当でないと考える理由
(※府域一水道を将来の目標とすることが、妥当でない、あまり妥当でないと回答した6団体の回答)
■ 現時点では、「府域一水道」を共通の目的とすることについて、42市町村で議論を尽くすことが
先決。
■ 今日まで保有し、改良・拡張を重ねてきた資産を、一元化により放棄することは市民の理解が
得られない。
■ 大阪府の考えている「府域一水道」は実現性に乏しい。もっと市町村の自主性を尊重すべき。
■ 事業統合には、料金格差などハードルの高い課題が多く、一方のメリットは他方のデメリットと
なる。「府域一水道」の実現には強力なリーダーシップが必要だが、用水供給事業を手放す大
阪府が府域一水道を目指すために強力なリーダーシップを発揮されるとは考えにくい。
■ 現時点で府域一水道や他事業体との統合を目指している事業体がどの程度かさえ見えてい
ない状況の下、期限を示して目標を掲げることには疑問がある。
■ 自己水源の有無や料金及び施設整備水準など事業体間格差が多く、段階的に課題を解消す
る必要があり時期尚早。
■ 目標として現実性に乏しい。
5
(4-1) 概ね四半世紀先の府域水道のイメージについて
【府域全体】
その他の内訳
◆広域化は進んでいるが参画し
ているかは分からない(2団体)
(府域全体)
⑤その他
10
24%
④府域一水道に
向けた広域化が
進んでおらず参
画もしていない
③府域一水道に
向けた広域化が
進んでいるが参
画していない
2
5%
4
10%
①府域一水道が
実現している
6
14%
20
47%
②府域一水道
に向けた広域
化が進みそこ
に参画
◆分からない
◆現時点では自己水の取扱等が
不確定で判断できない
◆広域化は進んでいないが、参
画はしている
◆自己水源を保有しつつ参画し
ている
◆府域一水道に向けた意思統一
がなされないと今のまま
◆「府域一水道」よりも企業団を
民営化すべき
◆府域一水道に向けたものかは
別として、一部で広域化されてい
る可能性はある
※残りは具体的内容の記述なし
6
(4-2) 概ね四半世紀先の府域水道のイメージについて
【規模別、受水比別】
(受水比別)
(規模別)
(回答数 42団体)
(回答数 42団体)
60
受水20%未満
43
3 0 万人以上
(7団体)
14
43
40
(5団体)
受水20~50%未満
14
57
17
49
13
53
29
(7団体)
1 0 万人以上3 0 万人未満
(13団体)
15
39
15 8
23
受水50~70%
17
17
(6団体)
受水70~100%
18
1 0 万人未満
(22団体)
54
5 5 18
③④
受水100%
①
②
0%
③④
⑤
100%
7 7 20
(15団体)
22
56
22
①
②
⑤
(9団体)
0%
100%
①府域一水道が実現している
②府域一水道に向けた広域化が進みそこに参画
③府域一水道に向けた広域化が進んでいるが参画していない
④府域一水道に向けた広域化は進んでおらず、参画もしていない
⑤その他
7
(5-1) 「府域一水道」への阻害要因について(複数回答可)
【府域全体及び規模別】
10万人未満
10万人以上30万人未満
22
①事業体間格差(料金)
12
19
②事業体間格差(施設)
9
11
③不良債務、欠損金解消
④他会計繰入金調整
7
⑤組織の再編
7
5
1
5
⑧災害・事故対応
3
⑨その他
3
0
5
6
3
12
⑦地域サービス持続
6
4
5
⑥職員給与体系
30万人以上
6
6
5
3
11
5
5
3
10
15
10万人未満
20
25
30
10万人以上30万人未満
35
40
45
30万人以上
8
(5-2) 「府域一水道」への阻害要因について(複数回答可)
【全体及び規模別の阻害要因の内訳】
回答42団体(175回答)、30万人以上6団体(36回答)、10~30万人13団体(50回答)、
10万人未満22団体(89回答)
①
②
22
府域全体
17
3 0 万人以上
19
14
24
1 0 万人以上3 0 万人未満
26
1 0 万人未満
③
④
13
17
18
21
7
11
10
⑤
2
12
9
8
10
8
0%
①事業体間格差(料金)
④他会計繰入金調整
⑦地域サービス持続
⑥
⑦ ⑧ ⑨
13
8
14
3 6
8
12
12
8
13
3
2
8
10
6 3 3
100%
②事業体間格差(施設)
⑤組織の再編
⑧災害・事故対応
③不良債務、欠損金解消
⑥職員給与体系
⑨その他
9
(5-3) 「府域一水道」への阻害要因として何が考えられるか
⑨その他回答の内訳
■
■
■
■
水利権の処遇
自己水源を保有する事業体の将来展望や事業計画の調整
水源である地下水への住民感情
「府域一水道」を期間の定めのある構想の中で検討すること
への混乱
■ 民意の反映
■ 広域自治体である大阪府の不参加
■ 末端給水の事務内容の差についての調整
■ 簡易水道の取扱い
■ 下水道料金の取扱い
■ 自己水源の取扱い、下水道使用料徴収業務の取扱い
10
(6) 府域一水道の実現に向けたプロセスについて
(プロセスを記号で回答いただいたパターンを集計(回答数35))
プロセスのパターン
回答数
ア
現状→E→F
4
イ
現状→A/B→F
1
ウ
現状→B/C/D/E→F
1
エ
現状→B→E→F
4
オ
現状→C→E→F
2
カ
現状→D→E→F
1
キ
現状→A/B→D→ E→F
1
ク
現状→C→D→ E→F
2
ケ
現状→A→B→ E→F
1
コ
現状→A→D→ E→F
2
サ
現状→B→D→ E→F
3
シ
現状→A→C/D→ E→F
1
ス
現状→B/C→D→E→F
1
セ
現状→A→B→D→ E→F
5
ソ
現状→A/B→C→D→E→F
1
タ
現状→A→B/C→D→E→F
1
チ
現状→A→C→D→E→F
1
ツ
現状→A→B→C→D→E→F
1
テ
現状→A→C→B→D→E→F
2
【広域化の形態】
A:共同施設の保有
B:受水団体の管理の一体化
C:複数団体の水平統合
D:用供との垂直統合(地域単位・別会計)
E:用供との垂直統合(全受水団体・同一会計)
F:大阪市と企業団の水平統合(府域一水道)
【パターンの傾向】
回答数
全35回答のうち17の異なるパターンがあ
り、想定されるプロセスは多岐に渡る
A又はB(業務の共同化)から取組むもの
26
(74%)
C(複数団体の水平統合)を含むもの
13
(37%)
D(地域単位の垂直統合)を含むもの
23
(66%)
E→Fを含むもの(企業団との垂直統合後
に府域一水道へ進む)
33
(94%)
11