作用に関する整理 作用に関する一般論の提示:幹事会マター 構造物の用途、種類、 構造特性 現象(仮名) 構造物設計上、 有意な物理量の決定 [解説] 構造物(あるいは構造 物設計)に影響を与える現象 一般を示し、多分に概念的で ある。本指針は、作用を取り 扱うに当たって、後述のよう に、「作用因子」-「作用モ デル」―「荷重効果」の構造 を用いる。 作用因子(仮名) [REQ]作用(モデル)とは、作用因子を参照しながら、 構造物の用途、種類、構造特性を考え合わせ設定さ れる,構造(解析)モデルに対する入力である。 [REQ]作用(モデル)の設定に当たっては、構造物が 供用される期間、作用因子データの信頼性等を踏ま えて、構造物に不利になるような(不利な条件を包 落するような)設定とする必要がある。 [REC]作用(モデル)は実用上の便宜を図り、単純 化・理想化されることが望ましい。 [POS]作用(モデル)は、シナリオベースの設定が適 している場合がある。 [POS]地震動の基盤加速度波形のように、作用因子が そのまま作用(モデル)として用いられる場合があ る。 各作用に関する記述:(作用ごとの)分科会マター 作用種類 地 震 作 用 ( 活 荷 重 ) 現象(仮名) 作用因子(仮名,記載はあくまで一例です) •地震動の加速度波形(群) •ISO23946/CDでは、 Reference ground motion or Ground motion for design 車の流れによる(力学的 な)影響 •車両の軸重 温 度 作 用 気象による影響のうち、温 度が与える(力学的な)影 響,日照量 •温度(年平均、年最大、温度差 etc. ) 風 作 用 気象による影響のうち 気圧差が与える(力学的 な)影響 •風速(年平均、年最大、温度差 •気圧分布 etc.) 車 両 重 量 ・・・・ [REQ]構造モデルを設定し、その 応答特性を考慮した上で決定され る力学的な応答値である。 具体的には、応力、ひずみ量、 断面力、変位量などがある。 [REQ]限界状態は、上記の作用効果 のいずれかの定量値がしかるべき 限界値に達した状態として定義 される。 作用によっては、作用モデルが紹介される場合がある?? 地盤の揺れによる(力学的 な)影響 ISO23946では、 Free ground motion に よ る 作 用 作用効果 作用(モデル)(荷重モデル) モデル化 [REQ]構造物設計上、有意な物理量とし選択 され、かつ定量表現されたものを作用因子 と呼ぶ。 [POS]作用因子の例としては、風速(あるい は最大瞬間風速)、温度、加速度(あるい は最大加速度)などがある。 [REQ]作用因子の値は、構造物の用途、種類、 構造特性とは無関係に定義される。 [REC]作用因子として選択された物理量は、 確率分布が与えられることが望ましい。 構造モデル 作用(モデル)(又は荷重モデル) 作用効果 応力 ひずみ量 断面力 変位量 など
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