フーリエ変換の復習 1次元で、 g (k ) f ( x) exp(ikx)dx 問題 1) exp(ikx)の実部と虚部を書け。 2) xは長さのディメンジョンを持つ。kのディメンジョンは? 3) g(k)を知っている時、逆フーリエ変換のf(x)を求める式 1 f ( x) 2 g (k ) exp( ikx )dk で矛盾がないことを確かめよ。 4) f(x)=exp(-ik1x), f(x)=δ(x-x1)のフーリエ変換を求めよ。 5) f(x)が周期aの周期関数の時、 ← f(x+a)=f(x) フーリエ変換したgはどんな性質があるか? 6) 長さのスケールが大きい系と小さい系で、 フーリエ変換したgはどのように違うか? 1 δ関数の復習 1) ( x) f ( x)dx f (0) 2) θ(x) = 1 0 に対して、 3) 1 ( x) 2 if if x ≧ 0 x < 0 d ( x ) ( x) dx exp(ikx)dk θ(x):ヘビーサイドの 階段関数 δ関数の積分表示 問題1:2)から1)を求めよ。 問題2:3)から1)を求めよ。 問題3:次の式を示せ。 ( x)dx 1 ( x) δ( x) δ( x) (ax) a 2 δ関数の復習 1) の回答 ( x) f ( x)dx f (0) 2) θ(x) = 1 0 3) 1 ( x) 2 if if x ≧ 0 x < 0 に対して、 ( x) d ( x ) dx exp(ikx)dk 問題1:2)から1)を求めよ。 1)の左辺に代入、部分積分する。 問題2:3)から1)を求めよ。 1)の左辺に代入、フーリエ変換と 問題3:次の式を示せ。 逆フーリエ変換の定義と見比べる 。 ( x)dx 1 1)でf(x)=1とおく。 ( x) δ( x) δ( x) (ax) a 1)で-x=x’とおく。 1)でx=ayとおく。 3 フーリエ変換を図にしてみると、 X空間 k空間 δ(x-x1) exp(ikx1) k x1 exp(-ik1x) x1 (周期2π/k1) δ(k-k1) k1 k a 周期aの関数 2π/aの整数倍のみで値を持つ 4 ここから、 逆格子空間 5 逆格子空間 基本並進ベクトル T u1a1 u2a2 u3a3 (u ,u ,u は整数) a 2 a3 b1 2 V を使って、 1 2 3 に対して、 V a・1 (a2 a3 ) G v1b1 v2b2 v3b3 (v ,v ,v は整数) 但し 1 2 3 を逆格子ベクトルという。 問 1) aiは長さのディメンジョンを持つ。biのディメンジョンは? 2) ベクトル積 A x B を成分で書け。 3) A・(B x C ) は3つのベクトルA, B, Cの作る平行六面体の 体積に等しいことを示せ。 4) 1次元の逆格子ベクトルを定義してみよ。 6 逆格子空間その2 問 1) aiは長さのディメンジョンを持つ。biのディメンジョンは? 2) ベクトル積 A x B を成分で書け。 1/長さ z成分= AxBy-AyBx など。 証明は、Aを単位ベクトルで表す方法。 またはA x B =Cとおき、A, Bと直交する条件から出す。 3) A・(B x C ) は3つのベクトルA, B, Cの作る平行四面体の 体積に等しいことを示せ。 下記 4) 1次元の逆格子ベクトルを定義してみよ。 b=2π/a が単位 -3) ベクトルD=AxBの大きさは、ABsinθ (θはベクトルAとBのなす角) Bsinθは、ベクトルAとBが作る平行四辺形でAを底辺とした時の高さ。 よって、Absinθは、平行四辺形の面積。 AxBの方向の単位ベクトルをnとすると、n・Cで、平行六面体の高さになる。 7 1次元の逆格子空間 (練習問題の最後) 基本並進ベクトル: T=u a 逆格子ベクトル: (uは整数) G=v b 、 (vは整数) |b|=2π/a, a -a 0 a=|a| b a 1次元の周期aの関数 2a -2π/a 0 2π/a 4π/a フーリエ空間では、 2π/aの整数倍の波数kでのみ 値を持つ。 3次元でも同様。 8
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