クリニカルパスの 導入と活性化をめざして ~県内の現状分析結果より~ 病院看護職員施設間交流事業 8G ◎三谷泉 栗原裕子 新田由紀子 加持谷多栄子 澤 孝子 細川祥恵 松岡真弓 患者様が納得のいく医療 わかりやすい医療 IC・医療・看護の標準化 円滑なチーム医療 クリニカルパスの導入・活性化 パスを使用 患者側 医療者側 情報を共有 医療の標準化 安心感 質の底上げ 質の高い看護 安心の提供 クリニカルパスに関する アンケートについて 対象 目的 県下の45病院 県下のクリニカルパス の導入と活用状況を 知るため パス保有率 アンケート配布45病院 回答病院36病院 無回答 9病院 20% あり 22病院 49% なし 14病院 31% 病床稼働率・平均在院日数とクリニカルパスの有無 病床稼働率と平均在院日数 平均在院日数 パスあり 平均在院日数 パスなし 病床稼働率(%) 日 800 120 % 700 100 600 80 500 400 60 300 40 200 20 100 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 あ い う え お か き く け こ さ A B C D E 施設名 F G H I J K L M N O クリニカルパスのない理由 作成の 方法が わからない 1病院 5% 学習の 機会が ない 1病院 5% その他 4病院21% 病院がとり くんでいな い 9病院 48% 必要性を感 じない, 4病 院 21% クリニカルパス運用上のメリット クリニカルパス運用上のメリット ② 医療ケアの標準化 20施設:90% 16施設:80% インフォームドコンセント ① 13施設:65% 平均在院日数の短縮 医療の質の向上 チーム医療 業務改善 ③ 12施設:60% 12施設:60% ⑤ 11施設:55% リスクマネジメント ⑥ 10施設:50% 0 10 20 30 ④ 複数回答 ⑦ クリニカルパス運用上の 問題の有無 無回答 2病院 9% なし1病院 5% あり 19病院 86% クリニカルパス運用上の問題 クリニカルパス運用上の問題 (パスのある施設の回答) ② 職員のモチベーションが低い ⑨ パスに対する学習の機会が不足している 1位 職員のモチベーションが低い ⑤ アウトカムの評価が出来ない ⑥ 看護計画との連動が難しい ① 病院の活動方針にクリニカルパス活用が挙げられていない 2位 パスに対する学習の 機会が不足している ⑦ 個別性のある対応が見えない ⑧ パス作成に多くの労力を要する ④ 業務(記録など)が煩雑化する ③ パス委員会が立ち上げられていない 3位 アウトカムの評価ができない ⑭ 記録の簡素化と施設基準をクリアするところが解釈が難しい。 ⑬ 入院期間が長い診療科においてはアウトカムが決めにくい 4位 看護計画との連動が難しい ⑫ オーダリング上のパスと紙パスを併用しているがオーダリングに切り替 えられない。 ⑪ パス推進が活発な外科。内科・整形はなかなか活用できていない ⑩ 電子カルテの連動性、システム上運用がしにくい 0 10 20 問題点:学習の機会が不足している 職員のモチベーションが低い クリニカルパスの学習の 機会を増やす 病院間の連携 交流事業のネットワークの活用 施設間交流 病院内のパス大会や勉強会を 他病院に公開しあう 講師情報の共有、合同研修の開催 クリニカルパスの導入・活性化 医療の質の向上 パスは患者様のためのもの 連携し、協力して鳥取県の 医療をより質の高い医療へ ご清聴ありがとうございました。 文献 1.クリニカルパスQ&A 阿部 俊子・小林 美亜・山崎 絆 著 2.クリティカルパスの導入と効果 ~地域医療連携を実現するクリティカルパ スの導入を目指して~ H.19.2.8鳥取大学医学部にて講演 鳥取大学医学部付属病院 中村 廣繁
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