1 労働時間制度 - 法政大学 藤村博之 WEBサイト

1 労働時間制度
労働時間制度
● 労働者が企業に提供する労働サービスの量と労働サービ
スを提供するタイミングを規定する
〇 労働サービスの供給量の増加と減少の対応
・労働者数
・労働者一人当たりの労働時間数
〇 労働サービスの需要と供給のタイミング
・フレックスタイム制
・交替制勤務
● 労働者が自分の生活のために使える時間や
仕事と生活の関係を規定する
〇生活時間 ⇒ ・生活必要時間
(睡眠、食事、身の回りの用事)
・ 拘束時間
(仕事、学業、家事、通勤、通学)
・自由時間(テレビ、遊び)
労働時間が長くなると自由時間が少なくなるだけでなく、
生活必要時間や拘束時間の家事時間などが削減されることになりやす
い。
● 労働時間制度やその運用実態
⇒労働者の生活時間の配分だけでなく、
生活と仕事の両立のしやすさ。
ワーク・ライフ・バランス
・フレックスタイム制
生活の必要にあわせて始業・終業時間を選択する
⇒労働者のストレス軽減やモラール向上に貢献
・短時間勤務制度
・ジョブ・シェアリング制
※労働者の生活の視点に立った労働時間制度の柔軟化は
人事労務管理の今後の課題の1つ。