ロールプレイの進め方

学校支援から始まるまちづくり
まちづくり協議会活性化の
チェックポイント
IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
簡単な自己紹介。。。
 大阪府高石市(堺市の南、泉大津市の北)出身。
 大学を卒業して、リクルートへ。
 アメリカで弁護士の資格を取ろうと退職したが、
2年連続で失敗。。(その間、永田町でバイト)
 全ての仕事を辞めて司法試験浪人したものの、
2年連続で失敗。。。。


その間に、阪神大震災:官・民・産の連携力不足。。
能力のなさを思い知って、市民団体の運営支援を
始める。

約5千万円、常勤4名・非常勤3名、浦安・京都
国際人道支援団体の代表なども。
 国社研の講師や「学校マネジメント研修」企画も。。

IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行(99年創刊)
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市)

調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」「協働環境」

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従4名+客員3名、浦安・京都、約5500万円


2020年の世界・日本・わがまちは?
中国のGDPは、日本よりいくら多い?
 原油、鉄、レアメタルなどの価格は?

日本の国民一人当たりGDPは何位?
 日本の高齢者率は?
 国債の残高は?
 既存インフラの補修コストは?





橋:15m以上が15万か所!
施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割!
下水道:陥没は年5000か所以上!
道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 消費税は、いくら必要?

2020年までの潜在成長率:1.57%(07年・内閣府)
滋賀 2.83
東京 2.72
三重 2.38
愛知 2.33
沖縄 2.24
福島 2.14
山梨 2.04
栃木 1.94
静岡 1.74
大分 1.73
長野 1.64
平均 1.57
鳥取 1.52
佐賀 1.49
徳島 1.47
石川 1.45
茨城 1.43
岩手 1.41
群馬 1.41
山形 1.40
鹿児島 1.30
富山 1.30
岐阜 1.29
熊本 1.27
福井 1.25
千葉 1.23
宮城 1.22
新潟 1.19
福岡 1.19
埼玉 1.16
宮崎 1.14
岡山 1.10
島根 1.09
香川 1.02
山口 1.00
京都 0.98
広島 0.98
長崎 0.95
大阪 0.94
愛媛 0.71
兵庫 0.56
秋田 0.47
高知 0.30
北海道・
東北 1.0
関東 2.0
中部 2.0
近畿 0.9
中国 1.1
四国 0.9
九州 1.3
北海道 0.25
青森 0.25 大都市 1.8
奈良 0.21 地方圏 1.3
神奈川 0.99 和歌山 -0.49
福岡県も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(万人)
0~14歳
15~64歳(A)
481
2000年
501
2010年
503
2020年
488
74
66
55
▲28%
328
339
(生産人口)
324
460
▲9%
+4%
91
2030年
46
▲31%
292
▲2%
270
▲17%
65歳~(B)
高齢者率
59
87
112
140
143
12.4%
17.4%
22.4%
+89%
28.8%
31.2%
+27%
A÷B
5.5人
3.9人
24
2.8人
55
2.0人
71
1.8人
89
+29%
+25%
75歳~
2020年の福岡県は?

高齢者率は? →28.8%!(全国比 ▲0.4%)


高齢者1人を支える生産人口は、わずか2.0人!
75歳以上は? →71万人(10年比 3割増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?


生産人口は? → 10%減(00年比 14%減) !


県税収入は?
既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
 消費税は、いくら必要?

飯塚市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
139
2000年
136
2010年
129
2020年
119
▲7%
0~14歳
26
15~64歳(A)
92
19
15
(生産人口)
81
107
▲16%
12
▲39%
89
2030年
10
▲33%
67
▲11%
60
▲25%
65歳~(B)
高齢者率
21
27
32
38
36
15.1%
20.1%
24.9%
+52%
32.5%
34.1%
+14%
A÷B
4.3人
3.2人
2.5人
16
1.7人
19
1.6人
23
+14%
+23%
75歳~
2020年の飯塚市は?

高齢者率は?→32.5%(全国より15年早い) !


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.7人!
75歳以上は? →1.9万人(10年比 20%増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 健康増進活動の効果の可視化を急ぐ!


生産人口は? → 16%減(00年比 24%減) !


既存インフラの補修コストは?


個人所得税収は?
道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
債権残高は?
嘉麻市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
0~14歳
15~64歳(A)
52
2000年
48
2010年
43
2020年
38
▲17%
9
6
5
29
(生産人口)
25
32
▲24%
3
▲47%
32
2030年
2
▲41%
19
▲23%
16
▲34%
65歳~(B)
高齢者率
10
12
13
14
13
19.1%
25.3%
30.2%
+30%
38.7%
40.8%
▲9%
A÷B
3.2人
2.4人
1.9人
7
1.3人
7
1.2人
9
+4%
+16%
75歳~
2020年の嘉麻市は?

高齢者率は?→38.7%(全国より25年早い) !


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.3人!
75歳以上は? →7800人(10年比 4%増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 健康増進活動の効果の可視化を急ぐ!


生産人口は? → 22%減(00年比 33%減) !


既存インフラの補修コストは?


個人所得税収は?
道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
債権残高は?
嘉麻市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
0~14歳
15~64歳(A)
52
2000年
48
2010年
43
2020年
38
▲17%
9
6
5
29
(生産人口)
25
32
▲24%
3
▲47%
32
2030年
2
▲41%
19
▲23%
16
▲34%
65歳~(B)
高齢者率
10
12
13
14
13
19.1%
25.3%
30.2%
+30%
38.7%
40.8%
▲9%
A÷B
3.2人
2.4人
1.9人
7
1.3人
7
1.2人
9
+4%
+16%
75歳~
2020年の嘉麻市は?

高齢者率は?→38.7%(全国より25年早い) !


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.3人!
75歳以上は? →7800人(10年比 4%増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 健康増進活動の効果の可視化を急ぐ!


生産人口は? → 22%減(00年比 33%減) !


既存インフラの補修コストは?


個人所得税収は?
道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
債権残高は?
田川市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(千人)
57
0~14歳
10
15~64歳(A)
36
2000年
54
2010年
48
2020年
43
▲15%
7
6
(生産人口)
28
37
▲23%
4
▲40%
33
2030年
3
▲36%
23
▲21%
20
▲29%
65歳~(B)
高齢者率
10
12
13
15
13
18.3%
23.8%
28.4%
+30%
35.1%
35.8%
▲2%
A÷B
3.4人
2.6人
2.1人
7
1.5人
7
1.5人
8
+5%
+12%
75歳~
2020年の田川市は?

高齢者率は?→35.1%(全国より20年早い) !


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.5人!
75歳以上は? →7700人(10年比 5%増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 健康増進活動の効果の可視化を急ぐ!


生産人口は? → 19%減(00年比 30%減) !


既存インフラの補修コストは?


個人所得税収は?
道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
債権残高は?
社会が変われば、
社会教育も変わる(はず)
20世紀の社会
較差・公害・犯罪など、
経済成長のひずみから
個人をどう守るか?
↓
20世紀の社会教育
知る・学ぶ意欲を支援する
「場所とコンテンツ」の提供
21世紀の社会
厳しい国際競争下での
超少子高齢で、個人も
地域も力が相対的に低下
↓
21世紀の社会教育
生活品質(QOL)を高め、
地域の力を「育てる場」の
提供
社会教育を求める対象(客体)と
求められる機能の変化

個人から地域(コミュニティ)へ


個人に知識・技能があっても、地域生活圏(コミュニ
ティ)の運営力が落ちている
提供から育成へ
場所(施設)とコンテンツ(指導)の提供だけでなく、
地域の担い手となる団体の運営力を育てる必要性
 「教える」<「育てる」(潜在力を生かしたか?)

→ 専門性・継続性のある団体との連携は不可欠
ウォンツを満たすのか、
ニーズに応えるのか?

要望されて提供するのか、必要に備えるのか?
求められたコンテンツ(講師)を探して配給するのか
、課題解決に必要となる力を育てるのか?
 「次に求められる力は何か?」を示すのは、誰か?
 何をするのも行政からの指示・配分を待つ体質か、
自発的に工夫し、挑み続ける体質か?

→ 自立的・自律的に活動継続する主体が不可欠
NPOも同好会も「市民活動団体」
事業や活動は、
何のため・
誰のため?
NPO
公益=利他
必要としている
こと・人のため
何を満たすために
ニーズ
事業・活動する? =求められること
必要な資源は
どうまかなう?
受益者負担も
求めつつ、不足は
寄付・助成・補助
など公費で補う
同好会
共益・私益=利己
「私たちだけ」
のため
ウォンツ
=したいこと
自費
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくり
のため
子どもたちの世代が、誇り
を持って暮らし、働くため
災害時などの安心のため
元気な地域は、人数より姿勢が違う!
 地域の未来のために、
本当に大切なことを実現できる
ように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
まちの「サバイバル」力を
どう維持するか
 まちの売上高No.1は、どう変化したか?
 まちの競争力は、どう維持・向上するのか?

まちの競争力は、誰が支えるのか?
 地場産業は、まちの競争力を高める力となるか?
 変化の中で、資源を活かせる産業は何か?
 子どもに、どんな仕事を「本気で就業体験」させるか?
まちの競争力を支えるために、行政は何をすべきか?
 まちの競争力を支えるために、企業は何をすべきか?

くわしくは「NPOマネジメント」第29号「まちのマーケティング」参照
地域産業は狩猟か・農耕か?

本当にすごい観光地は、自ら地域を耕している
たとえば、由布院の溝口さん、中谷さん、時松さん
 たとえば、山形・庄内の風間さん、奥田さん、金子さん
 たとえば、別府の菅さん、鶴田さん、野上さん


もはや、牡蠣の養殖業者でさえ、森を守る時代!
→ 地域をむさぼる産業から
地域を耕す産業(Communi-culture Industry)へ
「自治」は、誰がする?
 マツキヨが地方行政を「コンビニ化」した
 松戸市の「すぐやる課」(69年)
 「困ったら頼む」、「もらえるものはもらう」、
「払ってる分より、もらう分を多く」!!
 その財源は?!
 税収は3割!→残りは補助・交付
+ 借金
 「右肩上がり」時代は、それでよくても。。。
 いつの間にか、意欲も機能も力も失い、
「消費する自治」「おまかせ自治」に。。。
「失ってしまった自治」をリハビリする!
 自治する意欲
 なぜ自分たちが?→これからどうなる?
 自治する機能
 共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
最小限の安全・安心をどう維持するか?
文化・伝統をどう残すか?
経済的な競争力をどう維持・向上するか?
 自治する力
 決める力、行動・実践する力、育てる力
地味でも大切なことを、しっかり続ける
 たとえば、経済
 まち・集落の魅力は、磨き続ける!
まちづくり・協働は、切り花じゃなく土づくり!
 店がなくても、誰から・どう買い続けるか
 たとえば、福祉
 介護は、本当に届き続けるか?
健康を育む自主活動が不可欠!
 たとえば、災害時の要援護者支援
 緊急時のしくみは、平時のネットワーク
こんな工夫も、ぜひ!
 どんな活動でも、発信する!

メディア(地元紙・局)は「地域の元気ネタ」を探してる
 地域にかかわる時間を増やす!

まちづくりは「あいさつできる関係」を増やすため
 子どもを本気にする!

「大人ってすごい!」と感じるから、そこで働きたくなる
 できないことより、できることに力を!

学校にも、保護者にも、常に問題はある
途中でご紹介した事例
日本のうらほろ(北海道浦幌町)

IIHOE刊「NPOマネジメント」第63号 ご参照ください
まちのスペシャリスト
(千葉県)
札幌市南区
地域のNPO
澄川地区連合会
中学生が必参加の災害訓練
新居浜市社会福祉協議会
災害ボランティアセンター
学校・保護者・ボランティアのウォンツではなく
「子どものニーズ」に基づく学社連携のために
全国的な
子どもの
ニーズ
例:数学力
・理科離れ
ニーズに
応える
既存活動
例:宿題塾
・実験支援
本市での
特徴的な 例:スポ少
・神楽団
子どもの
ニーズ
・(なし)
例:体力
・伝統芸能
・地域産業
既存活動
の強み
既存活動
の課題・
要改善点
例:元教員 例:連携
・地元大学 ・安全対策
新規に
求められる
活動
例:総合学
習の支援
例:熱意
例:指導法 例:体育塾
・実績長期 ・後継不足 ・地域産業
・(なし)
・(不在)
系支援