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Ⅳ.費用
日本臓器移植NWへの登録・コーディネート費用
献腎移植登録費用
(住民税非課税の場合無料)
・初回登録費用 : 3万円/臓器*
・更新費用 : 5,000円/年
組織適合性(HLA)検査費用
(保険外診療のため)
・費用は施設により異なる
(例:東京都=13,650円)
コーディネート費用
(住民税非課税の場合無料)
・献腎移植後3ヶ月間生着している場合
コーディネート費用として10万円必要*
*補助制度を設けている地区もある。
Ⅳ.費用
医療費助成制度 (成人腎移植手術~退院まで)
保
険
証
(
3
割
負
担
な
ど
)
受人
け工
て透
い析
るを
受人
け工
て透
い析
な
いを
特定疾病療養
受療証
自己負担上限額
が1万円までとなる。
身体障害者手帳
の取得
(1・3・4級)
自己負担額(月額)
重度心身障害者
医療費助成制度
0円
※地域によって所得に応じて制限がある。
自己負担額(月額)
自立支援医療
(更生医療)
最高2万円
※世帯の住民税額によって異
なる場合がある。
※重度心身障害者医療費助成
制度によりさらに自己負担が助
成される場合がある。
Ⅳ.費用
医療費助成制度 (成人移植後の外来・通院)
自己負担額(月額)
重度心身障害者
医療費助成制度
保
険
証
(
高
額
医
療
費
)
0円
※地域によって所得に応じて制限がある。
身体障害者手帳
腎移植術後、抗免疫
療法施行中の状態は
1級の認定
自己負担額(月額)
自立支援医療
(更生医療)
最高2万円
※世帯の住民税額によって
異なる場合がある。
※重度心身障害者医療費助
成制度によりさらに自己負担
が助成される場合がある。
※人工透析しない場合でも、継続して特定疾病療養受療証が適応される場合もある。
Ⅳ.費用
腎移植手術・入院・通院費用に関する制度①
・腎移植は生体腎移植、献腎移植(脳死体含む)ともに健康保険適応
・身体障害者に認定されている場合は、透析医療とほとんど同じ自己負担になる公的助成制度が受けられる。
身体障害者(1・3・4級など)
・継続される。
・腎移植手術後、抗免疫療法施行中の状態は1級の認定。
・1級以外の方は、1級への等級変更や新規申請も可能。
特定疾病療養受領証
・人工透析にかかる医療費の自己負担が月額1万円までになる。
・人工透析を行っている方が、腎移植のために入院した場合、移植費用も対象となる。
(移植後、退院した場合は原則対象外。保険者によっては継続されることもある。)
重度心身障害者医療費助成制度
・各健康保険の自己負担額が助成される。
・【注意】地域によっては、一旦立替払いした後、申請により戻される。(償還払い)。
・また、所得制限がある場合もある。
Ⅳ.費用
腎移植手術・入院・通院費用に関する制度②
自立支援医療(更生医療・18歳以上)
・【内容】身体障害者手帳(等級は問わない)を持っている方が対象。
・自己負担額が1割となり、世帯の住民税額に応じて月額の上限が決められている。
・非課税世帯では、上限5000円まで。課税世帯では、上限20000円まで。
自立支援医療(育成医療・18歳未満)
・【内容】18歳未満の身体に障害がある児童が受けられる制度で、負担は上記制度と同様。
その他の助成制度
難病等医療費助成制度(東京都など自治体による)
小児慢性特定疾患
乳幼児医療
詳細については、各自治体の障害者助成制度担当窓口、(移植)施設の
医療ソーシャルワーカー等に問い合わせすることをお薦めいたします。
Ⅳ.費用
生体腎移植ドナーの費用
検査・入院・手術代
・生体腎移植は保険適応になっており、ドナーの検査、入院と手術代はレシピエン
トの健康保険で賄われる。
通院代
・退院後の通院が必要な場合は、ドナーの健康保険で賄われる。
Ⅳ.費用
国内外での腎臓移植にかかる費用
費 用
備 考
国内での腎臓移植
350~400万円
健康保険が適用される
外国で同国人を対象にした
腎臓移植
およそ400万円
米国の例
日本人が外国へ出向いて
受ける腎臓移植
およそ1,600万円
(800~4,650万円)
米国の例
•ここに示した移植費用は、移植手術後1年間の総医療費(手術、入院、退院後の投薬・検査など)、および外国で移
植手術を受ける場合には渡航費用を含めた費用を指します。
•国内での腎移植は、多くの場合、医療保険の他、自己負担分は特定疾病療養制度、自立支援医療(更生・育成)、
小児慢性特定疾患、重度障害者障害者医療費助成制度の対象となるため、医療費に関してはほとんど負担があり
ません。
•外国で受ける場合の費用は、どこの国で受けるか、また待機期間の長短により大きく変わりますが、患者の負担は
極めて大きいのが現状です。
日本移植学会 臓器移植ファクトブック2006より引用 http://www.asas.or.jp/jst/factbook/2006/