献血するなら今でしょ! ~若年層の献血率向上へ向けて~ 南山大学 寳多康弘研究会 医療分科会 川本優莉 寺田妃来理 豊田楓 西川知里 加藤美和 松山琴音 (厚生労働省HP【必要献血者延べ 人数のシュミレーション】) 【ビジョン】 若年層の献血率が 最も低くなるとされる 2027年までに 現在以上の 不足を出さない。 そのために… 献血率低下要因の究明 平成6年からの減少傾向について 4つの問題から分析 現行政策の問題点を列挙 新たな政策提言 1. 正確な情報提供 2. 知識不足の解消 3. 献血意欲を起こす なぜ? 献血率低下の問題 を取り上げるのか 若年層へターゲッ トを絞ったのか 献血率の低下によって問題になること 医療に必要とされる 血液の不足に繋がる 救命医療に支障をきたす 【現状】 少子高齢化の進行で若年層の献血率が減少 献血の身近性のなさ 献血率のバラつき→効率的な献血ができていない 献血に対する知識不足 注射針への不安 血液の必要量が不明確 処遇品が献血者のニーズに合っていない 献血者の推移 (厚生労働省 『献血推進2014』) 【要因】 輸血者と献血者の数値のねじれ 予防接種の義務化廃止による注射離れ 献血者から輸血者までのルートが不明確 廃棄血になる可能性 献血に必要な項目が明示されていない 学校教育の少なさ 緊急性・宣伝力の低さ 処遇品の質 献血事業の流れ 採血 採血所 (献血ルーム、 採血車など) 日本赤十字社 製造 日本赤十字社 ブロック 血液センター 日本赤十字社 都道府県 血液センター 供給 医療機関 卸 売 販 売 業 者 血液製剤の使用 学校教育の少なさ 認知率(高校3年生) 知っている 知らない (厚生労働省hpより) 厚生労働省【平成23年度若年 層献血意識調査結果】 宣伝力について 【分析】 19 【推計式モデル】 Yk=α + β1X1k + β2D1 + β3D2 + Ɛk Y:被説明変数 (昭和63年から平成24年までの若年層の献血率又は高校生の献血率) X1:説明変数(昭和63年から平成24年までの献血バスの台数) D1:ダミー変数(金券ダミー) D2:ダミー変数(予防接種任意化ダミー) Ɛ:誤差項 k:年 分析結果から 献血バス 金券の廃止 注射針 以上の3つが優位に効いてい ることが明らかになった! 【政策提言・論文の独自性】 若年層にターゲットを絞る 献血の習慣づけ 献血バスに注目 大学生のアイデア→見える化 動機付けの具体案 具体案 長期的政策 学校教育の充実 献血バスの復活 短期的(効率的)政策 スマートフォンによる若者向 けアプリの開発 ポイント制による献血への動 機付け 【参考文献】 寺地一浩氏、近勝彦氏(2011) 「ポイントによる消費者行動研究-行動経済学会」 (2013年10月8日取得) http://www.abef.jp/event/20111210/shiryou/Ippan/Yokou2_TerachiKazuhiro.pdf 小栗俊之氏(2000) 「ボランティア行動における動機付け理論」 (2013年10月8日取得) http://www.u-bunkyo.ac.jp/center/library/image/kyukiyo2_79-100.pdf モバイル社会研究所(2007)「世界各国における携帯電話のポジティブな影響」 (2013年10月8日取得) http://www.moba-ken.jp/pdf/positive_mgci_jp.pdf 伊藤忠弘氏(2004) 「ボランティア活動の動機の検討」(2013年10月8日取得) http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/top/publication/res_pdf_58/007.pdf 倉内慎也氏、永瀬貴俊氏、森川高行氏、山本俊行氏(2005) 「公共交通利用に対するポイント制度『交通エコ ポイント』の導入が意識・行動変化に及ぼす影響の基礎的分析」 (2013年10月8日取得) http://www.jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/00039/200506_no31/pdf/142.pdf 石部博則氏、今北恭平氏、奥中綾氏、藤井美穂氏(2003) 「献血行動の実証分析」 (2013年8月27日取得) http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~yamauchi/gakubu_hp/2003/paper/4.pdf 駒村康平氏(1997)「ボランティアと市場、政府の関係-血液事業を例にして」 (2013年8月27日取得) http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/sh330209.pdf 小野寺容資氏(2011)「平成14年度血液法改正における献血者数の変化についての研究」(2013年10月8日取得) http://www3.grips.ac.jp/~up/pdf/paper2010/MJU10049onodera.pdf ≪参考文献≫ 佐久友朗(1995) 「売血 若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか」近代文藝社 ≪引用及びデータ出典≫ 厚生労働省(2013年7月30日取得) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kenketsugo/index.html 国立社会保障・人口問題研究所(2013年9月24日取得) http://www.iPSs.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/gh2401.pdf 東京都福祉保健局 平成22年度輸血状況調査集計結果(2013年10月1日取得) http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/k_isyoku/yuketsutyousakekka.files/22gaiyou.pdf 日本経済新聞(2013年10月1日取得) 8月27日、5月15日 愛知県赤十字血液センター(2013年7月30日取得) http://www.aichi.bc.jrc.or.jp/index.php 東京都赤十字血液センター(2013年9月24日取得) http://www.tokyo.bc.jrc.or.jp/ 大阪府赤十字血液センター(2013年9月24日取得) http://www.wanonaka.jp/place/ 兵庫県赤十字血液センター(2013年9月24日取得) http://www.hyogo.bc.jrc.or.jp/ 日本赤十字九州ブロック血液センター(2013年9月24日取得) http://www.hyogo.bc.jrc.or.jp/ 秋田県赤十字血液センター(2013年9月24日取得) http://www.akita.bc.jrc.or.jp/ 健康福祉部健康担当局 医薬安全課(2013年9月17日取得) http://www.pref.aichi.jp/iyaku/ 日本赤十字社 はたちの献血(2013年7月30日取得) http://ken-love.jp/hatachi/index.html 胚性幹細胞およびiPS細胞から誘導した血小板を用いた輸血療法(2013年10月1日取得) https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/23/5/23_5_553/_pdf 発注ナビ(株式会社ユーザラスによる)(2013年10月20日取得) http://hnavi.co.jp/ 厚生労働省『平成23年度若年層献血意識調査結果』(2013年8月21日取得) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000020ipe-att/2r98520000020j6a.pdf 日本赤十字社愛知県赤十字血液センター『血液の在庫状況』(2013年10月20日取得) http://www.aichi.bc.jrc.or.jp/index.php NHN Japan株式会社 広報事業グループ 広報事業部 『LINE 2013年4-6月 媒体資料』(2013年10月8日取得) http://linecorp.com/ads/pdf/DF39EDAE-A64C-11E2-B586-23FE8142F988 『LINE 2013年7-9月 媒体資料』(2013年10月8日取得) http://linecorp.com/ads/pdf/537C67AA-CCF4-11E2-892C-8E4EC2CF4BA4 『LINE 2013年10-12月 媒体資料』(2013年10月8日取得) http://linecorp.com/ads/pdf/133F44BC-098C-11E3-B681-E97D30707817 総務省 少子高齢化・人口減少社会(2013年9月30日取得) http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc112120.html 安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律関係法令通知集 平成15年9月 http://www.bpro.or.jp/publication/pdf_material/HOREI.pdf NAVITIME(2013年8月27日取得) http://www.navitime.co.jp/ ご静聴ありがとうございました
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