現代社会の理論』

ちょっと復習:食べ物はA=U
穀物
購買のスピード=消費のスピード
5000円
一ヶ月
スピードアップ!
価格を上げる!
1万円
一ヶ月
一ヶ月で倍の価格を購入
=もともとの値段(1カ月分5000円)で、1万円分買って、
5000円しか消費のと、同じ経済効果(A>U)
たとえば
• 1日2000カロリー
• ご飯で1600カロリー、おかずで400カロリー
ご飯の半分を牛肉に!(米を食べて育ったとしよう)
ご飯800カロリー×8倍(ウシに食べさせた穀物のカロリー
の1/8のカロリーが肉から摂取できる)=6400カロリー
ご飯 1日1600カ
ロリー分しか売れ
なかった
半分
牛肉
7200カロリー分のお米
を消費させることが出
来る!!
(もっと安い穀物が一
般的だけど)
農業を情報化
情報化社会の
システム拡大
需要の増大
大量生産
(モード)
小さな
農村
大量消費
離農して都市へ
経済加速 高度経済成長!!
公共投資:重化学工業へ
システムの外部 環境
破
棄
資
源
公害(水俣病)
経済発展重視(人命無視):工場の設備が古くなるまで
生産続行! 政府も大きく後押し!
テキスト 54ページ
農薬の工場廃液
公害(水俣病)
情報化社会
・必要からの自由(文化からの自由)
“必要”ではなく“需要”
としての農薬・化学肥料
生産 投資
需要 拡大
経済発展
例 農薬
25年前の
商業用:農薬を使っていた。
ある農家
自家消費分:無農薬!
農薬づけのものは自分は
口にしない
しかし虫の食った野菜
売れない!!
需要重視
昭和35年の世界なら 基本的に自分・家族・目の前の人々が食
べる→自分たちが必要な食べ物しか、作らない!
コミュニティの論理
国内で環境意識高まる…
•
•
•
•
農薬規制・ゴミ問題
海外で同じことを!
農村部分→”発展途上”国(「貨幣」尺度)
都市の部分→先進国
• ちょっと復習:貧困というコンセプト
一日当りの生活で定義
↓
貨幣を必要とする
状況での欠乏
⇒貨幣からの疎外
この疎外の前に存在する疎外
貨幣への疎外
二重の剥奪
• 貨幣への疎外 海外編
東南アジア
マングローブの林
いくらでも
魚介類取れた
地元の人たち、マング
ローブなくなって働かざ
る得ない=労働力
彼らは賃金で食べ物を買
うようになる=需要拡大
×貧しい彼らに、シゴトを与えた!
飢えない
エビの養殖場にする
加工工場
○ 日本国内でやった情報化を海外で
• ちょっと復習:貧困というコンセプト
一日当りの生活で定義
資源を安く
↓
貨幣を必要とする 買って、
工業製品を
状況での欠乏
高く売る。
⇒貨幣からの疎外
この疎外の前に存在する疎外
貨幣への疎外 情報化から遠い
二重の剥奪
資源に近いとこ
ろで労働
つぎの社会の条件
• 資源の大量取得・大量消費・大量生産・大
量破棄、それを支える南の貧困・北の貧困
の構造は変える(第3章)
• もちろん間接化・不可視化による問題解決
の先送りの構造を起きないようにする(第3
章)
• でも「理想のために我慢しましょう!」でき
る人もいるかも知れないけど、それだけで
世の中かえるのはムリ(第1章)
• となりの芝生(情報化社会)が青い!
• しかも需要を作り出さなければ、大恐慌。
アフリカの貧困
• クローズアップ現代 5月28日(水)
• アフリカの貧困
• バイオエタノールの農業経営は、アフリカ
の人々を救う?
• グループワークで考えてみてください。
救う派
• 自分たちが作って他国が買ってくれるから。先進
国の助けが必要。
• 環境問題の解決にもなる(温暖化ガス削減)。ア
フリカの雇用増加・景気回復、一石二鳥である。
• バイオエタノール農業経営にしても、ミクロファン
ドの融資にしても、アフリカの人々の自立を目指
している。
• 石油にくらべると、格差が広がりにくい。
• バイオエタノールの需要は伸びる。
• この成功をもとに、バイオエタノール以外
にも進出する。
• 淡水化装置の環境問題も情報化社会で解
決。モードの最先端。研究が集中する。
• アフリカに必要なのは食料と医療。バイオ
エタノールの生産はアメリカの利益のため。
救わない派
• バイオエタノール以外のエネルギーが重視され
たら、一期に貧しくなってしまう。
• 生産量を増やしたときに水不足にならないか。土
地がやせてしまうのではないか。
• バイオエタノールによる「モノカルチャー」。マリの
経済は先進国に左右される。各国のバイオエタ
ノールの生産が増えたら、価格を下げざる得な
い。先進国の新たな「植民地」。
• もっと少ない水でできる農業に転換。
• バイオエタノールを作る設備投資ができる
人々しか救われない。
• ジャトロファ生産→買い手→バイオエタノー
ルに変換→販売 バイオエタノールに変換
している人々が儲かる(研究している努力
の分)
• 本当にアフリカの人々を救うなら、研究の
部分をアフリカ人で担えるように技術提供
すべきである。
新大の皆さんの意見 救う派
• 少ない水と肥料。
• 需要、期待できる。
• 事業を起こすための資金と技術を提供して
いる。
• 成功例が伝われば多くの投資が集まる。
• 成功例が伝われば、自分たちでビジネス
確立。
• 設備投資が行なわれるように外交する。
• 貧困層の収入は増えるし、資源のない国
でも栽培可能。
• バイオエタノールで得た利益を投資にまわ
し、第二次・三次産業を発展させる。
• 貨幣経済が浸透した以上、貨幣をえるた
めのビジネスが必要。ジャトロファは最適。
救わない派
• 現時点で「救っている」。しかし今のままで
は、マリの人々の技術や知識の成長に繋
がっていかない。
• いまのシステムが立ち行かなくなったとき、
彼らに新しいアイディアを出す力があるか。
• バイオエタノール農業拡大 畑を持つ人達
だけが儲かる。元々お金を持っている人が
儲かる。
• 仲介業者が利益を上げ、賃金は停滞するの
では。
• 需要は続くのか。他の道を探すにしても情報
がない。
• もっとさまざまなビジネスを教育しないと、長
期的には生き残れない。
• 先進国のエネルギーを生産。モノカルチャー。
• インフレが起きる。貧困。さらに生産…モード
でなければ生活が保てない。
• 需要を作り出してはいない。
• 経営の素人に短期の指導で経営者になれという
のは、逆に危険。
• バイオエタノールで成功することが、(市場の)環
境変化への対応を難しくする。
• ジャトロファの利益で一部の人々が農地拡大す
ることで、土地を追われる人々がでるのでは。貧
困層の増加?
• バイオエタノールで豊かになり、海外から穀物を
輸入する。穀物価格が高騰。インフレ。一部の国
ではさらに貧困。
• マリのバイオエタノールが成功したら、大企業が
進出して、小規模農家は生き残れない。
もどれるか、昔の自分たちのた
めの農業に
• コメンテーターの話:アフリカの人々働く!
• 裏を返せばモードの社会にどっぷり…
• いままでの農業では自分たちが食べていく
のがやっと。
• まわりの国々が経済発展→インフレ→必
要な医薬品の値段もあがる...
「戻る」という選択肢は、とれない。
ではどうするのか!!
•
•
•
•
•
ヒューゴさんの試み。
「いずれ事業を譲ってゆく」
富をもたらす「情報」の部分をマリの人々に。
いままでの“開発”とは違う。
しかし、ヒューゴさん1人のがんばりで、間
に合うのか?
わたしたちはどうする?
• ハンバーガー食べない? ケータイ使
わない?
• 農業を手伝いに行く?
• いま困っている人達を救うこと、すば
らしい。
• しかし、それだけでは、先がない。
• むしろ問題は、私たちの情報化社会
の中にある。
• しかも私たちの“豊かさ”はどんどん
人々を魅力しつづける。
そしてなにより
需要を生み出すために「必要から、文
化からの自由」を失ったことの弊害を
取り除く(第2章)
夕鶴
•
•
•
•
戯曲 戦後(昭和24年)
ベースは鶴の恩返し
舞台 むかしむかし
しかし当時の近代化の話
よひょう
• 農業して、村の子供たちと遊び楽しい生
活!
• それなりに幸せ、けど結婚してない!!
• 鶴を助けると、ある日、鶴のように美しい女
性が押しかけ婚!!!
• それはもう、幸せにくらしたとな。。。
ある日
• 都会の話をつうから聞くよひょう。
• つうは鶴なので都会も見たことある(空から)
• よひょう、村しかしらないので、イマイチ、イ
メージわかない。
• そこで、つう、都会の布を織ってあげる。
• つるの羽根(自前)を織り込んだ布
• よひょう「わーきれい」
悪い友達登場
• よひょう。見せちゃう、布を友達に。
• 悪友:これは金になる。「金があれば都会
に行けるぞ、よひょう。」
• よひょう。バカです。つうにもっと織るように
せがむ。
• つう限界...最後の一枚を織って、よひょ
うのもとを去る。
必要・文化という制限
• 必要、そしてムラ社会という文化
• 消費に限界。
• コミュニティの世界にとどまっていれば、布
は一枚あれば足りた。
• 金のため:モード
• わたしたちの姿...
恵まれた私たち
• 条件をクリアした社会を考える。
• そして、恵まれた日本(特に新潟!!)で
実現する。
• みんなが参考にしたくなるような...
• ではどうする?
• 来週!!
“虹”って何色ですか?
•
•
•
•
虹は何色に見えますか?
虹の色をあげてください。
グループワークで、考えてみてください。
「あれ、何色だっけ? 順番は?」とお互い
の共通点や、相違点を楽しんでください。
• グループの結論を出してください(グループ
ワークレポートの上3分の一)
正解は…
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
なんて、答えが、多いかもしれませんが、
実は
ないのです、正解は!!
地域や時代によって違う虹の色
•
•
•
•
地域や時代でバラバラ。
7色は多いほう(7色以上のところもあります)。
少ないところでは2色(赤・黒または赤・青)!
なぜ異なるのだろう? なぜという問いがとっても
大切です。
• 大学の授業
×今までの学説を覚えるところ
○新しい学説や応用方法を“考える”
虹の色の違い
物理現象
としての
虹
【
見
る
側
】
の
違
い
「6色よ!」
が違うってこと
はないよね!!
「え、7色でょ?!」
ここで、またまた問題です
• 問1:私たちはなぜここに集まって
いるのか?
• 問2:なぜ私たちの目は二つなの
か?
• 問3:ペンはなぜ落ちるのか?
この三問を説明して下さい。
三問の説明の仕方の違い!
時代 宇宙の時代 生物の時代
遺伝情報
説明 物理法則
する
仕組
人間の時代
制度・法律・慣
習・マナー・常識
情報
問1~3はどの”しくみ”で説明できるの
かな??
物質=エネルギー法則
VS
情報
•
•
•
•
物質=エネルギー法則
物理学・化学 絶対必要。
しかし…
生物学以降、物質=エネルギー法則だけで
は説明つかない。
• この説明つかない部分を司る部分を”情報”
ここでまたまた問題!
• ルイ・ヴィトンのサイフ
• 1500円のサイフ
• 物質=エネルギーの相違と情報の相違を比べて
みよう!
• 物質=エネルギーの部分も結構違うけど、その差
以上に価格がことなる=情報(現実世界ではグ
レーソーンも多くキレイに分けられない)
• 物質=エネルギーに価値が比例しない度合いが
高い~情報化社会
情報の部分の価値が高い例を考え
てみよう。
•
•
•
•
例えば、、、ブランドの和牛!
100g、ン千円。
物質としては、肉(タンパク質)と脂(脂質)。
値段の違いはデザイン=霜降り(肉と脂質
のデザイン:情報)
• 脂肪と肉が混ざり合って、
• 口に入れるとトロリととける。
• 遺伝情報と飼育方法によって確立(情報)
他にも探してみよう。
• 情報の部分の価値が高いほど、現代では
儲けやすいかな。
• グループワークで考えてみよう。
つぎの社会の条件
•資源の大量取得・大量消費・大量生産・大量破棄、
それを支える南の貧困・北の貧困の構造は変える
(第3章)
•もちろん間接化・不可視化による問題解決の先送
りの構造を起きないようにする(第3章)
両
立
•でも「理想のために我慢しましょう!」できる人も
の
いるかも知れないけど、それだけで世の中かえる
ヒ
のはムリ(第1章)
ン
ト
•となりの芝生(情報化社会)が青い!
•しかも需要を作り出さなければ、大恐慌。
情報化社会と“情報化社会”
• 情報>物質エネルギー
• 同じ物質=エネルギー、またはより少
ない物質エネルギーで、需要を作り出
せる。
• × 穀物⇒牛 8倍 モード
• × 使い捨て:消費のスピードあげる
モード
法律で規制で防げる?
• 問題のある部分は海外へ(違う法律の国
へ)。
• ある農薬使用禁止(ダメ)
• 禁止でない国で野菜生産(法律に反してな
いでしょ!)
• 輸入禁止に(これでどうだ!)
• 加工食品にして輸入…(検出不能)
つぎの社会の条件
•資源の大量取得・大量消費・大量生産・大量破棄、
それを支える南の貧困・北の貧困の構造は変える
(第3章)
•もちろん間接化・不可視化による問題解決の先送
両
りの構造を起きないようにする(第3章)
立
•でも「理想のために我慢しましょう!」できる人もす
いるかも知れないけど、それだけで世の中かえる
る
のはムリ(第1章)
に
は
•となりの芝生(情報化社会)が青い!
?
•しかも需要を作り出さなければ、大恐慌。
世界の窮状を訴えて、みんなに、
聖人になってもらう…
• 環境にいいから、ガマンして使用…
• 京都議定書(1997年) 1990年の6%温暖
化ガス削減。
• 「ひとり一人の努力で減らそう」
• PR活動 多くの人が認識した。
• しかし減るどころか、増えた。
• 認識すること≠行動すること
• 善意に頼っても解決は難しい。
つぎの社会の条件
•資源の大量取得・大量消費・大量生産・大量破棄、
それを支える南の貧困・北の貧困の構造は変える
(第3章)
•もちろん間接化・不可視化による問題解決の先送
りの構造を起きないようにする(第3章)
•でも「理想のために我慢しましょう!」できる人も
いるかも知れないけど、それだけで世の中かえる
のはムリ(第1章)
?
•となりの芝生(情報化社会)が青い!
•しかも需要を作り出さなければ、大恐慌。
仮に…
• アイディア絞って、条件クリアする商品つくっ
たとしよう。
• 何も考えない人と待遇同じで構わない?!
• それでも満足という人もいるとは思うけど、
ヤダという人多いだろう。
• 頑張った分は、お金も欲しい。
つぎの社会の条件
•でも「理想のために我慢しましょう!」できる人も
いるかも知れないけど、それだけで世の中かえる
のはムリ(第1章)
•となりの芝生(情報化社会)が青い!
どんどん欲しくなる?!
問題が見つかった時
やめられるか…
必要・文化からの自由の弊害
禁止だけでも、善意にも頼らず、
合理性(損得)だけでもなく…
•
•
•
•
第4の要因も、活用して行動を変えたい。
なんだろう、第4の要因。
ヒントのビデオ
2006年5月14日 19時〰
NHK
「トップランナー」
• 新しい”情報化社会”への解決策を考え、グ
ループワークシートにノートとりながら見てくだ
さい。