PowerPoint プレゼンテーション

査読システムを知る:
投稿者との協働作業
小峯 敦(龍谷大学)
経済学史学会・若手研究者育成プログラム
早稲田大学
2009.9.2(水)
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目次
第1節 はじめに
第2節 査読とは何か
第3節 良い査読をめざす
第4節 改訂要求に応える
第5節 おわりに
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第1節 はじめに
1-2 本日の目標
良い論文を書くために、査読システムを熟知。
なぜ査読? 3つの段階、俯瞰の目
(1)思いつき、発想、書きたいこと ←論文執筆
(2)様々なレベルの論文 ←査読による他者評価
(3)様々な審査報告書 ←編集委員による最終評価
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第2節 査読とは何か
2-1 定義 refereeing
(そもそも?)peer review
研究者の共同体; 共通の目標・分野・方法。
(何を?)学術的意義と改訂部分
論文の客体視、良い論文の公刊
(誰に?)編集委員および投稿者に明示
限定された読者、自発的活動、公平かつ明白
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第2節 査読とは何か
2-2 査読の重要性
消極的・外面的に・・・
業績の数値化(cf, IF, PD、科研費)
無審査制への不信(=紀要制度の没落)
積極的・内面的に・・・
自分の思考を第三者・先達の目から(cf, 指導教員)。
有益な改訂示唆、視点・文献
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第2節 査読とは何か
2-3 査読機会の種類
(1)学内雑誌(紀要)
学部内同僚。最近は外部査読も。多数。雑多。
(2)学会誌(学術雑誌)
学会や大学。やや開かれた。少数。権利。
(3)本や商業雑誌
出版審査。外部査読も。最近は出版助成が前提。
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第2節 査読とは何か
2-4 査読者の選定
double blind
匿名性は最後まで守れ。実際には投稿者判明。
候補者
過去の投稿者、引用文献、著名(権威・新鋭)、説。
回避される人
同門。悪い審査報告書。締切ルーズ。
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第2節 査読とは何か
2-5 査読プロセス(例)
投稿・・・期日。電子受付を推進すべき。
即時審議・・・即採用、即不採用、査読行き
査読・・・読み、調べ、書く。8週間?
本格審議・・・採用、不採用、保留(大幅+小幅)
改訂・・・要求書に基づき。説明文も。8-12週間?
再審議・・・採用、不採用。
掲載・・・晴れて載る。
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第3節 良い査読をめざす
3-1 査読者の心構え
適任?・・・辞退する勇気も(論題、多忙)。
迅速・・・できるだけ早く。2-3週間で。
助言・・・長所を伸ばし、短所を縮める。
有益・・・審査の目。周辺の新しい知に触れる。
寛容・・・見解の相違≠不採用。公平に。
信頼性・・・自分自身の評判。
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第3節 良い査読をめざす
3-2 審査報告書の構成
(1)論文の要約 (自分へも)
自分の言葉に咀嚼して、専門外の編集委員に向けて。
(2)大まかな評価 (委員へ)
立場を明確にして、学術的価値を判断。
独自な解釈(新資料)、論理構成の確かさ。
(3)細かい改訂点 (投稿者へ)
和訳、文章表現。ミス頻発。主語〜述語。
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第4節 改訂要求に応える
審査報告書の熟読し、心を静める
その要求をすべて列挙。時間の長短で分類。
本質的な改訂要求と、改訂示唆とを峻別。
基本的には、改訂要求にすべて従う。
従えないポイントには、理由を添えて正当化。
改訂した部分を丁寧に説明する別紙を。
→実例へ
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第5節 おわりに
目標
論文評価の制度を知り、執筆に活かす。
自分の主張をねばり強く説得せよ。
査読システム
投稿者との協働作業。
学術推進という共通目的。
緊張感ある知的共同体。
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