6 確率

6 確率
1章 確率
§3 確率の求め方
(4時間)
§3 確率の求め方
起こる場合の1つ1つが、どれも同様に確からしい
ときは、場合の数の割合として、確率を求めることが
できる。
確率の求め方
起こる場合が全部で n通りあり、そのどれが起
こることも、同様に確からしいとする。
そのうち、ことがらAの起こる場合が a通りで
あるとき、
ことがらAの起こる確率 a
確率 p の範
囲
p=
―
0≦
n p≦1
《いろいろなことがらの確率》
①赤玉4個、白玉2個、青玉3個が入っている袋から
玉を1個取り出すとき
4
(1) 赤玉が出る確率 ―
9
3
1
(2) 青玉が出る確率 ― =―
9
3
5
(3) 青玉または白玉が出る確率 ―
9
②赤玉9個が入っている袋から玉を1個取り出すとき
(1) 赤玉が出る確率 1
(2) 青玉が出る確率 0
③2枚(A, Bと区別する)の硬貨を同時に投げるとき
(表は○、裏は
A
○ ×)
{○ ,
B
○
× ○}
{○ ,
4通り
×}
○ {× ,
×
× ○}
{× ,
×}
(1) 2枚とも表となる確率
1
―
4
1
(2) 2枚とも裏となる確率
―
4
2
1
(3) 1枚は表で1枚は裏となる確率 ― =―
4
2
④3枚(A, B, Cと区別する)の硬貨を同時に投げると
(表は○、裏は
B
き A
○ ×)
{○ , ○ ,
C
○
× ○}
{○ , ○ ,
○
○ ×}
{○ , × ,
×
× ○}
{○ , × ,
8通り
○ ×}
{× , ○ ,
○
× ○}
{× , ○ ,
×
○ ×}
{× , × ,
×
× ○}
{× , × ,
×}
1
(1)3枚とも表となる確 ―
8
率
1
(2)3枚とも裏となる確 ―
8
率
3
2枚は表で
(3
―
1枚は裏となる確率 8
)
3
1枚は表で
(4
―
2枚は裏となる確率 8
)
⑤4枚のカードから2枚取り2けたの整数をつくる
1
2
3
4
2
3
4
1
3
4
1
2
4
1
2
3
12
13
14
21
23
24
31
32
34
41
42
43
12通り
奇数となるのは 6通り
6
1
奇数となる確率 ―=―
12
2
⑥2個のさいころを同時に投げるとき
B
1 2 3 4 5 6 (1)同じ目が出る確率
6
1
1234567
― =―
36
6
2345678
3 4 5 6 7 8 9 (2)出る目の数の和が9になる確率
4
1
4 5 6 7 8 910
― =―
36
9
5 6 7 8 910 11
6 7 8 910 11 12 (3)出る目の数の和が6になる確率
5
―
36
A
(4)出る目の数の和が10以上になる確率
6
1
― =―
36
6
2
個
の
さ
い
こ
ろ
の
出
た
目
の
回
数
A
B 123456
1
2
3
4
5
6
⑦5本のくじから、同時に2本ひくとき
2本のあたりを①, ②,
3本のはずれを③, ④, ⑤ とすると、
くじのひき方は、
{① , {① , {① , {① ,
②}
③} ,
④} ,
⑤} ,
{②
{②
{②
③}
④} ,
⑤} ,
{③
{③
④}
⑤}
{④ ,
⑤}
(1) 少なくとも1本があたりである場合
10通り
7通り
7
―
10
だから、求める確率
は、
(2) 少なくとも1本がはずれである場合
だから、求める確率
は、
9
―
10
9通り
⑧4枚のカードから、同時に2枚を取り出すとき
取り出し方と、2枚の数の積は、
{1 ,
{1 ,
{1 ,
2}2
3}3
4}4
{2 , {2 ,
6
通り
3}6
4}8
{3 ,
4}12
2枚の数の積が4より大きくなる場合
だから、求める確率
は、
3
1
― =―
6
2
3通り
END