「健康づくりのための運動について」 お答えします 作成:コーヒーオリゴ糖情報センター 最近メッツやエクササイズという言葉を耳にします。 そうですね。メッツ(Mets)やエクササイズ(Ex)と聞いてもピンとこない人もいるでしょう。 メッツとは身体活動の強さを表わす単位です。座位で安静にしている状態を1メッツとし、 運動時が安静時に対して何倍になるかを 表わしています。これに対し、エクササイズは身体活動の量を表わし、メッツ(身体活動強度)×実施時間(時)から算出します。 したがって、同じ値でも活動強度が大きければ短時間に、弱ければ長時間ということになります。 カロリーとは違うのでしょうか。 カロリー(kcal)はエネルギー消費量の単位ですが、この量は同じ内容の活動を行った時、体重の多い人の方が、体重の少ない人より 大きくなるといった差が生じてきます。 したがって、メッツやエクササイズを利用した方が、より個人に見合った活動量が把握できるのです。 ではどのくらいの運動が適しているのでしょうか。 なるほど! 健康づくりのためには、週23Exの身体活動をし、その内の4Exを活発な運動にするとしています。 たとえば、これを具体的に表わすと、下記のようになります。 週23Exを歩数に換算 ⇒ 約8,000~10,000歩/日 週4Exを運動に換算 ⇒ 速歩:約60分、ジョギング、テニス、水泳:約35分 また、普通歩行や部屋の掃除 ⇒ 20分、風呂掃除 ⇒ 16分、通勤 ⇒ 15分が1Exに相当するなど、普段の生活の中でもある程度の エクササイズ量が使われているので、各自の生活習慣に合わせ、身体活動量を増やす工夫が大切です。 例えば、速歩15分は1Ex ですので・・・ 通勤時に速歩を取り入れる 早く帰られる日は一駅手前で降りて速歩の時間を作る いつもより遠くの店まで速歩で買い物に行く 休日に速歩を楽しむ など・・・ 日常生活の中で、中強度以上(3Mets以上)の身体活動を心がけ、 個人のライフスタイルに応じた無理のない健康づくりを継続ししょう。 3Mets以上の身体活動の一例としては、掃除機がけ、モップがけ、 子どもと遊ぶ(歩く/走る)、動物の世話(徒歩/走る)、歩行、自転車で 走る、などがあります。 管理栄養士 マメ子の豆辞典
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