行動科学 2009 2009/9/29 新潟国際情報大学 小宮山智志 この資料は、以下のURLで閲覧できます。 http://www.nuis.ac.jp/~komiyama/bs2009_1.ppt いま、社会が大卒の学生にもとめ ているものは? • • • • 何だと思いますか? 1分間、考えてみてください。 回りの方と相談しても構いません。 この講義では、このような相談タイムを設けま す。その時間は、どんどん話してください。 • ただ私が話しているときは、決して話さないで ください。小声でも話してはいけません。 いろいろな考え方があるとは思い ますが、 • 集団で、問題を解決する能力 • 会社で、地域で、もっと皆が働きやすく、暮ら しやすくなるように問題を自分たちで見つけて • 解決していく能力。 • 一人の視点では“皆のため”はわからない。 • また一人の力は限られている。 • 集団で協力する能力(=コミュニケーション能 力+関係構築能力)も必要です。 ところで大学と学校ってどう違うの? • 小学校・中学校・高等学校・専門学校と • 大学には、「校」の字が付きません。 • 農業大学校とか防衛大学校というもはありま すが、これは学校の仲間です。 • 大学と、学校、何が違うと思いますか? • やっぱり1分間、考えてみてください。 いろいろな考え方の違いはありますが。一 つの見方 学校 誰かの作った知識や技術を 覚える。 大学:まだ誰も分からない “自分の問い ”を解明する 情報の消費者 情報の生産者 (問題解決に必 要な人材) 自分の頭を使う 他人の頭を使う 両方同じぐらい大切 グループワークで両方の練習 レッツチャレンジ!! グループワーク • 今日は初めてなので、周りのお友達とグルー プを組もう(1人~4人) • お一人で構いません。 • 次回以降、ランダムにグループを組むことを 希望する方は、その旨を質問・意見の欄にお 書きください(より現実の社会に役立つトレー ニング)。 • グループを作って話し合いやすいように、座 ろう!(横一列では話せません) • まずグループを作ろう! • 1分! 手順 ① まず、自己紹介。 ② 用紙にメンバーの名前を書く。 ③ 1枚目の用紙のウラを使用します。次回は2枚目の オモテ、次々回は2枚目のウラ…) ④ 「お題」についてお互いに意見を交換(8分) ⑤ レポートは個人個人で書く。他の方の意見を紹介 (名前を出してください。とっても重要です)しながら、 自分の考えを展開(10分) ⑥ 今日は、もう1題、お題がある(合計2題)あるので 下半分を残しておいてください。 今日のお題1 楽しいときってどんなとき? • 皆さんの楽しくって、時間が早く過ぎていくと 感じるときはどんなときか、思い浮かべてくだ さい。 • 周りのお友達と話し合って見よう! • 「あ、それ私も」「そんな楽しみがあるのか」 お友達と楽しみ方を共有できるといいですね。 5分相談+レポート5分 楽しいときの3つの条件 そろそろ宿題しようかな… 1.自分から進んでやっていること 「テレビばっかり見てな いで勉強しなさい!」 ガックリ… 2.自分で工夫できる 難しすぎる:緊張 簡単すぎる:退屈 3.自分で工夫した結果が わかること サッカー:戦略を工夫した。 練習方法を工夫した 試合で、発揮できた! 楽しみの社会学 : 不安と倦怠を越えて / M.チクセントミハイ著 今村浩明訳 思索社 , 1979.5 グループワーク2 • グループのそれぞれの方の楽しみ は、3条件と、どのような関わりがあ るか、お互いに議論して見よう。 • 一人につき2分×4名=8分 • レポート(自分の分について。ただし 他の方からのコメントは書いてくださ い) 7分 大学と(専門)学校の違い 学校 誰かの作った知識や技術を覚える。 情報の 消費者 大学: まだ誰も分からない “自分の問い ”を解明する 情報の 生産者 あなたが解決したいこと:他にも役立つ人々がいます 社会人:いずれオリジナ リティを問われます! 大学 専門学校 語学や情報処理の 知識・技術 2年間 勉強 + 自分の問い 自分の問いを探求 自分の問いの探求 のために勉強する こともあるけど 自分の問いの ためなので 自発的・工夫・そして自 分の問いの解明・社会 の役に立つ~楽しい 行動科学 • どんな情報システムを作るか、活用するか • どうしたら異文化間で協力できるか。どのような制度 が必要なのか 情報システム・ 文化・制度 情報システム・ 文化・制度 を取り巻く人々 人が変われば、あるべき情 報システム・文化・制度は変 わってくる <達成目標> 一つの行動の結果に対して、結果にいたったプロセスに 複数の推理(仮説)を考えられるようになってください。 仮説を比較する方法を身につけてください。 自分の関心に基づいて問いを見つける方法を身につけ てください。 覚えるためではなく問い・仮説を考えるための本の読み 方を身につけてください 内容 • 仕事や人生で、自分や愛する人々のことを真 剣に考え“現実”に背を向けずに行動を決定 するときに、私が実践してきた、そして人類が たどり着いた“ある一つの方法”を習得する。 • 皆さんの先輩が自分の関心に基づいて、問 い・仮説を真剣に考えた卒業論文を題材にし ています。 <成績評価方法> • 成績は、グループワーク・個人ワークと最終 レポートによって評価します(旧態依然とした 減点法の試験は行いません)。オリジナリティ を高く評価します。 <受講に当たっての留意事項> • 授業中、私が説明しているときは、誰も話してはい けません。小声でもダメです。私が聞こえなくてもあ なたの周りの人が迷惑です。グループワーク・個人 ワークのときは、どんどん周りの人と話してください。 友達の意外な推理を楽しみ、また友達を楽しませて あげてください。 • 資料はホームページ (http://www.nuis.ac.jp/~komiyama/)で公開します。 来週:自分の問いの例 ドラックストアのレイアウト くすりを主に買いに来る人も 日用品を主に買いに来る人もともに満足する レイアウトとは?
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