目次 1、はじめに 2、研究の目的 3、各章の概要 4、まとめ 5、さいごに 2015/10/1 1 1、はじめに なぜ、「格差社会」をテーマにし、論文を書こうと思ったのか? →ある日から突然、「格差社会」「ワーキングプア」といった言葉 を多く耳にするようになった。 「本当に、日本は格差社会になっているのか?」 (犯罪に対する意識が、体感治安の影響を受けている のと同様に、メディアの影響を受け、錯覚しているだけでは ないのか?) いつから「格差」という言葉が広まったのだろうか、また、メ ディアは格差の現場をどのように報じているのか、関心を 持ったから。 2015/10/1 2 「格差社会」の形成 -メディアが作り上げた 格差と貧困- 東洋大学社会学部 メディアコミュニケーション学科 横山史帆 2.研究の目的 仮定:「格差社会やワーキングプアといった概 念は、メディアの手によっ て作り上げられたものであり、メディアの報道によって、人々の意識に強 く根付いた」 →この仮定が事実なのかどうかを明らかにするため、様々な媒 体を分析し、いつから日本国内は格差社会になったのか、 「格差社会」「ワーキングプア」という言葉が広まっていったの か、そして、格差に関する様々な事象を調べ、解決策を考え ていく。 2015/10/1 4 3.各章の概要 本論の構成 序論 1章 はじめに(格差社会、ワーキングプアのはじまり) 2章 格差社会の現場と実態 3章 広がる格差と非正規雇用 4章 メディアに晒される貧困者たち 結論 2015/10/1 5 第一章 はじめに 1.1 日本の貧困 1.2 なぜ貧困、格差社会が発生したのか 1.3 ワーキングプアのはじまりとこれまで 1.4 貧困層の規模・実態 2015/10/1 6 第二章 格差社会の現場と実態 2.1 「格差社会」の現場と実態 2.2 格差の中の「難民」 2.3 海外の貧困事例 2.4 ニート、フリーターとワーキングプア 2015/10/1 7 ネットカフェ難民の実態とは? 厚生労働省による調査(2007年) (住居喪失不安定就労の実態に関する調査) 2015/10/1 8 海外にも、「ネットカフェ難民」がいた! ・韓国の「考試院(コシウォン)」。 広さ3畳ほどの、レンタル勉強 スペースだが、近年はここを 住まいにする貧困者層が増加。 →学歴社会が原因か? (韓国の大卒の就職率は 66.7%)非正規雇用労働者は、 労働者全体の55%以上) 2015/10/1 9 第三章 広がる格差と非正規雇用 3.1 貧困と富裕 3.2 非正規雇用 3.3 派遣労働の実態 2015/10/1 10 派遣労働について 派遣労働のしくみ 派遣の種類 1、「特定労働者派遣」 2、「一般労働者派遣」 3、「紹介予定派遣」 ※2008年は、労災隠しや禁止業種への派遣などの事実が明 るみになり、大手派遣会社が相次いで廃業し、日雇い派遣 労働も原則禁止と決められた。 2015/10/1 11 第4章 メディアに晒される貧困者達 4.1 NHKスペシャル「ワーキングプア」 4.2 増えるメディアへの露出 4.3 メディアでの取り上げられ方の変化 2015/10/1 12 メディアで取り上げられた「格差社会」 ・NHKスペシャル「ワーキングプア」 →この番組をきっかけに、「格差」のメディア露出がUP ・バラエティ番組内での「貧乏ネタ」 (テレビ朝日「銭形金太郎より) ・「ハケンの品格」 ・年越し派遣村 2015/10/1 13 4、まとめ 仮定≒結論:「メディアの手によって、『格差社 会』『ワーキングプア』といった言葉が世に広 まり、人々の意識に強く根付いた」 今後の課題:「格差問題解決のためには、貧困 者層に対する、支援の姿をメディアがもっと映 し出し、人々に現状を知ってもらう事が重要で はないか」 2015/10/1 14 5、さいごに マスメディアの報道…何らかのイデオロギー を持って報道され、人々に伝えられる。 貧困報道も、多かれ少なかれ、何らかの意 味合いを込められ、作り上げられている部分 が存在している。 メディアはどのような意図で、「貧困」を伝え ようとしているのか、それを我々はもっと考え る必要がある。 2015/10/1 15
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