制度経済学Ⅰ • • • • • • オイコノミア 2012.4.3.第1回NHKE Q1 格差は敵か? Q2 現在の格差はいつから生まれたか? Q3 戦前と戦後のちがい? Q4 現代における格差拡大の要因? Q5 一億総中流社会を定義すると? • A1 格差は敵? 格差は過大であると、社会 の崩壊へ、適度であると、希望、憧れになる ・A2 現在の格差はいつから?1990年代以降 ・A3 戦前と戦後の違い 戦前の所得源泉⇒ 地代、利子、配当、戦後⇒賃金所得→労働 ・A4 現代の格差要因 ①グローバル経済 ②パソコン普及 ・A5 一億総中流社会とは ジニ係数が低い 資本主義とともに、そして人類とともに古い 格差の存在 いかにして社会が格差を手なづけるか 資本主義の変化 19世紀資本主義 資本家対労働者 富裕層対貧困 戦前の日本 何よりも地代が主要な所得源泉 • • • • • 地代とは、封建的土地所有を前提にする 地主と小作人の関係 大地主の存在 「地方の名家」・・・庄屋、名主 TVドラマ「おしん」の世界 戦前の日本経済ー労働の賃金水準は低かっ た→低賃金が一般的だった • 戦後の日本経済ー高い賃金が一般的になる • • • • • • なぜか? 経営者が賃金を引き上げた なぜか? 労働側の要求 労働組合 団体交渉 賃金はどう決まるのか? 労働市場の需給均衡で決まる Ⅰ Ⅱ それだけではない 団体交渉という制度 で決まる • • • • • • Ⅰか、Ⅱか、ⅠとⅡ両方か、 一億総中流社会ではⅠよりもⅡが強く作用 そのあと、1990年代以降、Ⅰが強くなる つまり、市場の力で賃金が決定する 不景気→賃金ダウン→非正規雇用増→ 経済格差拡大する→20年以上持続する • 一億総中流社会は日本だけか? • ノー。 • 第2次世界大戦後、アメリカ、ヨーロッパの 国々(OECD諸国)ではミドルクラスが発生 • 1945-1975 資本主義の黄金時代 • 200年の資本主義の歴史のなかで例外的 • その背景ー高度成長と高賃金・高利潤 • • • • • • • それが、1970年代のオイルショック以降変化 ただし、欧米諸国は成長が停滞するが、 日本経済は1980年代末のバブル崩壊まで 高い成長が持続していく 平成生まれのみなさんは低成長の申し子 低成長でなかった時代、日本経済が存在した もはや映像、文献でしか体験、理解できない • • • • • 講義の方針 DVDを見て、感想、質問 興味深い感想、質問は個別に評価 成績はこれら個別評価の積算・・・1 ほかには、レポート提出の評価・・・2 全体の成績は1+2の合計。
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