内臓の疲労と食事 研修用資料 養命研究所 株式会社 内臓疲労の原因 食生活の乱れによって胃腸の機能がダウンします ● ハードな仕事による疲労の蓄積 ● 精神的ストレスや慢性的な睡眠不足 ● 自律神経バランスの乱れ ● 運動不足や食生活の乱れ(栄養の偏り) ● 食品添加物の摂り過ぎ(防腐剤・保存料など) ● 骨格の歪み(骨盤&背骨) 不規則な 食事 内臓疲労 ストレス 睡眠不足 運動不足 生活環境の乱れによってカラダ全体の機能がダウンします 内臓疲労によって起こる病気 低体温 手足の冷 え 内臓疲労の恐ろしさ 蕁麻疹 免疫低下 アレルギー 不妊 肌荒れ 生理不順 便秘 頻尿 むくみ 内臓が正常に働かなければ、 食物を消化吸収する機能が低下し、 活動に必要なエネルギーをうまく生み出せなくなります 解毒もできないので毒素がどんどん溜まります 疲れやだるさを感じるだけでなく浮腫みや痛み不調などが 生じるので全身に様々な症状が出てきます ぽっこりしたお腹は 内臓がきちんと機能していない状態です 内臓が疲労すると 副交感神経の働きが悪くなります 十分な酸素が 供給されない • 胃腸が垂れ下がると横隔膜、肺が下に引っ張られます • 肺の伸び縮みが悪くなり呼吸が浅くなります 自律神経失調 • 横隔膜が下がった状態は息が浅く頻回に呼吸している • 息を吸う(交感神経優位) 吐く(副交感神経優位)に働きます 内臓機能は副交感神経がコントロールしています 腹筋が弱ると内臓が下垂する 腹直筋が弱って、横行結腸やS字結腸が垂れ下がってしまうと 子宮や膀胱などの静脈血の流れが悪くなり、 古くなった血液が肺に戻りにくくなります 肺 大静脈に合流 腸骨静脈 血液の流れ 下肢 生殖器 膀胱 胃腸が正常な位置から下垂すると 横隔膜下垂 胃腸が下がる 骨盤下部臓器圧迫 内臓が下垂すると 子宮、卵巣、前立腺、膀胱など 骨盤の下部の臓器を圧迫します 卵巣機能の低下、ホルモンの生成が悪く なると生理不順や不妊の原因になります 圧迫によって前立腺の肥大や頻尿の 原因にもなります 基礎代謝の熱量はほとんど筋肉と内臓で作る 筋肉で産生する熱量 肝臓、胃腸、腎臓、脾臓、 心臓、脳が産生する熱量 その他 内臓が疲労すると基礎代謝が落ちて太りやすくなります 内臓が疲労すると 消化液の分泌が悪くなる 膵液 胆汁(アルカリ性) 消化液の分泌の減少がホルモン不足を招く カラダは恒常性維持のために エネルギーの不足は黄体ホルモンを 使い体温を上昇させる 内臓疲労で基礎代 謝量が減少 女性ホルモンが足りなくなると 甲状腺ホルモンを消費する 改善方法 筋肉で産生する熱量を増やしカバーする 消化液の分泌量は 1日7000mlもある 2000 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 唾液 胃液 胆汁 膵液 腸液 現代人は脳を使いすぎている 美味しいいものを食べると幸せな気分になりますね 美味しいものとは何か? 脳で考える 激辛の刺激物 必要なもの ストレスがかかると 脳が欲しいものを食べてしまう 運動した後のビール 冷たいものを一気飲みすると内臓が急激に冷えます チョコレート お菓子 冷たい飲み物 腸が考えている 必要なもの 冷えた内臓温を元に戻すために血液が内臓に集まります 脳に集まっていた血液が胃腸に集まり、脳が酸素欠乏 暖かい飲み物 消化吸収が良いもの 消化液の分泌を促すもの 酸素が少ないと脳が気持ちいいので習慣になる 熱量が減ると基礎代謝が減少 体外に熱が放散しないように血流が悪くなる 皮膚の薄い部分に流れ込む血液が少なくなります 口や目の周りの炎症 内臓の冷え 老廃物が蓄積 内肘 首などの炎症かゆみ 膝裏、肛門、陰部などに皮膚炎 アト ピー 喘息 アレル ギー 喘息など気道や肺に慢性の炎症 血流が低下するのは放散する熱を減少させて熱量を維持するための防御反応です 気温25℃の時の体温分布 慢性の冷えはホルモン不足を起こす 脳 心臓 肺 肝臓 腎臓は血液の供給が常にないと生命維持ができません。 皮膚 生殖器 胃腸 皮膚、胃腸や子宮などは一時的に血液が供給されなくても心配ないので 血液の供給は優先順位が低くなります 脳 心臓 肺 肝臓 腎臓 内臓疲労は化学合成した薬では治らない 内臓には 五臓と六腑があります 肝(酸味) 腎(塩味) 肺(辛味) 心(苦味) 脾臓(甘味) 各臓器に活力を与えたり、補助する味がそれぞれあります 味以外に風味も関係しています 旨味=美味しく感じるもの 風味=美味しそうに感じるもの これも身体が必要としている栄養素であり物質です。 天然の旨みと風味は内臓を正常に動かすために必要です 内臓疲労を根本的に治すものは! 交感神経を興奮させ前頭葉に血液を集めるために 血管を収縮させる必要があります。 嗜好品 高度な情報処理をしている脳 自然の風味 旨み 生命維持を司る脳 風味、旨みを摂取すると唾液が分泌されます 腸が欲しいと思っている栄養素 副交感神経を優位にさせる 内臓が動く=副交感神経優位 胃腸薬が「内臓疲労」の原因になることも H2ブロッカーなど」の薬 消化液の分泌が増加すると 内臓疲労が解消 胃液分泌抑制 胃液を抑えるとその他の消化液が 減少する 唾液 胃液 胆汁 膵液 苦味は主に胆汁分泌を促進する 梅干は消化液分泌のスイッチを入れる 植物は薬にも毒にもなる 毒物 植物は動物のように早く動くことができません。 外敵による捕食を受けないように防御の目的で 毒素を作り貯めています。毒キノコなど 「制癌剤」の中には植物毒を利用したものがある 植物アルカロイド 植物の渋み、苦味、えぐみ 薬 物 「毒を以て毒を制す」ということわざがあります 「漢方薬」やサプリメントの中にはそれを利用し て体質を改善するものもあります。 長期間飲むものではありません 毎日食べている食材にも毒がある アルカロイド=アルカリ様物質 酸で中和される 消化液がアルカロイドの毒性を中和し無毒化する 肥満 炎症 内臓機能障害 「レクチン」は 炎症を引き起こすたんぱく質です 昔から毎日食べている植物 ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、 大麦、小麦、ナッツ、卵、乳製品にも多く含まれています レクチンは両刃の剣 糖鎖 糖鎖 糖鎖 糖鎖 レクチンは多糖類には結合しない 単糖、オリゴ糖に結合する 糖鎖 粘膜 レクチンはウイルスが感染してくる糖鎖に結合し ウイルスが感染してこないようにします カラダを守ってくれます レクチンはタンパク質の仲間で、糖鎖に結合します 細胞を凝集させ酵素の働きを阻害します。 すい臓など内臓の障害を起こす心配もあります レクチンの毒性を消すには 自己疾患 誘発 レクチン の副作用 発酵 十分な 加熱 咀嚼 免疫過剰 酵素阻害 しっかり咀嚼する事や土鍋・オーブン・微生物で発酵して 食材の多糖類⇒単糖やオリゴ糖に分解 レクチンは単糖、オリゴ糖に結合して毒性が消える 電子レンジやホットプレートなどでは毒性は消えない 内臓を元気にする「旨み」とは 疲れた時に何が欲しくなるか? 「甘酸っぱい」「甘辛い」「ほろ苦い」「こってり」 「あっさり」「さっぱり」「塩っぱい」 毎日の献立が思い浮かぶ時は内臓が元気で カラダが欲するものを脳が正しく判断できています 脳に正直になると脳が欲しいものばかりを食べてしまいます 気がついたらお菓子を一袋食べてしまった…なんてことになります 発酵食品を食べている民族は健康で長寿 乳製品の旨味 バター、チーズ、ヨーグルトなどの動物の乳を熟成した時に出てくる発酵食品です 物事の本当のおもしろさや最上級の味を醍醐味と言います 醍醐とは「熟成した甘くて濃厚な液体」の事です お肉の旨み 肉は酵素によりタンパク質が分解され旨み成分であるアミノ酸に変化します。 魚介を干物にしたり、肉を燻製にしたり料理には、「一晩ねかせる」とよくあります 牛肉も寝かせるととても美味しくなるのです。 新鮮な植物の旨味取れたての葉や新芽 もぎたての果実からは爽やかな香りがします芳香性の成分はそのニオイの種類によって 内臓を元気に正常に動かしてくれます 日本人には日本の発酵食品 カビの弊害 日本酒 みりん 焼酎 醤油 味噌 梅干 鰹節 カビをうまく利用 それぞれの風土により微生物が異なります 梅の効能と効果 内臓機能回復 • 肝臓病 腎臓病 肺炎 糖尿病 • 高血圧など循環器障害 • 胃腸虚弱 抗菌作用 • 虫歯 口臭 口内炎 • 歯槽膿漏など口腔粘膜トラブル 基礎代謝改善 免疫力アップ • 冷え性 低体温 不妊 肥満 • 疲労回復 動脈硬化予防 • 活性酸素を撃退
© Copyright 2024 ExpyDoc