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新年を体 で迎えませんか?
だんだんと気温が下がり、冷えを感じる季節になってきましたね。
女性の方で「冷え性」などで悩まれている方も多いと思いますが、それは手足などの末端の冷え。
最近は体の中枢の深部体温が低い「低体温」の方も女性に多くみられるようです。
今回はその「低体温」についてご紹介します。しっかりと対策をして、
新年を、体の中から“ぽかぽか”になって迎えましょう!
めまい
そもそも、なぜ女性の体は冷えやすいの?
頭 痛
ずばり
その1
その理由は、女性の身体の構造 にあります。
女性には「生理」がある
毎月の生理の周期に体温が高い時期と低い時期があります。
その 2 男性に比べて「筋肉量」が少ない
顔色が
悪い
筋肉は熱を生み出す働きがあり、筋肉量が少ないと熱を
生み出す力が低くなります。
このように女性にはもともと低体温になりやすいのです。
眠 気
もしかしてあなたも・・低体温かも?
チェック
食欲
不振
冷 え
1
36℃未満
チェック
2
あなたの平熱は何度ですか?
36℃以上
3 6.
3C
冷たい食べ物や甘いものが好き
身体が冷え、血の巡りが悪くなると熱を作る機能の低下を招きます
朝食を抜くことが多い
朝食は 1 日の活動にむけて体温を上げる役割があります
最近、急激なダイエットをした
栄養面・自律神経の乱れから熱を作る機能の低下を招きます
「低体温」とは?
低体温とは平熱が 35℃台のこと。
低体温は身体の内部が冷えている状 態です
ので体温が 高めの人に比べると免疫 力が低
下しています。
体温と免疫力の間には、密接な関係があり、
体温が1℃下がると、免疫力は30%も低下
するというデータもあります。
これは、低体温になると免疫機能の中心であ
る「白血球」の働きが弱くなってしまうため。
免疫力は、風邪などの感染症から身体を守っ
ている大切な機能ですが、この力が弱くなっ
てしまうと、ウィルスに負けてしまいます。
ウィルスと戦う免疫 力は 36.5℃以上で最も
活発に働きますので、平熱が 36℃以下とい
う「低体温」の方は、風邪を引きやすくなっ
てしまうのです。
3
便秘または下痢になりやすい
自律神経の乱れから腸の不快症状が起こる場合があります
風邪を引きやすい
低体温の場合、免疫力が低下している為、風邪をひきやすくなります
湯船につかることは少ない
身体を外から温める最も簡単な方法。身体の芯まであたたまりましょう
貧血と診断されたことがある
貧血の方は、
「冷え」を感じる方が多く低体温が疑われます
一年を通して冷房や暖房は欠かせない
体温調節を器機に頼りすぎると、熱を作る機能が低下します
ストレスを過度に感じる
血行不良が、肩こりや頭痛の症状に現れる場合があります
運動不足と感じる
筋力が衰えると、熱を作る機能が低下しさらに体温を下げることになります
チェックは
何個でしたか?
チェック①で平熱が 36℃未満の方、
チェック②で一つでも当てはまる場合は、
「低体温」予備群かもしれません。
新年のスタートは「脱!低 体 温 」
忙しい毎日、
「完璧な食生活や運動をしましょう」といっても難しいと思いますが、
ちょっとした心がけひとつで私たちの身体は劇的に変化します。
低体温や風邪等、様々な病気から自分自身の身を守る為にも、できることからはじめてみましょう。
食事で
「脱!低体温」
自律神経
を鍛えて
「脱!低体温」
毎日の食事は、私たちの身体を作っています。
「体を温める食べ物」で内側から温める!
「旬の食材」が体を温める!
のや冷たい物は身体を冷やしますし、温かい物は身体を温めて
くれます。
で背伸びをする。立ち上がってもう一度背伸び!
これで血流が良くなります!
じ野菜をとるにしても、生野菜のサラダは身体を冷やしてしま
・窓を開けて新鮮な空気で深呼吸。同時に朝日も
うので、温かいスープや煮込み料理、お鍋がおススメです。
玄米・もち米・ そば・
ごま
■魚介類
あじ・さば・
いわし・鯛・えび
筋力
UP で
「脱!低体温」
バランスが崩れてしまいます。
・血流を良くしましょう。目が覚めたら、
布団の中
・低体温の改善には、食べ物、食べ方の見直しをしましょう。同
■穀類
謝が悪くなったり、ホルモン
「朝活」で、自律神経のバランスを整える!
・
「身体を温める食べ物」と「冷やす食べ物」があります。生も
身体を温める食材
自律神経が乱れていると、代
浴びましょう。
・朝は、バタバタせず、時間と気持ちにゆとりを
地面の下にできる食べ物や、赤・オレンジなど
持つよう心がけましょう。
の暖色系の野菜が身体を温める食材です。
■野菜類
生姜・にんじん・ごぼう・かぼ
ちゃ・れんこん・たまねぎ・ねぎ・
にら・にんにく・大 葉・ほうれ
ん草・春菊・ブロッコリー
■飲み物
コーヒー・紅茶・
生姜湯・ほうじ茶・緑茶
・朝食をしっかりとって、身体を目覚めさせる。
■果物類
「リラックスタイム」でリフレッシュ!
オレンジ・
りんご
・39℃~40℃のお湯にゆっくりとつかって
身体を温めましょう。
・ストレスを溜め込まず、
■香辛料
こまめにストレスを
コ シ ョウ・山 椒・
七味・唐辛子
発散しましょう。
低体温の大きな原因、それは筋肉量の低下です。大きな筋肉を使って、鍛えましょう!
大きな筋肉
広背筋
背中の両側を
覆う筋肉
大胸筋
効果的な運動
1 ウォーキング
3 背筋トレーニング (1日10回×2セット)
(1 日 30 分以上)
両手・両足を伸ばしてうつ伏せになる
2 下半身を鍛えるスクワット
手や足の幅は少し広めに
(1日10回×2セット)
胸の表に
ある筋肉
息を吐きながら対 角線 上になる手と
足を同時に持ち上げ、3秒キープする
(右手&左足、左手&右足)
大脚四頭筋
脚 の 付 根 付近 の
大きな筋肉
大臀筋下部
お尻にある筋肉
お尻は突き出さず、そのまま下げる。
正しい姿勢で、下半身にしっかり負荷が
かかるようにしましょう。
反動を使わず、背筋を使って持ち上げる
(ゆっくり)
どの運動もできるだけ毎日続けましょう。
筋肉量は加齢とともに減少し、1 年間で 1%減少すると言われています。
なんと!丸 2 日間ごろごろ寝たままで過ごすことで、1年間で減少してしまう筋肉量が2日間で減少してしまいます!
女性の皆さんは“もともと低体温になりやすい”という特質を自覚して、日頃から体温を上げる努力をしましょう。
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