第7章 サミットとアジア経済 1、サミットとは <発端> 73年の第四次中東 戦争による石油危機 の 石 高 油 騰 価 格 工業製品価格の上昇 世界同時不況 <経済的背景> IMF・GATT体制の動揺 金ドル交換停止 1971年 固定相場制から変動相場制への移行 1973年 アメリカ1国ではIMF・GATT体制を 支えられなくなった 一方で、管理された国際経済秩序から 市場原理に委ねる自由主義⇒ グローバリゼーションの拡散へ 今日のグローバリゼーションの起源 石油危機 第一次石油ショック(1973) 石油価格1バーレル=3ドルが12ドルへ 世界的景気後退 インフレ圧力 スタグフレーションの発生 <政治的背景> 東西デタント 米中関係正常化 中国の国連加盟(復帰) ヨーロッパにおける緊張緩和 欧州安全保障協力会議 (CSCE)に欧米・東欧諸国参加 先進主要国が集まって経済(政治) 問題について協議する場が必要 アメリカ中心の1極 体制から多極体制へ アメリカの相対的地位の低下を意味 2、サミットの変遷過程 ①歴代サミットの課題と内容 経済問題(70年代) ↓ 政治問題(80年代) ↓ 多角的問題(90・00年代) 70年代サミットの主要課題 マクロ経済 経 済 問 題 景気後退脱却 インフレ抑制 貿易 保護主義の抑制 通貨 為替の安定的運用 エネルギー 石油価格の安定化 80年代サミット⇒サミットの政治化 旧ソ連のアフガニスタン侵攻(1979) 緊張緩和から対立激化 モスクワ・オリンピックボイコット 対ソ制裁 政治から経済へ(80年代後半) プラザ合意(1985) ウルグァイ・ラウンド ドル安へ 農業・サービス貿易 の自由化・保障 新自由貿易体制の拡大・確立 90年代サミットの課題 マクロ経済 インフレ対策 失業対策 失業なき持続的成長 貿易 ウルグァイ・ラウンド妥結 WTO発足
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