結婚式のスタイルとギャップとマネー

Ⅲ.結婚式での費用と
国外へと向かうビジネス
02w281 吉田嘉孝
目次
1)結婚にかかわる費用
2)結婚式費用の減少するなかでの国内の動き
3)国内がだめなら国外へ
1)結婚にかかわる費用
2003年の結納から挙式、新婚旅行までにか
かった費用(結婚式総費用)は363万円であっ
た。
 5年前の1998年は410万円程度であったことを
考えると、下落が著しい。
 特に落ち込んでいるのが、挙式・披露宴費用
や新婚旅行費用である。
 挙式・披露宴費用の下落の一因として列席者
の減少があげられる。

 2003年の披露宴の平均列席者数は68.7人で、
1998年の82人から10人以上減っている。
 この原因は?
 勤務先の上司や同僚を招待することが少なく
なっているからである。
 反対に、結婚指輪にかける金額や、新生活準
備のためにかかった費用(新生活準備費用)は
増加している。
図表1.結婚にかかわる費用推移
2)結婚式費用の減少するなかでの
国内の動き
図表2.婚姻数・婚姻率推移
 2003年における婚姻数は73.7万件で、2年連
続の減少であり(図表2)、さらに減少すると見
られる。
 さらに、挙式費用の減少していることもあって
 ホテルや専門結婚式場、ハウスウェディング
プロデュース企業、レストランなどが、しのぎ
を削っている。
 今、ブライダル業界は、大きな変化の渦中に
あります。
 その影響で、ウェディングプランナーという職
業が注目を浴び大変人気で ある。
3)国内がだめなら国外へ
挙式の費用や婚姻数の減少・少子化の進む日
本では、結婚するカップルの数が減少する一方
である。
 そこで次の市場として注目されているのが中国
(上海)である。
 上海の結婚式は「ジミ婚」である。
 日本式の結婚「ハデ婚」を輸出することは大きな
ビジネスチャンスになる。
 海の向こうには巨大な市場が広がっているとい
えます。

まとめ
 様々な原因で挙式数が減り、市場
が縮小気味の国内では付加価値
の高いサービスの提供が行われ、
それとともに企業は新たな市場を
求めて、国外へと進出していことが
わかりました。