1.決済機構と貨幣 2.信用創造のメカニズム 3.銀行危機の可能性 論点 1.決済機構と貨幣 決済手段 ●日本銀行券 ●要求払い預金(当座預金・普通預金など) 顧客A 顧客B 送金 入金 X銀行 Y銀行 全銀システム 送金データを通信・処理する(メッセージの交換) 日本銀行 X銀行・Y銀行の中央銀行当座預金の振替 1.決済機構と貨幣 A銀行 時点ネット決済方式 B銀行 C銀行 計算・整理 システミックリスク A銀行 B銀行 C銀行 受取総額 6000 3000 支払総額 5000 7000 4000 6000グロス決済方式 受払差額 +1000 -4000 -2000 2.信用創造のメカニズム 銀行 Y社 10万円 10万円 10万円 10万円 X社 信用創造が過大である場合 インフレの誘発 信用創造が過小である場合 円滑な取引活動の遂行が困難 経済活動の収縮 中央銀行はハイパワード・マネー の供給量を操作することによって 民間銀行部門の信用創造行動に 一定の影響を与える。 3.銀行危機の可能性 銀行 ? 銀行の経営状態のいかんに関わらず、預金の払戻しを保証する必要がある。 公的当局が銀行に対する監視者としての役割を果たす。 経営者 預金者 情報の非対称性 プルーデンス政策 防火対策 銀行の経営を 取り巻く環境 悪化 事前的な対応 初期消火対策 個別的な銀行の 経営破綻 システム危機 事後的な対応
© Copyright 2024 ExpyDoc