柏市私債権等回収等業務委任に伴う報酬等の基準 1 本基準について ( 1 ) 本 基 準 は , 柏 市 ( 以 下 「 甲 」 と い う 。) の 有 す る 私 債 権 等 の 回 収 等 業 務 を 弁 護 士 ( 以 下 「 乙 」 と い う 。) に 委 任 す る 場 合 に 支 払 う着手金及び報酬について規定するものである。なお,本基準 における「民事訴訟」は第1審をいう。 (2) 本 基 準 に お け る 報 酬 は 債 権 ご と に 定 め た も の で あ り , 連 帯 債 務者や連帯保証人等で債務を履行する義務を負う者が複数人存 在し,複数人に対して交渉や債務名義取得等の業務を行った場 合においても1件分の金額のみの支払とする。 (3) 後 記 着 手 金 に つ い て は ,総 価 契 約 と す る た め ,10 件 分 の 金 額 とし,1件ごとの金額は定めていない。 (4) 後 記 報 酬 の 額 に つ い て は , 1 件 あ た り の 金 額 と し , そ れ ぞ れ 算 出 し た 額 の 1,000 円 未 満 を 切 り 捨 て る も の と す る 。 2 着手金 事件等を依頼したときに,当該事件を遂行するに当たっての委 任事務処理の対価として,次のとおり着手金を定める。 ○○○○○○円(10件分の合計金額) ※消費税及び地方消費税を含む金額。 3 報酬の発生要件 「柏市私債権等回収等業務委任契約書(以下「本契約書」とい う 。)」 第 4 条 第 1 項 第 2 号 に 定 め る 報 酬 に つ い て は , 次 の 各 号 に 掲げるときにそれぞれ発生するものとする。 (1) 委 任 期 間 内 に お い て , 滞 納 元 利 金 の 全 部 又 は 一 部 の 支 払 が あ ったとき。 (2) 一 括 払 又 は 分 割 払 , 建 物 等 明 渡 し 等 に 関 す る 債 務 名 義 を 取 得 したとき。 (3) 建 物 等 明 渡 し を 含 め た 委 任 を 行 っ て い る 事 案 に つ い て , 委 任 期間内において当該建物等明渡しが完了したとき。 - 1 - 4 報酬金(1件当たり) 報酬金の額は,次の表のとおりとする。 下表の金額等は消費税及び地方消費税を含まない。※別途加算 区分 報酬金額 委 任 期 間 内 に お い て ,滞 納 元 利 金 の全部又は一部の支払があった とき。 委任期間内に支払があった金額 の20%※1※2※3 委 任 期 間 内 に お い て ,一 括 払 又 は 建物等明渡を含む債務名義の場 分割払の債務名義を取得したと 合 き( 公 正 証 書 ,即 決 和 解 ,訴 訟 提 建物等明渡を含まない債務名義 起 後 の 和 解 , 判 決 )。 の場合 一律 15万円※4 一律 10万円※4 建物等明渡交渉を含む事案につ い て ,委 任 期 間 内 に お い て 当 該 建 一律 10万円※5 物等明渡が完了したとき。 (※1)連帯保証人等,複数の債務者に請求を行っている案件につ いては,連帯保証人等が支払をした金額を含む。 (※2)継続して新規料金等の発生がある債務者については,委任 契約日以降に納期が到来した新規料金等を支払った金額は 含まず,過去の滞納分を支払った金額のみを対象とする。 (※3)債務名義取得後に支払があった金額を含む。 (※4)建物等の価額や公正証書による債務名義取得額又は和解金 額並びに判決を得た金額の多寡に関わらず一律とする。 (※5)委任期間内において,債務名義を取得した上で建物等明渡 が完了した場合は,債務名義の取得による報酬とは別に建物 等明渡しの完了による報酬が発生する。 滞納を原因とした賃貸借契約解除が行われる前の段階で, 債務者が自己都合等により退去した場合は報酬が発生しない。 - 2 -
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