天保の大飢饉 伊達藩涌谷城 家臣 花井安列の日記 天保4年(1833)11月〜弘化4年 (1847)までの天候記事 気温,風速,雨量が段階的に。桜の 開花,蝉,稲の作柄など。 涌谷高校地学部http://wakuyah.myswan.ne.jp/club/nature/nature.ht ml 天保7年(1836)の凶作 9/19 稲1/3も稔らず 7〜8月が抜けて無かった 11/10初雪 11/17〜1/26稲刈り 1/25飢餓死出始める。死者364人/2000 人中。仙台藩全体で数万人。 想定される気候環境 天保6年(1835)4月1日 此節毎朝, 日出赤く,毎朝のように霜が降り白く なる。←この2ヶ月前の1/20に中米ニカ ラグアのコセグイナ火山の爆発 オホーツク海高気圧が強く,偏東冷気 流「やませ」卓越。 Cosiguina, a major explosive eruption in 1835, Nicaragua's largest during historical time. この日の授業内容 配布資料に基づいて,日記の内容にはじまり, 成層圏に達する大量の火山灰などを噴出する 火山活動とその後の気候の冷涼化の因果関係 を解き明かしてゆく。 日本のこのクラスの火山活動として,6300年 前のアカホヤ火山灰などを噴出した鬼界カル デラを紹介し,堆積物のセットから1815年の タンボラのカルデラ火山活動と対比する。
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