特別講演 講師 東京大学名誉教授・福井大学医学部特命教授 坂野 仁 先生 演題 嗅覚研究から情動・行動のメカニズムを探る 日時 2016年2月19日 (金) 17:00-18:00 場所 臨床中講義室 坂野仁先生は、バーゼル研究所で利根川進博士らと免疫系に おける抗原受容体遺伝子の再構成と多様化の研究で数多くの重 要な発見をされた後、1982年よりUCLAバークレー校で独立され、 1992年より同校教授を務められました。その後、東京大学教授に 就任されたのを機に一流の免疫学者であることを捨てて研究分野 を神経科学に変更され、これまで高等生物の嗅覚系において独 自の先駆的な業績を挙げてこられました。 今回は、嗅覚研究の最新の成果とともに研究に対する先生の情 熱やphilosophyについてもお話し頂く予定です。世界のトップで活 躍する研究者の話が聞ける貴重な機会ですので、学生、職員の 皆様のご来聴をお待ちしております。 ある領域の嗅細胞群を失ったマウスは、 ネコを怖がらない (Nature 2007)。 1) Nishizumi H et al. Nature neuroscience 2015 18:1432-1433 2) Nakashima A et al. Cell 2013 154:1314-1325 3) Takeuchi H et al. Cell 2010 141:1056-1067 4) Imai T et al. Science 2009 325:585-90 5) Kobayakawa et al. Nature 2007 450:503-508 細胞生物学講座 花田俊勝 Tel: 097-586-5662 [email protected]
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