スライド 1

豊岡市上下水道部
H27.7.27
審議会委員名簿
H26.6.1 現在
(敬称略)
職名
氏
名
所
属
区
分
会長
山口 隆英
兵庫県立大学大学院経営研究科長 教授
副会長
岡本 慎二
豊岡商工会議所副会頭
市
民
委員
北見 龍彦
税理士
市
民
委員
渋谷 順子
行政書士
市
民
委員
谷垣 雅子
豊岡市行政改革委員会委員
市
民
委員
都築 洋一郎
委員
仲井 早苗
税理士
市
民
委員
長坂 和枝
豊岡市消費者団体連絡協議会長
市
民
委員
中嶋 洋二郎
豊岡市区長連合会長
市
民
委員
古田 和博
公益事業者(豊岡エネルギー㈱社長)
市
民
兵庫県立大学大経営学部 准教授
学識経験者
学識経験者
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し前】収益的収支シミュレーション
【収益的収支の見通し】
項目 / 年度
収入(収益)
(単位:億円)
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
55.64
55.09
54.28
53.62
53.06
50.88
50.38
49.57
48.70
47.82
下水道使用料
14.03
13.79
13.54
13.30
13.07
12.83
12.59
12.36
12.12
11.89
一般会計繰入金等
25.15
25.36
25.36
25.23
25.16
23.41
23.20
22.65
22.23
21.86
長期前受金戻入
16.19
15.69
15.13
14.84
14.60
14.42
14.37
14.35
14.13
13.87
0.26
0.25
0.25
0.24
0.23
0.23
0.22
0.22
0.21
0.21
57.33
56.97
55.53
53.93
53.02
52.60
52.43
51.64
50.63
50.03
11.77
12.40
11.89
11.11
10.72
10.94
11.07
10.64
9.99
9.70
減価償却費
35.86
35.03
34.29
33.70
33.40
32.98
32.88
32.77
32.53
32.34
支払利息
9.70
9.53
9.34
9.13
8.90
8.68
8.48
8.24
8.12
7.99
単年度損益
△ 1.70
△ 1.88
△ 1.24
△ 0.31
0.04
△ 1.71
△ 2.05
△ 2.07
△ 1.93
△ 2.21
累積損益
△ 1.70
△ 3.57
△ 4.82
△ 5.13
△ 5.09
△ 6.80
△ 8.85 △ 10.93 △ 12.86 △ 15.07
収
その他
益
的 支出(費用)
収
維持管理費等
支
※ H26決算・H27地方交付税本算定等により、今後数値が変動することがある。
※ 端数処理のため、各計の額が異なる場合がある
1
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し案反映後】収益的収支シミュレーション
【収益的収支の見通し】
項目 / 年度
収入(収益)
(単位:億円)
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
57.30
56.75
56.25
55.59
55.56
55.32
55.38
55.15
55.42
54.83
下水道使用料
14.03
13.79
13.54
13.30
13.07
12.83
12.59
12.36
12.12
11.89
一般会計繰入金等
26.81
27.02
27.33
27.21
27.66
27.84
28.20
28.22
28.95
28.86
長期前受金戻入
16.19
15.69
15.13
14.84
14.60
14.42
14.37
14.35
14.13
13.87
0.26
0.25
0.25
0.24
0.23
0.23
0.22
0.22
0.21
0.21
57.33
56.97
55.53
53.93
53.02
52.60
52.43
51.64
50.63
50.03
11.77
12.40
11.89
11.11
10.72
10.94
11.07
10.64
9.99
9.70
減価償却費
35.86
35.03
34.29
33.70
33.40
32.98
32.88
32.77
32.53
32.34
支払利息
9.70
9.53
9.34
9.13
8.90
8.68
8.48
8.24
8.12
7.99
単年度損益
△ 0.04
△ 0.21
0.73
1.66
2.54
2.72
2.96
3.50
4.79
4.80
累積損益
△ 0.04
△ 0.25
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
収
その他
益
的 支出(費用)
収
維持管理費等
支
※ H26決算・H27地方交付税本算定等により、今後数値が変動することがある。
※ 端数処理のため、各計の額が異なる場合がある
2
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し前】単年度損益の見込み
(億円)
5.00
黒 字
4.00
3.00
2.00
1.00
0.04
0.00
-0.31
-1.00
-2.00
-1.24
-1.70
-1.71
-1.88
-2.05
-2.07
-1.93
H34
H35
H36
-3.00
-2.21
赤 字
-4.00
-5.00
H28
H29
H30
H31
H32
H33
3
H37
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し案反映後】単年度損益の見込み
(億円)
5.00
黒 字
4.00
4.79
4.80
H36
H37
3.50
3.00
2.72
2.54
2.96
1.66
2.00
0.73
1.00
0.00
-0.04
-1.00
-0.21
-2.00
-3.00
赤 字
-4.00
-5.00
H28
H29
H30
H31
H32
H33
4
H34
H35
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し前】資本的収支シミュレーション
【資本的収支の見通し】
項目 / 年度
収 入
企業債
一般会計繰入金等
資
国庫補助金
本
的
その他
収
支 出
支
建設改良費
企業債償還金
収支過不足額
補てん
財源
(単位:億円)
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
29.00
28.76
27.70
27.23
29.74
33.33
29.31
37.59
36.78
28.72
19.94
19.93
19.56
19.82
21.06
22.84
20.82
24.78
23.91
19.90
0.01
0.01
0.01
0.01
0.01
0.01
0.00
0.00
0.00
0.00
9.03
8.81
8.12
7.39
8.67
10.48
8.48
12.81
12.87
8.82
0.02
0.02
0.02
0.01
0.01
0.01
0.01
0.00
0.00
0.00
50.90
51.22
50.64
50.02
53.57
57.97
54.53
62.91
63.19
55.41
18.99
18.24
16.70
15.25
17.81
21.42
17.43
25.78
26.02
18.18
31.91
32.98
33.95
34.77
35.77
36.55
37.10
37.13
37.17
37.22
△ 21.90 △ 22.46 △ 22.94 △ 22.79 △ 23.83 △ 24.64 △ 25.22 △ 25.32 △ 26.42 △ 26.69
使用額
18.93
19.09
19.18
19.39
19.79
18.31
17.46
17.49
17.63
17.09
翌年度繰越額
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
不足額(単年度)
△ 2.97
△ 3.37
△ 3.76
△ 3.40
△ 4.04
△ 6.33
△ 7.77
△ 7.83
△ 8.79
△ 9.59
不足額(累積)
△ 2.97
△ 6.34 △ 10.10 △ 13.50 △ 17.54 △ 23.87 △ 31.64 △ 39.47 △ 48.26 △ 57.85
前期5年間 計 △17.54
※ H26決算・H27地方交付税本算定等により、今後数値が変動することがある。
※ 端数処理のため、各計の額が異なる場合がある
5
後期5年間 計 △40.31
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し案反映後】資本的収支シミュレーション
【資本的収支の見通し】
項目 / 年度
収 入
企業債
一般会計繰入金等
資
国庫補助金
本
的
その他
収
支 出
支
建設改良費
企業債償還金
収支過不足額
補てん
財源
(単位:億円)
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
29.00
28.76
27.70
27.23
29.74
33.33
29.31
37.59
36.78
28.72
19.94
19.93
19.56
19.82
21.06
22.84
20.82
24.78
23.91
19.90
0.01
0.01
0.01
0.01
0.01
0.01
0.00
0.00
0.00
0.00
9.03
8.81
8.12
7.39
8.67
10.48
8.48
12.81
12.87
8.82
0.02
0.02
0.02
0.01
0.01
0.01
0.01
0.00
0.00
0.00
50.90
51.22
50.64
50.02
53.57
57.97
54.53
62.91
63.19
55.41
18.99
18.24
16.70
15.25
17.81
21.42
17.43
25.78
26.02
18.18
31.91
32.98
33.95
34.77
35.77
36.55
37.10
37.13
37.17
37.22
△ 21.90 △ 22.46 △ 22.94 △ 22.79 △ 23.83 △ 24.64 △ 25.22 △ 25.32 △ 26.42 △ 26.69
使用額
20.58
20.75
21.15
21.37
22.29
22.74
22.46
23.07
24.35
24.10
翌年度繰越額
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
不足額(単年度)
△ 1.31
△ 1.71
△ 1.79
△ 1.43
△ 1.54
△ 1.90
△ 2.76
△ 2.25
△ 2.06
△ 2.60
不足額(累積)
△ 1.31
△ 3.02
△ 4.81
△ 6.24
△ 7.78
△ 9.68 △ 12.44 △ 14.69 △ 16.75 △ 19.35
前期5年間 計 △7.78
※ H26決算・H27地方交付税本算定等により、今後数値が変動することがある。
※ 端数処理のため、各計の額が異なる場合がある
6
後期5年間 計 △11.57
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し前】補てん財源の不足額の見込み
(億円)
0.00
-5.00
-10.00
-2.97
-3.37
-3.76
-3.40
-6.33
-4.04
-7.77
-7.83
-8.79
-9.59
-2.97
-6.34
-10.10
-15.00
-13.50
-20.00
-17.54
-25.00
-23.87
-30.00
-35.00
-31.64
-40.00
-39.47
-45.00
-50.00
-48.26
不 足
-55.00
-60.00
H28
H29
H30
H31
H32
不足(単年度)
H33
H34
不足(累積)
7
H35
H36
-57.85
H37
2 収支シミュレーション【見直し案反映後】
【見直し案反映後】補てん財源の不足額の見込み
(億円)
(億円)
-1.31
0.55
-0.77
-1.71
-1.70
-1.79
-1.79
-2.76 -2.25
-2.25 -2.06
-2.06 -2.60
-2.59
-1.43 -1.43
-1.54 -1.54-1.90-1.89-2.76
0.00
0.00
-5.00
-5.00
-1.31
-10.00
-10.00
-0.77
-3.02
-15.00
-15.00
-20.00
-20.00
-2.47
-4.81 -4.26
-6.24 -5.68
-7.78-7.22 -9.12
-9.68
-11.88
-12.44
-14.13
-14.69
-16.19
-16.75
-25.00
-25.00
-18.78
-19.35
-30.00
-30.00
-35.00
-35.00
-40.00
-40.00
-45.00
-45.00
-50.00
-50.00
不 足
足
不
-55.00
-55.00
-60.00
-60.00
H27
H28
H28
H29
H29
H30
H30H31
H31H32 H32 H33 H33 H34H34
不足(単年度)
不足(単年度)
8
不足(累積)
不足(累積)
H35H35
H36
H36
H37
H37
3 下水道使用料改定の検討
3– (1)
現行の下水道使用料
豊岡市の下水道使用料体系
●平成17年4月(新豊岡市発足時)から現行の使用料
・基本使用料と従量使用料とし、基本使用料に基本水量を設けない。
・旧1市4町(但東町は定額制であったため除外)の平均単価により決定。
・H17から10年間の経営計画を策定し、収支バランスを図る。
・3年間の激変緩和措置。(使用料に10%以上の増減が生じた場合)
・特別料金(公衆浴場・城崎町湯島財産区営浴場)は、現行のとおり。
区 分
一
使用料構成
使用料体系
基本使用料
従量使用料
般
二部使用料制
基本水量なし
累進制
公 衆 浴 場
二部使用料制
基本水量付き
単一制
城 崎 町 湯 島
財産区営浴場
従量使用料制
単一制
9
3– (1)
現行の下水道使用料
豊岡市下水道使用料金表
基本使用料(1月につき)
一 般
公衆浴場
10㎥まで
500円
従量使用料( 1㎥につき)
区 分
一 般
公衆浴場
10㎥まで
75円
10㎥を超え30㎥まで
150円
30㎥を超え50㎥まで
175円 10㎥を超
1,205円
50㎥を超え100㎥まで
200円
100㎥を超え500㎥まで
225円
501㎥を超える分
250円
える分
35円
※消費税及び地方消費税を除く。
10
城崎町湯島
財産区営浴場
150円
3– (1)
現行の下水道使用料
豊岡市と兵庫県下他団体等との下水道使用料の比較【現在】
4,500
4,503
兵庫県下の一般家庭用下水道使用料
〔1ヶ月20㎥あたり〕
4,212
4,000
3,726
3,500
3,670
3,680
3,650
3,000
全40団体中
13番めに高い
(28番めに安い)
3,564
3,340
3,261
2,970
3,088
3,083
3,016
3,024
2,916
2,728
2,869
2,916
2,500
単位 円/月
2,700
2,617
2,698
2,592
2,538
2,484
2,484
2,408
2,405
2,376
2,268
2,157
2,000
2,249
2,106
1,995
1,944
1,782
1,745
1,500
1,725
1,695
1,683
1,587
1,566
1,000
500
0
神河町・佐用町・新温泉町旧浜坂町地域は、人頭制(基本料金
+人数割料金)の使用料のため、グラフには入れていない。
11
全国平均 ・・・ 平成25年度実績×108/105
1,566
1,458
3– (2)
下水道使用料の算定方法
下水道使用料算定の基本的考え方(2007年度版)
国土交通省都市・地域整備局下水道部 監修
社団法人 日本下水道協会 発行
使用料対象経費
◇ 雨水に係る経費 ・・・ 資本費、維持管理費ともに公費負担とする。
◆ 汚水に係る経費
+ 維持管理費
①人件費 ②動力費 ③薬品費 ④修繕費 ⑤委託料 ⑥その他維持管理費
+ 資本費
①減価償却費 ②企業債等支払利息(一時借入金利息を除く) ③企業債取扱諸費等
- 控除額
①公費負担経費 ②付帯的事業経費(し尿処理受託事業等) ③関連収入(諸手数料等)
【 + 元金償還金充当資金(資本的収支補てん財源不足額) 】
使用料算定期間
一般的には3年から5年程度が適当
下水道使用料は、日常生活に密着した公共料金としての性格からできるだけ安定性を保つことが望まれる反面、余
りにも長期にわたってその期間を設定することは、予測の確実性を失うこととなる。これらのことから、使用料算定期間
は一般的には3年から5年程度が適当である。なお、この期間は一応の基準であり、事業環境、施設建設の進捗度合
い等各地方公共団体の実情によってはこれと異なる期間を設定することも考えられる。
12
3– (3)
下水道使用料の対象経費
使用料対象経費と収支過不足(算定期間5年)
○ 汚水に係る経費のみ
単位 億円 総 費 用 A
維持管理費
55.09
減価償却費
167.94
資産減耗費
1.86
支払利息等
45.10
資 本 費
計
控 除 額 B
使用料対象経費 A-B
4.02
51.07
214.90
202.91
11.99
269.99
206.93
63.06
元金償還資金不足額
12.45
使用料対象経費 C
75.51
使用料見込額 D
67.73
収支過不足額 D-C
▲ 7.78
13
3– (3)
下水道使用料の対象経費
使用料対象経費と収支過不足(算定期間3年)
○ 汚水に係る経費のみ
単位 億円 総 費 用 A
維持管理費
33.95
減価償却費
102.62
資産減耗費
1.55
支払利息等
27.66
資 本 費
計
控 除 額 B
使用料対象経費 A-B
2.43
31.52
131.82
122.45
9.37
165.77
124.88
40.89
元金償還資金不足額
5.28
使用料対象経費 C
46.17
使用料見込額 D
41.36
収支過不足額 D-C
▲ 4.81
14
3– (4) 使用料改定の検討における留意点
収支シミュレーションの前提条件(収入)
○ 積算により見込んでいるもの
■ 一般会計繰入金【136.06億円】
■ 長期前受金戻入【76.46億円】
【 】はH28~H32の5年間の総見込み額
(雨水分・汚水分を合わせた額)
○ 推計により見込んでいるもの
■ 下水道使用料【67.73億円】
・H27当初予算の計上額(14.28億円)をベースに、
・人口減の影響として、将来推計人口*による減少数(H27~H32で△3,792人)を見込む。
・節水による影響として、水洗化済人口1人あたりの有収水量の減少率(H22~H26平均△0.83%/年)を見込む。
・水洗化率(H26末91.9%)の向上による影響は、反映していない。
・徴収率の増減による影響は、反映していない。
*将来推計人口…国立社会保障・人口問題研究所 公表
■ 付帯的事業経費(し尿処理負担金)【0.67億円】
・H27当初予算の計上額(0.16億円)をベースに、毎年度5%の減少を見込む。
■ 関連収入(加入金・手数料等)【0.57億円】
・毎年度0.11億円を見込む。
○ 事業計画等により見込んでいるもの(資本的収入)
■ 企業債【100.31億円】
■ 国県補助金【42.02億円】
15
3– (4) 使用料改定の検討における留意点
収支シミュレーションの前提条件(支出その1)
○ 積算により見込んでいるもの
■ 減価償却費【172.29億円】(資本費)
■ 資産減耗費【1.86億円】(資本費)
■ 支払利息【46.60億円】(資本費)
■ 企業債償還金【169.38億円】(資本的支出)
【 】はH28~H32の5年間の総見込み額
(雨水分・汚水分を合わせた額)
○ 推計により見込んでいるもの(維持管理費)
■ 人件費【4.80億円】(収益的収支計上分のみ)
・H27当初予算の計上額(0.96億円)をベースに、同額を見込む。
・職員数の増減、職員1人あたりの給与費の増減は、反映していない。
■ 動力費【11.79億円】
・H27当初予算の計上額(2.41億円)をベースに、処理場統廃合事業による廃止施設の減少を見込む。ただし、統
廃合事業が遅延した場合のリスクとして、減額は統廃合事業予定年度の3年度後からとしている。
・電力料金の改定は、反映していない。
■ 修繕費【7.12億円】
・H27当初予算の計上額(1.04億円)をベースに、処理場統廃合事業による廃止施設の減少を見込む。ただし、統
廃合事業が遅延した場合のリスクとして、減額は統廃合事業予定年度の3年度後からとしている。
・処理場統廃合事業が遅延した場合、耐用年数を経過した機械設備の使用を続けることになるため、修繕費の増
加リスクとして、統廃合事業予定年度から2年間、設備取得価格の4%を修繕費に加算している。(H28~H32平
均0.41億円/年)
16
3– (4) 使用料改定の検討における留意点
収支シミュレーションの前提条件(支出その2)
■ 委託料【25.76億円】
・H27当初予算の計上額(5.30億円)をベースに、処理場統廃合事業による廃止施設の減少を見込む。ただし、統
廃合事業が遅延した場合のリスクとして、減額は統廃合事業予定年度の3年度後からとしている。
■ その他維持管理費【6.40億円】
・H27当初予算の計上額(1.28億円)をベースに、同額を見込む。
○ 事業計画等により見込んでいるもの(資本的支出)
■ 建設改良費【86.98億円】(資本的収支計上分人件費1.56億円を含む)
17
3– (4) 使用料改定の検討における留意点
基本使用料・従量使用料と累進使用料制(その1)
・多くの団体で、従量使用料に基本使用料を併置する二部料金制度を採用している。
・固定費を基本使用料とするのが適当であるが、使用料対比に占める固定費が極めて大きいこと
から、固定費の一部を基本使用料とし、他を従量使用料としている。
・従量使用料で、使用量が増大するにつれ割り増し率が増大して行く累進制を採用しているのは、
全体の約73%。
◆ 豊岡市及び近隣自治体の基本使用料・累進度の状況
基本使用料
㎥あたり単価
(税抜き・単位 円)
最高使用料単価
累進度
区 分
㎥あたり単価
団体名
基本使用料体系
豊岡市
基本水量 なし
1,250 *
125.00
500㎥を超える分
250.00
2.00
養父市
基本水量10㎥
1,715
171.50
80㎥を超える分
255.00
1.49
朝来市
基本水量10㎥
1,429
142.90
50㎥を超える分
162.03
1.13
香美町
基本水量10㎥
1,800
180.00
500㎥を超える分
260.00
1.44
新温泉町
基本水量10㎥
1,500
150.00
100㎥を超える分
220.00
1.46
丹波市
基本水量10㎥
2,700
270.00
60㎥を超える分
180.00
0.67
篠山市
基本水量 8㎥
900
112.50
100㎥を超える分
190.00
1.68
*豊岡市は基本使用料(500円)に基本水量を付していないが、他団体との
比較のため、10㎥使用時の使用料を記載している。
18
3– (4) 使用料改定の検討における留意点
総務省「公営企業の経営戦略の策定等に関する研究会」資料から
19
3– (4) 使用料改定の検討における留意点
<想定される論点>
1.資金不足額(平均値上げ率)の妥当性について
⇒ 収支シミュレーションの検証
【収益的収支】
例) 使用料収入の額、滞納率・水洗化率改善の取組み
【資本的収支】
例) 施設の健全性からみた施設の統廃合・長寿命化の実施時期
(「操出金を地方財政計画に準拠してもなお不足する額」を
「もっと下げられないか」または逆に「多くみる必要がないか」)
2.資金不足額の下水道使用料による賄い方
⇒ 現在の使用料体系の検証
例) 基本使用料と従量使用料の配賦、従量使用料の区分及び累進度
20