資料1(ごみ処理の現状と広域化に向けた課題) - 鴻巣行田北本環境資源

資料1
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㊢
ごみ処理の現状と広域化に向けた課題
H26年11月19日(水)
鴻巣行田北本環境資源組合
第3回 新施設建設等検討委員会
1.ごみ処理の現状
構成市の現状
(1)
ごみ減量の状況
現状の内容
※ 詳細については参考資料1を参照
① 国及び県の上位計画に対する構成市平成25年度実績(○=現時点で目標達成済)
上位計画名
第三次循環型社会形成推進基本計画
(H25年5月策定)
目標年度:H32年度
第七次埼玉県廃棄物処理基本計画
(H23年3月策定)
目標年度:H27年度
指標
鴻巣市
行田市
北本市
一人1日当たりのごみ排出量(総排出量)
○
-
○
一人1日当たりの家庭ごみ排出量(資源物、集団回収除く)
-
-
-
事業系ごみ排出量
-
-
○
一人1日当たりの家庭ごみ排出量(集団回収除く)
-
-
-
事業系ごみ排出量
-
-
-
(2)
分別・収集区分
ごみの排出状況
①
②
③
④
構成市ごとに、ガラス類、ペットボトル、容器包装プラスチック等の分別区分が異なる
構成市ごとに、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ等の収集方法が異なる
小針クリーンセンターと埼玉中部環境センターで、家庭ごみの自己搬入方法が異なる(無料受入れ・有料受入れ)
小針クリーンセンターと埼玉中部環境センターで、焼却処理するごみの組成が異なる(各組合実施ごみ組成分析結果によ
る)
⑤ 家庭系不燃ごみの中に、食品包装(容器包装プラスチック)等、資源物の混入が見られる(鴻巣市実施ごみ質調査結果によ
る)(次ページに写真あり)
⑥ 事業系ごみの中に、段ボール、紙くず(シュレッダーダスト)、弁当容器(容器包装プラスチック)等、多くの資源物の混
入が見られる(埼玉中部環境資源組合実施ごみ組成分析結果による)(次ページに写真あり)
(3)
ごみの処理
・処分
①
②
③
④
(4)
公害・環境
防災
① 構成市全体で広域的に循環型社会形成を進めるための計画(循環型社会形成推進地域計画)が未策定である
② 県上位計画(第二次埼玉県ごみ処理広域化計画:H20年3月策定)及び国上位計画(廃棄物処理施設整備計画:H25年
5月策定)の視点・要請がある
③ 災害廃棄物が生じる事案(H23年3月:東日本大震災、H25年9月:熊谷・行田地域突風(竜巻)被害、H26年2
月:関東甲信地方大雪被害)が発生している
(5)
ごみ処理経費
① 組合全体のごみ処理事業経費は36~39億円程度で推移(H25年度のみ小針クリーンセンター改修工事のため増加)
② 構成市市民一人あたりのごみ処理単価は平均13,300円(H24年度実績)となる
現状の構成市組合施設(焼却施設・粗大ごみ処理施設)及び行田市直営施設(粗大・不燃ごみ処理施設)の老朽化
不燃ごみ(鴻巣市及び北本市)及び資源物(3市)は民間業者へ処理を委託している
鴻巣市及び北本市は、市所有のストックヤード(積み替え保管場所)を有する
本組合小針クリーンセンター敷地内に、組合の最終処分場(埋立終了)を有する
資料1
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ごみ処理の現状と広域化に向けた課題
H26年11月19日(水)
鴻巣行田北本環境資源組合
第3回 新施設建設等検討委員会
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(参考)ごみの排出状況
不燃ごみ袋に混入していた
容器包装プラスチック
○家庭ごみにおける分別
• 家庭系不燃ごみ袋組成調査結果(H25・26年度:鴻巣市実施)
鴻巣市(H25)
不燃ごみ ペットボトル
紙布類
1.5%
0.8%
びん缶
2.1%
可燃ごみ
1.2%
金属類
2.8%
プラ容器
包装類
9.5%
不燃ごみ
82.1%
出典:鴻巣市保有データ
場所:上谷ストック場
撮影日:H26.9.18
(写真):不燃ごみ袋の中身をごみの種類ごとに分別した様子
場所:上谷ストック場
撮影日:H26.9.18
(写真):不燃ごみ袋に混入していた容器包装プラスチック類
○事業系ごみにおける分別
• 埼玉中部環境センター(可燃ごみ処理施設)ごみ組成調査結果(H26年度:埼玉中部環境保全組合実施)
カップ麺容器(発泡スチロール製)
ペットボトル容器など
場所:埼玉中部環境センター(ごみピット上部)
撮影日:H26.10.8
シュレッダーダスト
段ボールなど
場所:埼玉中部環境センター(ごみピット上部)
撮影日:H26.10.8
(写真):事業系とみられるごみ袋を展開した様子
食品系の容器包装
プラスチック
(写真):事業系とみられるごみ袋の中身
資料1
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H26年11月19日(水)
鴻巣行田北本環境資源組合
第3回 新施設建設等検討委員会
㊢
2.ごみ処理の課題
広域化に向けた課題
課題の内容
(1)
よりいっそうのごみ発生・排出
抑制
① 家庭ごみ、事業系ごみの両方で、より一層のごみ減量、再資源化の実施が必要
(2)
住民及び排出事業者にわかりやす
いごみ処理ルールの検討
① 構成市ごとにごみ処理ルールが異なるため、住民や事業者に分かりやすいごみ処理ルー
ルの検討が必要
② 目標を達成するための施策の実施を通じて、ごみ発生・排出抑制を進めることが必要
② 高齢化の進行に伴う高齢者のみの世帯の増加等を踏まえ、自力ごみ分別や排出困難世帯
への対応が必要
③ ごみ処理のルールを変更する場合は、住民や事業者への周知徹底が必要
(3)
広域化で集約する組合施設及び
市既存施設のあり方の検討
① 新施設整備にあたりごみ処理方式や焼却残渣の処分方法、事業方式などを検討し、民間
施設の活用を含めた新しい安定的なごみ処理体制の構築に向けた検討が必要
(4)
整備する新施設に対する環境負荷
の低減や地域内役割などの検討
① 現在不燃ごみである容器包装外プラスチック(硬質プラや汚れたビニール類など)は、
新施設での熱エネルギー回収(創エネルギー)の検討が必要
② 組合新施設と構成市既存施設(鴻巣市、北本市ストック場等)との調整(役割分担・活
用の検討)が必要
② 新たに整備する施設は、省エネルギーや、地球温暖化防止など、環境負荷の低減が必要
③ 新たに整備する施設は、災害廃棄物の処理だけではなく、施設そのものの強靱化や、地
震等の非常災害時における防災拠点としての役割などの検討が必要
(5)
ごみ処理事業費の削減
•
① 新施設の整備費や運営維持管理費の削減を目指した事業方式の検討が必要
② 広域化による事務経費削減の検討が必要
今回把握したごみ処理の現状と課題に基づき、施策等を検討する
資料1
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4.人口の将来予測結果
•
㊢
人口の現状及び将来予測
H26年11月19日(水)
鴻巣行田北本環境資源組合
第3回 新施設建設等検討委員会
H35年度人口推計:257,040人
(平成26年度比:5.7%減)
国立社会保障・人口問題研究所の推計値※を、各市住基人口
及び外国人登録数により補正した結果を示す
※ コーホート要因法による(今後の出生率や死亡率等を考慮)
表 構成市別及び組合全体の人口数(~平成26年度まで)及び将来推計値(~平成42年度まで)※数字は10月1日時点
100,000
119,415
120,000
116,620 114,480
118,624
100,000
108,567
84,503
80,000
80,336 77,930
83,127
113,053
71,909
76,326
60,000
80,000
60,000
40,000
40,000
20,000
20,000
0
0
H21 H23 H25 H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41
H21 H23 H25 H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41
実績
推計
実績
(年度)
北本市
(人)
推計
(年度)
組合
(人)
100,000
80,000
行田市
(人)
鴻巣市
(人)
140,000
350,000
68,386
60,000
272,630
300,000
68,712
66,330 64,630
67,975
60,045
263,286 257,040
250,000
269,726
252,875
200,000
63,496
240,521
150,000
40,000
100,000
20,000
50,000
0
0
H21 H23 H25 H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41
実績
推計
(年度)
H21 H23 H25 H27 H29 H31 H33 H35 H37 H39 H41
実績
推計
(年度)