紛争班パネル 明石 奈津子 森久保 晴美 小高 健一 菊地 紘子 奥本 将勝 今回のパネルの目的 ー日本型PKOの方向性を考えるー ↓ PKOを通した日本の戦略を考える 構成 A,パネル内での意見の提示とその説明 1.方向性の提示 2.提示した意見のメリットとデメリット 3.メリット、デメリットの検証 B,パースペクティブの提供とオープンディス カッション 本題に入る前に・・ 前回パネルは? 日本の将来を見据えた国際貢献を考える →PKOについて 1.PKOとは何かー前提情報 2.PKFは凍結か凍結解除か 3.オープンディスカッション ーブラヒミレポートを視野にいれてー 4.反省・・ A、1.PKOの方向性の提示 • 前回のパネルより • 今回私達が考えるPKOの方向性はー PKF凍結解除 PKF凍結解除→PKOにおける日本の戦略 1. 2.武器の搬入、搬出の調査など 3. 2.PKF凍結解除のメリット、デメリットー 日本が軍事行動を起こした際の影響ー *デメリット 日本の国際社会における「非軍事的アプ ローチ」という一貫した姿勢が崩れる *メリット 「血を流さない」日本の国際貢献におけるイ メージの払拭ー国際社会における信頼度 と発言権の増大 • デメリットの克服 日本の非軍事的アプローチによる一貫した 姿勢を捨てる ↓ 軍事的なアプローチによる介入 ↓ 平和執行部隊(PKF)における紛争地域の現 地住民の反発 3、メリットの補足とデメリットの克服 • メリットの補足 「血を流さない」日本のイメージの払拭ー国 際社会での信頼度と発言権の増大 ↓ 日本が行ってきた安保理改革の主張が注目 ↓ 常任理事国入りに有効 ↓ 日本の平和思想に有利に働く ーオープンディスカッションー 日本型PKFをどう思いますか? ー国際的な観点からー 外務省・政府の立場から賛成 • ODAに代わる外交手段 • 小泉人気でタイミング良し(改憲論争) • 血を流すことで国民の国際貢献への意識 が高まる • 日本の旧占領地からのバッシングに対す る反論 これまでの世論の意見 ・国際協力の重要分野 ・紛争解決に対する貢献には賛成。 ・これまで程度の参加でよい。 ・ 環 維 障 害 軍 境 持 者 縮 問 ・高 ・不 題 齢 拡 者 散 開 対 難 発 策 民 途 人 援 上 権 助 国 問 へ 題 の 犯 援 助 罪 児 麻 防 童 薬 止 の 問 福 題 祉 向 上 の 安 全 と 平 和 際 国 80 70 60 50 40 30 20 10 0 国連平和維持活動の参加について H12 9.6% 0.2% 2.1% 28.4% 11.8% これまで以上に積極 的参加 これまで程度 参加すべきだができ るだけ少なくするべ き 参加すべきではない 47.8% そのた 出所:世論調査年鑑 PKOへの参加についての賛否 H12 これまで以上に積極的 参加 これまで程度 H11 H10 その他 H9 H8 わからない H7 参加すべきだができる だけ少なくするべき 参加すべきではない H6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 現行憲法での国際協力 16% 24% 果たせる 果たせない その他・答えない 60% 憲法9条 11% 20% 変える方がよい 変えないほうがよい その他・答えない 69% 世論の見解 ・日本は国際平和と安全に努力して欲しい。 ・これまでの政策の急激な変化には動揺を感じる。 ・これまでの平和的なアプローチに重点を置いて欲しい。 国連からの意見 • 日本のPKF解除 •大賛成 日本がPKOに対して積極的な 姿勢を示してくれたのは非常に 歓迎すべき。 ↓ 国連の理念を日本が理解して くれたということ 国連の理念 「世界の平和構築」 ↓ 先進国全てが関わらなけれ ばならない問題 「平和構築」 ①予防外交 ②平和維持 ③平和構築 PKO受入国側の意見 日本のPKF凍結解除に反対 暫定的なPKF活動 平和構築の3段階 ①予防外交 ②平和維持 ③平和構築 ソマリアでの失敗 • 平和強制部隊の構想倒れ →フランス以外の賛成を得られず • 米国の挫折 →米兵18人が死亡 • 国連の失敗 →現地の調査、現地の文化的・政治的環境 平和構築の3段階 ①予防外交 ②平和維持 ③平和構築 UNTAC(国連カンボジア暫定行政機構) • PKO協力法に基づき、UNTAC(カンボジア 暫定機構)に参加 • 日本の文民警察官殺害 UNTACへの日本の貢献① • 平和維持部隊の派遣+平和構築 →パリ協定に対する貢献 →国連本部からの参加 →混成軍事作業部会で果たした役割 →SNCへの支援 日本の貢献② • 日本独自の役割 →「ラジオUNTAC」の創設 →警察制度と官僚制度の構築 ・タイとの協力 →クメール・ルージュの和平プロセス 期待できる日本の役割 • 平和維持活動に関する様々な部隊展開の 監視 • 国連査察間の設置 →平和維持活動の基金利用状況の監査 紛争要因の変化 • 国家間対立→国内対立 ↑ 内政不干渉 (国家・国際機関のアプローチ) ↓ NGO(非政府組織) 国連憲章第55条 『人民の同権および自決の原則の尊重に基 礎を置く諸国間の平和的、友好的関係に 必要な安定及び福祉の条件を創造』 ①高い生活水準と完全雇用 ②経済・社会・保健的国際問題 ③人権・基本的自由の尊重 予防外交シンポジウム① • 国連職員、人道援助関係の国際機関 • 人権NGO • 大学関係者 予防外交シンポジウム② • 民族自決の評価と国際委員会の設置 • 大量虐殺、国際テロを裁く国際犯罪法廷 の創設 • 人工衛星による紛争の監視 • 人道援助(飢餓等)の緊急対応システムを 新設 安全保障ー短期的視点と長期的視点 • PKO=短期的な安全保障 • 開発=長期的視点 両者の必要性 ↓ 安全保障ー概念の枠の拡大 IIT(インターナショナル・ネゴシエーション・ネットワーク) • • • • “平和ビジネス” 軍事力→早期警報 国内での紛争解決システム エチオピアの例 イギリスの一見解 • アラン・ジェームズ(キール大学教授) • 国境、国内での伝統的平和維持活動への 貢献は必要 • 速やかな支出と自主的な出資
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