○分類法 1)人為分類 ・・・人間の利用面を重視して,便宜的に分類したもの。 2)自然分類 ・・・生物の形質や特徴を基準として,自然に即して 分類したもの。 3)系統分類 ・・・生物の系統とその進化を重視して分類したもの。 ※系統・・・生物の進化の道筋や近縁の生物間のつながりのこと ○生物分類の基本単位 種 ←「しゅ」と読む ①種は,自由交配によって子孫を残すことが でき,その子孫も生殖能力を持つ。 ②種は,他種とは生殖的に隔離されており, ふつう,それらと交配することはない。 ○生物の分類 → 生物どうしの似ている度合いによって, いくつかの段階をつくり整理している。 界 門 綱 目 科 属 種 かい ex.) 動物界 もん こう もく か ぞく 脊椎動 物門 哺乳綱 霊長目 ヒト科 ヒト属 しゅ ヒト ○ワークシートの動物たちは こういう分類になります! ①動物界 脊索動物門 哺乳綱 センザンコウ目 センザンコウ科 オオセンザンコウPhataginus gigantea ②動物界 脊索動物門 硬骨魚綱 チョウザメ目 チョウザメ科 チョウザメ属 チョウザメ Acipenser ③動物界 節足動物門 鋏角亜門 カブトガニ綱 カブトガニ 目 カブトガニ科 カブトガニ属 カブトガニ Tridentatus ④動物界 脊索動物門 哺乳綱 原獣亜綱 カモノハシ目 カモノハシ科 カモノハシOrnithorhyncus anatinus ○二名法 →Linné(リンネ)によって考案され,国際的な 命名規約に基づいて決定されている。 ルール ①ラテン語またはギリシャ語を用い,イタリック体で表記する。 ② 属名 + 種小名 のように表記する。 (属名は名詞,種小名は形容詞となっている) ③種小名のあとに,命名者をつけることがある。 ex.) Prunus yedoensis (サクラ) (江戸の) Matsumura ソメイヨシノ (和名)
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