運動の種類と実施方法

運動の種類と実施方法
有酸素運動
糖尿病を含め、生活習慣病に対する運動療法は、有酸素運動が基本となります。
効果的に実施するのは、「運動強度」「継続時間」「実施頻度」の3ポイントが有ります。
①運動強度
中等度の強さ(40%~60%)で行います。目安
は心拍数などを用いることもできますが、自覚的運
動強度が一般の方には容易に運動強度をコント
ロールできる目安の一つです。「軽く息が弾む」程
度を意識して行うことで、程よい強さの運動が実践
できます。「きつい」と感じる運動をがんばりすぎる
と、逆に血糖が高くなることもあります。
②継続時間
短すぎる実施では、血液中の糖分を十分には消費できません。はじめは
10分程度からでも構いません。徐々に増やし、最終的に30分から60分を
目標とします。また1回10分程度の運動を、1日に3回程度実施するなどの
方法も効果が期待できます。
③実施頻度
理想は毎日。週に3~5回程度。1回の運動量が豊富であれば持続効
果が期待されますので、1日おき程度でかまいません。
週1回程度では積み重ねの効果は期待できません。