糖尿病の合併症について神経障害知覚神経（痛みや熱い・冷たいなどの感覚を伝える）と自律神経（内臓の働きや発汗をコントロールする）が障害をうけます。細い血管が障害を受ける失明の原因No.1 三大合併症網膜症血液糸球体壊疽が進行してしまうと、最悪の場合は切断することになります。フットケアを日頃から心がけましょう！拡大血管が狭くなり老廃物が体にたまるようになる正常な人手足の壊疽血液血液が流れる部分出血・白斑（シミ）など（網膜内病変）網膜に出血・白斑 (シミ)が見られます。自覚症状はほとんどありません。進行すると・・・増殖網膜症腎症の人体の老廃物がうまく排出できなくなり尿毒症となります。腎症が進行すると最終的に透析をしなければいけなくなります。透析導入原因のNo.1 腎症単純網膜症・前増殖網膜症増殖膜網膜剥離新生血管硝子体出血目の前に黒い点がちらついて見えたり、黒や赤のベールが視界をさえぎるような症状が現れます。最悪の場合は失明します。太い血管も障害を受ける体の免疫力が低下して起こる動脈硬化症急性感染症血糖が高い状態が長く続くと、血管の動脈硬化が促進されます。すると、動脈に血の固まり（血栓）ができたり、血管の内腔（血の通り道）が狭くなります。その結果、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・脳出血などの危険が高まり、死に至ることもあります。動脈硬化が進行すると・・・正常な血管血液が流れにくくなる狭心症・心筋梗塞死の四重奏脳出血・脳梗塞糖尿病・肥満・高血圧・高脂血症の４つは互いに誘発しあったり、悪化させあうケースがあり、危険因子となるので「死の四重奏」と呼ばれています。白血球の働きが鈍り、体の免疫力が低下して細菌に感染しやすくなります。特に呼吸器系（肺炎・肺結核など）、尿路系（膀胱炎・腎盂腎炎など）の感染症が多く、足の皮膚感染は壊疽の原因にもなります。目標ＨｂＡ１ｃ７％以下様々な合併症を起こさないためにも、よりよい血糖のコントロールをめざしましょう！ませ調剤薬局