経済学部経済システム学科経済コース 1021002 芦澤真実 テーマ:空手再考 目的 ①「実践する」立場から「みる」立場へ ・形をみる - 技がわかりやすい、特徴をとらえやすい ②各流派の特徴をとらえる ・見栄えがよい/よくない 伝統派空手(寸止めルール) 和道流 私が習っていた流派 糸東流 形の種類が多い 松涛館流 競技人口最多 (剛柔流 今回は除外) フルコンタクト空手 直接突きや蹴りを当てる 形: 各種の技を決まった順序で演武 仮想の相手に対する攻防を表現している 試合はポイント制またはフラッグ制 組手 : 主に二人で相対して行う練習形式 試合はポイント制 - 剣道、柔道と同様 (技によってポイントが異なる) 和道流 : クーシャンクー 糸東流 : チャタンヤラクーシャンクー 松涛館流 : カンクウダイ ※ 類似した技がほぼ同じ順序で使われている YouTube、ニコニコ動画を利用 ー 試合の動画 DVD「糸東流空手形全集 第七巻」 (全日本空手道連盟糸東会) 書籍「ダイナミック空手」 (大山倍達(ますたつ)、日貿出版社、1967) 立ち方 足幅、腰をどの程度落とすか 速く動けるかどうかが決まる 手の動き 動きが大きい/小さい 速さ、動きの大小が形の見栄えに大きくかかわる! 和道流の第2指定形 ● 分析 立ち方 どっしりとした後屈立ちを中心に、大きく屈む部分も見られる → 全体に足幅が広く腰を低く落とす動きが多い → 速い移動は難しい 手の動き 基本的に大きな動きが多い → 素早い動きが難しい 特徴 他の流派にはない特徴として、手刀受けの際受ける腕の肘を 90度に曲げるというものがある ・後屈立ちと手刀受け ・肘を90度に曲げている ・腰を低く落とす挙動 ・大きな手の動き 試合などでも非常によく演武される形。 ● 分析 立ち方 後屈立ちの足幅が狭く、比較的腰が高い → 素早い移動 手の動き 受けなどの動きは小さめ、腰を切りやすい動作が多い → 速い、キレがよく見える 特徴 他の流派にはない動きとして、跳び上がる動作があり見栄 えがよい ・足幅の狭い後屈立ち ・比較的小さな動きの受け ・跳び上がる場面 松涛館流の第一指定形 ● 分析 立ち方 後屈立ちの足幅は広いが和道流ほど腰は低くない → 比較的素早い移動 手の動き 動きは大きいが受けなどの腕の位置が低い → 比較的速く動ける 特徴 大きな動きと素早さの融合が見られる ・どっしりとした広い足幅 ・低めの受け 手で作った三角形から空を観る → 「観空大」 和道流 : クーシャンクー 広い足幅、低い腰、大きな手の動き → ダイナミックだが素早い動きが難しい 糸東流 : チャタンヤラクーシャンクー 狭い足幅、比較的高い腰、小さな手の動き → 俊敏でキレのある動きが特徴、ジャンプなどの見 せどころ 松涛館流 : カンクウダイ 広い足幅、やや低い腰、大きな手の動き → ダイナミックかつ素早い動き、キレ 素早さ、キレ、ダイナミックさが形の見栄えのよさを決 める → 試合にも勝ちやすくなる(?) 和道流の形は素早さ、キレを欠く 糸東流、松涛館流の形は素早さ、キレ、ダイナミックさ を兼ね備えている 糸東流、松涛館流の形は和道流の形より 試合で勝ちやすいのでは!? 見栄えのよい/悪いはもちろん試合での勝敗を決める 大切な要素 しかし見栄えばかりを重視した形ばかりがよいわけで はない 審判による好みもある 基本的には実践のため形であることを 忘れずに練習できることがベスト!! 現役時代はじっくり考えたことのない各流派 の違いを分析できた → 「実践する」から「みる」へ 調査を通して空手の奥深さを再認識した 新たな角度から空手をみることができ、空手 と生涯的にかかわっていきたいと思った
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