非正規雇用の現状

2013-05-30
MR1051 アキ
非正規雇用とは
• 正社員としての雇用形態以外で働く形態。
• 期間を限定し、比較的短期間での契約を結ぶ雇用
形態。
• 契約社員、嘱託社員、準社員、臨時社員、パートタ
イマー、アルバイト、派遣社員などが含まれる。
一言に「非正規雇用」といっても、高齢者の再雇用、家
計の補助などを目的にパートとして働く者や、学生のア
ルバイトなど、その態様はさまざま。
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正規雇用との相違
非正規雇用
の特徴
① 給与が少ない
単位当たりの給与が低く、ボーナスや退職金の支給される
非正規雇用の労働者はきわめて少数。
② 雇用が不安定
雇用期間が限定されており、企業は短期雇用を前提として
雇用している。
③ キャリアアップの機会に乏しい
非正規雇用の労働者は長期雇用を前提としていないので、
企業にはそもそも育成していこうという発想がない。なので、非
正規雇用の労働者は職業生活が長くなっても、職業能力の水
準がなかなか高まらない。
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非正規雇用の現状
総務省統計局「労働力調査」によると、
非正規雇用者数は年々増加傾向にある
• 現在、非正規雇用者は労働者全体の3分の1を超え、過去最
高の水準となっている。☞3人に1人は非正規雇用者
年齢別
男女別
雇用形態別
特に15~24
歳の若年層
の増加が著
しい
男性より女
性のほうが
増加傾向に
ある
契約社員や
派遣社員が
増加してい
る
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非正規雇用者の増加理由
人件費削減、即戦力の人材確保、正社員の負担減など
多くの企業が正規雇用を減らして非正規雇用を
増加させるという人事政策を推進
若年層の増加
• 就職氷河期が影響➩フリータ増加
女性の増加
• 家計補助のため、比較的時間に融
通のきくパートを望む女性が増えた
派遣社員の増加
• 労働者派遣法改正により、派遣可能な業種が原
則自由化され、企業が雇いやすくなった
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非正規雇用の問題点・課題
雇用が不
安定
経済的自立
が困難
能力開発機
会が乏しい
・ 若年層に雇用の場を確保
・ 正規雇用と均等・均衡待遇
・ 正規雇用・無期雇用への転換促進
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まとめ
• 近年は若年層の非正規雇用が増加し、低所得や不
安定性による経済的自立困難な状況にあることで、
それが非婚を通じて少子化の要因ともなっている。
• 正規雇用として働きたくても働けないという現状も増
えており、労働者の希望に応じて働くことができるよ
う支援すべきである。
• 非正規雇用の労働者に雇用の安定確保をすること
で、職業能力や労働意欲の向上につながり、それ
が企業の生産性の向上や日本経済の発展にもつな
がる。
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参考文献
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非正規雇用,Wikipedia,2013‐05‐29
非正規雇用,Yahoo!百科事典,2013‐05‐29
非正規雇用,kotobank,2013‐05‐29
厚生労働省,2013‐05‐29,
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_
haken/genjou/
• 総務省統計局,2013‐05‐29,
http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm
• goo research,2013‐05‐29,
http://research.goo.ne.jp/database/data/000586/
• 社会実情データ図録,2013‐05‐29,
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3250.html
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