第7章 データベース管理システム 7.1 データベース管理システムの概要 7.2 データベースの格納方式 7.3 問合せ処理 7.1 データベース管理システムの概要 1.データベース管理システムの機能 DBMS: Data Base Management System ①データ定義機能 データベースのスキーマを記述し定義する機能 (スキーマ情報はメタデータ、データ辞書等と呼ばれる。データを定義するため の言語をデータ定義言語という) ②データ操作機能 問合せによるデータ検索や、データ更新を行う機能。 (データの操作を行うための言語をデータ操作言語という) ③データ制御機能 データ定義やデータ操作時にデータベースの内容を維持管理するための機能。 特にデータベース管理者について DBA: Data Base Administrator 大きなデータベースでは、データ定義はデータ ベース管理者が行うことが多い。 一般ユーザは、一般にデータ操作機能を使う。 2.データベース管理システムの構成 問合せ データ更新 データ定義 クエリプロセッサ(query processor) 記憶マネージャ(storage manager) データ(Data) メタデータ(Meta Data) 構成のバラエティ ①データ定義言語プロセッサをクエリプロセッサと分離する。 ②記憶マネージャを2段階に分ける。 ③トランザクションマネージャを別に記述。 各要素の役割 ①クエリプロセッサ 一般ユーザや応用プログラムからのデータベース操作要求の 解釈と記憶マネージャとの仲介。問合せをコンパイルし、問合せ プランを作成することが多く、問合せ処理の効率化のための最適 化が重要となる。 ②記憶マネージャ 格納されたデータベースを管理し、クエリプロセッサに高速な データアクセス機能を提供する。効率向上のため独自のファイル 管理を行うことが多い。
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